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小山田圭吾氏のいじめ謝罪の件で、小山田壮平のことが心配なandymoriファンの話。

2021年7月20日

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ぼっちシンガー
ぼっちシンガー

ナマステ!ぼっちシンガーです。
路上ライブで世界一周の旅を終え、現在は東京で音楽活動中。
旅と音楽その他もろもろついて鼻息荒く語るブログだよ!

ニュースやネット記事を作成している方にお願いしたい!

小山田圭吾氏の記事を書くときは、

フルネームで書いてください!!

なぜなら…


こんな風に『小山田』とだけ掲載されていたら、

よく知らない人が勘違いするじゃないかっ!!!

同じミュージシャンの小山田壮平が、

人違いで風評被害うけちゃうじゃないかっ!!!!!

小山田圭吾氏のいじめ問題。

事の発端は先日7月16日。

コーネリアスとして活躍する小山田圭吾氏が、

過去に雑誌記事内で語ったいじめ問題をTwitterで謝罪した。

そのいじめの内容は凄惨なもので、同級生をロッカーに閉じ込めて暴行したり、

全裸にさせて自慰行為を強要させたりと、完全に犯罪行為にあたる内容であった。

あろうことか雑誌内で彼はこのいじめ加害者としての過去を、

あたかも武勇伝のように語っていた。

今回、当時のいじめ行為に対する反省の文章を公表した圭吾氏。

しかし、自身のオリンピックへの楽曲提供が決まり、

記事の件で周囲から指摘の声が上がって初めて謝罪という今回の経緯から、

周囲からは保身ではないかと批判の声が上がり、大炎上している、

そんな内容だ。




この話、音楽好きの間ではわりと有名な話で。

彼の謝罪文を見て僕が第一に思ったこと、それは、

『え?まだ謝罪してなかったん!??』

である。

小山田圭吾と言えば、小沢健二とともに結成したフリッパーズ・ギターで

現代のJ-POPを確立させたとも言われる大物アーティストである。

と同時に、彼が昔いじめをしていたという話は、ネット掲示板などで有名な逸話だった。

ファンでもない、世代でもない僕でもその話は聞いたことがあって、

『なにやら小山田圭吾は昔いじめをしていて、雑誌でその過去を語ったらしい。』

って話は知っていた。

でも内容までは知らなくて、てっきり、

『いじめをしていた過去を振り返って、いまは本当に反省している』

的なインタビュー記事なんだろうと思ってたけれど、

まさか、あたかも武勇伝かのように面白おかしく語っていたとは。

それを平然と掲載できた雑誌社にもびっくりであるし、

いじめてた過去が武勇伝になることを許してしまえる時代の雰囲気、

止められなかった当時の周囲の大人たちの価値観、

そしてもちろん、その過去の愚行に対して、これまできちんと向き合ってこなかった小山田圭吾氏に、

音楽好きとして、なんかとても悲しくなるニュースであった。

小山田壮平は圭吾氏とは関係ないからね!

小山田圭吾氏のこの件に関しては、本当に悲しい話であるし、

昔いじめられていた側の人間からして、どう考えても肯定することは出来ない案件。

しかーし!!!

人違いでバッシングするのはやめて!!!

というのも、僕の大好きなバンドのギターボーカルの名前が、

『小山田壮平』なのだ!

小山田壮平とは、andymori、ALのギターボーカルで、現在はソロとしても活動中のミュージシャン。

僕の人生を変えたと言っても過言じゃないくらい大好きなアーティストなんだけれど。

同じミュージシャン、ソロ名義でも活動している壮平氏が、

今回の件で誤バッシングされないか、

ファンは不安だぁぁぁぁ!!!!

『バンド』『小山田』とかgoogleで検索すると壮平さんもヒットするし、

Youtubeでも小山田っていれたら壮平さんのライブ動画とか一ページ目に出てくるしね…。

ニュースで名字だけの報道ばかりされていたら、とりあえず叩きたい人達が


『へへへ…こいつが例の小山田かっ!!』


って感じで間違えて群がってくるんじゃないかっ!??

それに彼も昔、ハーブ関係で世間をお騒がせしちゃったことがあるからな…

なんか変なこじつけで叩いてくる輩が出て来なければいいが…。

ま、まぁさすがに名字が一緒、アーティストってだけの共通点

誤バッシングするような浅はかな人はいないか…。

と、思っていたら!!

いたわ…。

こちらの方のツイートによると、全く無関係の壮平さんのYoutubeコメント欄に、

画像のようなアンチコメントが投稿されていたとの事…。

今後、そんなに音楽に興味がないような層の人達が、


『アーティストの小山田??あぁ、なんかいじめで炎上してた人?』


ってならないか、心配だ…。

とにかく声を大にして宣言させてくれ!

僕の大好きなアーティスト『小山田壮平』は、

今回の件とは全くの無関係だから!


変な勘違いや、バッシングはやめてくれ!!

というか、仮に本人だとしても、

面白がって行き過ぎた暴言で罵ったりするのは違うぞ!

加害者が、その被害者本人から暴言を浴びせられるのは自業自得だし責任を問われてしかるべきだけれど、

何の関係も無い赤の他人が『許さない!』『責任取れ!』とか言うのは、

なんか気持ち悪いな~と、僕は思うよ。

今回の件で、いじめられていた僕が思うこと。

以上、ここまでは僕の大好きなアーティスト、

小山田壮平への心配を書き綴ってみたけれど。

最後に、今回の件について自身の考えも書いておきたい。

僕は様々ないじめ問題の記事を見ると、いつも他人ごとではいられない。

なぜなら、僕自身が中学のころにいじめられた経験があるからだ。


ただ、さっきも書いたが、僕個人としては今回の小山田圭吾氏の謝罪に対して、

『責任とれ!』だとか圭吾氏を攻め立てたいなんて気持ちはない。

擁護する気持ちはさらさらないが、仮に世論がかたき討ち的に圭吾氏を精神的に、社会的に抹殺したとして、

それは社会によるまた別のいじめであり、何も解決していない。

また、95年のインタビュー記事に関しても、

『いじめを武勇伝として語れた』時代自体に大きな問題があると思う。

調べると、当時の音楽界には鬼畜系なるムーブメントがあり、

『常軌を逸したやべぇヤツすげー』みたいな雰囲気が漂っていたそうだ。

そんな時代の中で、パフォーマンス的意味合いでいじめの過去を語る圭吾氏もおかしいけれど、

行き過ぎた行動を咎めるでもなく面白がって記事にする雑誌社や、

それを読んでも特に声が上がらなかった、当時の社会の倫理観にも問題がある。

問題はもっと根深く、表面的な部分で圭吾氏ばかりがバッシングされる現状には疑問も残る。



ただ、僕は

『何十年も前の事を、なにをいまさら。』

って意見にだけは、断固として反論したい

彼のやったことは、有名人が良く騒ぎ立てられる薬物や不倫の問題とはわけが違う。

多感な青春時代に受けたいじめの傷は、

その人の一生を破壊してしまえるぐらいのインパクトがあるからだ。

僕はいじめられてから、本当の自分が分からなくなった。

素を見せると馬鹿にされ、感情を表すと殴られ、信用していた友達も去っていく、

そんな経験は僕を次第に人間不信にさせた。

本当の自分を出すと生きていけないからと、高校、大学と、その後の人生でもういじめられなくなってからも、

他人に素の自分をさらけ出すことがどうしてもできなかった。

だれも心の底から信用できなかったし、見せたらまたいじめられるんじゃないかと自分を殺し続けるうちに、

本当の自分がどんなだったかすっかり忘れてしまった。

いじめられていた時期よりも、そのトラウマが生み出す孤独感、猜疑心、自己嫌悪感による苦しみの方がずいぶん大きかった。

僕はその後大学で音楽に出会って、本当の自分を表現する方法を手に入れ、

「隠すべきいじめの過去」が「音楽をやる上での武器」にかわり、

なんとか人生に価値を見つける事が出来たけれど、

こうしていじめの過去を周囲の人に語れるくらいに吹っ切れるまでには、さらに10年がかかった。

もしあの時音楽に救われなかったなら、僕は一生そのトラウマに支配され続けていただろうし、

今もこういう事件を見るとあの頃がフラッシュバックして、胸が苦しくなる。

そう、何年経とうが、加害者が忘れてしまおうが、被害者の心の傷は残り続けるのだ。

今回の事件で、被害者の方がどう感じなにを思っているのかは分からないけれど、

その方の大切な青春時代の全てを真っ黒に塗りつぶしてしまった事は明白だ。

圭吾氏には、今の自分が、そんなだれかの犠牲の上にある事を痛いほど噛みしめたうえで、

次は誰かを救える作品を作り、音楽を通して社会に貢献してほしいなと、個人的には思うよ。




そんなところです。



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