【カイロ/エジプト】カイロで路上ライブと、水を浴びてキャッキャする話
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ここはちょっと前から水が断水してて、シャワーを浴びる際はでっかいタンクから砂の混じった冷水を汲んできて浴びるというタイプであった。
「アフリカじゃこんなの普通だよ」
とか言いたい、ドミトリーに一人いたらめんどくさい系パッカーのおれは、それを宿のおやじから聞いた時も、
「これ、アフリカの中部あたりの安宿ではおなじみだよね。こんなのでブーブー言ってるようじゃアフリカ旅できないよね。」
と言って自分に惚れて気持ちよくなったんだが。
なめてた。
カイロさみぃ・・!!!
昼間でも薄手じゃ肌寒いくらいの気温、何年か前は雪とか降ったらしいぜ・・
嘘やろ!!
何年かに一度雪が降るレベルって、香川と同じやからな!香川でもちょっと雪降ったらニュースになるもん!うどんが凍って麺で棒高跳びが出来ちゃいます!って女子レポーターが嬉しそうにやるもん!
その香川の春先に全裸で冷水かぶるんと同じってことよ。
まじかよ。
心臓止まるんちゃうか?
しかし宿のおやじたちにこんなの普通だ余裕だと散々言ってた手前、いや無理!なんて今更引けねぇ!!!!涙
しかも、カイロに行けば快適で清潔な日本人宿での暮らしが待っていると思っていたおれは、ここに来るまで三日間風呂に入っていない。
痒くて体をかいたら黒いねりけしが出来てそれでポケモンとか作るため、子供には喜ばれ、お母さんには嫌われる系ブロガーのおれは、若妻ファン獲得のためにも何としても今日はお風呂に入らねばならぬかった。
風呂場に行って排水溝みたいな匂いのする服を脱ぐと、キンと冷えた空気がおれのシルクの肌を伝う。
手酌に水をくむ。
ぱしゃり!
「ヒャンッ!!!」
ぱしゃり!
「アヒャンっ!!!!」
こ、凍える・・!!
数十分の一人SMの末、若妻好みの純白パールライス肌を取り戻したおれは、ギターを持って街に出た!
宿の周りは新市街地で、ヤング向けのシャレオツでナウいブティックやサテンがチョベリバであるが、その建物自体はイギリス統治自体に建てられたらしい古い洋風建築。
かなり渋い街だ、カイロ!
人通りもあり、広い石畳のストリートも多い。
路上ライブするならどこでもいけそうな感じなんだけれど、なんかやけに警察が多い。
ほんと至る所に、防弾チョッキに防弾塀で身を囲って、なぜかヘルメットに目出し帽をかぶったテロリストみたいなやつらが、でかいマシンガン抱えてじろじろ見てくる。
防弾チョッキにpoliceと書いてあるから警察なんだろうけど、やけに物ものしいじゃねぇか!
なにやら後で宿のスタッフに聞いた話だと、2011年のアラブの春の革命以降、エジプトの治安は最悪になり、ダウンタウンは人が出歩けないような状態だったそう。
革命後、政府は警官や兵士の配備を強化したそうで、最近政権がまた変わって軍出身の大統領になったから、さらに取り締まりが厳しくなったんだとか。
おかげで街の治安は保たれるようになったけれど、ビリピリしてる分あれもダメ、これもダメと規制が厳しくなったので市民の不満もたまってるらしい。
おいおい、そんなところで路上ライブなんて大丈夫かよ!?
ギター出そうとした瞬間にマシンガン出すと思われて撃たれるんじゃねぇか・・!?
怒った群衆に袋にされるんじゃ・・
うぎゃぁぁぁ!!!!
…と、またこうやって、やってもないのにあれこれ考えて怖くなっちまう!!!
歩行者だけのおしゃれなストリートのど真ん中で石の椅子に座って、ギターケースをを置いたまではいいが、またいつもの弱虫が出てしまう!
大丈夫だ!死にやしねぇよ!
なんて自分を鼓舞するが、初めての場所でギターを取り出す瞬間は、いつまでたっても慣れない。びびる。怖い。
かといって、まぁ今日はいいか・・って生ぬるい事ばっか考えたがる嫌いな自分を許してしまうのはもっと怖い。怠惰な生活にぶくぶく太って、走り出せなくなりそうだ!
やりたいことやりきれないで、なにが自由だ!
なにが旅だ!
いつものように脳内で大げさな講演会が開かれている。
自分らしく生きるための必死の答弁!!
震える手でギターを取り出す。
うむ、ちょいちょい見ていってくれる。
全然お金は入らんけど・・
心配していた警察、しばらく歌ってるとおっちゃんがやってきて、「おい、そろそろポリスがくるぞ!やめた方がいい!」みたい事を言ってて、慌ててやめた。
歌っている最中は「おらぁ軍でも警察でもかかってこいやぁぁ!!」なんて思ってるんだが、音楽が消えた途端弱気になる。
音楽は不思議だ。
結果は5ポンド、60円・・
泣きたくなるが、アフリカで稼げないのはわかってる。とにかくいろんなとこで歌って場数踏んで、ぎこちなく譜面を追うのではなく、息を吐くように自然に歌を歌いたい。
それで暮らしていけたなら、きっと気持ちいいぞ。
歌ってる間、ティッシュ売りの女の子がずっと目の前で踊ってくれてた。
カイロでは、国の福祉関係の何かで配られるんだろうか?物乞いはみんな小さなポケットティッシュを1ポンドで売って生活している。
そうだ!と思って、バックの中に入ってたアクセサリーのピアスをプレゼントした。
笑ってくれて嬉しい。
弁護士だというにいちゃんが、良かったらコーヒー飲みなよ、とおごってくれた。
ありがとう!
うむ、やっぱり、自分から動けば、何かを起こせば、素敵な発見と出会いがある。
それをやるかやらんかは、いつも自分なんだ。
周りなんて気にしてる暇ねぇよ。
みんなの思い通りに生きてる暇なんてねぇ。
明日も歌うぞ。
そんなところです。
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ディスカッション
コメント一覧
こんな渋い町カイロで路上ライブやったら、
気持ちいいんでしょうね。
海外って危険なイメージしかないんで、
命大事にしてもらうのは、最優先なんだけど、
ちょっと一歩踏み出すと、想像以上の
成果があるものだよね。
心から応援してます。
そこなんです!問題は!僕はいつもいつも踏み出すのに躊躇してしまうので、もっと大胆にいきたいです!好きなことやってるだけなのに、応援してもらって、ほんと嬉しいです!自分のやりたいことに正直に、生きていけるようがんばります!