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【ギザ/エジプト】ピラミッド観光で、大失態をおかす話

2020年2月28日

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今日の旅の一曲!Syroup16gの “天才”!
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終了

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………………..

昨日、エジプト考古学博物館にてツタンカーメンのマスクなどを見たものの、いまひとつ凄さが感じられなかった考古学の”こ”の字も知らないおれ。

おれは過去の遺跡よりも、生き生きとした街の匂いを感じながら歩くのが好きなんだよね~
とか自分語りをブログにこれでもかと書いて満足する系ブロガーのおれは、こりずに今日も観光に出かけるのであった。

向かう先はギザ!!!

そう、ギザのピラミッドである!!!

やっべぇ!!!

ついに!

ついにおれはピラミッドを観光するのか!!

なんとも感慨深い。

このアフリカ縦断を決め、南アフリカのヨハネスブルグにたどり着いた時。

最終ゴール地のエジプト、そのシンボル的存在のピラミッドは、おれの中ではただの観光地の一つではなく、この旅の希望の象徴であった!

なんどピラミッドへの思いが、おれを救ってきたか。

生きてエジプトまでたどり着いたなら、ピラミッドをきっとこの目で見てやるんだ!

そして黄金のスフィンクスにまたがって、エジプト到着頃には出来ているであろうかわいい彼女を後ろに乗せて、ピラミッドの周りを周遊してやるんだ!

「今スフィンクスにまたがってるんだけどなんか質問ある?」ってスレ立てて、彼女とのツーショット写真ものせて、「DQNしね!」「日本の恥。」などとネットを騒がせてやるんだ!!!

そう信じて生きてきた。

おれは感極まっていた。

食べ物がことごとく美味しくなくて飢餓に苦しんだエチオピアでも、バンで詐欺にあって砂漠に置いてけぼりにされそうになったエチオピアでも、ケータイ盗られそうになったエチオピアでも!!

そしてこんなことばかり書いて、いよいよエチオピア外務省がブログ閉鎖に向けて動き出すのではないかと不安で眠れなかった夜も、
「そんな視聴率ねぇよこんなブログ!自惚れんなクズが!」
という読者の皆さんの温かい応援メッセージに励まされながらここまで来れたんだ!

行くぞ!

今こそピラミッドというゴールテープを切る時が来たのだ!

ラストスパートだぁぉぁぁ!!

そんなで、アフリカを縦断し終えたところで、一緒にスフィンクスに乗ってくれる彼女もできなければ、一緒に観光に行ってくれる友達もいつものようにできなかったおれ。

いつものように一人盛り上がって宿を飛び出した!

ピラミッド・スフィンクスの遺跡群があるギザという街は、カイロのすぐ隣にあり、おれは節約のためにローカルバンを乗り継いで向かってみることに。

考古学博物館ちかくのなんとかってバス停で、乗り合いバンがたくさん止まっている場所を見つけた!

一台一台、どこ行きなのか聞いて回る!

「へい!にいちゃん!ギザかい!?」

「どこにいくかは問題じゃないだろ?どこに行ったって結局、お前はおれに恋することになるんだからさ。」

「おお、キザだな、」

「乗りな、お前の心のファラオを、おれが目覚めさせてやるからよ。」

「……。」

値段は3ポンド。約40円だ!

30分くらい走って、よくわからん街角に降ろされたおれ。

にいちゃん曰く、ここから別のバスに乗り換えるらしいが、Googleマップを見ると3キロくらい。

歩くか。

ギザの町は思いの外賑やかで、マックやバーキンなんかの、外資系レストランもポツポツあって、ちょっと富裕層向けの雰囲気だ。

……やべぇ!”バーキン”とか、初めて言っちゃった!照

四国に代表される地方出身者の皆さんに、ここに説明しよう!

バーキンとは、”バーガーキング”という名前のハンバーガーショップの事であり、海外ではマックやKFCに並ぶ代表的なファストフード店として有名である!

しかし、日本では都市部のみの進出にとどまっているため、認知度は都市部を離れるほど低くなる傾向にある。

そのことから、文章に、無駄に”バーキン”を用いる都会人きどりのブロガーが、話題についてこれない地方出身者に対して、

「まぁ香川の人はうどんしか食べないもんねぇwww」

などと罵り、吊るし上げる凶悪なネット犯罪も多発している。くれぐれも注意が必要だ。

そんなで、無事都会人としてのデビューを果たしたおれは、

(へへへ、これでコメントに、「えっバーキンってなんですか?」なんてコメントが来たら、「あー、君、徳島出身?そうだよね~徳島の人って、なるとしか食べないもんねぇwww」って返してやろ~)

などと企みながらにやにや歩くこと30分。

うーん、なかなか着かんなぁとか思いながら、ふと、視線をあげた瞬間!!!

えっ!?

おおおおおおぉぉぉ!!!!

突如として!!突如として現れた三角の巨大な物体!!!

なんじゃこのでかさはっ!!!!

なんだってんだこりゃぁ!!!!

でかいでかいと言われていた綿谷(地元のうどん屋)の三角いなり寿司でも、こんなでかい事ないぞ・・

ま、まさか!使徒か!?ラミエルか!?

いや、違う!!

これが・・

これがピラミッドなんだ!!!

そして、読者の誰もが写真見て最初から気付いている事をドヤ顔で言う系ブロガーのおれは、ひとしきり困惑して驚いて見せた後、何事もなかったように入場ゲートへ。

と、ここで最初の刺客登場!!!!

「へいにいちゃん!入場ゲートかい?そっちじゃないよ!おれのラクダに乗って行きなよ!」

でた!噂には聞いていた、ラクダ乗りの客引きだ!

なにやらここピラミッド、一大観光地であるがあまり、客引きの凄い量に全然ロマンに浸れない観光地として、超有名らしいのだ。

中でも、ラクダに乗ってピラミッドを巡る、乗馬ツアーみたいなやつの客引きがひどいらしく、あの手この手で旅行者をラクダに乗せようと言いよってくると聞いている。

「入場ゲートは向こうにあるんだ!ここからは5キロほどある!歩いてはいけないよ!さ、ラクダに乗って行くんだ!」

ふ、ばかめ。おれはここまでアフリカのありとあらゆる客引きをかわしてきたんだ。

エチオピアの乗り合いバンでも、エチオピアの市内観光でも、たくさんの経験をしてきたんだぜ?

あんたらの魂胆なんて、ロリAV女優の着る白のスク水ぐらいスケスケ見え見えなんだよっ!!!!

と、怪しいAVジャンルの趣味を垣間見せつつ、おれは、

「すぐ近くにゲートがある事は知ってるんだ!悪いねぇ。」

といつものように紳士に断り、すぐそこのゲートから中に入る。

うむ。実にスマートだ。

客引きが来るのは仕方がない。彼らも仕事だ。ブチ切れて、お互い嫌な気持ちで別れても、何の得にもならんのだ。

しかし、かといって口車に乗せられていてはこっちの財布も持たない。

紳士に丁寧に、そしてきっちりと断る事を心がければ、なにも心配いらないのさ。

などと、”歩く客引き対応テキスト”として自分の中で悦に浸ったおれは、嬉々とした表情で敷地内に入る。

おー!!これがピラミッド…..

と感慨に浸ること3秒。

「はーいマイフレンド!ジャパン?コンニチワー!!」

「(ちっ、めんどくせぇなぁ!)ハーイハウアユ?ファイン?オッケバイバイ!」

「待って待って!おれはお金目的のガイドなんかじゃない!おれは遠くから来てくれた旅行者の君に素敵な思い出を作って欲しいだけなんだ・・」

「(どこにおれはお金目的だ!って言うガイドがいるんだ!)はぁ、でも一人で回りたいんだ。わかってくれよ。」

「そうか。ならこれは君にプレゼントだ!」

と、彼はなんか白い布を取り出してきて、おれの頭に乗せる。

それに輪っかをして、頭に固定させた。

「わぉ!!!クール!!!君の肌の汚ない黄色に布の白が鮮やかに生えて、ほんっとに綺麗でかっこいいよ!」

「えっ、かっ、かっこいいか?そうか、ありがとう。」

「あぁ、これはアラブの人々の伝統的なかぶりものなんだ!似合ってるから写真撮ってあげるよ!」

「えっ、お前そんなこと言って、写真撮ったから金よこせ!とか言うんじゃ・・

「はーい生田斗真さん!こっち向いて!指先ちょんとピラミッドにのせて!!」

「呼んだかい?こうかい?キラリ」

はい!

はい!

「はい。グッドピクチャーだから、チップちょうだい!!」

「くそやろぉぉぉ!!!!おらぁとってけドロボー!」

「え、たった5ポンド?こういうのは普通10ポンドさ。ノットエクスペンシブ!ジャスト1ダラー!」

「うるせぇ写真撮っただけだろうが!払ってやるだけいいと思え!!!!もう行く!じゃあな!!!」

「ちょっと待って!その布持ってくの?ならお値段5ダラーになります!」

「お前さっき(プレゼントだ!)って言っただろうがぁぁぁぁぁあ!!!!!!」

布を無理やり返して、振り切って歩く。

くそやろぉぉぉめんどくせぇなぁ!!!!

歩き出すと、ゲートから見えていたクフ王のピラミッドの奥側に、あの、えー、ほかの、あの3つのなんとかって別のピラミッドも見えてきた。

しかし敷地内は広大で、一番奥のピラミッドまで行こうと思ったら3キロくらい砂漠を歩かねばならない。

砂で足が沈むから、歩きにくいんだよな。

ちょっとキツイな~とか思いながらとぼとぼ向かっていると、それを待ち構えていたように、

「へーい!フレンド?キャメル乗ってく?安いよ?ドゥユーノーハウマッチ?」

とラクダ乗りにこえをかけられる。

「知らんけど高いんでしょ。お金ないんだ、ごめんね。」

「オーマイフレンド。お金ないのか。なら特別に20ポンド(240円)で乗せてあげるよ!」

「えっ20ポンド!?」

うむ、これは正味やすい。

表の掲示板に、ラクダや馬は正規価格が、30分で50ポンドとかいてあった。

20ポンドなら、ちょっと乗って写真撮る分にはいいなぁ。

と、ラクダの写真をブログやインスタに上げて、女の子から

「わぁラクダのまつげ長ーい!かわいい顔だねぇー!」

とか言ってもらいたい系ブロガーのおれは、乗ることを決意!

にいちゃんに言われるがままに、足を折って伏せたフタコブラクダのこぶとこぶのあいだに、またがる。

にいちゃんの命令で、フタコブラクダが起き上がる。

うぉぉぉ!!た、高い!!!

ラクダの背の背中というのは思いの外に高く、身長2メートル50センチの長身ストライカーのおれでも、持ち前の高所恐怖症がでて少し漏らしてしまうほどの高さであった。

(高いよう!下ろして!下ろしてくれ!!!)

とか思いながらも、一人ぼっちなのではしゃぎ騒ぐことも出来ず、瞳孔を見開き硬直した表情で遠くを眺めるおれ。

そんなスカイツリーらくだは、にいちゃんに手綱を引かれてのしり、のしりと歩き出す。

2個目のピラミッドに差し掛かったあたりで、

「へいマイフレンド!この先に見晴らしのいい高台があるぜ?行かないか?」

「あー、お金ないんだ。」

「たった50ポンドだ!本当に素晴らしいんだぜ?」

「20ポンドしか持ってないよ!」

「嘘をつくな!ならスフィンクスはどうだ!30ポンド追加で行ってやる!」

「いやぁ大丈夫!20ポンドしかない!」

「・・そうか。」

というと、なぜかラクダちゃんが立ち止まり、足をたたむ。

「20ポンドで行けるのはここまでだ。」

くそやろぉぉぉ!!やすいと思ったら、5分も歩いてねぇじゃねぇかよ!!!!

などといつもなら怒るところであったが、あまりもの高さに恐れおののいていたおれは、

「た、助かったぁ」

と素直に降り、20ポンドと、チップとしてタバコまで差し出すのであった。

あぁ、、なんかうまいことやられているような気が・・

という動揺は隠しきれんが、まぁピラミッドでラクダに乗れたのは一つの思い出になったし、写真も撮れた。

ってかまずたった250円やしな。

そんなケチクセェ男じゃないからなおれは。

などと無理やりに自分に言い聞かせたおれは、再び砂漠を歩き出す。

うん、この辺りは人も少なくて、客引きもいない。なんかいい感じだな。

カメラを岩の上に置いて、一人寂しくセルフィーを撮るおれ。

ひたすらの砂の世界。

そこにどどんとそびえ立つ石の階段。

このピラミッドに眠る王の秘密や、その位置と宇宙学との関係性についてはおれはよくしらんのやけど、そのとんでもないデカさに、壮大な計画の裏で働き続けさせられた、労働者の苦労と犠牲は容易に理解できた。

完成の日を見ることもなく、ただただ巨大な正方形の石たちを積み上げる日々を想像して、少し怖くなる。

ピラミッドには登ることは出来ないんだが、石に触れることはできる。

石はひんやりと、安らかに眠る誰かの死体のように冷たい。

ピラミッドは、案外行ってみるとすぐそこに街が広がってて、夢がこわれる、がっかりするなんて話も聞いた。

けどおれは逆に、太古から時を止めたようにただただ在り続ける物体と、生きた喧騒のギザの街との対比が面白くて、案外好きだな、と思った。

全てを知り尽くしたような異様な落ち着きと、そしてそれを全て諦めたような冷たい石の感触。

風の音だけが聞こえる空間で、一人取り残されたおれの、鼓動のひとつひとつさえも場違いに感じて少しぞくりとしてしまう。

蜃気楼に溶けそうな、遠くの町のざわめきやクラクションの音が、生命感の塊のように思えてきて、街に帰りたくなる。

うむ。不思議な気持ちにさせてくれる場所だ。

しばらく歩いたので、喉も渇いてきた。

うん、そろそろ帰ろう。

俺たちの住むべき場所に帰ろう。

なんて、ピラミッドのふもとの、腰掛けていた石から立ち上がって、歩き出す。

「のどかわいてる?」

おじさんが声をかけてくる。

「ピラミッドは楽しめたかい?ここは客引きが多くて大変だろうけど・・遠くからきてくれて嬉しいよ。これ、もう全部飲んでいいよ。」

と、少し残ったペットボトルの水を渡してくれる。

なにやらおじさんはこの辺りで考古学の研究をしているエジプト人だという。

その落ち着いた喋り方に、知性がにじみ出る。

「この丘を少し登ったところに、素敵な場所があるんだ。3つのピラミッドが並んで、綺麗に見える。」

やっぱり長年研究をしてきてる人はよく知ってるなぁ。とか思いながらついていくと、優しく撫でるように吹く風が気持ちいい丘にでた。

「カメラを貸してごらん。写真を撮ってあげよう。」

「ありがとう。」

「手を、こうちょこんと、ピラミッドをつまむみたいに!」

「ん?この流れまさ…

「はい行くよオーランドブルームさん!」

「カモーン!!」

ぱしゃり!

パシャり!

パシャり!!

「ハイ!グッドピクチャーだから、チップ1ダラーね!」

もう誰も信じネェェェェェェェェ!!!!!!!

なにが~落ち着いた喋り方に知性がにじみ出る~だ!!!!!!あほか!!!きもっ!!おれ、まじきも!!!!

↑誰得だよ!きもっ!!
結局お前も客引きじゃねぇか!!!!!

「なんだよ!たった5ポンド!?こういうのは普通1ダラーだよ!!!」

「うるせぇ!!研究者だとか嘘つくんじゃないよ!!!!渡すだけいいと思え!!!」

「なんだよ!一人で寂しくセルフィしてるから撮ってやったんだ!!」

「寂しくなんてネェェェェェェェェ!!!」

なんなんだ!ずいぶんと歳の入ったおやじなのに!こんな1ドルや2ドルやらちまちま若者旅行者から巻き上げて情けなくならないのか!?

バイバイ!と強引に手を振って、出場ゲートをくぐって、なんとか脱出!!!

…はぁ。なんと疲れる観光地。まるで激闘だ…!

まぁ、アフリカは、最後までアフリカだったって事だ。

彼らには彼らなりの生活がある。

そこに足を踏み入れるんだ。

ずっとお客様気分でいられるわけにはいかんもんな。

それも全部含めて、これがアフリカだって楽しめたら最高だな!

いやぁ、スフィンクスに乗って悠々とピラミッドを回って、なんて、全然余裕なかったわ・・

あ、スフィンクス見るの忘れた。

そんなところです。

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