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香港人が日本で働いていてムカつくことの話。【日本人を出せ!給料低い!】

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ぼっちシンガー
ぼっちシンガー

サワディーカップ!ぼっちシンガーです。
路上ライブで世界一周の旅を終え、現在は東京で音楽活動中。
旅と音楽をテーマにしつつ、好きなアニメを鼻息荒く語るキモオタブログを運営中!

『おい!尻を出せ!!』

『ひ、ひぃぃん!!』


僕は、このブログでもよく登場する香港人のドS彼女、ようちゃんと一緒に住んでいる。

実は最近彼女が家に帰ると、いつも荒ぶっているのだ。


『なんで!(パチン!)

日本の(パチン!)

会社は!(パチン!)

こんなにめんどくさいんだよっ!!!(パンッパパパパパンッ!!!)


『ひ、ひぃぃぃん!!!!』




最近ようちゃん氏は職場で出世し、若くして立派に管理職のポストに。

しかし、責任ある立場になったがために、日本特有の働き方の難しさに直面。

さらには疲れ果てて家に帰っても、30代低所得万年平社員・責任感とは無縁のヒモ彼氏が、『旅と音楽』とか格好つけながら、好きなアニメを鼻息荒く語るだけのキモオタブログなどをのんびり運営しているものだから、毎日ストレスがたまりにたまりまくっているようなのだ!!

(パパパパパパンッ!!!!)

『びぃぃぃええええええん!!!』

『…ふぅ。すっきりした。』


(くっ…キモオタ記事を書いていたがためにこの仕打ち…!!読者の奴らのせいだ!あいつら許さんぞ…!!)

と、八つ当たりがはなはだしい系ブロガーのおれは、つややかでまろやかな桃尻から煙を上げながら、今日もようちゃんの愚痴を聞く。

『今日はなにがあったんですか…』

これは、香港人彼女の怒りをお尻に刻み続けたドM豚野郎がまとめた、日本企業のありかたに一石を投じる社会派レポートである。

香港人が日本で働いてみて感じた日本の会社とは。

ということで、ここからはようちゃんから日々聞かされる愚痴から、香港人である彼女が実際に日本で働いてみて感じた、

『外国人が日本で働くこと』

の大変さや、外国の労働環境とのギャップをまとめていきたいと思う!

僕ら日本人が『日本の会社の特徴』としてイメージする事と言えば、残業や休日出勤などの仕事に対する極端な姿勢が思い浮かぶが、少なくとも香港人にとっては、案外こういう社畜体質は気にならないみたい。

(香港のビジネスマンたちも、超大型台風直撃後の街が無茶苦茶な状態でも、なぎ倒された木々をかき分けて出社するほどの社畜体質らしい)

ではどんな面で日本の職場にイラつきを覚えているのか。

1つづつ説明していこう。

無駄な会議が多い!

ようちゃん
ようちゃん

何か決めるべきことがあって人を集めるなら分かるけれど、なんだよ定例会議って!
データにアクセスしたら誰でも見れる売り上げ状況を、ただみんなの前で読み上げるだけの時間になんの価値があるんだ!!
現場はいろいろ忙しいんだよ!!!

毎週のおきまり儀式的な風潮で会議をやるのは嫌な香港人彼女氏。

まぁ確かに、数値や共有事項を話すだけの会議って、上司のやってる感を出すためだけの自己満でしかない場合も多いよね。

実際顔を合わせて話した方がいろいろ伝えやすいのかもしれんが…

日本の労働生産性は主要先進国の中では最下位であり、仕事の無駄の多さが近年になってやっと指摘され始めてきた。

無駄な会議も、今後はどんどん無くしていくべきののかも。


年功序列が意味わからん!

ようちゃん
ようちゃん

ちょっと社歴が長いだけでふんぞり返ってんじゃねぇぞ!?
実力が全てだろうが!!
日本はまだまだ『若い』ってだけで舐められる雰囲気がある!ムカつくな!!

年上に対して敬語で接したり敬ったりというのは日本の良い文化でもある反面、年齢が上、職歴が長いというだけで評価される風潮はやはり外国人には受け入れられないらしい。

香港含め多くの国では敬語の文化や、年齢が上だからかしこまって対応しないといけないという事は全くなく、完全実力主義。

ただし、日本以外でも韓国と台湾だけは同じく年上を敬う文化がある。

台湾や韓国だとおなじように年功序列とかあるんかな?

日本は給料低い!

ようちゃん
ようちゃん

日本って先進国の割に給料低いよね。
所得格差は少ないからそこはいいと思うけれど、頑張っても給料全然増えない。
たまに外国人に対して、【稼ぐために日本に来てんだろ!】みたいな事言ってくる、上から目線のおっさんとかいるけれど、んなわけねーだろ!って感じ。金目的なら香港や欧米で働くわ!

悲しいかな、日本人が金持ちだったのは遠い昔の話であり、15年ほど所得額平均も変わっていないのが現実だ。

各国の平均年収を見ると、日本は年収405万円が平均で世界24位。

欧州内で物価が安い事で有名なポーランドやスペインなどと同程度で、いまや韓国(19位)よりも給料が低い。

外国人労働者がお金のために日本に来ている、なんて考え方はイタい勘違いになってきている。

ちなみに香港も平均所得547万円で、日本より3割程度給料が高い。

ただし格差もものすごく、年収1000万円を超える若手がたくさんいる反面、自給500円で働くおじさんも多い。

世界から見ると日本は、職についてしまえば最低限生活は出来るが、稼ぐことは出来ない、そんな国のようだ。

有休取りづらい!

ようちゃん
ようちゃん

お前有休取れや!!

で、でも仕事に穴はあけられないし…
責任感がないやつと思われたらいやだし…

ぼっちシンガー
ぼっちシンガー
ようちゃん
ようちゃん

お前の代わりなんて無限にいるんだよ!!
自意識過剰になってんじゃねぇぞ!

こんな会話がしょっちゅう繰り広げられる我が家。

周囲の空気や協調性を重んじるあまり、個人の幸せをないがしろにする日本人の働き方は、香港人彼女にとって受け入れ難いようだ。

逆に彼女は頻繁に、もうおれが心配になるくらいに有休をとる。

『ちょっと旅行行くので有給使います!』

と平然と申請してみせる。くっ…!そこに痺れる憧れるッ!!!

なにより、外国人を馬鹿にする奴らが多い!

ようちゃん
ようちゃん

何が【日本人の責任者だせよ!】だくそジジイ!
私が責任者だっつってんだろうが!
外国人の日本語の間違いをネチネチ指摘するんなら、てめぇが英語を完璧に話してからにしろ!!

おれが3年間ようちゃん氏の召使いをしてきて、もっとも多かった会社の愚痴がこれである。

悲しいかな、このご時世でもいまだに外国人労働者を「お金を稼ぎに日本に来ている貧しい人」という目で見下す、化石概念を捨てきれないご年配は多いらしい。

特に多いのが『日本で働いてるんだから日本語が完璧に出来て当たり前』という意見。

ようちゃん氏はN1という日本語能力試験の最高位を取得しているほど言語は堪能で、ビジネス会話も問題なくこなす。

それでもクレーム対応中に少しでも敬語を間違えたりすると、鬼の首を取ったように

「こんな外国人におれの対応をさせるのか!日本人の責任者を出せ!」

とふんぞり返るのがこの手のクレーマーのお決まりパターンらしい。

個人的には、こういうクレーマーの考え方は日本社会にとっても危険だと思っている。

僕も以前、オーストラリアで一年間ほど働いていた経験がある。

オーストラリアは移民大国であり、文化も言語も違う人々との暮らしが当たり前であったので、僕の幼稚園児レベルの英語接客でも言葉が原因でクレームになったことは一度もなかったが、日々戸惑う事ばかりで苦労の連続だった。

なので、外国人が現地の言葉で仕事をすることがどれだけ大変なことか、そしてそんな異国の地で4カ国語を使い分け現地人の中で普通に働き、責任者にまで出世した彼女がどれだけすごいかを、身に染みて理解している。

多様性が社会の基本となっている現代において、「日本人」に固執し、本当に優秀な外国人労働者さえも排除しようとする旧体的な考え方は、日本の衰退を加速させるだけだと思う。

日本は今や世界一の超高齢化国家である。

年々労働人口が減少し続ける中で、外国人労働者は総人口の2%を占める。

老体化が進む日本が存続していくために、外国人労働者の存在は今や必要不可欠であり、給料もさほど高くない、英語も通じない国で彼らが”わざわざ働いてくれている”という事実を、我々はもっと直視すべきではないだろうか。

外国人に感謝しろ、移民をもっと受け入れろ!とまでは思わないけれど、いろんな考え方や言語、文化が認められ、せめて日本が好きで来てくれた優秀な人材が力を発揮しやすい環境くらいは整えていかないと、本当にこの国に未来はないと思う。

僕は日本が好きで、日本人として誇りを持っているからこそ、そういう風に考える。

まとめ(なら日本で働くのやめれば?って言われそうだけど…)

以上、ようちゃん氏からいつも聞かされる『日本で働くことへの愚痴』を5つほど紹介してみました。

こう書いてみると『そんなに嫌なら日本で働かなきゃいいじゃん!』と言われそうだが、それでも彼女が日本で暮らすのは、仕事以外の面で日本での生活が気に入っているからのようだ。

ようちゃん氏が日本に興味を持ったのはアニメの声優からで、そこからBLの沼にズブズブになった。日本のオタクカルチャーに心底身を浸す生き方をしてきている。

また、大都会である香港では体験できない日本の自然あふれる風景や四季も気に入っていて、長期休暇の度に地方を一人旅したりしている。

文化や生活感に関しては日本での暮らしが気に入っているぶん、『日本の職場環境はなんとかならんのかいな』という感じみたいだ。

いいところ悪いところいろいろあるんだろうけれど、彼女が嫌気がさして『香港に帰る!』とか言い出さないよう、日本社会にはちょっとずついい方に変わっていってほしいなと思うよ。

そんなことを、今日もお尻から黒煙を上げながら思ったのでこんな記事を書いてみました。



そんなところです。



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