世界では少数派だった日本の当たり前の文化4選の話。【血液型知らない!外でお酒飲めない!】
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ナマステ!ぼっちシンガーです。
路上ライブで世界一周の旅を終え、現在は東京で音楽活動中。
旅と音楽について鼻息荒く語るブログだよ!
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『LINE?ごめん持ってないわ。』
友達になりたいと思った女の子に「LINE教えてよ!」と聞いてこう返事をされたなら、
状況は絶望的だろう。
LINEのアカウントを持ってない人なんて、若者ならまずあり得ない。
遠回しに
『は?お前とお近づきになんてなりたくねぇんだよこの底辺キモオタニートが!』
と言われているようなものである。
(もう無理だ!おれは絶対嫌われてる!もう終わりだ家に帰ってアニメ見よう。
2次元だけが俺たちの居場所なんだっ!)
と全てを諦めてラブコメアニメに目覚めては萌え豚化してしまう経験、
読者のみんなも一度や二度はあると思うんだけれど(え、おれだけ?)
しかし!!!
もしそこが外国で、相手が外国人ならば!諦めるのはまだ早い!!
もしかしたら彼女は単純に、本当にLINEを持っていないだけかもしれないのだ!
日本では使っていない人はいないってくらいに浸透しているLINEであるが、
なんと、国際的にみるとLINEを使う国はごくごく少数!
日本人と台湾人くらいなのだ!
韓国発祥のメッセージアプリのくせに、韓国人すら使ってない。なんでやねん!
世界の旅を始めてすぐの頃、僕はこの事を全く知らずに、めちゃくちゃ驚いた記憶がある。
(最初、LINEを聞いては断られまくり、人間不信に陥りそうになったものだ!)
このように、世界の当たり前だと思っていた事が、
世界的にみると少数派な文化だった!と気付かされる事が、
旅をしていると多々ある。
今回は、このような日本人旅人の誰もが
『え!?これって日本ぐらいなの!?』
と驚いてしまうカルチャーショックを4つほど、お話しして行きたいと思う!!!!
もくじ
血液型知らないの!?
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オーストラリアで暮らしていた時のこと。
シェアハウスのベッドをきれいに使う僕を見て、シェアメイトが
『お前めっちゃベッドきれいにしてるやん!』
と褒めてくれたので、
『おれ、A型やからな。』
と言ったんだけど…
『は?何言ってんの?』
と怪しげな目を向けられて…驚愕!
なんとA型は几帳面、B型はマイペース、などと、
血液型で性格占いするのは日本人くらいなのだ!
それどころか、国によっては自分の血液型を知らない人も多い。
また、外国人に血液型の話を頻繁にするのは、少し慎重になった方がいいかもしれない。
その理由は、血液型にこだわる=人種差別主義者みたいに思われる危険性があるからだ。
というのも、過去、欧米諸国には
『サルの血液型はB型で、有色人種にもB型の人が多い。逆に白人はA型やO型が多いので、我々は彼らより優れた人種である。』
といった人種差別的な考え方があったらしく、
血液型にこだわる人に対してアレルギー反応を起こす人もいるようだ。
日本人なら、友達と仲良くなるきっかけとして軽く血液型を聞いたり、
相手が何型か当てあったりして盛り上がるけど、
外国では、気安く人に血液型を聞き回ったりはしない方が賢明かも。
外でお酒飲まないの!?
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日本だとお花見やBBQには欠かせないお酒。
特に解放的なお外で飲む冷えたビールはこの上ない至福の瞬間…
しかし!!
青空の下「乾杯ー!」なんて出来る国は、案外少ない。
三度の飯よりBBQ、隙あらば公園のBBQコンロで肉を焼く事で有名なオーストラリアでも、
外での飲酒は禁止されていた。
こっそり飲んでる若者ももちろんいるけれど、バレないようにタオルにくるんでは、
周りの人の目を気にしながらこそこそちびちびと流し込むのだ。
もちろん公共交通機関での飲酒もご法度。
日本のように、新幹線内でビール飲んで駅弁食べて、なんて考えられない文化なのだ。
欧米諸国だとまだ、屋外や公共の場での飲酒のみが制限されているだけだけれど、
これがインドや中東のイスラム諸国など、宗教色の強い国々になってくると、
お酒自体が禁止されている場所も多い。
観光地として有名なモルディブやクウェートなどでは、
お酒の国内への持ち込み・所持自体が禁止されており、見つかったら逮捕や罰金。
かなり厳しい。日本で言うマリファナの所持みたいな感覚だ。
インドでも、バラナシなど宗教都市近辺ではお酒の販売を禁止しているところは多かった。
観光客向けにこっそりお酒を出すレストランもあるんだけれど、
昔バラナシのレストランで、そんな感じの『闇ビール』を頼んだ時は、笑った。
なんと、ビール(常温)が、『紅茶を淹れるポット』に入れて提供されたのだ!
なんでやねん!と思って聞くと、
こうしてカモフラージュしないと捕まってしまうから、だそうだ。
お酒に対して、日本は世界有数の開放的な国。
日本感覚で外で飲んで酔い潰れたりするのは、
現地の人々から見るとかなりナイーブな印象を与えてしまうだろう。
十分注意が必要だ。
街の中心は駅じゃないの!?
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日本であれば、その街の賑わっている場所といえばほぼ間違いなく駅前である。
初めて来た街でご飯食べる場所など探す時も、
ひとまず駅前行ってみるか。って感覚だと思う。
しかし、これ、割と日本だけだったりする。
特にヨーロッパ!
その街の中心街に行きたくて、
「とりあえずトレインステーション行けば間違いないやろ。」
と思っていると、痛い目にあう!
なんとヨーロッパでは、街の中心は駅ではなく教会なのだ!!
駅を中心に街づくりがされていることが基本の日本と違って、
地震など災害がなく、建物が100年単位で現存しまくっているヨーロッパでは、
街が建設当時の構造をそのまま受け継いでいる。
鉄道が後から敷かれた場合も多く、
駅が後付けのような形で、街から少し離れた郊外に建設されていたりするのだ。
そのため、主要駅の目の前には雑居ビルが立ち並んでいるだけ!みたいな街も多く、
多くの都市はそこからトラムやバスなどで繁華街まで行くのが一般的だ。
というかまず、フィリピンや南米、アフリカのように、世界には鉄道自体通っていない国も多い。
交通手段をここまで電車に依存している国と言うのは、日本くらいな気がする。
日曜ってスーパーも開いてないの!??
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多くの日本人にとって、スーパーやレストランなどのお店は、個人経営をのぞいて年中無休が当たり前。
定休日があるお店でも、土日や祝日などのかき入れ時はだいたいオープンしているイメージがあると思う。
しかし!!
世界の多くの国では、その国の宗教が定める休息日を忠実に守り、
お店が一斉にお休みする曜日があるので注意が必要だ!!
ヨーロッパで旅した多くの国では、日曜日になると大手スーパーもレストランも一斉にお休みしていた。
田舎町に滞在していた際など、土曜までに食料を買い込んでおかないと全部閉まっちゃうので、
慣れないうちは毎週末飢餓状態であった。
中でも、一番強烈だったのがユダヤ教徒の国、イスラエル。
ユダヤ教では金曜日の日没から土曜日が安息日として定められており、
この間は本当に、誰一人として働いていない。
お店やスーパー、銀行などはもちろんの事、電車やバスも街によっては運休。
彼らにとって安息日とはただの楽しい休みではなく、
『休みなさい!』という神様からの命令なのである。
だから、安息日に働くことは神に背く行為であり、
『安息日に救急車が走っていると、敬虔なユダヤ教徒から石を投げられる』
なんて話があるくらい、
休まなければならない!とする同調圧力が半端ない。
まさに生活のど真ん中に宗教がある、そんな感覚だ。
なによりも経済を優先する日本企業の考え方とは根本的に違っていて、面白い気付きだった。
まとめ
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以上!
世界を旅していて、『これって日本の方が少数派だったのか…』と思ったカルチャーショック4選でした!
こうして旅でいろんな国の文化を知ると、つくづく日本は島国なんだなぁと思う。
ただ、国際的一般論からズレているからダメ、とは思わない。
外国で現地の人々と話していて、日本人だと知ると、合唱されたり、「コンニチワ~」とおじぎされたりする。
たまに馬鹿にしてくるヤツもいるけれど、
たいていは独特の日本の文化に敬意と興味をもって接してくれる。
そういった日本人にしかない文化には誇りを持つべきだし、
多様性を守り抜いていく義務があると思う。
日本人のこの独自文化はアイデンティティとして継承しつつ、
同時に、他国の文化を尊重するためにも、その違いを『知っておく』ことも大切だと思う。
いろんな世界を見て聞いて、外から日本と言う国を見直すのもまた、
旅の醍醐味であるように思う。
そんなところです。
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