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海外でヒッチハイクして成功しやすかった国3選の話【最弱ヒッチハイカーのおれ氏が選ぶ】

2020年7月18日

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ぼっちシンガー
ぼっちシンガー

オラ!ぼっちシンガーです。
路上ライブで世界一周の旅を終え、現在は東京で音楽活動中。
誰の役にも立たなさそうな情報を得意げに語るのが趣味だよ!

さて!今日は海外でのヒッチハイク事情について書いていこうと思う!

昔のテレビで、ヒッチハイクで香港からロンドンまで行くというとんでもない内容の、「進め電波少年!」という番組があったのをご存じだろうか。

治安の悪い国での野宿紛争地域でのヒッチハイクなど、スリリングな展開が反響を呼び、

触発された当時の馬鹿な若者たちが無謀なチャレンジを真似するなど、社会問題となった企画である。

世界一周の旅中、その番組の存在を知ったおれ。

当時のおれは思った。

(まったく、これだから昔のテレビは野蛮で困るよ…

海外でヒッチハイク!?なんて危険な真似を…頭おかしいんじゃないのか…

時代は21世紀だよ?真の玄人旅人ってもんは、危険など冒さずITを駆使してスマートに旅するものさ。)


そんなことを考えながら、一応旅人の教養としてチェックしとくか。と、ネットに上がっていた動画で見てみるとする。


10時間経過、全話鑑賞。




「うぉぉぉぉぉぉx!!おれもヒッチハイクで旅をしてやるぞ!!そして爆風スランプに応援歌を作ってもらうんだ!」

永遠の荒野に伸びる一本道、乾いた風を感じながら勇ましく親指を立てる姿…

かっけーーー!!!!

ヒッチハイクかっけーーーー!!

うん。やっぱヒッチハイクは旅のロマンだよね!!!


そんなで、触発されるとすぐに火が付く高い着火性からBBQシーズンには重宝される系シンガーのおれは、それ以降いろんな国でヒッチハイクにチャレンジすることとなる…

のだが!!!

おれ氏、ヒッチハイクが超ヘタクソ問題!

ぜんっぜん止まらねぇ!!!!!

まじでヒッチハイク、難しすぎ!!

電波少年では、朝から晩までやっても捕まらずにその場で野宿する、みたいなシーンがあって、またまたTVが大げさな演出してやがる!と思っていたのだが!

実際やってみるとわかる!!想像以上に止まってもらえない!!

2,3時間立ちっぱなしなんて当たり前、ひどい時には2日間やっても捕まらない、なんてこともザラ。普通に歩いた方が早かったんちゃうか!!

まぁ、ヒッチハイクなんてこんなもんなのか・・・と思っていたが、なんか他の人の旅ブログとか見てると、

「ヒッチハイクは超簡単!長くても1時間くらいで必ず止まってくれるよ!」

とか

「コツをつかめば5分で乗せてもらえる!」

とか怪しげな事が書いてある…

え!?

もしかしておれが下手くそなだけ!??

いろいろ調べてみると、ヒッチハイクにもテクニックがあるらしく、

①車が止まれるスペースがある場所でやる。

②ボードで行先を掲示する

③明るい表情でドライバーに安心感を!

④女の子なら100%余裕

などと書かれている。



うーぬ…おかしいな、

俺もヒッチハイク時は必ず車寄せのある場所で、行先の書いたボードを掲げているし、安心感のある知的な笑みを浮かべながら、ゆるふわワンピで女子力を引き立たせているというのに…









一体何がいけないというのか。




まぁとにかく、このようにヒッチハイクがめちゃくちゃへたくそらしい、おれ。

しかし、こんなおれでも国によっては、すぐに止まってくれる場所もあった。

逆に言うと、おれでもヒッチハイク出来た国となると、誰でも簡単にヒッチハイクで旅できる国ってことなんじゃないの!?

とか思った。

そういうことで、今回は、ヒッチハイクの成功しやすい国3選を紹介していこうと思う!

ポルトガル

おれが旅をした中でも、一番たくさんヒッチハイクさせてもらった国!!

スペインとポルトガルにいた当時は、俺至上最も意識高く(?)旅をしていた頃である。

世界の果てと呼ばれる岬、”フィステーラ”まで徒歩とヒッチハイクだけで行く、という誰得自己満ルールを自分に課し、最南部から北へ北へ、ヒッチハイクのみでポルトガルを縦断したのだ。

約1カ月をかけた長く険しい旅であったが、

そんな旅が成功したのも、なによりポルトガルの人々が温かく迎え入れてくれたからに他ならない。

ヒッチハイクも一時間もやれば止まってくれていたし、そのまま家に泊めてくれたり食事に誘ってくれた事もあった。

見ず知らずの小汚いアジア人を、である。

ポルトガルはヨーロッパの中では経済的に裕福な国ではないのだが、とにかく人々が温かく、おおらか。

陽気でピースフルな国民性が、ヒッチハイカーにも友好的な理由だろう。

イスラエル

中東イスラエルでも何度かヒッチハイクをさせてもらった。

当時はまだヒッチハイクを始めたばかりで、イスラエルはなかなか止まってもらえない!!なんて嘆いていた。

が、一時間以内には大体止まってもらえていたので、今思えばヒッチハイク文化の浸透した国だったな、と思う。

バックパッカーな皆さんはご存じかもしれないが、イスラエル人の若者は旅が大好き

いろんな国に”イスラエル人宿”なるものが存在するくらいで、

国内では兵役などでギチギチに制限される分、バケーションは思いっきりはじけて自由に世界を旅をする!

というのがこの国の若者のスタイルらしい。

そんな文化から、ヒッチハイカーなどの旅人に理解のある若者が多かった印象。

「次におれが日本に行ったら、君が乗せてくれよ!」なんて話をドライバーと良くしたものだ。

エチオピア

アフリカ・エチオピアは、ヒッチハイク初心者におすすめの国である。

ああああああ!!!やべぇ!!

こんなこと言うとまた旅人安全保安団体のみなさんから、「無責任に危険な旅を推奨して、許せない!」などと怒られそうだが!!


いや、実際そうなんだから仕方がない!

何を隠そう、おれがヒッチハイク童貞をささげた相手、それこそがアフリカ、エチオピアなのである!




その当時、おれはエチオピア南部の僻地、ツルミ川崎の隣の街ではない)という場所を目指していた。

しかし、ツルミ行のバス車内で、詐欺事件に合ってしまったおれ。

こんなバス乗ってられるか!と発狂し、まったくよく分からん民族の集落で降りてしまう。


グーグルマップにも名前が載っていないその集落は、次のバスが来るのが一週間後という、思わず

「アフリカか!」

ツッコミを入れてしまいそうになるほどの僻地であった。



そういや本当にアフリカだった、と愕然としつつ、

一週間も待っていたらお金が無くなってしまう!(銀行も両替屋もない場所なのだ)なんとかせねば!

と焦ったおれ。


ついには30分に一台通るかどうかの、物資を運ぶトラックのヒッチハイクにトライすることになったのである!!

灼熱の荒野、赤土の未舗装道路に仁王立ちし、不安で泣きそうになるおれ。



(くっ!!!こんなに交通量の少ない場所で、しかもヒッチハイク童貞のおれが車を止められるわけがない…

おれはもうここで息絶える運命なのかもしれない…! 

否、最後まで生きようとしたこの姿を後世に伝えるために、突き立てた墓標のごときこの親指、掲げあげた腕は決して降ろさn…




ブッブー!

「乗ってくかい?」



なんと開始5分最初に通りかかった車にあっさり乗せてもらえる!!涙



うほぉぉ!!嬉しいけど、もうちょっとブログ用に葛藤している感じを演出させてほしかったぜ



交通機関の整備のされていないエチオピアでは、僻地での移動はヒッチハイクが一般的らしく、ドライバーも目的地に向かう人がいるなら乗せるのが当たり前、という感じで拾ってくれていた。

ただ、それはあくまで交通機関の代わりとしての文化であるため、乗る前にいくらかチップを渡す、というのが一般的である。

いわばドライバーも商売でヒッチハイカーを乗せている、という感じだが、

お金さえ払えば、ヒッチハイクでどこまでも行ける、それがエチオピアの面白いところだ。

もちろん、お世辞にも治安がいいとは言えないエリアなので、よっぽどな状況に陥らない限り、普通に公共機関を利用しよう!

まとめ(ちなみに一番苦戦した国は…)

さて、ヒッチハイクが成功しやすい国を3選で紹介してみたが、いかがだっただろうか?

次のお盆休みで『~民族コーデでインスタ映え★~エチオピアでヒッチハイク女子旅』など計画されている女子大生の皆さんはぜひ、参考にして頂ければ、と思う。



ちなみに、おれがヒッチハイクで一番苦戦した国は、イタリア

ローマからヒッチハイクで北上を試みたが、丸二日粘って全然だめで、諦めたのだ。

日本も同じくなかなか止まってくれなかったな。

体感的に、先進国になればなるほど、ヒッチハイクの成功率は下がる気がする。

まぁ、これに関してはまた別の記事で機会があったら書いてみようと思う。



とにかく、旅中にご好意から乗せてくれたドライバーさんたちがいなかったら、おれは生きて日本に帰ることさえ出来なかったかもしれない。

(たぶんエチオピアの僻地にまだいるだろう。)

そのやさしさに改めて感謝するとともに、ヒッチハイクの文化が健全なマナーとともに、これからも継承される事を願う。


また、海外でのヒッチハイクは凶悪犯罪に巻き込まれるケースなどもあり、国や州によっては法律で禁止されている場所もある。

事前確認をしっかりしたうえで、軽はずみな行動はつつしめよおまいら!!!(おまいう)



そんなところです。





●今日書いたエピソードの、当時の記事はこちら。

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