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【世界一周の旅で行った!】めっちゃチルい世界の街3選の話。

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ぼっちシンガー
ぼっちシンガー

Netflix and Chill。ぼっちシンガーです。
路上ライブで世界一周の旅を終え、現在は東京で音楽活動中。
昔の旅の話や音楽の話を鼻息荒く語るよ!

みんな最近、チルッてるかい?

『毎日忙しく仕事ばかりで、自分のことに使う時間もない。』

そんなんじゃ人生つまらないでしょ。

やっぱたまには連休取って出掛けては、最高にチルってる休日を過ごすべきだよね。

最高にチルれる場所って言ったら、やっぱ香川だよね。

一杯150円とかでチルれるし、関西圏からは日帰りで行けるし、

レンタカーで名店を巡ってチルるのも楽しいし…




え!?

チ、チルってるって、麺類をチュルチュルすることじゃないの!??

チルとは?

 チルとは、「のんびり」「まったり」「癒やし」など、心身リラックスした状態を表す言葉ネット若者たちの間で使われるスラング俗語)である。

 Weblio辞書チルとは より引用


い、いやだなー!!

あ、当たり前じゃん!!

チルって言ったらゆったりのんびりだよなー!

俺みたいにナウくてヴギヴギなヤングが、チルを知らないわけ無いじゃないかー!!

あははは!



あーでも、わかるわ。

ゆるーくまったりドープに過ごす休日って、最高の贅沢だよね。

特に、日本の喧騒を離れて、時間や責任、全てを放り出して過ごす海外の旅って、

最高にチルな時間を実現してくれるんだよな~。

よし、今回は、昔世界一周の旅をした時の実体験から、

最高にチルだった世界の場所!

を3選ほど、その国での具体的なチルい過ごし方もあわせて、紹介していこうと思う!

バン・ビエン / ラオス

ラオスはやばい。

『田舎のおばあちゃん家感のある国』

ランキング世界一位。

僕はタイのバンコクから深夜特急に乗ってラオス入りしたんだけれど、

大都会バンコクの夜景と喧騒を感じながら一晩眠って目を覚ました時に見た、

ラオスのほのぼのした田園風景は忘れられない。

ラオス初めてなのに、

『いやぁ今年も帰ってきたねぇ。』

とか思ったもん。

初めてなのになんか懐かしい。

そんななかでも僕のお気に入りの街は、バン・ビエンと言う中部の小さな田舎町。

宿の近くの安い食堂で飯を食って、瓶ビールを一本開けてだらつけば、

元気な近所のがきんちょたちの声が響き、5時のサイレンが鳴る。

ノ、ノスタルジィィィィィ!!!!

旅の最終日は首都ビエンチャンに戻って、夕暮れのメコン川を散歩するのもいいだろう。

ビエンチャンは、僕が旅してきた中でも最も小さな首都だった。(日本の田舎町ぐらいの規模)

コンパクトな街を歩いて、あたりの屋台でスパイシーな串焼きを50円で買って、

かじり付きながら、ふらふらとたどり着いた河川敷。

まだ火照ったコンクリートに腰を下ろしては、


『この川の向こうはタイ。

国境ってなんなんだろうね。

僕はこれからも、心の中で決めたボーダーラインなんて、取っ払って生きていきたい。』



とかポエムをSNSにつぶやいては、自分語りキモ…とフォロワーを大量解除されたりする。

これがラオスの旅の正しい楽しみ方である。



ダハブ / エジプト

エジプトの小さな海沿いの街、ダハブは、

この世のチルの全てを詰め込んだような、楽園みたいな場所だった。

ダハブとはエジプト東北部の、シナイ半島に位置するダハブ村と言われる場所のこと。

スキューバダイビングが有名で、紅海の青すぎる海に飛び込めば、

日本まで透けて見えるんちゃうかってくらいのとんでもない透明度。(とりあえず大袈裟に語りたい)

近くには、モーゼが神から十戒を授かったとされるシナイ山があり、観光客も置く訪れるため、

お酒も飲めて、制約の多いイスラーム教国にありがちな硬さは全くない。


『でもあなた、こういうリゾート地と言ったら、お高いんでしょう?』


とお思いのそこのマダム!!

なんとなんとこのダハブ、最大の魅力は物価が激安!というところなんです。

宿一泊1000円以内ドミトリーなら3~500円で宿泊できるし、

レストランでの食事も一食数百円。

エジプトはとにかくアフリカの中でも物価の低い国で、

しかし生活水準は発展しているので過ごしやすい。

最っ高にコスパの良い国なのである。

軽く泳いで宿でシャワー浴びて、海沿いのレストランで穏やかな波の音を聴きながら、

シーシャをふかす。

こんな贅沢、ほかにあるんかい!??

最高にチルな雰囲気の中、夕陽にあてられピンクに染まる

対岸のアラビア半島を眺めては写真をSNSにアップし、

『この海の向こうはサウジアラビア。国境ってなんなんだろうね。心の中で決めたボーダーライン…以下略)

ちなみにこのダハブ、日本人バックパッカーからは

『恋するダハブ』


というキャッチコピーで呼ばれたりする。

理由は、開放的な海と砂漠の雰囲気、そして、中東を旅してきてこれからアフリカを南下する旅人にとって、

過酷な旅を一緒に歩いてくれるパートナーを見つけるのに最適な立地だからだそうだ。


まぁ、硬派で玄人な旅人である僕は、旅に出会いなんて全然求めてなんてないからね。

女なんて興味ないから、一人で今日の波でも見てくるわ。

というそぶりを見せつつ内心はめちゃくちゃ期待しながら

ちゃんと散髪もして気合い入れて滞在していたが、

空気の読めないキモオタニートなのでパートナーはおろか友達すらできずに、

リア充たちから逃げるように街を後にしたよ!

このダハブと言う街、キモオタニート系旅人にとっては、

リア充どものキラキラライフをただ見せつけられるだけの地獄にもなりえる危険な場所…!

こころして向かってくれ!!

ハンピ / インド

『え!インドがチルってるって!?そんな馬鹿な!』

と、一度でもインドを訪れたことのある人は思うだろう。

街を歩けば大勢の人と牛と野良犬、そこかしこで響くクラクションと怒鳴り声、

『マネー!』としがみつく物乞いの子供と、

『マイフレンド!観光ガイドをしてやるもちろん無料だ!』と腕をつかむ詐欺師のおっちゃん。

この世の混沌の全てを詰め込んだような国、インドは、一見チルとは正反対の国のように思える。


しかし!インド南部は違う。


特に、バンガロールからバスで数時間の山間の村、ハンピは別格。

あたりは岩山だらけ、古代ヴィジャヤナガル王国の荒廃した遺跡群が点在するだけの小さな小さな村なんだが、

ここには本来のインドの、シンプルで美しい生活が垣間見える。

サルの惑星のような奇妙な風景と、自然の中で暮らす人々のゆっくりとした暮らし、

そこに身を浸し深く深呼吸すればだれもがこうつぶやくのだ。

『Don’t worry, be Hampi』

ハンピでは特に、朝の時間が美しい。

夜明け前に岩山に登っては朝日を待つ。

赤い太陽が岩の陰から現れて、世界を照らす。

やったことも無いのに息を整えては、ヨガのポーズで目を閉じてみる。

あたりには鳥の鳴き声、それ以外は何もない、何も聞こえない静かな世界。

まるで宇宙空間に投げ出されてたどり着いた別の惑星にいるような、

真空管の世界に迷い込んだような、不思議な感覚。

インドは昔から天文学が盛んで、ヒンドゥー教徒の考え方にも宇宙が大きく関連している。

なんだかこの街は、インドの原点のような、宇宙が近い街な気がした。

目を開ければ、隣の岩の上でサルたちも朝を感じている。

早起きな村人たちがヤギや牛を引いて仕事に出る。

地球と一体化していく感覚に心を満たしながら、街に戻って朝のチャイを一杯。

チルい…最高にチルいよおれ…!!

サルたちも朝日を浴びて、一日の始まりを感じている。



まとめ

そんなで、最高にチルかった世界の街について語ってみました。

え?こういうのはチルとは言わないって!?

若者『チルって、チル友とビーチやキャンプでまったりする事じゃないの?これじゃただのぼっちじゃん。』

だと…!?

う、うるせぇ!

まったりして、心が満たされたらそれでチルなんだよ!!

我が家では代々そう言い伝えられてるんだよっ!

まぁ、こうやって書いているとまた旅したくなるね。

コロナが終わったら、こういう何も考えずに現実逃避できるような旅に、ふらっと出かけたいものだ。

みんなも今回の記事に書いてあるチル旅を参考にしてもらって、

散々SNSのフォロワー数を減らしていただければと思うよ!!!



そんなところです。


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