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イケア港北に行ってみたら、想像以上にスウェーデンで楽しかった話。【スウェーデン行ったことないけど】

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ぼっちシンガー
ぼっちシンガー

Hej (ヘイ)!ぼっちシンガーです。
路上ライブで世界一周の旅を終え、現在は東京で音楽活動中。
日々の何でもない事を鼻息荒く、凄そうに語るよ!

『腰いてぇ…』

この頃、おれは腰痛にさいなまれていた。

原因はこのブログにある。

いつもこのブログ記事はPCで書いているのだけれど、床にあぐらをかいてちゃぶ台にPCを置き、

前かがみの姿勢で4時間5時間と作業するものだから、腰に負荷がかかりまくっている!

苦行のような態勢で、しかし読者のみんなに有益で高尚な文章をお届けするために、

身にムチを打って頑張っているのだ!

あぁ、かわいそうおれっ!!(バチンッ!)あひっ!がんばれおれっ!!(バチンッ!)

そんなで、さっそく読者のみんなに恩着せがましく頑張っているアピールをして自己満足にひたるも、

『不毛で無益極まりない文字の羅列を生産し続けるために体を壊すなんて、なにがしたいか分からん。』

という冷酷な皆様からの的確なアドバイスを受ける。

そうだな…体を壊してしまっては元も子もない。

椅子や!!椅子を買いに行くで!!!

イケアに椅子を買いに行く

そんなで、ようちゃん(香港人の彼女)に相談したところ、

イケアなら安くていい家具がたくさんある。
低所得で総貯蓄100万円以下のジリ貧なおまえにもオススメだ!

ようちゃん
ようちゃん


と、貯金額が彼女の3分の1の格差カップルである事を危うくブログにて公言されそうな勢いで、イケヤを勧められる。

なにやらイケヤは香港にもあったらしく、

『香港人の休日のお出かけスポットと言えばイケヤ!』

らしい。

しかし、イケヤはお買い物の仕方が特徴的な、上級者向けホームセンターだと聞いたことがある。

田舎出身のおれ氏はもちろん行ったことがない。西村ジョイと何が違うんや?(香川のローカルなホームセンター)

ここはイケヤマスターであるようちゃんに、イケヤの楽しみ方を指南してもらう事にしよう。

ということで、よろしくお願いします!ようちゃん!


『ちょっと今タイBL見てるから黙ってろ。』


『は、はい!』

新横浜駅から無料シャトルバスでイケア港北へ!

そんなで、3度の彼氏よりBL好きなようちゃんが、新作BLドラマを見終えるのを待つこと3時間。

おれたちは、ついにイケヤにお出かけすることに。

今回は家から最寄りのお店、横浜の『イケヤ港北』店に向かう事にした。

なんと、ホームセンターなのに駅からシャトルバスが出ているというではないか。テーマパークか!

新横浜駅から30分間隔で出ており、もちろん無料。

車内ではおしゃれな北欧家具のCMなどがモニターで流されていて、なんだか海外の中長距離バスみたい。(現地バスは乗客が飽きないようによく映画とか流れてる。)


ちょっとした異国気分に浸れる車内では、


アイキアに着いたらまず…あ、間違えた、イケアだった。』


などとわざとらしく言い間違え


『知ってた?IKEAをイケアって呼ぶのは日本くらいで、他の国ではだいたい
【アイキア】
って発音するんだよ。おれってば海外生活長かったからさ、うっかり間違えちゃった。ははは。』


と、元世界一周旅人らしくワールドワイドな話を彼女に聞かせつけては、自己顕示欲を満たすといいだろう

しかし相手が香港人彼女の場合であれば、


は?知ってるけど何?あ、でもちなみに香港は日本に近くて【イキア】って言うから。』

『え・・・そうなんですか…あ、あとコストコもアメリカでは…』

”コスコって発音する”でしょ?アメリカ行ったことない癖にカッコつけんな』


と返り討ちに合い自尊心を削られるどころか、

”アメリカにも行ったことが無い癖にブログで世界一周旅人を名乗っている事実”

を明かされ、公開処刑される危険性もあるので注意が必要だ。


そんなで、ひどく自身のアイデンティティを傷つけられつつ、

バスは20分ほどでアイキアに到着。あ、イケアか。間違えちゃった。

いやぁおれってば海外生活長かったじゃん?だかr…

まずは名物店内レストランへ。

でけーーーーー!!!

到着したイケアの建物は、その全体像が見渡せないほどに大きい。

調べてみると、イケヤ港北の敷地面積は、なんと48,000平方メートル!!

なんて広さだ!!バチカン市国が440,000平方メートルだから、なんとなんと1/9の広さって事になる!!

バ、バチカン市国、意外にでけぇぇぇ!!!!(?)


そんなで、興奮のあまり比較対象を誤ったりしつつ、さっそく店内へ。


『まずはレストランで腹ごしらえだ!』

『はい!!』


ようちゃんに引き連れられ2階に上がると、ただっぴろいフードコートが。

学食のようにカウンターに料理が並べられていて、カートに食べたいものを乗せていき、

最後にレジでお会計をする完全セルフ形式のレストランのようだ。



ようちゃんは手慣れた様子で


『あ!このサーモン香港にもあった!!マジうまいよ』

『このスウェーデン風ミートボールは鉄板!絶対食べなきゃ!』



と次々に料理をトレーに乗せていく。

あぶねぇ…もし俺一人でやってきていたなら、こんなシステム知らずに席については、


『なかなか注文取りにこねぇな…』


とか思いながら永遠に待ち続けるところだったわ…。



というか値段やすい!!!

二人分、こんだけ頼んでも2,000円しなかった!!(デートでももちろん割り勘というクズぶり)

お味の方は…


『すうぇぇぇぇぇでんっ!!!』

『だまれ。静かに食べろ。』


ようちゃんがおススメしていたサーモンのマリネがほんとおいしい。レモンの酸味と甘辛いソースが、超北欧。

ミートボールもおいしかった。しょっぱいソースと、甘いジャムを一緒につけて食べるんだ。

日本ではあんまりない本場な味付け。めっちゃストックホルム。行ったことないけど。

あと、大豆で作られた肉のカツカレーや、北欧風のパンたちも!!これもすうぇええ…!!

いや、これらは味は普通

まぁ値段が安いからこんなもんか。

そしてビールも…

なんと一杯200円。たまらず注文して昼間から一杯おっぱじめるおれ氏。

イ、イケア。この時点で最高じゃ…


しぶしぶ家具を見に行く。

そんなで、コスパ抜群のレストランに大満足したおれ。


『ふぅ。おなか一杯になったし、そろそろ帰るか。』


『は?椅子は?何しに来たの?』

『や、やっぱり行かないといけませんかね…?』


結局あの後、ビールをさらにお替りしすっかり気持ち良くなってしまったおれ氏。

ようちゃんに引きずられながら家具売り場へ。


うん。

めっちゃくちゃ広い。

日本のホームセンターとは売り場規模がけた違いだ。

商品数もすごい数で、椅子だけでもこんなにたくさんあるのだ。

また、一般的な家具屋さんと違って、イケヤは店舗の道順が決まっている。

順路を追って進んでいくと、いろんなお部屋のコーディネートがサンプルとして展示されてて、おしゃれ。


『わぁ!この【コーヒー好きの人のお部屋】、超おしゃれ!とも君コーヒー好きだから、いいんじゃない?』

『そうだね。一緒に住むようになったら、こんなソファ置いて、一緒にコーヒー淹れたいね。』

『うんっ!楽しみ!』


といちゃつくカップルたちを横目に、不敵な笑みを見せるおれ氏。

ふふふ…楽しいのは今だけさ。

どうせ同棲を始めて1ヵ月もしたなら、部屋の大半を彼女の荷物に占領されベッドも取られて地べたで寝る羽目になり、

そしてトイレのドアを閉めなかったことを咎められてお尻を殴打されるんだ。同棲なんてそんなもんさ。ソースはおれ。

二人暮らしの現実を知るおれたち二人には響くものもなく、光の速さで家具コーナーを駆け抜ける。


『椅子はこれにしよう。安いし。』

適当な大きさのちょうどいい椅子を見つけ、早速レジに持っていこうと担ぎ上げたおれ。

しかし!


『馬鹿野郎!これは展示品だから!品番だけメモするんだよ!』

『は、はい!!』


なんと、驚いたことにイケヤでは商品の購入の仕方も一般のお店とは異なるらしい。

売り場の商品はすべて展示品で、商品タグのコードをメモして順路を進み、

終着点にある巨大な倉庫の中から、そのコードを元に自分で在庫を見つけ出し、レジに持っていくのだ。

なるほど、在庫商品の確認までもセルフで行う事が人件費削減につながり、この低価格が実現しているのか。

とにかく普通のホームセンターと違い過ぎてビビるぜ…。

ホットドックが破格

2階の家具コーナーをひとしきり見て回ったおれ達。

1階の日用雑貨コーナーに降り、フライパンやら食器やらいろいろ見て、出口へ。


え?日用雑貨コーナーの紹介がざっくりしすぎだろって?

いや、まぁあれだ。いろんな種類の…北欧風なあの…いろいろあったよ!


じ、実は椅子を決めたあたりで歩き疲れたおれ氏は、ビールの酔いもまわって気持ち良くなってしまい、

フードコートの椅子に腰かけ、ようちゃんのお買い物が終わるのをお利口さんに待っていたのだ。


『イケヤデートなのに彼女を一人にして酔いつぶれるなんて、最低!』


という全女子の皆さんからの誹謗中傷を厳粛に受け止めながら、

一人UNEXTで春の新作ラブコメアニメをチェックして豚活していると、ようちゃんからライン。


『見終わった!帰るよ!早く出口に来なさい!』

『は、はい!』


いそいで1階の順路を進み、ようちゃんが待つ出口へ向かった…

というわけで足早に駆け抜けたわけである。


これが噂の商品在庫倉庫か。でっかいなぁ…。

お目当ての椅子の在庫を無事ゲットし、お会計。

店舗を出ようとすると、出口付近に『ソフトクリーム&ホットドック屋さん』が。

なぜ最後の最後、出口の真横なのか?

と不思議に思ったけれど、なるほど、

ダンジョンのように入り組んだ店内を歩き続け、体力の限りを使い果たしてへとへとになってたどり着いた、選ばれし勇者達。

そんなおれたちを祝福するかのようにもてなされるソフトクリーム。食べないわけにはいかない。

きっとみんな、頑張った自分のご褒美に、と買っちゃうんだ。

それを狙っての出店だな。

などと企業戦略を分析・解説してコンサルティングしようとs…

安っ!!!!!!

超安いんだが!!!!!!!


なんとなんと、驚くことにホットドック100円ソフトクリーム50円という破格ぶり!!!

やべぇよ!!採算取れているのか!!全低所得男子のみんな!!このホットドック屋さんを見逃すな!!

男らしいところを見せるチャンスやで!!!

そして、颯爽と財布を取り出し、


『ようちゃん。今日はありがと。ここはおれが。(キラン)』


と彼女を優しくエスコート。


『あ、ホットドックとソフトクリームは1個づつまでだよ!2個目からは自分で買ってね。』


との注意喚起も忘れないストイックぶりだ。

そんなで、スマートに彼女のぶんの支払いも済ませ、出来る男を演出し自己満足に浸ったおれ氏。

ようちゃんも、『はぁ…30代低収入男が150円でいきり立つ姿ほど、醜いものはない…。』と深いため息をついては感銘を受けている様子であった。

ソフトクリームは食べる前に写真を撮るべきだったことや、

セルフのマスタードをおいしそうにかけるにはコツがいる事などを学習しつつ、店を後にした。

まとめ

以上、おれ氏、初のイケアレポートでした。(半分はフードコートでアニメ見ていただけだが)

ただ椅子を買いに行くだけのつもりが、半日ぐらいかけて楽しめた。

レストランが思いのほか安くておいしくて、楽しかったな。

スウェーデンサーモンと200円ビール最強。

あれ目当に行くだけでも有りだわ。本場さながらの味付け。本場で食べた事ないけど。

そして、店内の壁にプリントされている、スウェーデンの田舎町の写真と説明書きが地味に好き。

北欧の見知らぬ街を訪れる妄想を繰り広げ、旅した気になる。

これ、もうスウェーデン行ったって事にしてもよかろう。


ほんわほんわ…



『ぼっち部長!この連休はどちらに?』

『あぁ、ちょっと家具を買いに、北欧までね。』

『えぇ!素敵です!観光もされたのですか!?』

『あぁ。ビールを飲んでフードコートで新作アニメのチェック、そして100円のホットドックを食べたよ。』

『うらやましいですっ!私も北欧大好きで…えっ!?』


『新横浜駅から無料シャトルバスが出ているから行ってみるといいよ。』


『は、はい!情報ありがとうございます!』



と、旅好きでワールドワイドな上司を演出するのもよいだろう。

皆さんもぜひ、北欧を体験しにイケヤへ行ってみてね。



そんなところです。


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