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【実体験です!劇場型トランプギャンブル詐欺!】東南アジアで詐欺集団に3度も軟禁された男の話。

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ぼっちシンガー
ぼっちシンガー

スォスディ!ぼっちシンガーです。
路上ライブで世界一周の旅を終え、現在は東京で音楽活動中。
旅や音楽の話を中心に鼻息荒く語るよ!

あなたは、人に騙されたことはありますか?


こちらの記事いわく、『騙されやすい人』には特徴があるらしく、

詐欺師は、数分の会話の中で、その人が騙しやすいかどうかを見極め、

『あ、こいつちょろいな。』と思った人をターゲットに絞るのだという。

そして、騙されやすい人の主な特徴、それは

●気弱で自分の意思を主張できない。
●承認欲求が満たされていない、孤独な性格。
●そのくせ『自分は大丈夫。』という謎の自信がある。


このような性格の人物だそうで、

これらのポイントを、詐欺師は判断基準に置いて犯行に及ぶのだそう。

つまりは、


『謎の自信から路上ライブで世界一周の旅に出るも、気弱で何か言われても反論できず、旅での悔しかった事などをねちねちブログに書いては承認欲求を満たしている』


ような陰湿な人物は、詐欺のターゲットになりやすいという事である。

そう、おれの事だ。


騙されやすいヤツ必見。『劇場型ギャンブル詐欺』。

とにかく騙されやすいのだ。僕は。

旅をしていても、

・タクシーに乗れば勝手に宝石屋に連行され、偽物を買わされそうになる。
・頼んでもいないのに道案内され、高額なガイド料を請求される。

などの軽犯罪はいつものこと。

アフリカでは全財産の入ったカードや、ケータイも騙し取れらた。

そんな僕ほどの『プロ騙さレヤー』になってくると、

同じ手口の詐欺に3回もハメられるなんて事も、

ビフォアブレックファーストなのである!はっはっはっ!どうだすごいだろ!涙


この記事では、世界一騙されやすい男の僕がハメられた(しかも3度も!涙)、

東南アジアで蔓延している詐欺手口

『トランプギャンブル詐欺』

について、語っていこうと思う!!

ギャンブル詐欺の内容。

僕は、ラオスの首都ビエンチャンで2度、そしてカンボジアの首都プノンペンで1度、この詐欺に合った。

それぞれ別のグループによる犯行だったため細かな設定こそ違うものの、

毎回ほぼ同じ流れで金銭を要求される事から、

”誰でも簡単!すぐダマせる!ギャンブル詐欺完全メソッド!

みたいなものが詐欺グループの中で流通しているものと考えられる。

これは主には、男女グループ4,5人がそれぞれの役割を演じる形で行われる劇場型詐欺である。



詳しい内容はこんなかんじ。

まず、道を歩いていると、旅行者だという中年女性に声をかけられる

彼女は自身の出身をフィリピンと告げることもあれば、インドネシアだと告げることもある。

とりあえず共通しているのは、この後、現地在住だという家族の個人宅に招かれるというところ。


『家族がラオスに住んでいて、今はそこに泊めさせてもらっている。家族がご飯を作ってくれているから、食べに来るといいわ!』


と食事に誘われたり、僕が日本人と分かると、


『娘が今度早稲田大学に留学することになったから、日本語を教えてやってほしい。』


などと言って家に招かれる事もある。

のこのこ付いていくと、家族だ、という中年の男女3,4人が迎えてくれる。

大体最初は食事をもてなしてくれ、『日本のどこに住んでいるの?』など、たわいもない話をして盛り上がる。

詐欺集団宅で出された食事。料理を作っているから、とか言わるくせに、いつもなぜか即席。


(いい人達だな、さっき会ったばかりなのに、こんなに良くしてもらって申し訳ないな。)


と、食事もごちそうになって、たくさん話をして、緊張感が緩んできたころ。


『おお!友よ!よく来たね!』


と、変になれなれしい態度のおっさんが現れる。

だいたい、スーツ姿だったり、金の指輪や腕時計をしていたりと、金持ち風の見た目をしている。

写真はイメージです(笑)


自己紹介して軽く話した後、


『おれは豪華客船内のカジノのディーラーをやってるんだ。』


と語りだすおっさん。

壁に飾れれている豪華客船の写真を指差し、


『この船で世界中を周りながら仕事をしている。日本にも何回も行ったことがあるよ!』



と言ってくる。(ちなみにこの壁の船の写真は、どの詐欺集団宅でも絶対貼ってあった。笑)

そして急に神妙な顔をして、小声で語りだす。


『…よし。俺と君の仲だ。

君に、トランプギャンブルの裏技を教えよう。


これをやれば君は100%勝つことができる。』


そして、ポーカーやブラックジャック(その時々で違うゲーム)で勝つイカサマ方法を教えるために、別室に通される。特に頼んでもいないけれど。



そのやけに狭い部屋で必勝法(カードに隠しマークが打ってある、とかそういうイカサマ)を伝授された後、

急にディーラーおじさんのケータイが鳴る。


『ハローサー!ハイ…はい、今からですか?もちろんですよ、サー!ではお待ちしています!』


わざとらしく英語で会話し 笑、僕にも分かる内容で”今からから誰か来る”事を匂わせた後、

おじさんは興奮した面持ちで語りだす。


『君。大チャンスだ!今からおれのお得意様の会社オーナーがやってくる。

彼はここでギャンブルを楽しみたいらしい。

おれがディーラー役を務めるから、

君はさっきの方法でギャンブルに勝つんだ!

一万ドルぐらいすぐ稼げるぞ!』


などと、いまからさっきのイカサマを使ってギャンブルをするよう話を持ち掛けられるのだ!

『え、突然なに!??』

とか戸惑っているうちにものの30秒で成金風の会社オーナー到着(早すぎだろ!)



『やぁ。君が今日の僕のお相手だね!いつも負けてばっかりなんだ!今日は負けないぞ~』


とか言って握手を求めてくる。

最初話していた家族たちも俺を取り囲むように、周りにやってきては、


『がんばって!応援しているわ!』


などとプレッシャーをかけてくる。


『ちょ、ちょっと!俺はギャンブルなんてやらな…』

『君!オーナーは忙しいのだ!はやく席に着きなさい!


逃がさまいとすかさず圧力。早くギャンブルをやれと急かされる。



この異様な展開になってやっと気づく。

あ、おれ騙されてんな。

と。涙


最終的にどうなる?

僕が経験したのはここまで。

毎回この辺りでやっと、『これはいくら何でも怪しい!』と思い、


『俺はギャンブルはやらないんだぁぁぁ!!』


とか言って強引に引き留める家族たちを振りほどき、家を出ようとする。

すると、


『わかった!ならギャンブルは中止にしよう!

その代わり、君は恵まれない孤児たちへの募金をしなければならない!』


という話になり(なんでやねん!笑)


『これは僕からの気持ちです。ほら、君も寄付はやったほうが良い。』


と、ギャンブルをしにきたはずの会社オーナー役も急に寄付をし始め、

『おれもやったからお前もお金を出せ』とアピールしてくる。

この辺になってくると、『劇団サギ』の皆さんの演技もだいぶお粗末になってくるなぁ…涙

と、その役者魂を感じさせない甘ったれた演技に少し残念な気分にもなりつつ

これで、すべて詐欺なのは確定なわけなので、

『お金は今ない!また今度ね!』

とか言って強引に外に出る。

すると、騒がれるのを恐れているのか、無理に拘束したりはしてこなかった。

このように、僕の場合は毎回家に招かれては食事を頂いて帰るだけで特に被害はなく、

毎回ちょっとしたホームステイぐらいのノリでこの詐欺集団とお付き合い(?)していたのだけれど。

気になるのはその後の事だ。

”もしあのまま、ギャンブルに参加していたならどうなっていたのか…。”


実はその後、カンボジアのプノンペンで同じ手口の詐欺に合い、

なんと現金を10万円分も騙し取られた

という日本人短期旅行者の男性の話を聞いた。

その話によると、やはり同じような内容でギャンブルに参加する事を求められ、


『絶対勝てるなら、一回くらいやってみるか…』


と興味本位で参加してみると、案の定話に聞いていたトリックが機能せず、大敗。


『まだ取り返せる!落ち着いてやれば大丈夫!』


とはやし立てられ、結局何度も負けを重ねて、

その掛け額の総額を請求されたのだという。

彼も、途中何度も怪しいと思い逃げようとしたが、


『支払わずに逃げることは犯罪。そしてカンボジアでは違法賭博は重罪だ!

日本に帰れなくなってもいいのか!?』


などと圧をかけられ続け、精神がマヒしてしまったらしい。

最終的に手持ちのお金では足りず、銀行まで連れていかれ、日本の口座からお金を用意するよう指示される。

『この状況から解放されるのならば…』

という思いから、支払ってしまったのだという。

(なんで支払っちゃうかな~馬鹿だな~)

と、みんな思うかもしれないけれど、異国の地・慣れない言語でのコミュニケーションのなか、

異常なまでの精神的圧力をかけられると、正常な判断が出来なくなるものである。(ヨハネスブルクで全財産奪われたおれ氏は語る 涙)


また、僕の場合は強引にでも家の外に出ることが出来、事なきを得たけれど、

抵抗した時点で身柄を拘束してくるような暴力的なグループもあるだろうし、

出された食事に睡眠薬が入っている、なんて可能性も十分考えられる。

やはり十分注意したうえで、知らない人にはホイホイついていかない事が大切だ。

え?お前が言うなって?

詐欺かどうかの見極め方。

このように、行くところまで行くと本当に危険な集団である、『劇団サギ』のみなさん。

これから東南アジアを旅する人がそんな被害にあわないよう、

ここに、『劇団サギ』の見分け方を3つほど、まとめておこう!

彼らに3度も家に招かれたプロ騙さレヤーなおれ氏が語る完全保存版である!

メモの準備は良いかっ!!

1.流暢な英語、もしくは日本語で話しかけれたら怪しい。

東南アジアはフィリピン・シンガポールを除いて、日本並みに英語が浸透していない。

上手な英語で話しかけてくる現地人がいたなら、

旅行者慣れした売人旅行代理店の客引きなどの可能性がある。

会話を楽しみつつも、心の隅に『もしかしたら怪しいかも』という気持ちを持っておいたほうが良い。

流暢な日本語をしゃべっていたりするならなおさらである。

特に、『娘が早稲田大学に留学するから話をしてやってほしい。』との声かけは、

この詐欺グループの常とう手段。

『え?早稲田大学は韓国の大学ですよ?』

とか言って揺さぶってみたらおもしろそう(笑)

2. 食堂などではなく個人宅に招かれたら怪しい。

旅先で仲良くなった現地の人にご飯に誘われたりするのは珍しい事ではない。

楽しい旅の思い出になるし、ローカルなお店を教えてもらえるチャンスなので僕は毎回付いていくのだが、

『家にご飯を食べに来い』

と誘われたのであれば、詐欺集団の確立50%とみていい。(僕の東南アジア滞在中の統計上)

まぁこの時点で警戒心の強い人なら『怪しい!』と思って断るんだろうけれど、

僕の場合は毎回、この辺りでは

『やったー!ちょうどお腹空いていたんだ!ラッキー!』

くらいにしか思わず、のこのこついていってしまう緩さが、プロ騙さレヤーたる所以である。

女性一人旅なら、基本は絶対断った方がいい。

3. 招かれた家に豪華客船の写真が飾られていたら、アウト!

東南アジアで現地人の家に招かれた際は、まず家の壁を見まわして!

おごそかな額縁に入れて、豪華客船の写真が目立つ位置に飾られているなら、完全アウト!

100%、劇団サギのお宅である!(おれ氏統計上)

『あぁぁぁ!しまった財布忘れた!!』

とか適当な理由をつけて帰ったほうが良いよ。

以上!

僕が東南アジア滞在中に3度も経験した、劇場型詐欺のレポートでした!!

いやしかし、旅中の出会いで詐欺かどうかを判断するのって、本当難しいんだよな。

警戒しすぎて、話しかけてくる人みんなを無視するのも悪いし、なによりそんな旅はつまらない。

ちょっとしたトラブルもあってこその旅。

わりと僕はこんな時、どんどん飛び込んでいってしまうタイプなのだけれど。

それでお金を盗られたり、最悪命を奪われることだってあり得るのが怖いところだな。


僕がこの経験をしたのはもう5年も前の事だけれど、ネットを見てみると、

コロナが始まる直前、2020年春にも同じ手口での被害の話が上がっていた。

また、外務省HPでもこの詐欺について注意喚起がされており、深刻な広がりを見せているようだ。



コロナが落ち着いたなら、またたくさんの旅行者が、世界の旅を再開させることになると思う。

そんな旅人の皆さんに、こんなふざけた経験がちょっとでも、

役に立てばいいな~と思ってこの記事を書いてみました。


そんなところです。


●路上ライブで世界一周していたころの、過去記事もよければ見てね。

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