夏ポテトのCMが好きすぎるおれ氏、歴代CMまとめと特に好きな曲について語る話。【夏の匂い】
ナマステ!ぼっちシンガーです。
路上ライブで世界一周の旅を終え、現在は東京で音楽活動中。
好きな事を鼻息荒く語るだけのブログだよ。
昔から、夏ポテトのCMが刺さりすぎる学生だった。(どんな学生だ)
20代以下の若い人は知らないかもしれないが、2003年~2006年ごろは毎年、
カルビーが夏ポテトのCMを流してたんだけれど。
もうそれが切なくて切なくて…おれ…
たった30秒のCMで何度も泣きそ"うに"なってた"んだ…!!(ぐじゅ…ぐすんっ…!!)
30代以上のおじさん共なら一度は見たことがあるよね?
夏限定のポテトチップスを遠距離恋愛中のふたりの再会に重ねて、
「夏しか会えないの」
ってキャッチフレーズでセンチメンタルあおってくる、あのCMだ!!
もくじ
夏ポテトシンドロームなおれ。
ほんと王道でありがちなスートリー設定なんだけれど、当時中学~高校生だったピュアな頃のおれには刺さり過ぎた。
「夏しか会えないなんて…そんな切ない事ある…!?」
(事情は定かではないが)田舎町、一年ぶりに会えたふたり、夏祭り、花火、しかし時間は刻一刻と過ぎて行き、もうすぐまた始まる、会えなくなる現実を、ぎゅっとにぎりつぶすように掴んだ君の浴衣の裾…
ひぃぃひぃぃぁぁああああ!!!(切なくて過呼吸)
リアルタイムで見ていた当時中高生だったみんなはわかるよね!??あのせつなさ!!
自分の夏の思い出といろいろ重ね合わせたりして、無理やり妄想彼女を作り出しては眠りにつく夜があったよねっ!??
遂には妄想が飛躍しすぎて、
「毎年夏になると現れ、一緒に夏祭りに行く謎の女の子が実は幽霊だった」
というチープなラノベみたいなストーリーで小説を書いたりしたこと、あったよねっ!!???
え・・・ない?小説って何の話だって・・・?
あぁ。何も聞かなかったことにしてくれ。生涯で誰にも見せていない、究極の黒歴史だ。
とにかくおれ、夏ポテトのCMに出会って気付いたんだ。
おれ、こういう「夏だけの再会…」モノがめちゃくちゃ性癖だってことに。
音楽でも映画でも、「最後の夏休み」とか「夏がすぎていく」とか、そいういうキーワードがでてくるだけで大体好きになるからね。
風鈴の音、遠くの入道雲、セミの抜け殻とかね。夕立が過ぎ去った夕暮れどき、君と歩く田舎道とか最高。
「最後の花火に今年もなったな」とか言われた時にはもう結婚しちゃう。
夏は卑怯だ。いつだって僕たちの心をくすぶっては痛めつける。
こんな風に、あの夏に焦がれ続けるおれ達の事を、「夏ポテトシンドローム」と言うらしいぜ?(ごめん、うそ。おれが今作った)
あの頃の夏ポテトCMまとめ
それではここで、学生時代のおれ青年の心に残り続ける夏ポテトCMたちを一挙まとめてみようと思う!!(といっても4編だけだが)
そして、歴代順に紹介しては、おれが個人的な思い出に浸って自己満足するコーナーだよ!!
懐かしさに震えて眠れっ!!!
2003年『二人の夏』篇
出演:福士誠治 浅見れいな
音楽:「夏の終わり」森山直太朗
まず一番最初のやつ!!
浴衣、夏祭り、「夏しか会えないの?」ってキラーワード、そして背後で揺れる風鈴…!!
あかん!!僕らの青春ど真ん中なCM…!
そしてタイアップ曲は森山直太朗の「夏の終わり」。
もうこんなん卑怯やん。夏の終わりにはまたあなたに会いたくなるやんっ!!
夏の思い出、一気に溢れ出すやんっ!!!
当時中学生だったおれ青年が、「夏ポテト」という新たな性癖を発掘した、歴史的瞬間であった。
2004年『水面の花火』篇
出演:瑛太 上野樹里
音楽: 「くちぶえ」河口恭吾
翌年公開の第二弾は夏の夜と花火。
瑛太と上野樹里って…めちゃくちゃ世代ど真ん中過ぎて、あかん!!こんなんドラマやん!!1クール行けるやん!!CMだけでこの二人、ストーリー性、めちゃくちゃ贅沢やん!!
この、「夏だけだからいいんだよ。」って強がる上野樹里の表情に心臓わしづかみされてしばらく恋に落ちた思い出があるわ。
川口恭吾のこの曲もいいね。世界観を邪魔せず、さりげなくそこで鳴ってる感じ。
この年の夏、絶対彼女作って夏祭り一緒に行ってこのCMみたいな経験したるっ!!って思ってたけど全然だめで結局いつものブ男友達で近所の花火大会行って
「夏しか会えないの…?」
「夏だけだからいいんだよ。」
って再現した思い出があるわ。
ふっ…美しい思い出たちだぜ…。号泣
2005年『二人の夏』篇
出演:福士誠治 浅見れいな
音楽:「雨待ち風」スキマスイッチ
予算もらえなかったのかっ!!??
2005年は2003年の映像の使いまわ…リメイク版であるっ!!
この頃になると毎年夏ポテトのCMが流れる頃が楽しみになってたので、最初はちょっと残念だったが…
いや、いいんよ。もうね、このCMは曲が良さすぎる。
スキマスイッチの「雨待ち風」。このCMで聴いて秒で好きになって、音速でCD買ったもん。
夏の夕立、大切な人との別れ、こうすればよかったって後悔…
不安定な心を黒々と盛り上がる真夏の怪しげな入道雲に重ねて歌った名曲だ。
この曲が出る前に出てたアルバム「夏雲ノイズ」といい、スキマスイッチは 夏ポテトシンドロームな曲が多くて、高校んとき好きだったなー。
2006年『シャボン玉』篇
出演:多部未華子 北条隆博
タイアップ曲:「夏の匂い」LUNKHEAD
一番好きっ!!!あかん…動悸がっ!!!ハァ…ハァっ!!!
夏祭りの神社、夕暮れ蝉しぐれ、旅行バックを担いで帰省した田舎町、
石段を登れば待っている、浴衣の彼女…!!
こんな経験を一度でもいいからしてみたかった人生だったっ!!!
この多部未華子、かわいすぎんか?かんべんしてくれ。
おれ、好きな女優はだれ?って聞かれたらだいたい多部未華子って答えてたんだけれど、まさしくこのCMで好きになったんだわ。
最後の、男が消えてしまった(たぶん都会に帰ってしまった)あとの、すべて悟ったような悲しげで優しい笑顔…!!
くっ!!今すぐ帰りの新幹線のチケットを破り捨てて、改札飛び越えてあの神社に戻るよっ!!そのシャボン玉が消えるまえにっ!!!
未華子ぉぉおぉぉおぉ!!!!!!(末期)
そして、この2006年版はまた…音楽が…めちゃくちゃええんや…
ちょっと語ってもいい!!?
なかでも一番好きな曲「夏の匂い」について語ってもいい?
この浴衣姿の多部未華子の圧倒的かわいさに、全おれのピュアハートが焦土と化した2006年版夏ポテトCM。
しかし多部未華子に負けず劣らず、タイアップ曲がほんとにまじで良すぎた。
LUNKHEADの「夏の匂い」である。
CMのサビのメロディが良いなって思って、全然知らないバンドだったけどCD買ってみた。
もうね、なんか夏ポテトシンドロームのすべてを詰め込んだような曲だったんだ…!
あぁ、近づく街の光映した二両電車の窓
カナカナが鳴いてた。いつもと同じ夏の匂いがした。
LUNKHEAD 夏の匂い より
もう出だしから卑怯だ。
二両で走る田舎電車、カナカナが鳴く夕暮れどき。
夏。帰省。気になるあの子との再会。
まるで自分もいつかどこかで経験してきた風景のように、ぶわっとその情景が広がる。当時高校生で田舎への帰省とか経験したことなかったくせに。
まるで自分こそこの曲の主人公であるかのように、毎回ドキドキしながら聴いてた。
そしてサビで歌われるこの歌詞がめちゃくちゃ好き。
君の髪の端が西陽に透けて光るのが綺麗で
まだもう少しだけ夜よ来ないで。あの日そう思った。
LUNKHEAD 夏の匂い より
揺れる君の髪の毛、その美しい光景が目の前に浮かぶ。そんなん絶対好きになるやろ。
んで、この夏の匂いの歌詞、聴けば聴くほど切ないストーリーの歌であることがわかる。
中二病でラノベ気質なキモオタであるおれは、個人的にこの曲は
「お盆に帰省した主人公が、亡くなった幼馴染に会いに行く(お墓参りしにいく)」
歌であると勝手に解釈している。
なぜなら、 この歌で歌われている「君」との思い出はすべて過去の事を歌っているからだ。
「あの日そう思った」という上記の歌詞を含め、君の事を表現するフレーズはすべて過去形で語られていて、
なおかつそれは「夜よこないで」と思う=夜になると家に帰らないといけないくらい小さな子供のころの思い出である事がイメージされる。
そして、大サビで歌われる、
二人で生きていくただそれだけで僕ら強くなれた
LUNKHEAD 夏の匂い より
って歌詞もなんかおかしい。
普通の恋愛を歌った歌詞なら、「強くなれる」って未来に対して断言してもいいものだけれど、「強くなれた」=昔はそうだった、という言い方で表現している。
かといって、(未来を誓い合った恋愛もうまくいかなかず、破局したって意味かな?)と思って聴いてみても、そのあとの歌詞では
もうすぐ君に会える。光の中で君が待っているから。
だからお願い、もう少しだけ、早く、急いで。僕らの街まで。
LUNKHEAD 夏の匂い より
と、帰省先の田舎には、今も「君」が待っていて、会う事が出来る関係性であることが示されていて、戸惑う。
しかも、早く急いで…とじれったくなるほどに早く会いたいほど恋しく思っている。
そしてその君が待っているのは、「光の中」なのだ。
光の中で待ってる、過去の思い出の中の、普段は会えない幼馴染…?
そう、
君と過ごした愛しい日々は過去になってしまったけれど、お盆の時期は空から君が返ってくるから、
毎年夏の匂いがするころだけは僕も子供のころに帰って、あの日の君に会いに行きたい。
と、そんな風に受け取ることもできないだろうか?
真意はわからんが、もし本当にそんな意味で作られた歌詞なのだとしたら、
まさしく「夏しか会えない」優しくて切ない物語なわけである。
夏ポテトのタイアップとして、これ以上ない名曲なわけである。くっ…涙腺がっ!!!!!
※あくまで個人的な解釈です。ファンの人からしたらまったく見当違いなのかもしれないけれど、「音楽の受け取り方は人それぞれでOK」という免罪符の元、一人盛り上がるラノベオタのたわごと程度に聞いてくださいね!
まとめ:新作出ないのカルビーさん?
はぁ…語った!!
毎年夏が来るとこうしてYoutubeに落ちてるCM動画を見て胸を焦がしては、
この気持ちを誰かと共有しなければ!!
という謎の使命感を感じていたので、こんな記事にしてみました。
「わかるわ~!」と言ってくれる中二病患者な皆さんも、
「青春かぶれのおじさんが未華子未華子叫んでてマジキモイ無理」
と優しく見守ってくれる皆さんも、とりあえずCM見てみて。
そして夏の匂いのPVも見てみて。PVにも多部未華子が出てて、ほんとに良くて涙腺崩壊するから。 まじで。 田舎電車、見送る君、最後のベル…未華子ぉぉぉぉおお!!!!
そして、この2006年の多部未華子編からこのシリーズCMは終了してしまったみたいだけれど、新しいのは出ないのかな? そろそろ今年あたり、どうですか広報さん?
CM予算をしっかり取れるように、毎年夏ポテト食べまくってるんだがなぁ…。
そんなところです。
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コメント一覧
多部未華子の相手役の方は北条隆博さんという方で仮面ライダーやライフといったドラマに出演されていた方です。
木吉カズヤさんコメントありがとうございます。
仮面ライダーの方なんですね!この方もいい味出してますよね~!