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にしなの「春一番」が好きって話【この春の卒業ソング全部持って行ったわ】

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ぼっちシンガー
ぼっちシンガー

ナマステ!ぼっちシンガーです。
路上ライブで世界一周の旅などを経験し、現在は東京で音楽活動中。
旅と音楽、そのほか好きな事を鼻息荒く語るだけのブログだよ!

出会いはYoutube広告だったの。

卒業について語るラジオパーソナリティーが出てくるCMで、

ストーリー内でこの曲をBGMで流していたの。

部分部分で聞こえるBメロからの、感情がこぼれ落ちるようなサビのメロディ。

「好きだったー。」

力強くも儚い、今すぐ崩れ落ちてしまいそうな全力の寂寞。

震えたわ。春が香ったわ。ピンと来たの。私、この曲好きって!!


歌っているのは「にしな」

そんなで、30代おじさんの心にまで春の風を吹かせ少女に変えてしまう、そんな名曲が発表された。

春一番と言う曲だ。

歌っているのは、アコギ一本と歌声で聴く人の心をわし掴みにする女性シンガー、にしなである。

我々世代でいうYUIみたいな位置づけか?いやしかしもっと音楽性が幅広いような…

最近で言うと、カネコアヤノよりはポップで、あいみょんよりは変化球投げてきて、さユりよりは精神衛生安定してて、しかし関取花ほどはやさしくなくて闇もある…

そんな感じ(どんな感じや)。

まぁ各アーティスト特徴があって好きなんだけど、あえてほかの女性シンガーと比較すると、POPに振り切れらない、ちゃんとアーティストな、しかし独りよがりにもなりきらない包容力も併せ持つ、絶妙な立ち位置を取っているシンガーだと思う。(ますます分からん説明になった)

実は2021年ごろにこの曲聴いて、好きだなーって思ってこのブログ記事で紹介したりもしてた。 (売れる前から知ってたよアピール がウザい系ブロガー)

この頃のイメージって、PVの影響もあるのかもだけれど、

湖の底で沈殿物が浮遊しているような、透明感あるんだけれどちょっと暗い、

そんな感じの印象を持っていたの。

また、最新アルバムの「1999」では、一曲目の「アイニコイ」でライブ感あふれるギターロックを鳴らせば、

FRIDAY KIDS CHINA TOWNやU+ではEDMやハウスな要素も含んだ音楽に軽快なノリの歌詞が乗る、

よりテクニカルで自由な音楽性への変化が現れてた。

それに比べ、今回の春一番って曲は、より温かみのある曲、弾き語りアーティストらしい曲、

まさに原点回帰な印象が強い。

好きなアーティストはコブクロらしいし、こっちの方が、本来の姿に近い楽曲なのかもしれない。

ゴリゴリの轟音シューゲイザーでコアなファンをかっさらってのし上がったきのこ帝国が「実はPOPな音楽がやりたかったんです」と言って音楽性を変化させていったような感じか。

一回「こんだけ多彩な音楽やれるんやで!」って言うのを見せておいてからの回帰的な動き。ユダヤ人たちのシオニズムに似ている。この現象になんか名前とかついてんの?おしえて音楽詳しい人!

にしな「春一番」を延リピしてるおれの春

まぁジャンルや戦略やらの話は何でもいいのだ。

とにかくこの春、「春一番」を延リピしすぎてて、常時脳内再生されてるわ。

ユーミン の「卒業写真」が昭和平成の卒業ソング代表なら、令和の時代は「春一番」なのだ。

それくらいのポテンシャルを感じざるを得ません!

最近多かったやん。アップテンポでジャズピアノ交えてカタカナ四文字系のバンドがたくさん誕生して、人気だったじゃん。

卒業ソングも、感傷に浸る隙も与えない言葉の羅列でまくしたてられてたやん。

まるで首もと掴まれてエモの浸ったバケツに顔を沈められてるような気分だ。

まぁ彼らも嫌いではないんだけれど、うますぎて、作り込みが完璧すぎて、私情を挟む余地が無かったんだよね。

そんな時代背景から、こういう直球ズドーンな卒業ソングを求めていたのかな?

「懐古主義のおじさん」とでも「何言ってるか意味わかんねぇんだよ!」とでも「こんにちわ、ぼっちシンガーです、まで読んだ。」とでも好きに言ってくれ。(せめてここまで読んでから言ってくれ!)

とにかくね、このシンプルさがたまらなく良いのだ。

まず構成がシブい。

A-B-サビ、ってシンプルな構造、そしてCメロや大サビを入れずに、もう2番で終わっちゃう潔さ。

「もう終わり?」って、まるで春が終わった後の地面に散らばる桜の花びら。

哀愁の余韻を心に残しては春の風のように流れて消えていく儚さ。

寂しくなって無限リピート再生。

こんなにシンプルな曲なのに中毒性があるのは、この完結簡素ミニマリズムな曲構成にある気がする。

バックのギターも、最低限をリュックに詰め込んだ感じがあっていいんだよね。

アコギとエレキ2本かな?ボトルネックでフゥァアァーンって鳴る滑らかな音が最高。サビで畳みかけられたらあたしの心はビタビタだよっ!!

最後のアウトロの、遠くでささやかになる轟音も感傷を加速させる。遠い空の向こうの戦争の音が聞こえる。

んで、春の日差しで天日干ししたお布団の中にくるまってるような安心感ある歌声で綴られる、鮮明に景色を思い描かせる歌詞。

特にBメロが好きだ。

さよならとつぼみが膨らんで 胸に帰ってきてしまうよ
開けっ放しにした窓 遠くで鳴るチャイム
吹き込んだ春一番

にしな「春一番」歌詞

投影機かっ!!!

心のプロジェクターやんけ!!大スクリーンであの頃の春、卒業式、青春のすべてをかき集めてみせてくるやんけっ!!!

ぬぅおおおん!!!そこからの「好きだった」ってサビ。もうあかん。立ち直れなくなっちゃう。

一生あの春の監獄の中、さまよい続けちゃう!!

なんか、言葉は多くないんだが、愛しいもの全て詰め込んだタイムカプセルみたいな歌詞だ。

夏の終わりに「若者のすべて」が聴きたくなるように、毎年春になると、この曲に帰ってきてしまいそう。

そんな予感のする名曲なんだ。

まとめ

興奮気味に思いのままに、最近好きな曲を鼻息あらく語ってしまった…

「終始何言ってるか意味不明」

「読者を置き去りに妄想の彼方へいってしまう語り口がキモい」

などの皆様からのお便りも遠く届かない誰も触れない「おれの好きなモノ」の世界で究極の独り語りを楽しんだおれ。

まぁ、こういう音楽や芸術に感動し「好きだ」って思った感情って、次第に薄れては消えていくものだから、

こうして書き残して、今のこの「好き」を大事にしたいと思ったんだ。

いつしかこんな純粋な気持ちも忘れてしまった頃に、この記事を読み返して「好きだったー」と胸に帰ってくることがあるかもしれないしね。

そうやってたくさんの好きなものに囲まれて生きていけたら、人間、幸せなんじゃないかなって思うよ。


それではまた次の春まで。



そんなところです。


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