【蒲田こそが最高の街である5つの理由】おれの大好きな東京の街について語らせてくれ!って話。
ナマステ!ぼっちシンガーです。
路上ライブで世界一周の旅を終え、現在は東京で音楽活動中。
好きな事を鼻息荒く語るだけのブログだよ!
「え?蒲田住んでるの?大丈夫??」
職場の人や友達から「どこ住み?」って話題を振られ答えると、だいたいそんな反応をされるのだ。
住んでる場所答えただけで第一声が「大丈夫?」ってなんやねん!失礼だぞ君!!
そう、僕が住んでいるのは東京の西側、大田区の蒲田(かまた)という街なんですが、
まぁとにかく東京の人たちからは評判が悪いのだ。
それもこれも全部、あの人気番組「月曜から夜更かし」のせいですわ!
あの番組で蒲田は、小岩と並んで東京の下界と蔑まれ、やれ「汚い」だの「治安が悪い」だの言われたい放題や!
まてまて!みんな、そんな報道を鵜呑みにしちゃいけないよ!!とおれは声をグランデにして言いたいっ!!
確かに蒲田は、酔っ払いが昼から道端でぶっ倒れているしそこら中にゲロ落ちてるし怪しい客引き無法地帯だし大勢の歯のないホームレスのじいちゃんが駅前でたむろしてるし街中ちょっとアンモニア臭がするけども…
ほんとすっごくいい街なんだよぉぉぉぉぉおぉ!!!!(ほぼ報道通りの街だった)
もくじ
おれの大好きな街、蒲田を語らせてくれ。(普通に住みやすくておすすめ)
とにかく!前述のような庶民的でちょっぴりスリリングなところも含めて(汚くて治安悪いをマイルドに表現)、蒲田は本当にいいところなんだ!!
東京生まれの地元民にとってはイメージが悪い街なのかもしれないが、おれみたいな田舎出身者にとっては最強に住みやすい場所だと感じてる!
その理由は、圧倒的コスパの良さにある!!
おれは地元の香川県から「ちょっと東京でも住んでみるか~」とサラサーティコットン100くらいの軽い思い付きでこの街にやってきたんだ。
東京最初の住居を蒲田に決めた理由は、光熱費込み月25000円の格安シェアハウスを見つけたから。それだけ。
まぁね、音楽やってるから、最初は憧れてたんですよ。
(東京って言ったらバンドマンの聖地「下北沢」だよな~!「高円寺」もいいな~!「西荻窪」とか「吉祥寺」もそそられる~!)
なんてね。でも、物件探してて驚愕。高すぎやろ!月8万円も家賃にとられたら給料無くなってまうやろっ!!
田舎の邦ロックファンたち、騙されんな!下北沢の六畳一間でギリギリの生活演じてるバンドマンいるだろ?あんなの大嘘だからな!
下北に住めてるだけで、親は大手企業重役のハイソサだぞっ!休日は家族でホテルの朝食ビュッフェとか行ってんぞ気をつけろっ!(偏見)
そう、田舎から出てきて感じた事だけれど、東京の人は「どこに住んでいるか」そのネームバリューにお金を払っている感じするんだよね。
我々田舎者が、乗ってる車で見栄を張り合うように、東京の人は住んでいる場所で自らのステータスを表明している気がする。
だからこそ、アクセスも普通に良くて(品川まで10分)、買い物も何不自由ないくらいに大きな街であるにもかかわらず、その圧倒的ネームバリューの悪さからか、蒲田は安い!
どこ住みかのマウント合戦にはしょうみ全く興味のない我々田舎出身者にとっては、最高のコスパを発揮する街なのだ!!
そんなふうに、まずは金銭的な魅力から住み始めたこの街。
途中、仕事の関係で埼玉の浦和や同じ大田区の大森に浮気したこともあったが、結局また蒲田に帰ってきてかれこれ合計5年ぐらい住んでる。
おれが何度もこの街に吸い寄せられるのは、蒲田が、とにかく住みやすくて、ディープでおもしろい、下北にも高円寺にも負けないシブくて通な街だからだ!!
今日はここに、「蒲田が最高な街である理由」を5つほど、紹介していこうと思うっ!!
※この記事では分かりやすさを重視し、JR蒲田と京急蒲田駅周辺のローカル駅に関しても蒲田として書いていきます。「厳密にいえば南蒲田エリアは蒲田とは呼べないのでは?」などの現地住民の方からのご指摘は、ありがたく胸に抱き、そっと呑川のほとりに流したいと思います。
蒲田が最高な街である5つの理由。
昔ながらの商店街が賑わってて最高。
蒲田の魅力としてまずみなさまに最初にお伝えしたいのは、味のある商店街の賑わい!!
東京に来る前まではこんな風に思っていた…
一面のシャッター街、誰も歩いていないさびれたアーケードの通りにコンビニが一軒だけ暇そうに営業…
買いものと言えば郊外のでっかいイオンへ…
田舎出身のおれ達からしたら、商店街って言ったらそんなイメージである。
しかし、東京だと違った。
大型複合施設が駅前に入り込めないほどに人口が密集しているためか、昔からの商店街が今も地域住民の生活の要になっていたりするのだ。
特に昔からの繁華街であった蒲田には、昭和くさいレトロな商店街がほんとにたくさんある!
地元の個人店経営の居酒屋、八百屋、総菜屋などが軒を連ね、しかもめちゃくちゃにぎわってるのだ。
蒲田駅周辺には西口に伸びる「サンライズ」や京急蒲田とJR蒲田の間にある「あすと」って商店街が有名だが、個人的には周辺のローカル駅にある商店街も好き。
空港線の糀谷(こうじや)駅からのびる商店街は町中華のメッカだし(中でも長安ってお店は安くてボリューム満点で完璧)、
京急蒲田から一駅川崎側に下ったところにある雑色(ぞうしき)駅の商店街は、道端に総菜を出す店が並んでて飲み歩きに最高。
商店街の先にある竹沢商店っていう、道端で焼鳥焼いてる店で2、3本だけ串を購入→
多摩川までチャリを走らせて夕陽を見ながらビール。うん。この世の幸せの大半は享受できるね。
そりゃ雑色駅前にワンカップ握った歯のない爺さんたちもたむろするわな。あの人らは幸せとは何かを知ってるで。(自分の将来を見る)
物価が安くて最高。
先ほども書いたが、とにかく蒲田は物価が安い!!
まず家賃!!田舎から出てくるととにかく驚愕するのが、東京の家賃の高さである。
主要駅付近ならワンルームでも10万近くかかったりする。
山の手線上になど住もうものなら、家賃だけで月の収入すべてを持ってかれちまう。鬼畜!!魚人に支配されたココヤシ村かここは!!
しかし、蒲田になるとあら不思議。
都心へも横浜へも10分弱で行けて、羽田空港も近いという抜群のアクセス環境を誇りながらも、なぜか家賃は周辺より2~3万円安い!!(おれ調べ)
ドミトリーのシェアハウスに住めば、光熱費など全部こみこみで月25000円!!東南アジアかここは!?パラダイスや!!
そんな、安い環境を追い求めてやってくる俺みたいな最底辺層ども…コスパ重視のスマートな生き方をされている人たちが集う街であることから、街中に「激安!」があふれている。
蒲田駅西口には激安の殿堂ドンキが構えているし、蒲田周辺の駅前にはどこも、関東の2大ディスカウントスーパー「オーケー」と「肉のハナマサ」が大抵ある。
商店街を歩けば、激安な総菜が軒先で売られているし、なぜか100円自販機も異様に多い。
飲み屋も多いんだけれど、ビール一杯190円!とか焼き鳥一本90円!とかの店が多くて、永遠に飲んでられる。もうトリキとかいけない。
安くて楽しい東京最後の楽園。それが蒲田なのである。
レトロな風景が詰まってて最高!
蒲田は、とにかくディープで面白いまち。
その背景には、古くから庶民の街として栄えてきた歴史があるのかもしれない。
調べてみると、蒲田は大正時代ごろから人口が急増しだして、昭和初期には上野と並んで東京の玄関口として都市化した過去があるらしい。
羽田周辺の町工場で働く出稼ぎ労働者や、都心で働く人たちのベッドタウンとしての側面も持ちつつ、
中心部では松竹キネマ撮影所があり、当時の有名役者たちが多数住み、「キネマの街」として流行の最先端を行くおしゃれな街でもあったようだ。
(商店街のおばちゃん曰く、今の渋谷や原宿みたいな若者の街だった…らしい。今では考えられんが。)
余談だが、映画「シンゴジラ」では幼体のゴジラが海から呑川をさかのぼって蒲田の街を破壊していくシーンがあるが、
あれは「昭和の町工場で成長著しかったころの日本」のメタファーとして蒲田を描いてて、それをゴジラが破壊することで、経済大国日本の終焉を表してるのだとか。
まぁたしかに、もともと渋谷のような街だったのが、TVでぼろくそ言われる酔っ払いの街になってしまったのなら、その隠喩にもうなずけるな。
まぁしかし、そんな歴史と文化のつまった土壌があるから、とにかく蒲田は面白いのだ!!
街を歩けば、昭和を彷彿とさせるレトロな建物や商店街が多く見られる。
過去の華やかだった頃の蒲田を思い浮かべながら街歩きするのも一興である。
何気に国際色豊かで最高。
蒲田と言えば名物の羽根つき餃子が有名なんだが、街には中華以外にも多国籍な料理屋が異様に多い。
孤独のグルメにも登場したベトナム料理屋ティティが有名だが、この他にもタイ料理屋や中東系のケバブ屋、スリランカカレーに北朝鮮のピョンヤン冷麺屋など、なかなか味わう事の出来ない世界のご飯屋が多く立ち並ぶ。
個人的には糀谷駅の「インドダイニングさくら」のほうれん草カレーと、第一京浜道沿いのパキスタン料理屋「HAJI」のマトンビリヤニが大好き。
また、JR蒲田駅西口の「思郷村」という台湾料理屋は、台湾に4年間留学経験のある妻氏も認める本場の味だ。
このように、蒲田には 書ききれないくらいたくさんの外国籍な飯屋があって、何気に国際色豊かなのだ。
その理由は、人口の3%を占める外国人居住者の多さと、羽田空港を出てすぐの主要駅、という地理が関係しているのだろう。
ゲストハウスやホステルも多く、訪日外国人が最初に立ち寄る、まさに日本の玄関口のような街でもあるのだ。
先述の月25000円のシェアハウスに住んでいたころは、外国人のルームメイトたちもたくさん入居してきてた。
短期滞在で入れ替わり立ち代わりいろんな国からの若者がやってくるので、毎回出身地の話を聞けたりして楽しかったな~。
日本にいながら海外のゲストハウスにでも宿泊している気分。
海外旅好きは絶対やみつきになる街である。
混沌としていて最高!(蒲田はインドに似ている。)
最後に上げる蒲田最大の魅力は、カオスな部分、そのものである。
巷では散々、蒲田は街が臭いだの治安が悪いだの言われているが、個人的には、ディープでドープなこの街の深部、それこそが最大の魅力であると思ってる。
夜の繁華街を歩けば、ドンキ前にたむろするパリピたち、ナンパ待ちっぽい地雷系な女の子、キャッチのにいちゃん…
「お店いかがっすか」
との勧誘を無視しながら高そうなスーツ着たサラリーマンが道端でゲロってる隣では、空き缶を詰め込んだ大きな袋を引きずって、浮浪者のオヤジがうつろな目をしてる。
奇声をあげながら辺りの自転車を蹴り倒しまくって警察呼ばれてる危なそうなじじいもいれば、
「じょぼぼぼぼ…」
なんか水の流れる音がすると思って見てみたら道のど真ん中で汚ねぇおっさんが立ちションしてる。
そのアンモニア臭立ち込める駅前には怪しい募金や物乞い、浮浪者風の男が 「世界一周の旅を終え日本で音楽活動中!」などと書かれたボードを掲げて下手なギターを響かせ、冷ややかな目で見られている。
これらはすべて、おれが蒲田に住んでて実際見たり体験したり、最後のギターはおれ自身だったりする出来事なのだが…
こんな風に、街を歩けばなにかしらぶっ飛んだことがおきてる蒲田。
そこがとてつもなく面白い。
区画整備された綺麗なだけの街にはない、強烈な人間臭さと、ドブネズミみたいな美しさ。最高だ。
この、気取らない作らない自由な空気感が、この街最大の魅力なのだ。
そう、そこら中でカオスなことが起きてるこの感じ、どこか、おれの大好きなインドに似ているんだよなー。
管理されつくした退屈な日常に飽き飽きしたなら、蒲田に住もう。
きっと変な人が多くて、胃もたれするような毎日が君を待っているよ!!
まとめ
以上!!俺の大好きな東京の街「蒲田」について、その魅力を存分に語ってみました!!
うんうん。蒲田の魅力がしっかり伝わる記事になったな…これは大田区商工会から表彰もんやで…!!
え?
「汚くて危ないイメージがいっそう強まりました。あまり近づかないようにしたいと思います。」
だって?
う、うるせぇ!!おまえらみたいなITベンチャーで一山当てて武蔵小杉のタワマンの上層階に住んでるようなやつらはこんなゴミだめみたいなブログ見に来てんじゃねぇ!!
日経ビジネスでも読んで昨今の円安による物価上昇をなんとかしろっ!!きぃぃぃいぃ!!!
そんなで、街のイメージを損なったとして大田区からの訴訟の準備も進むなか、日課のハイソサ叩きを終えて満足したおれ。
「こういう人がたくさん住んでいる場所なんだな、って事が良く分かりました。ありがとうございます。」
などの意味深なコメントを受け取ったりしつつ、今日も愛する蒲田の街のとばりへ、消えていくのであった…
とにかく蒲田は最高!!旅好き、インド好きは絶対好きになる街だからみんな来てねっ!!
そんなところです。
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