小山田壮平企画【風CAMP2021】オンラインで参戦したのでレポート記事っぽいの書く話。
ナマステ!ぼっちシンガーです。
路上ライブで世界一周の旅を終え、現在は東京で音楽活動中。
旅と音楽、その他好きな事を好きなように語るブログを運営中!
僕が人生変えられた存在として、
このブログでもしつこいほどに再三紹介しまくっているバンド、andymori。
そのギターボーカルだった小山田壮平が、
この度、野外フェスを企画することになった!
その名も、風CAMP2021!!
2021年9月18日(土)に、埼玉県秩父ミューズパーク野外音楽ステージで開催。
出演はオオヤユウスケ、TIMESLIP-RENDEZVOUS、
折坂悠太、工藤祐次郎、インナージャーニー、
そして小山田壮平。
壮平さん初の企画野外フェスということで、おれ氏、開催前から大盛り上がり。
普段は土日が仕事なのだが、偶然休みが取れ、
秩父に乗り込む気満々だったんだけれど…
もくじ
観客動員は中止、台風の中スタート!(それでもたのしみ)
コロナウイルスの影響による緊急事態宣言の延長により、
観客を入れてのライブ開催は中止に!!
うん、これは仕方ない。
半月前には、感染対策を徹底していなかった野外フェスの、
主催者や出演者が大バッシングされてたしね。
こんな状況で強行して、なにかあった時に壮平さんがバッシングされるのはファンとしても心が痛い。
状況を見てて、行くのやめとこうかな?とも思ってたし、
個人的にはストリーミング配信での開催の方がありがたく感じた。
よし、そうときまれば、家のベランダでピクニック気分で、
ビール開けながら一人お家フェスするで!!
と思ってたら、次は台風14号接近のニュースが…!!!
東京在住の我が家でも、朝からものすごい雨風なんだが…
くっ…壮平さん、すまんおれが雨男なばっかりに、
風キャンプを台風キャンプに変えてしまった…!!
しかしそれでも、楽しみにしとっとよぉぉぉぉおぉ!!(壮平を思うとエセ博多弁になる系シンガー)
各出演者のリアルタイムレポート!(というかただのファンの叫び)
このように、直前でてんやわんやしつつも、
なんとかオンライン配信限定という形で開催にこぎつけた風キャンプ2021!
遂に当日を迎えた!!
ここからはライブを見つつ、
各出演者の配信ライブのレビュー、
というか個人的な感想や感傷など書き綴っていこうと思う!
有観客ライブなら、聴きながら携帯いじってコメント残すとかできないし、
こういうのって、配信ライブだからできる事だよね。
ということで、開催まであと30分少々!!
ちょっとビール買ってくるわ。
※)以下、アーティスト写真は著作権とかあれなので、アーティストイメージはYoutubeリンクで表示しますね。
小山田壮平(ソロ)
一曲目から歓喜。
『Life is party』!!大好きな曲だよ!!!
この諦めにも似たカラカラと音がなりそうなくらい軽い自尊心と、
それを賛歌しちゃえる壮平さんの音楽への信頼感よ!
乾杯!祝杯をあげるのにぴったりの一曲目だ!
そして、5曲目『サイン』よかった。
『かわいい人よ!愛しい人よ!』
のまっすぐな歌声が、心の底から愛が、恥ずかしくなるくらいの純度で伝わってくる。
壮平さんの歌い方には人間性が滲み出てる気がする。
それは綺麗なだけじゃくて、弱くて情けなくて、
どうしようも無いものも垣間見えるんだけれど、
それさえも音楽にして、肯定してしまえる。
それがロックンロールだと、僕は思う。
そして、最後の曲はアカペラで『愛してやまない音楽を』。
『風キャンプ2021!』と変なポーズ決めて、
ひょろひょろと去っていく姿が、なんとも言えない素朴感。
昔、広島でセットストックって野外フェスがあって、andymoriを見に行った時のこと思い出した。
別会場で別のバンド見てて、急いでandymoriの会場に向かった時。
まだ開演前だったんだけれど、ステージの下に人だかりができてて、
その真ん中で、小山田壮平が1人、アコギを抱えてstand by meを歌ってた。
まるで人気者のバンドマンとは思えない、身軽さと自由さがあった。
ただ音楽を愛してて、それ以外の見栄やプライドやあれやこれや、
その全てに興味がない人なんだと思った。
どこまでも自然体なのは、変わらないな。
そう、自然体で、秩父の風を楽しむのだ!!
さぁ、キャンプの始まりである!
工藤裕次郎
軽快なアルペジオで始まったベルウッドの光という曲。
ギターすごい。いい曲だなぁ。
晴れた空の下聴いたら素敵だろうな。せめてもと思い、網戸を開けて、外の空気を吸い込んだ。
MCで、
『みんなエアー拍手してたけど、拍手してもいいんですよね?
あ、そんなこと言って無理やり拍手させちゃった!』
と、現場スタッフの硬さみたいなのをコミカルにほぐす。
きっと、みんな慣れない配信ライブで、
『音は立てない方がいいのか?声は出さない方がいいの?』
と、みんな気を使ってたんだろうな。
この後も、歌詞を飛ばしてやり直したり、MCに短い曲混ぜて語ったりと、
脱力感あるライブが続く。
キャンプ感あるわー。これぞ自然の中のライブ。
なんか、近所の、謎にギター上手い音楽好きのにいちゃんの部屋に遊びにきて、
縁側で麦茶飲みながらにいちゃんの歌聴いてる、みたいな、
そんな親しみやすさとノスタルジーがある。
途中から、小山田壮平とちゃんボーイがコーラスで登場。
壮平さんら、口笛全然吹けてねぇ!コロナ禍で口笛も自粛していたらしい(笑)
2曲やって、一旦2人は舞台裏に引いたんだけれど、
『ごめんハーモニカホルダ忘れたから…』
と小山田壮平を再度呼び、なぜか急遽、
ステージに立ってハーモニカを吹いてもらうのをお願い?して、最後の曲へ。
でもこれ、多分元々予定してたサプライズ演出みたい。
まさかのandymori初期の名曲、『すごい速さ』をアレンジして演奏!
戸惑っていた壮平さんも自分の曲だとわかってノリノリで演奏。
2人の仲の良さが伝わってくる最終曲だった!
オオヤユウスケ
ピアノとドラム、そしてギターの揺れたアルペジオの絡みが最高だった。
これ、野外でビール一本開けてちょっとぼんやりした頭で昼下がりに聴くの、最高だろうな。
まるで、明るい日差しを浴びて海面をふわふわと漂うクラゲのような、
そんな自由な浮遊感がある。
3曲目(だったかな?)のレゲエ調の曲もすげえよかった。
ちょっとフィッシュマンズっぽさもあったな。
そして、その次の曲は壮平さんが呼ばれて登場ハーモニカで参戦して、
Polarisの深呼吸をやった。おいおい、心地良さすぎだろ。
メロウの海にディップされたわ。音の揺らぎのおひたし。
そこにちょっとジャジーなピアノの音が最高にオシャレ。
詳しく知らなかったんだけれど、オオヤユウスケ氏ってPolarisのボーカルの人なんだね。
どうりで。確かメンバーにフィッシュマンズの人もいたよね。
その後のMCで、
『ずっとソロで打ち込みでやってて、初めてメンバーと新曲を、
細かなところ打ち合わせ無しで、任せてやってみたらめちゃくちゃかっこいいアレンジになってて、
バンドっていいなって思った』
とか言ってたけど、超わかるっすわ。
大学でバンドやってた時、作った曲をメンバーに弾き語りで見せて、
次の日にそれぞれアレンジしてもらって初めて鳴らした時、感動したなぁ。
『すいませんMCにはまだ課題が…』
と言ってたけど、個人的にはすごく伝わるお話だった。
その次の曲で、案外時間が巻いてるから、
『それじゃ次の曲、最初はちょっとゆっくりで入ってみましょうか!』
とか言って、アドリブでアレンジで入っても、息ぴったりで。
やっぱプロのミュージシャン、すげぇわぁって思った。
※後で調べてると、フィッシュマンズ味ある、とか言ってた曲、実際フィッシュマンズのカバーだったみたいです。良かったなぁー!
インナージャーニー
ゆったりの2曲から、軽快な3曲目の夕暮れのシンガー!
めっちゃいいな!
だれにも言えず好きな歌を歌う事も忘れてしまったシンガーのために。
って、全あの日のバンドマンにささげる歌じゃねぇか!!くぅぅぅ!!
そしてその次の曲。深海列車。この曲好き。
故郷から遠い街に出ていくときの移動中に流れてそうな、センチメンタル極まる曲。
YouTubeのMVがまたいいからぜひ見てほしい。
からの、代表曲(おれの中での)!クリームソーダ!!
たしかこの曲を壮平さんが好きで、SNSで紹介してからandymoriファンがこぞって聴き始めたんだよね。
半端ないって! このバンド、 バンド名見ただけで、絶対andymori好きってなるもん。
andymori好きの人が作る曲はandymori好きは好きやん。
当たり前やんっ!!そんなん出来ひんで普通っ!!
からの、グッバイ来世でまた会おう!
僕、めっちゃファンって訳じゃなかったけど、
そんな僕でも知ってる曲、好きな曲連投で揺さぶりに来てるっ!!!
くっ!!胸が騒ぐゼェぇぇ!!
TimeSlip Rendezvous(タイムスリップ・ランデブー)
初めて見たバンドだったんだけれど、結成25年だって!
壮平さんが地元福岡で、初めてライブハウスでライブを見たバンドで、
当時福岡のラジオ番組で「針にかかった魚が自由を求めるように」が流れていて、ハマったんだとか。
ステージの上で憧れてた存在と、こうして同じステージに立ってるって、どんな気持ちなんだろう。
そんなことを考えながら見てた。
僕が人生で1番最初に見たライブは、地元の友達のライブだったか。
ギターを相棒みたいに抱えてたあいつも、歌に魂かけてたあいつも、
みんなみんな音楽やめちゃったな。
本当にまっすぐに歩くなら、あのカーブでみんなとも離れ離れ。
それでも、好きなことを一心に思い続けて、歩き続けて、25年も続けられる。
それってものすごい、かっこいい事だと、個人的には思う。
何曲目か忘れたけれど、『サフラン色の雲が現れて』って歌詞があって、
life is partyはこの曲に影響受けてるのかな?って思った。
それもそのはず、タイムスリップランデブーのファーストアルバムの名前は「TWILIGHT CITY」。
インナージャーニーがandymoriから多大な影響を受けてるように、
小山田壮平もこのバンドからいろんなインスピレーションを受けて、曲を作ってきたのだろう。
針にかかった魚が自由を求めるように の後に、ステージが真っ暗になって波の音が聞こえる演出。
その後にやった新曲らしい2曲。
そのうちの一曲、「夕陽に間に合えば」って曲がよかった。
ヒリヒリとしたライブ感が素敵だった。
そのあとやった、ツアーの途中、九州で出来たという『僕の車』って曲もよかった。
「もうすぐ21世紀」って歌詞に、ほんとに25年やってんだなぁって実感。
普段あまり聴かないジャンルの曲だったけれど、
そういう曲に触れられるのもフェスの良いところ。
折坂悠太
一曲目からめちゃくちゃ雰囲気あった。
ボーカルのループ機能を使った低音の滑らかな声がこだまし、
音全体が、会場全体を包んでいくのが、オンライン上でも分かる。
二曲目もよかった。
『締め切られたあの窓に自由だと言い聞かせて』ってフレーズが、
一気にその風景をイメージさせて、脳内に鮮烈に映し出されるよう。
んで、MCがいろんな意味でキマってた。
『会場ではキンモクセイがたくさん咲いています。皆さんも窓を開けて、(もし近くに咲いているなら)匂いを嗅いでいただければ、現場の雰囲気を味わえるかなと。折坂からの、風キャンププチアドバイスでした!』
と視聴者を気遣うコメントをしてほっこりさせた後に、
『今日来る途中の遊歩道に、●体遺棄しやすそうな、人に見つからなさそうな場所があった。誰にも見つからない場所で、世の中から忘れられた気持ちになれた。』
と、衝撃のサイコパス発言(笑)。
でも、
『そういう世の中から見えない場所で、新しいものは始まっていく。今日もお客さんはいないけれど、確かに風CAMPは始まったんです!』
みたいな意味だったようで、安心した(笑)。
そして、壮平さんに気に入られたという曲、角部屋。
軽快なアルペジオの中に、どこか意味深な歌詞が印象的。
『新聞広告に落書きしながら君は、戦争行く時は触らせてあげるよと。』
ってどういう意味なんだろ?戦時中の話なのか?
『ミートイズマーダー聴きながら、震えて待つよ。』
ミートイズマーダーはTheスミスの2ndアルバムの名前らしいが、なんで震えて待つんだろう?
後でまた、聴き込んでみるとしよう。
初めて聴いたけれど、ところどころ日本の民謡から来たような、
独特の歌詞やメロディのアプローチがされていて、まるで知らない世界線の音楽のようだった。
プロフィール見てみると、昔ロシアやイランで住んでいたと書いてた。
日本人として、海外から、日本を見る。
その観点が、こんな独創性を生んだのだろうか?
気付けば日も暮れていて、真っ暗な部屋でワイン飲みながら聴いてたんだけれど、完璧だったわ。
小山田壮平(バンド)
もう一曲目からお胸が!!!
お胸が張り裂けちゃうわ!!
andymori後期の名曲、空は藍色。
びぃええええええん!!!!見える。見えるぜ俺にはっ!!
秩父の空に伸びていく飛行機雲がっ!!!
思わずいっしょ歌っちゃった。
サビの部分で、一音一音魂以上のものを投げ捨てるように、
でも大事に大事に、歌うこの声が好きだ。
そして、ひろしぃぃぃ!!!!(号泣)
歪みの効いたベースソロから『旅に出るならどこまでも』、『恋はマーブルの海へ』!!
全体的にCDにはなかったアレンジもあって、細部まで楽しい!!
そして壮平さんのアルペジオからしっとりと始まる、『雨の散歩道』!
この豪雨の中、踊るようなワルツが…
今日のためにあった曲みたい。これは揺らさざるを得ません!なやつ。体をな。
雫滴るその景色の中で歩いてる、住みなれた街で!
んで、僕がALで一番好きな曲、『メアリージェーン』もやってくれた!!!
やべぇぇ泣ける!!!溶けてまう、溶けてまうよ~~!!!
と真っ暗の部屋でガンジス川を思い浮かべながら時が止まった部屋で
完全に健全にキマって『エヴィスィンガナビオーライ~~』と合唱していると…
やかましいっ!!!
ここでお仕事帰りの彼女氏帰宅。
電気をつけられ、急に現実に引き戻されるおれ氏。
『トイレに行け!やかましい!』
と追い出される。
くっ…ガンジスのヒンドゥー教徒たちも数々の宗教戦争とカーストによる迫害を生き抜いて、モークシャ(自由)を導き出したのだ!!
ぼっち死すとも風CAMPは死せず!!
と名曲に心も体も興奮状態のままトイレに直行(結局領土争いには敗北)。
移動して落ち着いたときに始まったのが、
『投げキッスをあげるよ』!!
そしてファンファンが入って、のんびりとしたリズムがベースと絡んで、
あぁ…この揺れるトラックの荷台みたいな感覚…
この懐かしいイントロは!!!
『グロリアス軽トラ』である!!!
秩父の空の下ー!!!一緒に叫んじまったよね。やはりね。
んで、そのあとの『sunrise &sunset』『HIGHWAY』も最高に良くて、
最後の曲。『1989』!
ファンファンがサポートメンバーだったから、まさかとは思ってたけれど。
何万回も聴き返したこの曲を、またライブで見る事が出来るなんて。
ファンファーレと熱狂、赤い太陽。
まだ今も、あの頃からずっと燃え続けている熱狂を、
友達も知らないランプを、秩父の雨の中、真っ暗闇の野外ステージで、
まだここで燃えてるぜって、教えてくれた気がした。
うぉぉぉぉぉん!!!!!!!!6時のいちばんぼぉぉぉぉおぉしいいい!!!(精神崩壊)
まとめ
うぉぉぉわんもぉぁぁぁー!!!わんもぁぁぁぁぁ!!!!
パンパンパン!!!
配信ライブのアンコールってどうやんの!!!!
教えて!!!誰か配信ライブに詳しい人、教えてくださぁぉぁぁぁい!!!!
まだカパチーノもベロべロックンローラーも聴いてないぞ!!!!頼むよ!!!
おれ、まだクラップマイハンズしてるぞ!!!
うぉぉぉぉいいい!!!!!
やかましい!!!
『ごめんなさい…』
【急募】配信ライブでアンコールする方法。#風CAMP2021 pic.twitter.com/rUJ9ct1wY5
— ガモウユウキ / ぼっちシンガー世界を周った後。 (@gamoyou) September 18, 2021
そんなで、激情のなか、無事幕を閉じた僕の風CAMP。
久々にライブ見て、懐かしい歌や新しい音楽に触れられて、心が満たされた一日だった。
そしてチケットを購入して楽しむような、
こういう形式のストリーミングライブって初めて体験したんだけれど、
思ったよりLIVE感あって良かった。
ただな…アンコールの方法がな…(まだ言う)
とにかく全アーティスト見て思ったこと、それは
『これ、外で見てたらめちゃくちゃ気持ちいやろうな~』
ってこと。
自然の中で、音楽囲んでみんなで揺れてる、そんな風景をLIVE中何度もイメージした。
ぜひとも来年、コロナが吹き飛んでいたなら!!
壮平さんにまた企画してもらって、最後はキャンプファイヤー囲んで、
みんなで輪になって『愛してやまない音楽を』を歌いたい!!
そんなところです。
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Tweets by gamoyou
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