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愛媛vs香川!香川県民がライバルの愛媛県・松山市を訪れるとこうなるという話(その2)

2024年3月5日

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ぼっちシンガー
ぼっちシンガー

なんがでっきょんな!ぼっちシンガーです。
路上ライブで世界一周の旅を終え、現在東京を中心に活動中!
香川県出身のシンガー系ぼっちだよ!

ここまでのあらすじ。

香川県民にとって、最大のライバルにして宿敵、地球上最も遠い存在の隣国・魔界愛媛に極秘潜入することに成功したおれ氏。

香川県民を迫害する過激派の攻撃におびえながら、なんとか空港を脱出した。

夜に出演を予定しているライブのため、ギターを背負って市街地までやってきたのだが・・そこで待ち受ける運命とは!!

1話を読む

なんかかなり時間が空いてしまって、一話のシリアスな雰囲気の文体から変わっている気がするけれど、

それすらも愛媛当局からの洗脳操作なのではないか!??などの一抹の疑問を抱きつつ、

全おれ待望の第二話、さっそく書いていこう!!

過激派のサイバー攻撃に合う

市街地で駅を降り、おれは近隣のカフェへと急ぐ。

やばい!!急がねば!!!


急いで入店し、カフェオレを注文して、テーブルに設置されたコンセントを繋ぐ。

なぜこんなに急いでいるかというと、実はこの日は、おれの愛するサッカーチーム、カマタマーレ讃岐の試合日だったからだ!

ストリーミング配信のあるDAZNで試合を見るため、Wi-fiがあるところを探していて、

でかでかと「Wi-fi使えます!」とポスターの貼ってあったカフェを見つけ、試合前に駆け込んだのである。

ライブまでの数時間。街をぶらつくのもいいが、過激派からの冷凍みかんの投石警察からの尋問の可能性がある。

まだホテルはチェックインできないし、ここはカフェでおとなしくサッカーを見ていよう、ということになったのだ。

よし、これで応援できるぞ…と思い早速Wi-fiに接続…
ん?

Wi-fiマークは出ているのに、つ、つ、使えない!!??

おかしい!と思い、かろうじて外から電波を拾っていた他のフリーWi-fiなどにも接続を試みるも…

だめだ!!!どこも、マークは出れどインターネットに接続されないのだ!!



なんという事だ!!過激派によるサイバー攻撃か!?

はたまた、カマタマーレ讃岐の視聴率獲得を妨害する、愛媛FCの情報操作だろうか!?

楽しみを奪われ、呆然と立ち尽くし、そして泣き崩れ落ちるおれ。

くっ!!!こうなったら、まことに不服ではあるが、街中を観光だ!!

そんなで、ライブまでの時間をサッカーを見て過ごす予定だったおれは、その時間を使って少しの間松山市内を散策してみることとする。

松山で食レポ

まず、腹が減ってはデュエルはできず。

大街道と言う名の、巨大な商店街の二階にあった、エベレストフードというカレー屋さんに入る。

なんかよくわからんがこの辺りのインドカレーチェーンらしい。

え?なんでもっとご当地のご飯を食レポしないのかって?う、うるせぇ!!そんなことしたら愛媛の人気を後押しすることになるだろうが!

香川男児として、敵に魂を売るような行為は許されないのだ!(空腹に耐えきれず適当に選んだ。)

そしてオーダーした本日のカレー。

ごろっとチキンの入ったスパイシーなチキンカレー、濃厚な香り、そしてもちろん、ナンのお代わりはインフィニティ。

うむ。インドカレーはどこに行ってもうまい。間違いない。

カウンター席の向こうから、インド人マスターが

「おいしいかい?あぁおいしいだろう?」

という自信たっぷりの表情で視線を浴びせてきてくれるというオプション付きだ。



ふう満腹満腹。


一応、なにか地元の食にも触れておかなければならぬという謎の責任感から、じゃこ天も食べた。

松山の郷土料理で、あの夏目漱石も好物だったとされ、執筆活動で東京から松山に戻るといつも、

「そうじゃこの味!マジ天アゲ~!!」

と言って食べていたことからこの呼び名がついたとされる説や、それはおれが今考えた妄想だという説など、名前の由来には諸説ある。

これがそのじゃこ天。

多数のじゃこたちが殺され、すり潰され、無残な姿になったその塊である。

若くして死んでいったじゃこたちの、その無念さは測りきれない。

愛媛県民の残酷さを如実に表す食べ物である。ところで、じゃこってなんだ?

街をぶらつく

汽車だ!!なんと街中を汽車が走っている!!

トーマスか!?ステファンはどこだ!??なんともレトロ…前時代的な光景である。

おやおや、これはこれは愛媛県で10万人当たりの店舗数が香川よりも少ないとされる、スターバックスさんじゃぁないですかぁぁ??(前記事参照)

こんな街中に誇らしげに出店したって、高松ではどこにでもあるけれど、松山では少ないから、みんな珍しがって繁盛してるんだろうねぇ!!ふはははは!(実際出店数に大した差はない)

お母さんは信号機…

愛媛国家公安委員の魔の手により信号機にされてしまった女性を母に待つ子どもの、悲痛な叫びか。恐ろしい…

大通りの交差点はスクランブル仕様で、この辺りが愛媛の繁華街の中心なのだろう。

きっとハロウィン時には若者たちがみかんの皮を被って交差点を占拠し、愛媛FCがJリーグで勝利したりすると、

みかんの皮に身を包んだ過激派フーリガンたちがハイタッチなどして盛り上がるのであろう。

想像するだけで恐ろしい光景だ。


「とれとれピチピチ…♩」


街を歩いていると流れてくる耳を撫でる海風のような滑らかで懐かしい音頭…

む!!こ、これは!!


かに道楽だと!!??

大阪、東京、横浜…限られた政令指定都市にのみ設置を許される、目を惹く巨大カニ!!

その都市の繁栄を誇るが如く、脳内にエンリピで侵食していくかに道楽音頭…!!

くっ!!このシティボーイ、俺氏をもってしても、彼女のお母さんに連れて行ってもらった事しかない高級店が、なぜ松山なんかに…!!

そんなで、「どこまでもヒモだな!この低所得者が!!」という愛媛県民読者の心ない誹謗中傷に必死に耐えながら、俺は歩を進めた。

向かう先は松山城

やってきたのは、市民のシンボル・松山城へつながる坂道の入口。

市内中央に位置するというこの城は、愛媛当局の軍事機密が集まる要塞であるといわれている。

施設内では、捕らえられた香川県民捕虜に非人道的な人体実験を行っている実験室があるだとか、

同盟国広島県へのヤミ献金の資金源になっている闇のみかん製造工場があるだとか、

怪しい噂が後を絶たない。

危険は承知、否、 そのような状況がジャーナリストとしての魂に火を付けるのである。

体を張った潜入取材でセンセーショナルな記事を量産する当ブログの管理人として、事実(FACT)を確かめるために今回、この要塞に潜入を試みるのだ!!!

そんなで、体を張るといっても、30歳低所得男の不毛な日々赤裸々にネットの海に垂れ流すぐらいしかやっていない底辺ブロガー系シンガーのおれは、城壁をつたってのこのこと坂道を登った。

なかなかの急こう配ばい。思わず博多弁になるばい。



はぁっ!!はぁっ!!背中に背負ったギターが重たい!!ひ、ひいいいいん!!

早速、やっぱり潜入取材なんてやめようかな、と諦めそうになる心をうどんで締め上げ、登り続けること1分。

二の丸史跡庭園なる広場を発見。


入場料200じゃこ天を支払い、中にはいってみる。

入ったはいいが、はぁ、疲れた!ダメだ、ギターが重すぎて歩が進まない。

体力がいりこだし並のおれは、危険を承知で荷物を預かってもらえないか確認してみる。

すると、あろうことか受付の女性はわざわざ、預かるスペースがあるか事務所に確認しに行ってくれ、無料でギターとバックパックを預かると言ってくれた。

「ごゆっくりどうぞ。」と笑顔で見送ってくれる。

な、なんだ!?

香川で受けてきた教育では、愛媛県民は優しさという概念を持たず、譲りあい精神の欠如から2018年には交通事故死亡率全国ワースト2位を記録したと学んだが…

さては、戻った際に高額の預かり代金を請求されるのか…!?

それとも、荷物で誘い出し、罠にはめるつもりか…!??

不安にはなるが、身軽さによる開放感には勝てない!

実は香川県も2016年に事故死亡率ワースト一位を記録していることを棚に上げて愛媛を批判したうしろめたさなども預け荷物に詰め込んで

おれは軽くなった体で軽やかにタップを踏みながら庭園を見学することとした。

庭園はうどん店3店舗分ほどの敷地に、詩季織々の木々が植えられており、山肌と接するところからは小さな滝も流れていた。

見上げると松山城天守閣が見えた。

古代からここを城主とした大名たちが、この広場で行われる軍事パレードマスゲームショーなどを坊っちゃん団子を食べながら楽しんでいたのだろうか。

もしかしたら罪人の斬首刑なども行われていたのかもしれない…むぅ、なんとも忌まわしい…!


城壁にはこのような小窓が付いたものがある。

この穴から銃を撃つのだ。ここから、何人もの罪なき香川県民がその凶弾に倒れたのだ。

その悲痛な断末魔が、今でも聞こえてきそうである。


む?たわわに実る黄色い果実…

こ、これは…

みかんじゃないかっ!!!

当局の管理する敷地内で、堂々と危険薬物・みかんが栽培されている!!

なんということだ!あの噂は本当だったのかつ!!!同盟国の広島県に献上品として密輸するというのか…!!?

(こ、こいつぁ一大スクープだ・・・!!)

大量栽培の告発のため、周りの愛媛県民に気づかれないよう写真を撮っていると…

「おにいちゃん、どこから来たん?」

ふ、ふぁっっっ!!!

驚きと焦りで全身からかけ出汁が吹き出る!

「と、東京からですぅ!!」

「そう、東京から!遠いなぁ!」

なんということか。突然背後から初老の男性が声をかけてきた

工作員か!?それとも警察か!!??

なんにしても、これはまずい!!写真を撮っていたのがバレたか!?

「いやぁもう12月だというのに、今日は暑いですなぁ!」

「そうな?東京は寒いん?」

慌ててタオルでかけ出汁をぬぐいながら、

「いやぁやはり今治タオルは吸水力が違いますな!あ、友近サイコー!よっ!日本代表長友佑都!」

と、実は100均のタオルではあるがご機嫌を取ろうとすると…

「そや!そしたら記念に写真撮ってあげるわ!おっちゃんいつもここで仲間と飲んでるんや!」

と俺のカメラを手に取る。

まずい、カメラの中身を見られてはまずいぞ!!!

これまでの密告証拠写真を確認されて、そのままこの広場で斬首刑に…!!

くっ…わが人生もここまでか…!!!!!



パシャ

パシャ

おっちゃん「おおー!ええ感じ。ええ感じの…



遺影が撮れたようだな。」


ひ、ひぃぃぃぃーー!!!!!!




ほんわほんわ

「はい、ほなええ旅を!向こうに紅葉が綺麗なところもあるけん、見てきな!」

はっ!妄想か!

「あ、ありがとうございます…。」ポッ!


何事もなくカメラを手渡されるおれ。

最悪の自体を想像し、今にも泡を吹きそうな引きつった表情で丸亀製麺(※)な笑顔を作り出したおれだったが…

なんと、ほんとにただただ気のいいおじさんだった。

この後、預けていた荷物も何事もなく返してもらい、「良いご旅行を!」などと声もかけてもらった。


※丸亀製麺は本場讃岐うどんを名乗っていながら、本社は兵庫県にあるため、香川県民は丸亀製麺を「偽造」、「ニセモノの」といった意味の言葉でしばしば用いる傾向がある。香川県民の異常なまでのうどんへの執着心と心の狭さを表すエピソードとして、語り継がれる。(udonpedia参照)

うむ…ベトナム統一の父と呼ばれるホーチミンに、こんな逸話がある。

彼は学生時代、当時ベトナムを植民地支配していたフランスを訪れた。

ベトナム国内では、 植民地支配の影響から、フランス人は冷血だ、と言われていた。

しかし実際に訪れた現地で、彼は多くの親切を受けた。

「国の思想がその国民すべてを表すのではない」

この時の経験は、のちの彼の新国家建設運動に大きく影響を与えたといわれている。

愛媛県民も、もしかしたら、みかんの皮を被ったただの人間なのかもしれない。

うどんの出汁とポンジュースという、お互い流れる血の色こそ違えど、同じ四国人、同じ人間なのかもしれないな…

そんなことを深妙な心持ちで考え、哲学しながら、その場を離れたおれ。

満足した気持ちで坂を下り、そろそろ夜のライブ準備のため、観光は終える事とする。

ホテルにチェックインし、おれは気づいた!





あっ!!!庭だけ見て松山城いくの忘れている!

松山観光のまとめ

このような内容で、半日松山観光は幕を閉じた。

香川県民の僕からすると、愛媛県とは、野犬が老婆の死肉を貪るような修羅の世界が広がる世界という認識であったが、

実際訪れてみると、そこには我々と同じような人々の営みがあった。

この後出演させてもらったライブハウスでも、スタッフや出演者の皆さんには大変お世話になった。

ライブ中弦が切れて助けていただいたり、穴場のインド料理屋さんに連れて行ってもらったり(カレー大好き)、

打ち上げでも盛り上がってじゃこてんパーリナイな楽しい夜だった。

このような親切に触れると、もしかしたら記述のような二国間の争いは、四国の発展による西日本の覇権争い激化を不安視する、周辺都市からの情報操作なのではないかと考えずにはいられない。

いつか我々隣県同士が手と手を取り合い、ポンジュースにうどんを入れて仲良く食べる日が来たならば、素晴らしいことだ。

そんなことを願いたくなる、不思議な潜入捜査であった。


そんなところです。



●ほかの記事もぜひ。

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