ヒッチハイクでうどん県を目指す話
ガモウユウキ新手作りフルアルバム、"トリップのすすめ"リリースします!
11月28日(火)、アンコール渋谷にて、レコ発弾き語りライブ出演です。
僕の出番は19時半から!歴史的瞬間を見逃すな!と息を荒げるぼっちシンガーの興奮する様をせせら笑いに行こう!
ツイッターメッセージなどで事前に連絡いただけると、チケット安くなります!
イベント名: 「Play it Now!」
開場18:30/開演19:00
前売 1,600円+D/当日¥2,100+D
[開場18:30/開演19:00]
19:00-19:35 ゆうじとMissato
19:40-20:15 ガモウユウキ
20:20-20:55 KICO
21:00-21:35 Lipple
21:40-22:15 Decent Work
お気軽に連絡ください!!
旅の写真を随時アップしてます。→Instagram
リアルタイムのおれ。どうでもいいことなんでもないことを大げさにつぶやいてます。→Twitter
鎌倉のまろやかな空気感に浸って、IZA鎌倉ゲストハウスに2泊を決め込んだおれ。
十分体力も回復し、仲良くなったスタッフのみなさんに挨拶をして、西へと歩き出した!
ありがとうー!!!
もともと成田からずっとヒッチハイクで香川を目指そうと考えていたおれ。
しかし結局最初に降り立った成田空港からさっそく電車を使ってしまい、その後も電車をちまちま使ってここまできたのだが、さすがに神奈川から香川まで乗り物に乗って帰るほどお金に余裕はない。
ゆっくり、日本のいろいろな場所に立ち寄りながら帰りたいし。
そんなことを考えながら、ついには5トンほどの重い重い腰を上げ、ヒッチハイクを開始し、西を目指すのである。
宿を出て2時間ほど歩くと、江ノ島を超えたあたりでようやく大きな国道に出た。
よっしゃ止まってくれ!!
まずは高速に乗るために、インターチェンジまでだ!
勢いよく左親指を築き上げるも…
全く止まってくれん!!!!!
千葉で一度やった時と同じように、過ぎ行く車たちはみな、
「え!ヒッチハイクしてる!!?」
という驚愕と好奇の目を遠くで一瞬向けたあと、
私は何も見ていません…!
と決め込んだようにこわばった表情に変わって、スピードを上げておれの横を過ぎ去って行く。
乗せて上げられない事に負い目を感じてしまっているのか、たんに俺が嫌われているのか、定かではないが。
黙秘と部外者としての意思表示を向けられ続けられる気分。
なんだか、この世界に俺が存在してはいけないような、そんな疎外感を感じてしまう。
まぁ、それが嫌ならヒッチハイクなんてやるな!という話なんだが、
乗せられないけど、頑張ってね!
みたいに、通り過ぎざまに笑ってウインクをしてくれていた、ヨーロッパの人達が恋しくなってしまう。
助けて上げられない事にたいする責任感の強さみたいな、日本人独自の文化が、なにか左右するんだろうけど、外国人が日本でヒッチハイクしたら、辛いだろうな…
なんてもんもんと、へこたれそうになりながら約1時間半!!
ついに!
ぷっぷー!
「お兄さん!乗ってく?」
「うおおおありがとうございます!!」
乗せてくれたのは、小田原に住むというご夫婦。
藤沢から家までの帰りに、偶然通りかかって一度は通り過ぎたものの、そのおれの笑顔の奥の孤独感に、
「私たちが乗せて上げなきゃ、あの子ずっとあのままよ!」
と思だだ奥さんが、Uターンして!と運転手の旦那さんにお願いして、止まってくれたんだという。
「だいたいね、関東の人は冷たいのよ!自分の事じゃなかったら他人のことなんて考えなくていいって思ってる人が多すぎるのよ!お兄ちゃんも、このへんでヒッチハイクするのは大変だったでしょ!」
ビシビシなんでも言う明るい奥さんと、優しい笑顔で静かにハンドルを握る旦那さん。
「あんた!インターのそばまで送ってやりなよ!」
と、家への進路を変えて、おれを高速の入り口まで送って、降ろしてくれた。
旅の話をたくさん聞いてくれて、おれがカードをとられて路上ライブで旅をしていたこと、それでヒッチハイクをしていることなどを話してしまったせいか、別れ際。
「はい!これ、もっときなさい!」
と、奥さんに1000円札を渡される。
「いや、ダメです!乗せてもらっときながらこんなことしてもらうなんて…!
「いいの!応援したいだけだから!私らも裕福じゃないからこれくらいしか出来ないけど、ご飯の足しにして!じゃぁね!頑張ってね!」
優しく笑って、車は逃げるように出てしまった。
手の中には、温もりを感じる1000円札。
あぁ、情けない。
と、最初は感じたけれど。
次に込み上げてくるのは感謝の思いだ。
ありがたい。
ああやって、無償の愛を与えられる人は偉大だ。
おれはずっとずっと、そう言う愛に助けられてきた。
ありがたくそのバトンを受け取ろう。
日本で普通の生活に戻って、働いて余裕ができたなら、いつかこの恩を、おれが誰かに返すんだ。
そう、またおれは誓わされた。
降ろされたインターチェンジ近くの道路は何もなく、山の緑が鬱蒼と生い茂り、その隙間から晴天の太陽が照らしていた。
早く高速に乗ってしまいたい!と、おれはそのまま"名古屋方面!"と書いたボードを手に、左親指を再び立てた。
そんなところです。
YouTubeにて、オリジナルミュージックビデオを公開中!コメント、チャンネル登録してくれるとうれしくて目からうどんが出ます。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません