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思い出すのはそう鎌倉の話

2019年8月1日

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お知らせ!

11月28日(火)、渋谷のライブハウス、encore渋谷にて。ガモウユウキ、弾き語りライブします!

イベント名: 「Play it Now!」
開場18:30/開演19:00
前売 1,600円+D/当日¥2,100+D

[開場18:30/開演19:00]

19:00-19:35 ゆうじとMissato

19:40-20:15 ガモウユウキ

20:20-20:55 KICO

21:00-21:35 Lipple

21:40-22:15 Decent Work

ツイッターのDMなどで事前に連絡いただけると、チケット安くなります。当日、旅の間書きためた曲をまとめたCDも販売予定です。ぜひお待ちしています。

旅の写真を随時アップしてます。→Instagram
リアルタイムのおれ。どうでもいいことなんでもないことを大げさにつぶやいてます。→Twitter

YouTubeにて楽曲作品公開中!!あと40万日で一億VIEW突破と噂される人気チャンネル、君はもう見たか!??

朝。

うすぼんやりと明るんできた公園の貯水タンクの横で、カラスの鳴き声に目を覚ます。

まだ早朝だというのにねっとりと湿った蒸し暑さを感じる。

近くのベンチで、どこにでも自販機がある感動をまだ新鮮に感じながら缶コーヒーを買ってきて、タバコを一服。

ギターを背負って渋谷駅まで歩いた。

朝の渋谷駅はすごい混雑していたけれど、無表情で排他的で、こんなにも人でごった返しているのに、生き物の生命力を全く感じさせない。

銅像の方が、何か躍動感に満ちていて、どっちが生き物なのかわからなくなる。

電車に揺られて小一時間。

横浜を過ぎると、雑居ビルが減って一気に一軒家や、緑が多くなり、到着した鎌倉駅はこじんまりした、暖かな雰囲気を匂わせていた。

駅から続く商店街を歩く。

優しげな風鈴の音をさせる小物屋さんや、昔ながらの八百屋さん、杖をついたおばあちゃんが、若者向けの染物のセレクトショップのお姉さんと雑談をしていて、その脇を白と黒の猫がなんの心配もないようなのんびりした足取りで歩いて行く。

おれの足取りもどこか、普段よりゆっくりになってしまう。

都会のすぐ近くで、しかし海のある街はどこか柔らかい空気が流れている。

もう四年近く前に、住んでいた岡山から一晩高速を飛ばして、鎌倉、湘南エリアを旅行したことがあった。

その時に感じた、自然を感じながらもどこか都会の洗練された美的感覚に敏感な、街や人達に惹かれた思い出。

それが強く残っていて、今回また訪れてみようと決めたのだ。

江ノ島電鉄が走る町並みを、味わうように歩いて、宿に到着。

南アフリカでカードをとられて以来、路上ライブの稼ぎで食いつないできたおれ。

依然として現金はあまり余裕がない状態だったけれど、実家に新しく届いたクレジットカードのナンバーで宿が取れる場合は、宿代は気にしなくていい。

ブッキングドットコムのこの日の最安値のドミトリーを選んだんだけれど、なんとも素敵な宿だった。

木のぬくもりがある古民家風の建物のドアを開けると、優しそうなお兄さんが

「どうぞどうぞ!」

と、あったかく迎えてくれた。

「え、お兄さんギター弾くんですか?おれも好きなんですよ!なんかやりましょう!」

ここの管理人をしてるというトーイくん。

彼も音楽大好きということですぐに打ち解けては、お互いギターを取り出して、気ままに短いセッション。

優しい木造の建物に、アコースティック二本の音が染み入って行くようで、とんでもない幸福感を感じて、

「すごいいいとこですね!好きな歌があるんです!歌ってもいいですか!」

とテンションのままにまったり、アンディモリの青い空を歌わせてもらった。

トーイくんもこの海の街にふさわしく、ジェイソンムラーズのアイムユアーズを歌った。

おれも旅中何百回と歌ってきた歌だったけど、おれなんか比べ物にならないくらい上手だった。

なによりその心を解放しきったような笑顔から、本当に音楽を愛してるんだなぁと感じて嬉しくなる。

素敵なんだ。

鎌倉は、音楽が似合う街だなぁ、なんて思った。

昼から、鎌倉駅に戻って、線路下の通路にギターを弾いて歌ってみた。


観光客たちが物珍しそうに写真を撮って行ったり、人力車のにいちゃんらが休憩中に通りかかっては、応援してるよ!なんて声をかけてくれる。

中国からの若者たちのグループが興味津々に路上ライブのボードを覗き込んでは

「アフリカはどこに行ったの?ヨーロッパは?私たちも旅行が大好きなのよ!」

なんて話しかけてくれて、嬉しかった。

いい感じだったけれど、30分くらいすると地元のおばあちゃんに、

「ここはパフォーマンス禁止だからやめといた方がいいよ。怒られちゃうよ。」

と苦笑いで声をかけられる。

心配して言ってくれているだけなので、警察に見つかるまでやることは出来たのかもしれないけれど、せっかくのその優しさを無視したくなくて、
そうなんですね。
と片付けた。

ギターケースには1500円分のコイン。

ありがたい。

その後、他にできるところはないかと藤沢駅まで行って、歩道橋のうえで歌ってみたけれど、ここでもすぐに警備員のおじさんがやってきては、許可証は?と言われ、すみません!とすぐに撤収した。

周りに住宅もなければ、通路の邪魔にもならない場所である。何がどう問題なんだ!なんて思ってしまうけれど、常に歌わせてもらっている、という気持ちは捨ててはいけない。

大学時代の後輩の、ゆっこちゃんが今この辺りに住んでいるらしく、会いにきてくれた。

おれの大好物である芋けんぴをたずさえて。

ありがとう!

その晩は、宿に戻ってカップラーメンと芋けんぴで夕食にした。

夜の湘南は昨日までいた都心部に比べるととてもとても静かで、遠くで波の音が聞こえた。

どこか懐かしい、生まれ育った田舎の日本の雰囲気が近くなってきた気がして、くすぐったい気持ちになった。

そんなところです。

YouTubeにて、オリジナルミュージックビデオを公開中!コメント、チャンネル登録してくれるとうれしくて目からうどんが出ます。



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Posted by gamoyuki