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愛する人とのキャンピングカー旅が素敵すぎる話

2019年8月1日

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今日の旅の一曲!フジファブリックの “星降る夜になったら”!
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………………..

コインブラに三日間滞在したおれ!

古い町並みが、観光地用の見世物としてではなく、生活の一部としてそのまま残ってきたって感じの、まるで中世から町ごとタイムスリップしてきたみたいな、すごく渋い街だった。

サイコパス系キノピオがいたり、

街の片隅の、なんでもないグラフィティアートも、年季がある。

最後の日も路上に出て、1時間で24ユーロと、ポルトガルではかなりいい額のチップを入れてもらった!

このまま一週間ぐらい滞在して貯金したいくらいであるが、おれには目標がある!シェンゲン協定の切れるあと一ヶ月以内に、世界の果てフィステーラになんとしてもたどり着くのだ!!そして、そこで出会った女の子達にちやほやしてもらうのだ!!!!

美味しい海鮮パスタとアーユルヴェーダを求めてやって来た卒業旅行の女子大生達に、

「えっ!ゆうきさんここまでヒッチハイクできたんですか!?すごいですっ!!」

って言われてやるんだ!!

おれはブログには書けないような不純な決意を込めて歩き出した!

歩きながら、憧れのフィステーラの事を、いつものようにもくもくと考える。

(うむ。フィステーラは海鮮パスタとかアーユルヴェーダとかそんな観光チックな場所じゃないかもしれんな。

なんたって世界の果てやからな。

荒野をひたすらに進んだ先に見えた断崖絶壁の灯台、その丘を生い茂る木々を掻き分けながら下ると、ひたすらに長く続く誰もいない砂浜なんかに出るんだろうな。

真っ白な砂浜にはどこからか流れ着いた沈没船の亡骸が漂着してて、

おお!なんか財宝でも残されてるんじゃねえのか!!

なんてドキドキしながら、イシツボや海草だらけのその船内への扉をぎぎぎ…と開けると…

おっと!!!

「き、きゃっ!!」

「あ、す、すみません!!」

裸の女の子の背中が!!

慌てて外に出るおれ。

「ご、ごめんなさい。驚かせちゃったわね!」

数秒後、扉の開く音がして、ワンピース姿に着替えた女の子が出てきて、そう言った。

ブラウンの目をした彼女は、栗色の髪の毛を潮風に揺らしている。

「こ、こちらこそごめんなさい!人がいるとは思わなくて…!」

「いいのよ、あなたも旅をしてたどり着いたの?疲れてるでしょう?上がって!」

案内された船内は、外観からは想像できないほどに綺麗で、彼女がハンドメイドしているという貝殻のアクセサリー、タンブラーなどいろいろな雑貨が置かれている。

彼女はここで世界の果ての海から流れ着いてくる珍しく美しい貝殻を集めては雑貨を作り、それを売りながら世界を旅しているんだそうだ。

「よしっ!それならおれも貝殻集めを手伝うよ!」

「ほんと!?うれしいわ!」

2人は飛び出すように外へ出た。

波打ち際を、少し離れて歩く2人。

「あ!珍しいの見つけたっっ!!!」

「え!ほんとっ!?」

「あ、と思ったらペットボトルのキャップだった…。」

「あははは!もう、笑わさないでよっ!」

ぴしゃ!彼女が海草を投げつけてくる。

「こら、やったなぁ!!!」

「キャァ来ないで変態!!あはは!」

………

どさっ!

随分とはしゃぎまわって、疲れた2人は並んで砂浜に仰向けに寝転んだ。

太陽はもう大西洋の、この世の果てのその奥に沈みかけていて、打ち寄せる波の音だけが聞こえる。

「いたっ!!」

寝転んだ背中に何か硬いものが当たったおれは、体を起こしてみる。

「わ!今度は本物だ!なにこの貝殻、すごく綺麗だ!」

ルビーのように赤い貝殻を拾い上げたおれ。

「見せて…」

ゆっくりと起き上がった彼女は、貝殻をつまむおれの右手を両手で包み込むように握って、なぜか離そうとしない。

彼女の潤んだ瞳を覗き込み、おれは少しぎこちなく彼女のおでこにキスをする。

見つめあったまま、永遠のように止まってしまった世界で、波が打ち寄せる音だけがいつまでもおれたちの頭の中をループしていた…

みたいな!!!みたいな2人きりの浜辺イベントの発生があるんだろ!!!?うぉぉ!!!!)

いつものように、10万回輪廻転生を繰り返しても怒らんだろうという想像をこらしながら、もくもくと歩いていくおれ。

そのうち、この日はなんだかヒッチハイクはせずにのんびり歩いてみたい気分にかられ、夕方から10キロほど、のんびり歩いた。

たどり着いた小高い丘で、いつものように1人寂しく月を見ながら眠ったおれ。

そして、今日!!

今日も元気に飛び起きて歩く気力みなぎるおれであったが…

次の目的地であるポルトまで、歩くと23時間!!笑

無理!!!

ヒッチハイクや!!一気にいったるで!!!!

おれは早速高速に乗るインターチェンジ前でノートを掲げながら親指を立てるんだけれど…

だ、だめだ…!!

全然つかまらん!!!

昨日、調子に乗って田舎まで歩きすぎた!畑の広がるインターチェンジ付近を通る車はほとんどなく、時間とともに太陽も高くなってきて、容赦なくおれのミルキーシルクな肌を突き刺してくる…!!

あたりに木陰もなく、立っているのもやっとである…

ち、ちくしょう…!!

おれは後悔していた。

昨日までいたコインブラはぼちぼち大きな街。

コインブラですぐにヒッチハイクしてれば、こんな目には合わなかったのに…!!

クソ野郎昨日のおれめ!キモオタな妄想ばっかり膨らましてやる事やらねぇからこういう事になるんだ!!あの野郎、あのキモい空想ストーリーをブログに晒しあげてやろうか!!?

おれはさっそくやつを懲らしめる為の仕返しをしたのち、とにかく車通りの多いある程度の街まで出ようと、さらに北へ北へと歩を進めていくのである。



幾つかの小さな小さな街を越えた。

どの街にも小さな教会が街のシンボルとして立っていて、決まった時間に鐘が鳴らされている。

風見鶏がキュルキュルと音を立てて、電線は真っ青な空を切り裂いてどこまでも伸びていく。

街を抜ければ、またひたすらの一本道。

アスファルトを照り返して、熱気が立ち込める…。

昼の灼熱の時間を小さな街の地元カフェでやり過ごし、夕方からまたひたすらに歩く!

午後7時頃、大手スーパーがある、少しは人通りのありそうな街に出た。

む!この看板!!

レチョンだ!!!

豚一頭丸ごと棒に突き刺してローリング焼きするという、豚界でもっとも恐れられている料理で、確か語学留学でフィリピンにいた時に、よく店が出ていた!!

この街だけだろうか?どのレストランも、こんな豚の写真の入った店ばかりで、どうやら名産料理みたい。

フィリピンにも、ここポルトガルから伝わったんかな?

街を抜けたところで、車道脇にスペースを発見!よっしゃやるぞやるぞ!!すぐさまおれはノートを掲げ、親指を築き上げた!!

あと二時間もすれば日が暮れちまう!!この二時間が勝負なんだ!!とまれぇぇ!!止まってくれぇぇ!!!!

二時間後…

うぐっ…うぐっ…

泣きそうになって未だ親指を立て続けているおれがいた…。

全く止まってくれん…

車は来るんだが、こんな田舎町の町外れに1人佇むアジアンが怪しすぎるんだろうか?どの車もこわばった表情でもくもくと通り過ぎていくだけ…

いきなり150キロ先のポルトまで、というのがあつかましいのかな?とか思って、30キロ先のアグエダという街も名前を書いてみて、

「ポルトだよ!と見せかけてアグエダ!そして再びポルト!!」

などとしゃかしゃか行き先表記を変えて遊んだりしながら、ひたすらにアピールするのだが、一向に!!一向にとまらん!!

太陽はすでに西の山の向こうに沈みかけていて、真っ赤な光であたりの草木を照らしてる。

うぐ…もうだめだ…、日が暮れるまでにテントはれそうな場所を探さなきゃ…。行くしかない…。

やりきれない気持ちで、荷物をまとめる。

遠くのガソリンスタンドのにいちゃん。おれがヒッチハイクやり出した頃から突っ立ってた。

ぷひょー結局捕まらなかったのかよ!www

とでも言うかのように見てくる。

ちくしょう!そんな目で見るんじゃねぇぇ!!!

重い気分でとぼとぼ歩き出した、そのときである。

プップップーー!!

ん?

振り返ると、なんかおれがさっきまでいた側道に、一台のキャンピングカーが止まって、クラクションを鳴らしてる。

…いやいや!諦めて荷物まとめてて、結構時間経ってるもん。そんなはずが…

「ヘーイカモン!!!」

ま、まじで!!!????

気のせいだろうとまた歩き出したおれの後ろから呼ぶ声!!ドライバーのにいちゃんがドアから身を乗り出して、呼んでくれている!!!!

き、きせきじゃぁぁ!!!!!!君と出会えたこのKISEKIじゃぁぁぁぁ!!!!

「散らかってるけど、気にしないで乗って!」

乗せてくれたのは、ドイツからキャンピングカーで旅をしてるという超優しそうな夫婦だった!

おれがヒッチハイクしてるのを見てて、一度は通り過ぎたのだそうだが、二人で相談して乗せてやろう、となって引き返して来てくれてたらしい!!

「うおぉぉ!!本当に、ちょうど諦めたところだったんだ!!!ミラクルだよ、ありがとう!!ダンケシェン!!」

「そうだったのね!さ、座って座って!」

奥さんの方が、奥の座席を開けてくれて、座らせてくれる!

「ポルトまで行くんだよね!??」

「そうです、でも、近くの町まででも全然いいのですが…」

「いや、僕たちはポルトの、もっと北の町まで行くからね!乗せてあげられるよ!」

「えええ!!!ほんとですか!!!」

なんというありがたい話!!ポルトまでは150キロ以上あるので、一気に乗せてもらえるなんて思ってもなかった!!!!

うぉぉありがとう!!!

そんなで、初めて乗るキャンピングカーというやつにドキドキしながら、日の沈んでいく山道のドライブが始まる!!

「僕らも節約旅だから、下道で行くから時間かかっちゃうけど、ごめんね!」

「とんでもない!!テントがあるから、日が暮れても全然大丈夫だよ!!どれくらいこの車で旅をしてるの??」

「もう1年ぐらいたつわ!キャンピングカーでヨーロッパ中を周って旅するのが、彼の夢だったの。ね。」

優しく旦那さんに視線を送る奥さん。

「そう!キャンピングカーはいいよ!エブリウェアマイホーム!」

「羨ましい!!おれも一度はやってみたいよ!!」

二人とも、それまではドイツの一般的なサラリーマンとして忙しく働いていたらしいが、旦那さんがどうしてもこの夢を捨てられなかったらしく、脱サラして中古のキャンピングカーを買っちゃったんだそう!

それから、二人の趣味であるロッククライミングが出来るような、マウンテンサイドを中心に、ヨーロッパ中をのんびり、回ってるんだそうだ。

大自然の中、愛する人と心の赴くままに移動して、好きな場所で星を見ながら眠る。

ブログ村の、金丸さんも2人でレンタカーで回ってるけど、想像しただけで、ため息が出るほど素敵。

仕事を辞めて、不安定な世界に飛び込むということは勇気のいることだけれど。その思い切り、何が正しいかは彼らにしか決められんだろうけど、間違ってはないはずだと思う。

「スペインはいったかい??」

「イエス!アンダルシアを旅して、ポルトガルに入ったよ!」

「そうか、機会があればカタルーニャも是非訪れるべきだよ!ロッククライミングにいい山があって、二週間ほど田舎に滞在したけれど、本当に人々が優しくて美しい場所だよ!あと、フランスは?」

「行ってない。行きたかったけれどね!良かったかい?」

「フランスは、街によって全然人たちの暮らし方やスタイルが違うんだ。じっくりまわるとすごく面白いよ!南部の都会は車上荒らしが怖いけれどね。」

キャンピングカーならではの、普通の観光では訪れられないようなヨーロッパのいろんな町の話を聞いた。

かわりに、俺が回ってきたアジアやアフリカの話をする。

お互いに、未知の世界の不思議が詰まった、プレゼントの箱を交換し合ってるような、ワクワクさせられる会話が楽しい。

もう太陽はすっかり山の向こうに隠れてしまって、あたりは深い闇に包まれる。

「ユーキーはいつもテントをはってるのよね?こんな暗いところで、怖くないの??」

「いつも疲れきって、怖いとか思う前に眠っちゃうからね!」

「あはは、そうなのね!私は、一人じゃ絶対こんな旅はできなかっただろうから、すごいと思うわ。ねぇ?」

「ははは!たしかに。ぼくも出来ないな、きっと。」

にこやかに笑う二人の姿が、空気感が、すごくのほほんとしてて、柔らかくて、初めて会ったはずなのにまるで家に帰ってきたような温かい気持ちにさせる。

確かに、どんな暗闇の中でも、大自然のど真ん中でも、愛する人と2人なら怖いものなんてないよな。

おれはずっと1人の孤独な旅をしてるから特に、その空気感というか、満ち足りた心の美しさというか、

すごく、素敵だなぁと思った。

二時間半が経とうとして、ようやく街の明かりが見えてきた!

ポルト郊外の街、ガイアに到着したみたい。

「ごめん、ナビを見ると、どうやらポルトの市街地を下道で抜けるのは少し大変なようなんだ。僕たちはここから高速に乗らなきゃいかない。ポルトから10キロくらいあるけど、この辺りでも大丈夫かい?」

「ぜんっぜん平気だよ!!本当にありがとう!!」

「ごめんね。ならもし時間があったら、ディナーでもどうだい?」

「え!!?いいの!!??」

「もちろん!!お、丁度いい空き地がある!今日のレストランはここにしよう。あはは!」

車を空き地に止めると、2人が慣れた手つきで支度を始める。

後部座席の扉を開け放して、がちゃんと背もたれがテーブルと椅子になって、車が一瞬でオープンデッキのレストランみたいになった!!

トランスフォーマーみたいでかっちょいいーー!!

テーブルのセッティングを旦那さんがしてる横で、小さなキッチンで奥さんが手際よく野菜をカットしたりハムやチーズを並べたりする!

「いただきます!!」

「なにそれ?いた?だ?」

「日本語で”センキューフォーフード”みたいな感じだよ!う、うまままま!!!」

火はつかえないので、野菜をオリーブオイルであえたやつとか、シンプルな料理なんだけれど、素材の美味しさが生きまくってて、泣けるほどうまい!

おれは日本にいた時はニンジンとか玉ねぎとか、野菜嫌いなクレヨンしんちゃんみたいな男だったんだが、自然に囲まれて素敵な人たちと食べると、その本来の甘さにびっくりした!

開け放したドアの上には満天の星空。多分天の川かな?ぼんやりと優しい光を落としながらどこまでも続いてた。

「ごちそうさま、本当にありがとう。」

心の底からそう言えて、2人が聴きたいと言ってくれるので、お返しの気持ちも込めてギターを取り出した。

日本語で、雰囲気に合わせて歌う。

一曲一曲、目を閉じて浸るように聴いてくれて、

「素敵!今の曲はどんな事を歌っているの?」

なんて喜んでくれるので、調子に乗って何曲も歌った。

「もう時間も遅いし、2人も行かなきゃいけないよね?次で最後の曲にするよ!」

と言って、大好きなアンディモリの青い空を最後に歌う。

2人の優しい空気感に染み込ませるように、溶けるバターのように滑らかに歌えた。

「感動したわ。ジャパニーズの響きってとても美しいわね!あなたのYouTubeはないの?」

なんて、喜んでもらえて、すごく、嬉しかった。

すっかり遅くなって、時刻は11時半を過ぎてた。テントが張りやすい、高速のインター近くの草原で降ろしてもらって、

「本当にありがとう!」

「こちらこそ素敵な出会いだったよ!」

「必ずまたどこかで会いましょうね!」

そう言って、握手して別れた。

彼らの旅も終盤で、これからさらに北の町まで行って、明日からスペイン、フランスを横断、明後日までにドイツに帰らないといけないらしい。

その忙しい中で乗せてくれた事に、改めて感謝!

テントを広げて、

数時間前にはもう諦めかけてたはずなのに、まさかついにポルトまで来ちゃったよ!!

と実感して嬉しくなる。

と同時に、素敵な時間を過ごせて、満足感が胸の中を満たす。

1人ニヤニヤしながら、寝袋に入った。

奇跡みたいな夜を重ねながら、おれの旅が続く!

そんなところです。

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