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コインブラ到着とフランスからの旅人の話

2019年8月1日

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今日の旅の一曲!Radio headの “anyone can play guitar “!
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山道で半分遭難みたいになりながら、漆黒の闇に包まれた森で眠ったおれ。

ほんとに、生きるとはなんなのか、みたいな悟りにも似た、生命の境地を味わった気分で心細かったが、神様はそれでもおれを見放してはいなかった!!

前日一日中やって捕まらなかったヒッチハイクであったが、次の日、その森のど真ん中で半ば諦め気味にヒッチハイクを開始すると、仕事に行くところだという作業着姿のおっちゃんが、奇跡的に止まってくれる!!!

おっちゃんに乗せられてたどり着いたファティマという街!


24時間ぶりのパンと泣きそうになるくらい優しい甘さのカフェオレを飲んで、なんとか生き延びたおれ。

その後、再びヒッチハイクでリエリア→ポンバルと、立て続けに乗せてもらって地方の町を繋いだおれ!






おれはこのまま、中部の都市、コインブラを目指す!!

コインブラと言うと、ポルトガルの中でも有名な観光地で、日本人にも馴染みのある地名である。

今まで全くのローカルエリアばかりを訪れては、毎度毎度その珍しいアジアンの姿に、恐ろしく驚いたローカルの人たちの目にさらされてきたおれ。

気にしなくてもいいことなんかもしれんが、ほんとに、この疎外感というか、場違い感というかを感じるたび、胸がちゅくちゅくしちゃう僕ちゃんなのだ。(恋ではない)

なんとなく、コインブラまでさえ行ければ、この恐怖から逃れられる!!とか思っていた。

ポンバルの郊外で、コインブラまで伸びる大型幹線道の入り口に立った!

実は前から用意していた”コインブラ”のヒッチハイクボードを、ついに掲げあげる時がきたのだ!!!

ここからコインブラまでは60キロほどの距離。なんとしても今日中にたどり着いてやるぞ!!!

威勢良く親指を突き上げたおれであったが!!

ビユゥゥゥゥーン!!!!!!ブッブーーーーー!!!!

ひ、ひぇぇぇぇ!!!!

街からの交差点を抜けて来る車は、まるでマリオカートで黄色キノコとったみたいなものすごいブーストかけて、スピード上げて通り過ぎる!!

止まった!!と思っても、脇のレストランに入るだけだったみたいで、かけつけていくと

「違う違う飯食うだけだ!」

みたいなジェスチャーで怪訝な目を向けられたりする。

おまけに手前の工事現場で、銃撃戦みたいな音立てながらマシーンで穴掘ってて、爆音と砂埃が目に耳にしみる…

帰宅ラッシュの時間帯で行き交う車は多いんだが、なかなか止まってくれないまま30分、1時間…と時間は過ぎていく…

はぁぁ…ちくしょう!なんとか今日中にコインブラまで行ってしまいたいのに!

随分と西に沈みかけた太陽の光りにも、じりじりと焦らされだした頃。

一本道の国道の向こう、コインブラの方角から、2人組の若い男達が歩いてくる。

背中には大きなバックパック、テントやらマットやらを背負い、手に杖を持ってる。

ヨレヨレのTシャツ、すり減った靴、みすぼらしい姿…

こいつら、同類だ!!!!

彼ら、おれの方まで歩いてくると、にこりと笑顔を見せる。

「オラ!ヒッチハイクかい??」

「そうだよ!君たちは!?歩き旅かい!??」

もう、お互いその汚ねぇ格好にすぐに仲間意識が芽生え、どちらともなく話を始める!

「コインブラに行きたいの??」

「そうそう!でももう1時間半くらいつかまらないんだ!」

「おれたち、コインブラから歩いてきたよ!!」

「マジで!何日かかった!?」

「ツー!」

「え、2時間!!?」

「いや、2日!」

「あぁ…」

彼らはそれぞれフランスと、ルーマニアの出身らしく、なんとなんとフランスから2ヶ月かけてここまで歩いてきてるらしい!

今は南の端、おれが前いた港町、ファロのあたりを目指してるんだとか。

「ヒッチハイクはグッドワークしてるかい?」

「スペインやポルトガルではね!イタリアでは2日間やって、一回も捕まらなかったけどね!」

「え!!?2日間!!?クレイジー!ウケるなそれ!!おれたちなら絶対歩くよ。待てなくて。」

「間違いない。おれも歩いた。」

「はは、とにかくバディ、幸運を祈るよ!」

「君たちこそ!」

まるで、昔からの友達みたいに握手して別れた。

ほんの数分のコミュニケーションだったけど、なんか似たような、バカなことしてる仲間がいるんだなぁなんて思うと、嬉しかった。

おれはなんか軽くなった心を感じながら、ふたたび道路脇に立った!!

よっしゃ負けるか!!行くんだ!!なんとしてもコインブラまで!!止まってくださぁぁぁい!!!

ブルルン!

「はーい!!コインブラだね、乗ってく??」

「ありがとうぅぅぅ!!!!!」

2時間経ってやっと!!!止まってくれた、ありがたいぃぃぃ!!

乗せてくれたのは古いシトロエン(って言うの?あのフランスの車)に乗った、メガネのにあう優しそうなお兄さん。

ポンバルの街はずれの小学校で教師をしてるらしくて、家のあるコインブラまで、いつも片道1時間半の通勤をしてるそうだ。

「君はギターをやるの?」

「そう!ギターを弾きながら今、旅してる!」

「いいねぇっ!!おれも、小学校では音楽を専門に教えてるんだ!どんな音楽聴くの?」

「ロックが好きだね!有名どころでいうとアンディモリやピロウズが好きだね。」

「え?遅漏ズ?僕はオーケストラが好きなんだ!シューベルトやベートーベンは聴かない?」

「あぁ!ベートーベンね!あの、ね!第9の、ダダダダーンの…ね!」

スペインじゃほっとんど英語の通じる人はいなかったけど、ポルトガルでは、彼くらいの歳の、若い世代の人は大概、ある程度英語を話してくれる。

乗せてもらっといてこんなんいうのは偉そうだが、コミュニケーションが取れると、現地の人たちのいろんな考えや感覚を感じられてうれしい。

「ポルトガルは好きかい!?」

「もちろん!人が本当に優しくて、びっくりしてる!」

「そうか、ならよかった!日本とポルトガルは昔からのフレンドだからね。日本語の”ありがとう”って、ポルトガル語の”オブリガード”からきてるって、ポルトガルではみんな言ってるんだけど、本当に?」

「え?それは知らない。けど、昔日本がどこの国とも貿易をしてなかった時代があって、その時でもポルトガルとだけは交流があったんだよ。」

「あぁ、それは聞いたことがある!」

「日本という国自体、ポルトガル人によって始めてディスカバーされたしね!タネガシマってアイランドに、ポルトガル人が初めて来たんだよ。」

「うーん…でもそれは違うんじゃないのかい?日本には、もともと君たち日本人が住んでた。ただヨーロッパ人が知らなかっただけで、日本をディスカバーしたのは、君たち日本人だよ。」

「え、あぁまぁおれたちの立場からするとそうなんだけどね。」

「アフリカも、アメリカ大陸だって、コロンブスが初めてディスカバーした!何ていうけど、もともとそこにはネイティヴアメリカン達が住んでた訳だから、そういう解釈はおかしいなと僕は思うんだ。ヨーロッパの人達は、改めないといけない。」

別に口論するわけじゃなく、穏やかに、しかし学校の先生だけあって、すごく知的で深い話をする人だった。

ヒッチハイクで乗せてもらうと、よく、日本とポルトガルは昔から仲良しで…の流れでこういう話をするんだけど、

“日本をディスカバーしたのはポルトガルだっ!”

って胸を張る人もいれば、お兄さんのような考えの人もいる。

人の考え方や価値観って、人それぞれで本当におもしろい。

「ここがコインブラさ!!」

「おおぉ!!ありがとう!!!」

山道をくり抜くように伸びた幹線道を突き進むこと1時間!川沿いに広がる石造りの家々、荘厳な美しい教会からショッピングモールの近代的な建物と古い遺跡みたいな建物が織り混ざった街が見える!

それでも高いビルや高層マンションなんかはなく、ポルトガル第3の都市のわりに、思ったより落ち着いた雰囲気。

お兄さんと握手して、メインストリートの手前の、川沿いの交差点におろしてもらう!ありがとう!!!

時刻は午後8時前!

まだ太陽は沈んでなく、明るいけれど、メインストリートの商店やおみやげ屋は次々とシャッターを閉めて、閉店準備をやってる。

早っ!と思ったが、まだ人はポツポツ歩いてる!!

朝からずっと動きっぱなしで疲れてはいたけれど、久々に訪れることができた、路上を出来るくらいのサイズの街である!

胸の奥から、歌いたい!って欲が溢れ出てきて、すぐさま思い切ってギターを置いてみた!

人は数えるほどしか歩いてなかったけれど、みんな面白がって路上ボードを覗き込んだり、にこりと笑いかけてくれたりする。

1時間いかないくらい、人が完全にいなくなってやめる。結果は15ユーロ。

うむ、これまでの街の、異物感みたいなのは全く感じないし、みんなのんびりと見ていってくれる。悪くないぞ!

明日から、少し滞在しながら、稼いで貯金つくろ。

そんなところです。

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