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【オスナ‐セビージャ/スペイン】陰湿キモオタがドミで女の子と二人きりになるとこうなるという話

2020年5月13日

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今日の旅の一曲!yonigeの “さよならアイデンティティ”!
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なんて美しさだ…!!

真っ青のアンダルシアの空の下、ずっと見てみたいと思ってた景色は、どこまでもどこまでも続いていた!

ペンキで塗りつぶしたようなイエロー、優しいグリーン、このどこまでも続く平野をパレットのように彩りながら、何万本ものひまわりが揺れていた!

昨日、オスナという田舎町に到着したおれ。


その時、ヒッチハイクで乗せてもらった車がオスナの街のインターチェンジで降りるころ、遠くにひまわり畑が見えたのだ。

どうにかそれを見に行けないか、と、町側から昨日通った道をひたすらに高速インターに向けて歩いてたんだけれど、

ちくしょう!途中から、人や自転車は進入禁止の看板!

仕方なくとぼとぼと来た道を歩いて街に戻ったおれ。

そろそろ都会に出て、Wi-Fiを繋ぎたいし、宿にも泊まりたい、と思って、とにかくセビージャへ向かおう!とバスに乗ったのだ!

その道中で、とてつもなく美しい景色が広がってた!

昔本屋で立ち読みして、あぁ、いつかこんな場所を訪れてみたいなぁ、なんて胸焦がしてた、世界の絶家写真集みたいなやつ。

それで一際、心惹かれた、アンダルシアに咲く一面のひまわりの写真。

おとぎ話の世界のようだった遠いどこかの風景が、今、バスの窓の向こうに広がってた!

ヒッチハイクで田舎町を転々と這いずり回った挙句、普通にバスから見えるんかいー!と一瞬思ったけれど、これでいいんだ。

この胸のときめきは、探し求めてきた3日間があったからこそのもんなんだ。きっと。

朝10時のバスは、土曜日だというのにガラガラで、隣の席に荷物を置いて、窓ガラスにへばりつくように眺めた。

カメラが壊れてしまった。

電源を入れてもレンズが開かないのだ。

iPhoneのカメラでなんとか頑張ってみるけど、うまく撮れねぇや。あれこれと、綺麗に見せるために試行錯誤する間にも美しい景色が通り過ぎていく。なんかもったいなくなって、途中でカメラを閉じた。

ただただうっとりと、浸るように外を眺めていたくなったのだ。

代わりにイヤホンをさして、音楽を聴いた。

もう何千回と聴いてきた、おれのこの度のテーマソング、andymoriの青い空が流れた。

青い空 僕らは忘れるよ
地図に迷い込んだ時は思い出して欲しいよ
ジャイサルメールにはドロップキャンディの雨が降る
歴史は砂の中、僕らは風の中

この曲を聴いて、インドのジャイサルメールにどうしても行きたくなって、仕事を辞めて飛び出した世界。

ずっと見たかった夢の中の景色に今日、また出会えたのだ!

美しい風景にうっとりとしながら揺られたバスは一時間後、ついに都会のセビージャに到着した!!

カフェに入って、久々のWi-Fiを繋ぎ、今日の宿を予約した!!

朝から何も食べてなかったおれ!

なんかよくカフェでみんな食べてるのを見てて、うまそうだった、チュロスなる物を頼んでみた!

カップに入っとるやつ、コーヒーかと思ったら、なんとホットチョコレート!これに浸して食べるんだけれど、

うーぬ!二口目までは最高に美味かったけれど、揚げパンの油と濃厚なチョコで、超ヘビーだったわ…

そのまま街を抜けた住宅街の一角に今日の宿はあった!

四人部屋のドミには誰も入っていなくて、荷物を降ろして4日ぶりにシャワーを浴びる!おぉぉぉ!!!久々に髪を洗うとめっちゃ抜けていく!!なんじゃこりやぁぁ!!

と興奮しながら排水口にマリモのように溜まった髪の毛をお利口さんにゴミ箱へポイしたおれは、純白の体に温水洋一のような頭皮となって、白いシーツの惹かれたベッドに飛び込むのだ!!!

ここ数日の野宿生活で疲れが溜まりまくりまるまるもりもりなおれ。

誰もおらんし!悠々自適におねむタイムじゃぁぁ!!!

と、いい香りのするタオルケットにくるまり、目を閉じる!!

おやすみ世界!おれのいない間、元気でやれよ!

……あぁ…

今にも夢の世界からお迎えが…

あぁ…

「ガチャ!」

………む!?だれか入ってきたか?

「ここがあなたの部屋よ!これはキーね。好きなベットを選んでね!おっと!だれか寝てるわ!じゃあハバナイスステイ。」

「テンキュー。」

はぁぁ!!女の子の声だ!!!

レセプションのおねぇさんが、鍵を渡すチャリンという音が聞こえて、バタンと扉を閉めて出て行った。

やべぇここミックスドミだったのか!!ど、どんな子なんだろう………

必死に寝ている振りを決め込みながら、うっすらと目を開けると…

ん?韓国人っぽい色の白いアジアンの女の子が、ガサゴソと荷物をまとめているのが見える!

横顔に髪がかかって顔がよく見え…

あ!かき上げた!髪かき上げた!

か、かわいい!!!

おれは焦っていた。久々に見る同じアジア人の女の子と同じ部屋に二人きり、その儚く繊細な姿にドキドキしながらも、必死に荒くなる鼻息を抑え、寝ているふりを決め込む!

すぅぅ、すぅぅ、ぁぁだめだ!どうしても鼓動で息が早くなっちまう!バレたらキモオタ男が部屋に紛れ込んでるって通報されちゃう…ん?いやミックスドミだから別にいいのか!いやでも寝てるフリしてるのがバレたりなんかしたら超気まずい!!!!

ミシミシ!

ん?

おれは、二つ置かれた2段ベットの左がわ、その下段で寝てるんだけど、

あろうことか!!彼女、おれの上のベットをセレクトしたじゃねぇかぁぁぁぁ!!!!

え?なに?もう一台のベットはガラ空きなのに?あえておれの方?え?今おれの上で!!?えっ、なにおれのこと好きなの!!??はぁぁ!!はぁぁ!!

おれは大混乱で大宇宙のような妄想をビッグバンでファンタスティックベイビーして、超不自然な荒い寝息で目を閉じるのだが…

ハァァもうだめ!!心臓破裂しちゃう!!!!うぎゃぁぁぁ!!!

「ふぁぁぁ!」

興奮を通り越した極度の緊張感に耐えきれなくなったおれは、わざとらしいあくびの声をあげて、よく寝た~今起きたおれ~感を出した後、ロボットのような動きで起き上がる。

ベッドの外にでると、彼女が二段ベッドの上にぺたんと女の子正座して、たれ目気味の瞳でこっちを見下ろしてて、ドキンとする。

わざとらしく、

あれ?新しく人入ったんだねー全然気づかなかったなぁぁぼくちゃん!

という軽い驚きの表情を作ったあと、

「ハ、ハローゥアウ!フェァ、ア、フェアアユフロム?」

「フロムサウスコリア!」

「オ、ォォアイムジャパニーズ!ヒャ、ヒャァハアハドゥヒヒュ…」

と、心臓破裂寸前のキモオタのようにとりとめもない話をする。

「パンガスミダ!」

とおれが韓国語でよろしく!と言うと、彼女はオー!と喜んで笑ってくれて、おれはそのかわいさによる極度の緊張に、あたかも用事でも思い出したような表情を作ると、ギターと買い物袋を持ち上げ、

「スススシ…シーユーレイター!」

とゴポポと言いながら逃げ出す。

しかし!

「ヘイザットバッグイズマイン!」

「へ?お、お、そ、そぉりぃぃはほはははごぽぽ!」

間違えて、彼女の着替えが入ってたレジ袋を手にとってた!!ギャォァァァア恥ずかしいぃぃぃ!!!!!ちが!ちがうの!おれの袋も同じスーパーのやつだから!!あの、決して下着ドロボーとがじゃぁなぁぁぁあ!!!

もう自分の中で勝手にとんでもなく妄想を膨らませてはその重圧に押しつぶされてしまうコミュ障キモオタぼっちのおれは、いつものように

もうだめだ。おれはこんなんだからだめなんだ。もうあのホステルには帰れない…

などとブツブツつぶやきながら街に出た!!



ハプニングとはいえ、ギターを持って街に出たからには、歌おう!

ここのところ田舎町ばかり巡ってて全然歌えてないから、お金もやばかったおれ。

商店が続く歩行者ストリートがアリの巣のように張り巡らされた中心部を歩いて、ここぞ!という2カ所で一時間半ずつ歌った。

結果は24ユーロ、約3000円!

道行く人は多いので、いけるかな!と思ったけど、あまりいかなかったな…

ドイツの時は、基本的に見て行ってくれた人は1ユーロを入れてくれてたけど、スペインに入ってからは50セントが中心になった気がする。

物価の安さもあるんだろうけど、少し前にスペインを襲った経済不振の影響があるのかな?ストリート脇の店はポツポツとシャッターが閉められ、テナント募集!みたいな札がかけられてる。

でも場所はすごく良かった。小道に音が跳ね返ってきて歌えるので、歌に入り込んでいけるのだ。

まぁ明日もチャレンジだ!とにかく今日のビールを買うことができた!ありがとう!

夜10時を過ぎて暗くなってから宿に帰る。

部屋の扉をがちゃりと開けると、さっきの女の子が、手にカーテンのポールを持って、窓際に立ってた。

しまった!というような表情でこっちを振り返っている。

「オー、アイブローク、ディス…」

どうやらカーテンを閉めようとしたらつっかえ棒が取れてしまったらしい。

必死に直そうとしてたけど、彼女の身長では届かなかったよう。

「おけー!拙者にかすでござる!!」

おれはベッドのポールに、薄汚い猿のようによじ登り、手を伸ばして直した。

「わあセンキュー!!」

パッと明るい表情になって喜んでくれる彼女に、またドギマギして鼻息を荒くしたおれは、またいたたまれなくなって何か思い出したように1人部屋を出て、誰もいない屋上のテラスでビールを飲むというコミュ症ぶり。

おれがクラスの人気者の風早君のようになるには、あとどれくらいの月日が必要なんだろうか…

“あと三万年はかかるだろうね。まぁ、ゆっくりやりなよ。”

そう月が優しい光で語りかけていた…

そんなところです。

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