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【ラローダ・アンダルシア‐オスナへヒッチハイク/スペイン】陸の孤島!高速SAで決死のヒッチハイクの話

2020年5月13日

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今日の旅の一曲!Art schoolの “scarlet”!
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………………..

昨日、ラローダ・アンダルシアという田舎町までヒッチハイクでやってきたおれ。

町外れの草原に立てたテントを強烈な朝日が照らして、夜明けの7時には目が覚めた!

熱のこもったテントの中から這いずり出てきたおれ。

お利口さんにテントをきれいにたたんで、すぐそこの高速のインターチェンジに立った!

世界の絶景100みたいなやつで見た、丘一面に広がる、”アンダルシアひまわり畑”を探して、州都セビージャまでをヒッチハイクで目指しているおれ。

ここラローダを通る高速道路はセビージャに続いている!なんとかここで車をキャッチして、今日中にひまわり畑を見てさっさとセビージャまで行ってしまいたい。

自由奔放な放浪の旅人として所得税を払わないことで有名ながもさんにしては、やけに先を急ぐじゃないか。という読者の方かからのお便りは、「税金払えカス!」しか届いていないが、

うん、あれである。

超不安。

ヒッチハイクと野宿で田舎を回ることは、素晴らしい風景や優しい人たちに出会えて、素敵な旅なのだが、何も知らない、言葉も通じない田舎道で一人ぼっちという状況は正味、いろいろ不安になって心細いのだ。

水がなくなるんじゃないか…?

ケータイの充電が切れたらどうしよう…?

Wi-Fiずっと繋げてないから、家族から緊急の連絡とかきてたらどうしよう…?

send from お母さん

Re:

あんたの部屋掃除してたら、本棚の奥から変なDVDがたくさん出てきたけど、これ捨ててえぇんな?連絡ください。

とか!!!!!とか来てたらどうしよう!!!やば!!やばばば!!!!!

とか考え出したら不安が止まらないのだ!!

はやく!!早く都会まで行ってWi-Fi繋いで!!!「部屋の掃除は自分でするから勝手に入らんといてよ。」と先回りして伝えなければ!!!ぎゃぁぁおれの女子ラクロス部がぁぁ!!!

と、鬼の形相で過ぎ行く車に親指を立て続けたおれ。

く、くそぅ!!!まだ30分くらいだが、なかなか止まらない!

そろそろ太陽が上がってくると、日差しが一層眩しくなるとヒッチハイクどころじゃなくなるのだ。

あと10台やってみて、止まらなかったらここから出るバスを探そうかな…

そんなで、おれは一人ぶつぶつカウントを始めた。

1台目…

(びゅぅぅうん!!!)

2台目…

(ブヒュゥゥンドプァァ!!!)

3台目…

ブルルン!!

「どこまで行くんだい?」ガチャリ

やったぁぁぁ止まってくれた!!!!

止まってくれたのは、これから仕事へ向かうところだったというお兄さん!!近くのサービスエリアで仕事仲間を拾ったあと、Uターンしてバルセロナを目指すらしい。

「サービスエリアまでしか行けないけど、そこに入ってくる人たちみんなに聞いて行ってごらん!僕もよくそれで旅してた。セビージャ行きならすぐ見つかるよ!」

「うぉぉ助かります!!ムチョグラシアス!!」

なんとこのお兄さん、ヨーロッパサッカー協会(UEFA)で働いているらしく、仕事の関係で南米へ中国へと、世界中飛び回っているという!!

かっこいい!!

「僕も旅が好きだからね!仕事でいろいろいけるのは楽しいよ。この間のバケーションも、君みたいにヒッチハイクでアンダルシアを回ったんだ!お金を全く使わずに1ヶ月旅したよ!」

「お金を全く使わずに!!??そんなこと可能なんですか!!?」

「田舎町なんかで、ファーマーになにか仕事をくださいって話してね!その代わりに寝させてもらったり、ご飯をご馳走になったりしたよ!いい経験さ!」

その旅では新聞の取材も受けたらしい。

お兄さんは、その時にたくさんの人に助けられたからと、おれみたいな旅人がいたら自分も放っておけないんだそうだ。

15分ほど高速を走って、サービスエリアの小さなカフェに入った。

「お腹空いてるだろう?朝ごはん、奢ってあげるよ!」

「えぇぇぇ!!!!いいんですか…はい、超お腹空いてます…」

美味しいコーヒーと、チーズがとろとろのサンドイッチまでご馳走になった。


「人はいつだって、トゥモローネバーノーズだからね。もしかしたら明日、いや、一時間後にも僕たちは死んでしまうかもしれない。今日一日を大切に生きるべきだ。それを繰り返せば、素晴らしい人生になるよ。では。良い旅を!」

素敵な言葉を残して、お兄さんはバルセロナへと出発した。

遠い異国から来たわけのわからんアジア人を、まるで古くからの友人のように暖かくもてなしてくれるアンダルシアの人たちの暖かさ。

この旅が終わっても、おれはきっと忘れないんだ。

そしておれも、日本に帰って車を持ったら、たくさんヒッチハイクの若者を助けてやろう。

腹減ってるだろ?と飯を食べさせてやろう。

グッチさんスピリットなのだ。

そんなで、サービスエリアまでやってきたおれは、”セビージャ”と看板を作り、やってくる人たちに声をかけ続ける。

…が

「行かないよ。」

「反対方向さ。」

「この先のインターで降りるんだよ」

みんなそれぞれ首を振る。

方向的にはセビージャ行きの車しか止まらない場所だ。

絶対何台かに一台は州都であるセビージャには行くはずなんだが、まぁ怪しい外国人なんて好きで乗せるやつなんざなかなかいないわな。

お願いしてるのはこっちだ。偉そうな事言えんのは頭ではわかっているけど、「なんだよ。ちょっとぐらいいいだろ?」なんてつぶやいてしまう。

言ったあとで、ふてぶてしいにもほどがある、と、自分でも呆れてしまう。

ならばと、セビージャとのちょうど中間地点くらいの街、オスナの名前を書いてみる。

うーーーーん!

ダメだ!!

午前10時に到着して、時刻はもう午後4時。

かんかん照りの太陽が照りつける中、パラソルの下。

高速道なので下道に降りる事も出来ない。
なんだか永遠にここから先に進めない気もしてきて、泣きそうになっている。

いつのまにか、断られるのを承知で声をかけるのも辛くなってきて、ぼーっと肩をすくめて座っているだけだった。

あぁ…おとなしくラローダでバスに乗っときゃよかったかな…?

なんて、”こうしときゃよかった”がぐるぐると終わりのないループ再生で脳内を支配する。

「オラ」

カフェから出てきた夫婦の、おねぇさんの方が行きすがり笑顔で挨拶をして来てくれた。

はっとして、「オラ!」と返す。

「オスナに行きませんか?ヒッチハイクをしてるんです。」

「あら…ごめんなさい、行かないわ。」

と、残念そうにほほえんだ。

ですよねー。と心の中でつぶやきながらオーライテンキュー、と元気なく笑って返した。

駐車場へと歩いて行った二人。

はぁぁあ。無理にでも高速を降りて、近くの街まで歩くか…?いや、でも地図上じゃ辺り一面畑しかないような場所だ。無謀か…でもどうすれば…

そんな事を思ってた時!

さっきの夫婦のお兄さんの方がこっちに戻ってきた!

「乗ってきなよ!」

えぇぇぇ!!!!

「今地図を見てみたら、僕らのルートはオスナを通るようなんだ!」

「ほんとですか!!ありがとう!!!!」

飛び上がって荷物をまとめた!!

良かったぁぁぁ、ほんとに良かった。

ついにサービスエリアを脱出だ!!!!

窓の外の景色は、岩だらけの荒野と、黄金に揺れる一面の麦畑を交互に見せながら、30分ほど走って、オスナに到着した!!

彼らはここからポルトガルを目指すらしい。

お兄さんの方がフリーランスのカメラマンで、写真を撮りに北部からドライブしてきたらしい。

仕事で遠出をするのに、奥さんも連れて旅行も兼ねて行けるなんて、素敵だな。

お兄さんが英語を上手に話した。

これまでの旅の思い出を教えてよ!と言われ、いろいろ話した。

特にアフリカの旅にものすごく興味を持ってくれた。

「南アフリカからエジプトまでバスだけで移動だって!??そんなの可能なのかい?」

「可能だよ!思ったより交通機関はしっかりしてて、田舎に行かない限り問題ないよ!(エチオピアは飛行機使ったけど…)」

「なんてエキサイティングなんだ!危ないエクスペリエンスはなかったかい!?」

「アロットだよ!南アフリカで入国2時間で、バンクカードを盗られたんだ!エチオピアでもたくさん騙されたり、ケータイ盗られかけたりしたよ!」

「クレイジーだね!でもワンダフルアドベンチャーだ!」

おれは、この旅で初めてヒッチハイクなんてやりだしたんだけれど、こうやって体験談や日本の話なんかをして、面白いと楽しんでもらえるのはいいなぁと思った。

おれの方も、もちろんありがたく乗せてもらえるわけだし、親指を立てなかったら決して出会うことの無かった人たちの、なにげない現地の暮らしぶりを覗かせてもらえる。

ヒッチハイク、素敵やなぁ。

成功したから言えるんやけどな。

オスナの街中まで乗せてあげるよ!と言ってくれて、高速を降りて田舎道を少し走った時!

「お!君の見たがってた、サンフラワーだよ。」

おおおお!!!!!

そこには、本に出てたような大きなやつじゃ無かったけど、遠くの畑一区画に、黄色い絨毯を敷いたようにひまわりが花を咲かせていて、凛と太陽の方を向いて揺れていた!!

「うわぁぁ!!きれいだぁぁ!!」

それはそれはペンキ塗ったみたいに強烈な、ふてぶてしいくらいのイエローだった。

本当に一瞬だけしか見えなくて、すぐに通り過ぎてしまったけれど、あのイエローが一面に広がっているなんて、どんな景色なんだろうか。

なんてワクワクさせられる!

彼らはおれを、わざわざ街の中心のバス停まで送ってくれた。

Facebookを交換して、ありがとう!!と手を振って別れた。

別れたあとで、

(む、ここからポルトガル行くならセビージャも通るもんな…セビージャまで乗せて貰えば良かったかな…)

とかふと思いながら、バス停のあたりをうろついていると、

「ヘーイギター!フラメンコ!カム!カム!」

バス停横のバーの軒先から、オヤジが声をかけてくる。

「ギター!プレイ?プレイ?」

テキーラみたいなのをコーラで割りながら、オヤジ2人が笑顔を向けてくる!

懐かしいぃぃこの感じ。

インドやアフリカをギターを担いで歩けば、1分となくあたりのおっちゃんらに声をかけられてた。

「カムカム!座れ座れ!」と強引に手を引かれ、好奇心丸出しな笑顔で、どこから来た?なに人だ?と質問攻め、ギターを弾いてくれと言われ最後は決まってみんなで歌になる。

でも、イスラエル入ったあたり、先進国を旅するにつれ全くそういう事は無くなってた。

きっと豊かな国になればなるほど、こういう濃厚で強引な絡み、見る人によっちゃ品のない絡みははばかられる様になるのかなぁなんて思っていたが!

もちろん!と笑って見せ、全く言葉は通じんがギターを取り出して、軒先でスタンドバイミーなんて歌ってみる。

すぐにオヤジたちはご機嫌な笑い顔でテーブルを叩いてリズムをとったり、知らない曲なんだろうけど音程を合わして一緒に歌ってくれる。

「こいつもギタリストなんだ!フラメンコを弾けるんだぜ!」

ヒゲつらのおっちゃんがも一人を指差して、スペイン語ではあるがそんな事を言ってる。

「聴かせてくれ!」と、そのおっちゃんにギターを渡すと、軽快で艶やかな三拍子でアルペジオを奏で出す。

おおぉ、うまい!

右手の指一本一本が、どんな動きしてるんだってくらいにたくさんの音を作り出す!

情熱的なリズムにつられて、もう一人のオヤジが歌い出す。

タタンタッ!タタンタッタタン!と、日本人にはなかなか掴み辛いリズムに合わせ歌っていると、あたりからにいちゃんが子供を連れてやって来る。

1フレーズを歌い終えると、次はそれに返すように子どもがあどけない声で歌い出す。

みんな知ってるおきまりの曲なのかな?みんなで手拍子を刻みながら、体を揺らして歌う!

音楽を囲んで、じいさんから子供まで楽しめるこの感じ、素敵だ。

フラメンコは、ここアンダルシア地方の伝統音楽らしい。

アフリカもそうだった。きっと人々の血に、音楽が根付いてる地域なんだろうな。

でも、アフリカみたいに、歌ってるうちにあたりの人たちみんなが集まって輪になって、踊って騒いで!!みたいになる事はなく、上品なドレスを着たおばさまやスーツのサラリーマン達が、いぶかしげに横を通り過ぎたりする。

上品で紳士であろうとする現代文化と、情熱と衝動に素直な古き文化。

出来れば、ずっとこうして道端で、気取らない音楽が鳴り続けるような、そんな場所であってほしいなと個人的には思ってしまった。


そんなで、ビールをご馳走になったりしながら長い間オヤジ達と歌って騒いでいると、もう遅くなってしまった。

セビージャには明日向かうとして、少し街を歩いて、スーパーで夕食を買う。




街は小さな教会や遺跡があって、小さいけど歴史を感じさせる素敵な雰囲気があった。

テントを張った、丘の上のこの草原からは、沈んでいく太陽や赤く染まる雲が綺麗に見えた。

のんびり眺めていると、ガサリ!と音がした。

ビビって見つめると、しっぽの白い野うさぎがぴょこぴょこかけて行ってた。

ヒッチハイクで、適当に画用紙に書いたオスナという街だったけど、来て良かったなぁと、なんとなく思った。


そんなところです。

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