スポンサーリンク

【ゴンダール】ゴンダールで路上ライブとびっちシンガー世界を周る話

2020年4月29日

スポンサーリンク

いつものように詐欺集団の運営する乗り合いバンにイライラしながらやってきたのはゴンダール!!

北部エチオピアの観光名所らしいが、人間不信により誰にも話を聞けなければネット砂漠で情報を何も得ていないおれ。

ゴンダール、、なにが有名なのかは全然しらんが、なんかチーズでそんな名前のあったよな・・きっと有名なチーズフォンデュの城でもあるんだろう。

まぁ、おれは完全にエチオピア人たちの”外国人は動く金蒔き機”カルチャーにしんそこ怯えきっている為、観光どころじゃないからいいんだけどな!!!!!

とにかく明日朝一でここから国境の街まで突っ切って、明後日にはエチオピア脱出だ!!

そんなで。殺気立った目で安宿を探しているといつものようににいちゃんに捕まる。

「ベッド探しているのかい!?紹介するよ!」

「(あぁめんどくせー!どうせあとでチップとかツアーとか紹介するんだろうがぁぁ!!)自分でさがすからいいよ!」

「おれはお金目的のガイドなんかじゃない!ただの学生さ!安心しなよ!」

「(どこに、おれはお金目的のガイドだー!って言うやつがおるんや!)大丈夫、ノープロブレムだ!」

これまでの経験上エチオピアで上手な英語を話すやつは敵、というのは、コナン君で目以外真っ黒の網タイツ人間が急に出てきたらそいつが犯人、というくらい確信を持って言えることであった。

そんなで、いらんいらんと冷たくするんだがいつまでも付いてくる。

んでなんだかんだ、彼が言うこの辺で一番安いという所ぐらいしか実際安宿を見つけられず、チエックイン。

きったねー!

なんだこれ!牛糞壁にビニールの土袋の天井、ナンキン虫増殖場みたいなうんこ色のベッド!おまけにシャワー無し!おれ2日風呂入ってなくて、うんこ色!

これでも100ブル(600円)とか!

これ、まだ日本の三越とかのトイレ泊まった方が快適なんちゃうやろか?きれいなトイレに広びろのスペース、ウォシュレットでシャワーも浴びれるしエアコンも効いている。
トイレットペーパーを敷き詰めてベッドを作れば、ナンキン虫もいない。

まったく、彼らに三越のトイレを見てもらいたいわ!

と、心が荒んでもうなにかれかまわずケチをつけたい「こんな男は絶対彼氏にしたくない」日本代表のおれ。

「どうだ?自分を鏡で見てるようだろ?君にぴったりの素敵なホテルさ!よし、ならうちにおいでよ!ママがご飯を作ってくれてるんだ!一緒に食べよう!」

「え?」

彼は紹介したからチップを払えとは言わなかったが、代わりにおうちにご飯を食べに来いと誘ってくる!

なんや、このパターンはまた匂うな・・

カンボジアとラオスで、有名な”ギャンブル詐欺集団”のお宅に三回も連れ込まれた事があることから、詐欺集団から「すぐに家に連れ込める系びっちシンガー世界を周る」として有名なおれ。

また家に招いて身ぐるみ剥ぐつもりか・・!??

いや、もしかしたらご飯の中にエッチな気持ちになる薬が入ってて、肉玩具にされるとか・・!??

もう、起こりうるすべての可能性を疑うぼっち危険センサーの映し出す妄想は、とんでもない所まで飛躍し続けていた。

彼らはもしかしたらドッキリ系AVの取材班かもしれん!

10日間の過酷な監禁撮影の末ついに販売されたヤバいジャンルのDVDがあっち系の人々から絶大な人気を受けて、SOD新人賞を受賞したおれの存在はついに社会問題にまで発展して・・・

「たびおくんっ!たびこ、明日のごんだぁるの宿は、ドミトリーじゃなくって久しぶりに、だ、ダブルベッドで、一緒に、寝たいなぁ!!!!だ、ダメかな?」

「……..ごめん、明日は久しぶりにシングルで別々に寝たいんだ。疲れてるから。」

「えっ・・そ、そっか。疲れてるんだもんね、仕方ないよ。。」

「うん、ごめんね。ちょっと散歩してくる。」

「う、うん!いってらっしゃ…..

バタン!

(……..なんだかたびおくん、最近冷たいなぁ。ここのところ夜も全然だし・・たびこと話もしてくれなくて、ずっとパソコンばっかり見てる・・なにかオシャレなカップル旅ブログでも見つけたのかな?

あ!

たびおくんのパソコン、電源入ったままだ……..!

だ、だめだよ!たびこ!たびおくんは、自分の世界も大事にしたい人だし、か、勝手に見るなんて・・

で、でもたびこはたびおくんの、その、一応、彼女だし、見る権利はあるっていうか、あの、二人の写真のデータも入ってるんだし、ちょ、ちょっとだけなら・・

カタ、カタ・・

ん?なんだろこのフォルダ?

えっ?

ええええッッッ!!!!)

ガチャ

「ただいま!」

「あっ!!…おかえり、たびおくん・・」

「散歩してたら、タナ湖のボート村ツアーやってるツーリスト会社何個か見つけたから、料金比較してきたよ。ツアーサギって会社は料金は安いけど昼食はなし、マニマニマニーツーリズムってとこは、ちょっと値ははるけど、タナ湖名物のブルーギルのチーズフォンデュが昼食で出るらしいよ。どっちがいい?」

「うん、、ちょっときめられないな・・」

「そう、あと、もう一個のレイシストツアーズってとこは、水上民族の家に訪問オプションがついてるらしいけど、これは…

「あのさ!たびおくんっ!!!
……..びっちシンガーって、だれ?………」

「!!!,,,,,,,,,,」

「たびこ、み、みちゃったんだ。たびおくんのパソコンの、フォルダ・・

せ、せいどれいと化した、きもおたぼっちの飼育日記って・・

なんだろ?たびこ、よく分かんないなっ!」

「んで…..たんだよ…」

「えっ、なに、、??」

「…なんで!!!!!!なんで見てんだよぉぉお!!!!!!おれの飼育日記をぉぉぉ!!!!!!!ぎゃぁぉぉお!!!!」

「ど、どうしたのたびおくんっ!!?な、なんか変だよ、、きゅ、きゅうにおおきな声出して・・」

「……..ごめん。しばらく会いたくない。」

「えっ、ちょ、ちょっと待っ……

ガチャバタンッ!!

と、平凡なカップルの幸せな日常さえも奪ってしまうのではないかと考えると・・

まぁそれならそれでいいか、とわりとノリノリで付いて行ったのである。


彼の家にはかわいいおねぇさんが二人、人懐こい子供が三人暮らしていた。

ママと言っていたが、もしこれがママなのならいったい何歳なんだ!?見た目普通に27歳くらいの北川景子風魅惑の団地若妻と言ったところだ。

(いや、このキャストならわりと撮影も楽しいものになりそうだ!よっしゃ!早く媚薬入りのカシスオレンジ持ってこいや!!)

と張り切っていたが、出された料理はもちろんインジェラ!

うげぇ酸っぱい雑巾だ・・とまたブログで悪態をつく気まんまんで口に運んだが、

ん??

あら!

どうして!?

ウマィィィィィ!!!!!!

一昨日くらいからカエルの卵の20円サモサしか食べてなかったからかな?

いや、それにしてもうまい!

野菜やカレーソースの乗ったシンプルな味付けの具材を丸めて口に運ぶと、ほのかな酸っぱさがアクセントとなって、なんか普通に料理としておいしかった!

インジェラはワンプレートが大きいので、彼とシェアして食べたんだが、疑っていたわりには8割がたをうまいうまいと言って食べきったおれ。

期待に反して、エッチな気分になることもなければ、レッド突撃隊に変な懸賞ゲームの提案をされることもなく、北川景子’sにありがとう!おいしかったよと伝えて家を出た。

いや、ほんま普通におもてなししてもらいました、ありがとうございます!

彼はそのあと、はやく一人になりたいおれを言葉巧みに連れ出し、WiFiが使いたいといえばおしゃれなカフェに連れて行ってくれ、明日のスーダンまでのバスを買いたいと言うと予約を手伝ってくれた。

それでもって、最後に路上ライブする場所を探してるんだ、と言うと町の大通りを案内してくれ、

「んじゃ、僕はそろそろ帰らなきゃならない!グッドラックだ!」

となにも要求せずに去っていった。

え!普通にいい奴やったんや!

もう、エチオピアの旅はこんなんばっかりである。

騙されて騙されて、もう誰も信じるか!と思ったところでいい人に出会って、あれ、エチオピア案外いいとこだなと油断して、また次のやつに騙されて。

とにかくありがとう、彼!

名前も聞いてないけど!

そんなで、最後にこれまでカモられた分全部取り返してやるっ!!と、路上!!!

ちくしょー!!!!
エチオピアさんざん嫌な思い出書いてきたけど、

楽しぃぃ!!!!!!!

アフリカで歌うことは、やっぱりたのちぃよ!!!

音楽をしている間は、客引きたちもおれを金ヅルではなく友達として好奇心を持って見てくる!

子供達もいつもは「チャイナ!」「シェイチェイシェイ!」とか言ってバカにしてくるが、この時ばかりはヒーローを見る様に目を輝かせる!

この野郎!最初から人として、対等に見やがれ!!

歌った後は、子供達にも音楽に触れてもらう!


おれが

「終了ー!!帰るわ!!」

と言ってギターを片付けだしても、一向に減らない人だかり。

終了や言うとるやろー!!とアピールするが、隣のおっちゃんが言う。

「彼らはこうやってギターを弾きながら歌うってスタイルを実際に見たことがないから、エキサイトしてるんだ。君から離れたくないんだよ。」

と言ってくれた。

ちょっとでも彼らの記憶に残ってくれると嬉しいな、なんて自己中心的感動にひたる。

チップは19ブル、約120円。

少ないけど、ビールが二杯飲めるぜ!本当にありがとうございます!

歌った後は、気持ちが軽やかになって優しくなれる。

客引き達に声かけられたくないから必要最低限以外動かんとこと思ったが、気分が変わってちょっとゴンダールを散歩した。

町のど真ん中に、石造りの遺跡があったり、

石橋の下をトゥクトゥクや馬車がかけていく感じ、いい雰囲気!

最後にここに来れて、良かった気もした。

夜、30円のゆで卵といつものカエルの卵でご飯!60円のビールを添えて。

明日はついにスーダンまで抜けるので、これが最後の食事だが・・
エチオピア、食べるもんが無いからこんなんしか食べてないので宿代以外ほとんどお金かかっていません!最近痩せすぎて物乞いのじいさんみたいなお腹になっとるもん。

いやぁ、とにかくエチオピア、ほんまに謎の多い国だった。こんなに感情豊かに(ほぼ怒りやけど)旅をした国というのは、初めてでは無いか??
たくさん考えさせられたし、ツルミまでのロードトリップは、なんだかんだいい思い出だったなぁ!

なんて、最後の夜ということで、ビールを飲みながらしみじみ考えた。

どうか明日、エチオピアを気持ちよく、出られますように!

出国手続き50ドルだ!とか言われて、ブチ切れて「ならもう出ねぇよ!」とかなって、

(嘘やん永住とか嫌ぁぁぁぉー!!!でも、あんなにブチ切れた手前やっぱり出して下さいなんて泣きつけんし・・)

みたいなことにだけはならないでくださいと、願う。。。

そんなところです。

ランキング9位入賞を目指してブログランキングに参加しています。媚薬とか、レッド突撃隊とか、一体何のことなんだろう?↓↓

終了

↑↑無垢で純白な旅ブログに清き一票を!!