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民族村ライブとハンバーグを作る話

2019年8月1日

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エチオピア南西部の深部、ツルミを目指す旅!

おれはアルバミンチからカヤファールという田舎町にやって来ていた!

ってかここの宿もキツイわー!!!!

ここまで行く宿行く宿でやられていたナンキン虫の被害こそないものの、共同トイレが、

あ、あの・・

た、ただの穴なのだ!

「えぇぇぇ!?」

とおれは一人で言うてしまった。

なんたって、トイレの扉を開けると、部屋、って言っても仕切りがあるだけのただの赤土の地面に、モグラでも出たのかな?ぐらいの、気持ち程度の穴が開いているのだ。

ん?

おや?モグラでも出たのかな?

と思うやん。

覗き込むやん。

なにやらぐちょぐちょべちゃべちゃのハンバーグみたいなんがあちらこちらに・・

いや!!!!!!やめとこう!汗汗

ご飯食べよる人もおるかもしれんし、もしランチがハンバーグやったら大変や!

穴の中の写真をブログになんて貼り付けてみろ!?

そんなことした時にゃ・・

「たびおくんっ!ここの宿、キッチンが綺麗だったから今日はカレー作ってみたんだ!みて、旅男くんの大好きなハンバーグも乗せてみたよっ!」

「おっ!旅子、頑張ったんだね!美味しそうじゃん。ちょ、ちょっと待ってね!」

「ねー!!そんなにパソコンばっかりいじって、なに見てるの??」

「いやぁ、世の中にはさ、俺たちみたいに大切な人と愛しい時間を過ごしながら旅を出来るカップルもいれば、友達もできずに、ブログで宿のトイレ事情ぐらいしか書くネタが無いようなキモオタもいるんだなぁなんて、思ってたんだ。次行くカヤファールの宿情報を探してて、偶然ブログを見つけてね。」

「うーん、かあいそうだねっ!じゃあ今日のごはんをインスタにアプして、たびこが幸せのおすそ分けしてあげなくっちゃ!」

「………………….。」

「(今日は…たびおくんの…大好きなカレーハンバーグ☆….いっぱい褒めて貰って….うれしかったよ…)できた!アップしたよっ!これで、きもオタニートさんも、元気が出るかなっ!?」

「…………..ごめん。」

「えっ?どうしたの旅男くん?早く食べよ!冷めちゃうよ!」

「ごめん、やっぱおれ、外でなんか食うわ。」

「えっ!?ちょ、ちょっとどこ行くの!?なんで突然・・!」

バタン….!!

とかなっちまぅぅぅぅぅ!!!!!

そして、

「それならむしろ貼ってしまおうぜ!?そいつらがどうなろうと知った事か!ぐへへへ!」

という悪魔のおれのささやきと、

「いいえ!そんな事をしてはいけません!あなたのゴミ溜めみたいなブログ、情報通の旅男が見るわけが無いじゃ無いですか!#アフリカ #カップル #おしゃれ旅 でタグつけして貼るのです!すると目に付く確率が増えるはずです!」

という天使のささやきが戦い続ける中、おれはその穴に上手に新しいハンバーグを産みおとしながら、

(よし!このトイレ事情は、ブログのネタになるぞやったぁ!)

などと考えていた。

そして、水も出ない宿のため、雨水をためたタンクからおばあちゃんが汲んできてくれる水で三日ぶりにシャワーを浴び、体中のヘドロとあかをおとしたおれ。

あら!あなた本当はまっさらなイエロモンキーだったのね!

とシャワーから出るとおばあちゃんに驚かれたが、そのままギターを抱えてパールをこぼしに出かけた!

なんと今日は近くの空き地で、周りのなんちゃら族やらなんとか族ら、原住民族の皆さんが、それぞれの村からの特産品を持ちよってマーケットを開催するというので、結局なに族なんかは全くわからんままだが見に行ってきた。

マーケットまでのストリートを歩いていると、昨日一緒にかぐや姫やはっぴいえんどを歌ったがきんちょ達が、おれの顔を覚えていたようで駆け寄ってくる。

「ユーユー!!え!お前イエロモンキーだったの!?ユーユー!!」

「ヘイまた会ったな創世児達よ!みんなでバラ色の日々を探しに行こうぜ!」

そして、子供達を引き連れておれは マーケットへ繰り出した!


いや!!!!!


なんこれガチ民族やん!!!!!

民族なんて言っても、ここまでガチやとは思いもせんかった!

基本裸に、貝や石、木の実や牛の骨、皮で作られたアクセサリーやマントを身にまとい、男はヤリやサーベルナイフを携えて、女は大きなツボに草や水を入れて、持ち歩いている。

ほんまもんや・・!!

ほんまに、もののけ姫みたい!

東南アジアあたりで、自分の、「民族少女フェチ」という、児ポ法違反一歩手前みたいな趣味に気づいてしまったおれ。

常々、ベトナムやラオスの山間部あたりで道に迷ったら、という内容での脳内シミュレーションにも抜かりがない。

たとえば、たどり着いた山奥の村で村長に見そめられて、

「この村を守るために異国からの血を入れる必要がある!」

とか訳のわからん迷信を信じる村人達に、村一番の美しい少女と一緒になるよううながされて、村から離れた高台に建てられた小屋で2人生活するよう命ぜられるんやけど、でもおれはそんな風習なんかで彼女の尊厳を奪うような事はしたくなくて、小屋にこもって一週間後、ついにおれは、

「民美!おれがここで見張っておくから君は逃げるのだ、この山を下れば別の街に出る。この村は狂っている。そなたにはそなたの人生を生きる自由がある!」

なんてきりだすんやけど、

「私が私の望むままの人生を生きていいというのなら…..どうか私を、あなたと共に、ここにいさせてくれはしませんか?」

「え?….しかしそなたにはそなたの・・」

言葉を遮るようにおれの胸に飛び込んでくる民美、板張りの床がヒシときしんで、

「どうしても出て行かねばならぬというのなら….あなたと、あなたと一緒に行きたいのです……だめ、ですか?」

小さくため息をついたおれは、彼女の肩に腕を回して、抱きしめた肩は少し震えていて、今にも泣き出しそうな彼女の耳元に手が触れると先祖代々娘に受け継がれるという美しい貝の耳飾りが揺れて、カランと音を立てて、

「故郷を捨てる覚悟はあるのか?」

「あなたとならば、どこまでも。」

とそっと口付けを交わし合う2人を柔らかな満月の光だけが、いつまでも照らし続けていた。

み、みたいな事になったらぁぁあ!!

と思うと興奮で夜も8時間しか眠れず旅中山を見ると、よくふらふらと入って行ったりするおれ。

しかし今日のこのガチ民族を見てみろ。

アフリカで、これをやって彼らの村に迷い込んだりしたときにゃ・・

「異国の血が必要だ。皆の者!殺れ。」

びやぁぁぁぁぁぁぁぁか!!!!!

とか一瞬で殺られそうである・・

だっておかしいやろ!週一回のマーケットになんでサーベルナイフやヤリが必要なんだ!殺す気しかないやろ!

まぁそんな絵に描いたようなアフリカの部族な彼らだけれど、よくよく見ていくと、ケータイをいじりなから女の子口説いてたり(のように見える)、写真撮りなよ!一人5ブルね!などと営業をかけてくるおねぇさんなんかもいて、やっぱ同じ人間、どこいっても一緒だなぁとも思わされる。

ちなみに彼ら、お金を払わず写真を勝手に撮ると、めちゃめちゃ怒る。

まぁそりゃそうだ、おれも日本で道歩いてて、訳わからん旅行者がなんも言わずパシャパシャやってきたら腹たつもん。

まだ、

「えっ!?ちょ、ちょっとあれ生田斗真じゃない!?」

と言われながら撮られるなら、まぁほんの100枚や200枚なら許すけど、

「えっ!!マジで!?!?あ、あんなところに!丸山さん!!丸山ゴンザレスさんですよね!?」

なんて言わて一枚撮られた時には、ポテトチップス買ってきて食べるもん!
んで、もう、べっとべとに汚した手で、「いいカメラですね~」なんて言いながらこう自然な感じで、カメラのレンズもうべっとべっとにするわ。持ち主が女の子やったら持ち手のとこ舐めるやろうし。

やから、いつでもどこでも観光客気分で

「あの民族の男、写真撮るならお金払えだなんて、最低!全部お金じゃん!」

とか言うのはナンセンスであって、せめて撮りながら、

「わ!エミネム!え!?ウィルスミスおるやん!?」

と気持ちあげさせる事ぐらいは、必須かななんて思います。

そしておれは、「まずお前は丸ゴンさん以下だこの自意識過剰のクズが!」というカメラ女子達からのアンチコメントに、謝罪文とおれのLINEのアカウントを添えて返信をしていると、わらわら付いてきてたがきんちょの一人がカメラに興味津々で

「写真を撮らせて!」

なんて言ってきてたのである!

おれは、(きたねぇ手で汚すんじゃねぇぞガキが!)などと思いながら、ブログの手前、

「はーいどうぞ!上手にとれるかな??」

と優しく渡してやると、あろうことか彼はカメラを民族の方へ向けた!

(あー!いーけないんだーいけないんだー!!そーんちょうに言うてやろ~!!)

とおれはこころのなかで歌いながら、民族のみんなに怒られて涙目になる彼をイメージして含み笑いになっているんだが・・

パシャり!

民族の男性「………..。」

「プップププ!!!・・あ、あれ?怒らないの?」

うむ、なにやら部族の人らも、旅行者が撮る分には発狂したように怒ってヤリなど投げてくる(ぐらいの勢いな)のだが、子供、しかも現地のストリートチルドレンが写真を撮る分には、なぜか全く気にかけてない模様!

なんでだ?気づいてないのか?

…..これは、少々悪どいが、なかなか頭の良い方法じゃねぇか・・!!

子供はカメラで遊べるわけやし、おれは部族の写真が手に入る。

へへへ。がきんちょさん。お主も悪よのう・・。

そしておれは闇の取引で越後屋から”金”時豆を受け取った悪代官のように、お気に入りの遊女を捕まえては「良いではないか良いではないか」と言ってみたり、遊女の帯を引いて「アーレー」とくるくる回らせたりする妄想を繰り広げながら、心ここに在らずでマーケットを観察した。

ちなみにこれらがガキんちょが撮ってくれた写真だ。



おおお!

もう、アフリカの民族がマーケットしたらこんななるんやろうな~と、絵に描いたようなそんなんである。

そして、金魚みたいな形のヘンテコな弦楽器を売るお土産屋で、声を掛けられる。

「へいそこの吉井和哉とは薔薇の花とハナモゲラぐらいの差のにいちゃん!なんか歌ってくれよ!」

「君!吉井和哉さんをハナモゲラだなんて失礼だろうが!おうよ外国で飛行機が落ちてニュースキャスターはうれしそうに乗客に日本人はいませんでしたってこんな夜は会いたくて!」

「訳わかんないこと言ってないではやくやれ!」

そして人生初、民族マーケットライブ!笑

民族ライブて!なんの話?って感じやな・・


ただ、相手が少数民族だろうがストリートチルドレンだろうがやる事は一緒だ!

腹の底から青い空に歌って、湧き出るリズムで踊ってる!

シャイだった、おかっば頭が可愛い民族の女の子達や、ヤリもったにいちゃん達も集まってきては逆におれが写真を撮られたりしてる!

お前ら、ちゃんと生田斗真だと思って撮ってんだろうな・・!!?

ちなみに彼らは、頭のおかしな観光客の写真を「あれ丸山ゴンザレスじゃね?」と噂しながら撮るのは好きでも、やはり写真を撮られるのは嫌いのようた。

おれが近くのにいちゃんにカメラを渡して撮って、とお願いするとサッとカメラの裏手に回り込んだりしてた。

普通にシャイなんだろな。

そしてその後、カメラマンのがきんちょ達にお礼として、10円のパッサパサのビスケットをそれぞれ買ってやったおれは、マーケットを去った!


パッサパサのビスケットにテンションだだ上がりの子供達の絵。ありがとう!

時刻は午後5時半。

小さな山の頂上にあるこの村。

どっかで夕日でも見たいなぁととぼとぼ歩く。


村から伸びる一本道を20分ぐらい歩いたところで、木をぶっさして塀を作った藁葺き屋根のどんぐりハウスがポツポツ現れ出して、その家の一つの門から、少年が声をかけてくる!

「へい!ユーユー!!!ギターマン!!カムカム!!」

どうやらさっきおれがマーケットで歌ってたのを聴いてたみたいだ、ジェスチャーでギターを弾く真似をする。

門をくぐって敷地の中に入ると、にいちゃん姉ちゃん少年にお母さんお父さんと、10人近い家族!

焚き火を起こしてなんか料理してる姉ちゃんは、さっきの編み込みボブに牛皮のコートの民族なんだけど、こっちで興味津々に話しかけてくるにいちゃんは、普通の洋服にスマホにサングラスと、最近のちゃれぇ若者って感じだ。

なんだみんないつもは普通の格好しとるのか?町に近いエリアに住む人たちは、なにかイベントごとの時だけあぁいう服装にするんかな?

太陽が暮れちまうよー!!と心で焦りながら、しかし楽しみにしてくれてるならとギターを取り出して歌うと、ボブのねぇちゃんも近所のおばちゃんも、腰を擦り合わせてセクシーダンスを披露したり、おっちゃんがマサイジャンプみたいに高く飛び上がる独特の踊りで盛り上がってくれた!



人生観や生まれ持ったアイデンティティ。

それらを受け継ぎ誇りを持って暮らす彼らの姿はどこまでも美しいけれど、

その垣根を越えて音楽が、おれたちを子供に戻してくれる。

根本の部分で、何も変わらんやんって、わかり会えた気がしたんだ!

それはただの旅行者にすぎないおれが、ただ自己満足で感じているだけかもしれんし、みんな

「なんだこのおかしなアジア人は!」

とバカにしてるだけなのかもしれん。

でも、それでも俺たちはいつだって他人を変える事は出来ない。

だからおれが納得できれば、いいのだ。

自分の心に愛を持って誰かを受け入れる、

周りが何を言おうが何をみようが、気にする事はない。

本当のピースは、自分の中の愛を信じる事、そこからだ。

またねー!とみんなに手を振って家々を後にした。

真っ赤な太陽が、もう8割方向こうのはげ山に沈んでいる。

おれの頭もそのうちあんなになるんかなぁ・・なんて感傷に浸りながらそれを眺める。

途方も無い旅を続けて、出会うはずもなかったアフリカの部族と共に音楽を楽しんで、笑いあった。

夢のような日々が続いてるけど、結局おれらはどこまでも人間で、それ以上でも以下でもねぇな、と、確かに感じるものもあった。

いかん!ぼけっとしてないで、夕陽が沈むまでに、町まで帰らなきゃ!




帰りしにさっきの家でのライブを門の外から覗いてきてた女の子達が「ヘイ!アイラービュー!」と言ってくれて、恋に落ちかけた。

町に帰って食べた、赤い豆の湯がいたんにおから乗せたみたいな、植物性たんぱく質フェスタみたいな食べ物は、安かったけど味が全くなくて、しょうゆが欲しくなった。

真っ暗になった町はおれの吐く息の音が聞こえるほどに静かで、メインストリートでも街灯はなくて、ケータイのライトを照らして歩いた。
見上げると無数の星達がアフリカの大地に優しい光を落とし続けていた。

そんなところです。

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終了

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