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閲覧注意の夢の話

2019年8月1日

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ケニアに発つ日。

とてつもなく変な夢を見た。

どっかアラブ風の田舎町が舞台で、頭のおかしな主人公が出てくる物語が、ドラマ仕立て流れてくる。

しかし小説を朗読しているように文章が映像につけられて、ストーリーが進んでいくような、変な夢。

面白かったので、文章をできる限り思いだして、あとは映像のイメージのままに文章を創作して書くんだけど、かなり自己消化型な日記なので、キモいので、めんどくさっ!と思った方はスルーしてね。釣りとかじゃなくてほんまに閲覧注意だからね!

物語は、男の語りのようなシーンで始まった。

……………………………….

「おれは将来、イスラミックステイトに参加したいんだ。」

そんなことを言うと大体の人には嫌悪感を丸出しにされて、侮辱の言葉を投げられるが、少数の過激な思考のやつからはいいぞ!今こそ立ち上がる時だ!などと声をかけられる。

実際はそんな武装集団に参加するのしないの、おれにはどっちでもよかった。

廃墟的に回る怠惰な生活の中で、責められ叱責されること自体が、またはただのだれかの行き過ぎた思想に火をつけて空回りさせることが心地よかったのかもしれないし、ただそうやって人々の注意を惹けること、それこそが唯一、おれの今生きているいう存在を証明してくれているようでもあり、それに酔っているだけかもしれない。

もし本当に戦闘員として参加したらどうなるのだろう。

血みどろのその右手の指先で銃の引き金を引く瞬間の、目の前で飛び散る血しぶきとダラダラと流れ出す脳みそのグロテスクな風景が浮かんで、吐き気を催す。

やっぱりバカなことを言ってもそんな仕事などはごめんだ、どうやらそこにまだ正常な心が残っているような感覚があってホッとした。

と同時に、自分の語るその明確な意思がこうも薄っぺらい嘘であることを、分かっているはずなのに叩きつけられる感覚がして、本当に嫌気がさす。

おれはなにがしたいのだろう。

怠惰な生活が作り出す虚像が虚像を呼ぶ連鎖の中で、おれはなにがしたいのだろう。

家の鍵を家族から預かってくるのを忘れた。

弟が帰るまで、畑に囲まれたオンボロの作業小屋にこもることにした。

小屋の中には小さな机と今にも壊れそうなイス。

イスに腰掛けて、ペンを取ると同時に脳内の風景をひたすらに文章に起こす。

言葉は脳内から小刻みに揺れてはこぼれて、まるで食卓のテーブルソルトのよう。

そんな散り散りの言葉たちを集めて骨格のないおかしな、またある者には狂気に満ちた怪文に見えるであろう物語が出来上がっていく。

どうせ、それすらも狂ったように絶望を見せびらかしたいだけの、薄っぺらな自己主張の一種が織り交ぜられているような気がして、少し読み返すだけでも重い気持ちがする。

自分でも全くこの癖というか、自分の書く文章が好きにはなれないのだけれど、迷いもなく言葉がペンを走らせるのだからこうしているより仕方ない。

二時間経って私はペンを置いた。

ジャムの瓶を使ったペン入れがからんと音をたてて、それが二時間ぶりにこの小屋に響いた音であるかのような、その久しぶりな振動にはっとさせられた。

何枚にも及んだ原稿がかさんでいる。

これだけ文章を書くことができた。

なんの取りまとめもない壊れた車のような、何かのきっかけでストーリーが走り出すことなんて決してないキテレツでおかしな文章。

こんなものを作って、だからなんになると言うのだろう。

壊れてタイヤやシートを盗まれてしまった、放置されたままの廃車、その錆びついてコケまでこびりついた様をアンティークとして眺めるように、写真でも取るように一枚一枚原稿をめくって読んでみる。

はは、これはまるで山奥に放置されて誰にも見つけられることすら出来ない車のようだ。

そう、崖の下はるか彼方で、ドロボウすら諦めてしまうような、とてもじゃないが誰も触れたがらないし、まず見つけられないような、そんな詮索の価値すらない廃車、ただの地球のゴミとしての文章。

そんな風に考えだすと止まらない、一向にまとまらないまわるまわる虚無感虚無感。

それはボブディランの歌詞のようにコロがる岩のようでもなければ、なにか悟りを開けそうな一点の光を持つわけでもなく、ただおれの頭の周りに黒い渦を巻いて、宇宙空間のような無音の世界をともなって静かに在り続ける。

虚無感虚無感。

ブラックホールのようにこの見せかけの思考さえも飲み込まれてしまいそうだ。

そんなときだった。

「こんにちわ」

ノックの音と同時に外から男の声が聞こえた。
こんな田舎のきたない小屋になんの用だというのだろう?

しばらく黙ってみたが、どうしても気になったので返事を返してみた。

「はい?」

するとその言葉を待っていたように鍵のない扉がガチャリと開いた。

黒いシルクハットを被った背の高い男が立っている。

知らない男だ。

誰ですか?と聞くのも、なんだか当たり前すぎて、尋ねることすら億劫だ。

「ギターを弾くんですか?」

男の手元に小さなサイズのギターケースが握られているのを見つけた。

男が何者なのか、そう確認する代わりにそんなことを聞いてみた。

「ええ。よかったら聴いてもらえませんか?」

おかしな話だ。

突然部屋に訪ねてきてはギターを弾かせてくれという彼の存在に、しかしなぜか不信感とか、嫌悪感は感じなかった。

私はなにも答えなかったが、彼はギターバッグのチャックを開けると、ブラウンの木目が綺麗な小ぶりのギターを取り出した。

「ビートルズが、好きなんですよ。」

男がギターを構える。

ジャリ、ガリガリジャリジャリ!

綺麗な姿勢で弦をストロークさせた彼の手元からは、聞いたこともないような不気味な音が鳴った。

なんだ?こんな音のするギターなんてあるのか?黒板を爪でかくような、あるいはのこぎりで動物か何かの骨を砕くような、とにかく不快な音だ。

得意げに男が指で弦を弾き始める。

バキバキギリギリッ!!

さらにひどい音が鳴る。

冗談にも上手とは言えない不協和音と、ギターとは信じがたいおかしな音が脳を侵食していくような、真っ黒の靄にこの部屋が飲み込まれていくような。

とにかくなんだこの音楽は。。

ビートルズが好きなんですよ。

男がもう一度ポツリと呟いた。

そんなバカな。

こんな曲はビートルズにあったはずがない、理解不能な不協和音にのせて、彼は歌い出した。

まるでそれは人間の身体の一部から出せる音ではないかのような、言葉でもなければ悲鳴でも遠吠えでもない、まるで錆びたナイフを二本、手に握って、目一杯の力でこすり合わせるような気持ちの悪い音。

不規則なリズムを繰り返す、いやリズムに載せる気などみじんもない理解不能な小節をしかし彼のなかでは完璧な楽譜が存在するかのように無表情としてたんたんと演奏は続いた。

身震いがする寒気がする吐き気がする子供の頃に親戚の葬式で長い長いお経の時間に耐えかねてウトウトしてしまった時の夢と現実の境目で、ただただ経のその低い音程だけが脳内の中心でピンと線を貼って響き続けるような、交通事故にあった夏の日の、血まみれのアスファルトの上で聞いたギリギリと頭を締め付ける耳鳴りと蝉の声のような、不気味で心地の悪い、しかし、頭のどこか片隅で、この得体も知れない音を音楽として受け入れている何かが、体の動作のすべてを忘れてまで音に集中しのたうちまわりたいと求めている、自分をいたずらに痛めつけたいとする何かが、おれの頭の片隅からゆっくりと黒いシミをたらしては侵食していくような不可思議な世界。

一体ここはどこなんだ。、。、。やめてくれ。、。、。ギターを弾くな。、。、。、、
歌うな。。、、、。

そう伝えたいだけの唇は力をなくして顎の重力のままにポカンと開いただけだ。

何も動く気がしない。

何も考える気もしない。

音がまるで。

まるで、粉々に無造作に刻んだ鉄屑が部屋の中をまっているような、グチグチと突き刺さって、まるで体中に群がる無数のアリたちに少しずつ侵食されていくような、しかしこの空間になぜか酔っていたいとさえ思ってしまうのは怠惰か、恍惚か、一体ここは、、、、、目の前のこの得体も知れない歌うたいは、、、、、、なにをしているんだ、、、、、おれは、、、、なにをしているんだ、、、、、

何時間経ったろう、突如として歌とギターの音は消えた。

6弦の、深い深いその音の、最後の余韻が消えて初めて、はっ!と目を開いた私がいた、気持ち悪い、本当に気持ちが悪い。

出て行ってくれ!

しかしそう彼に叫ぶにはあまりにも時間が経ちすぎていた。

なんだったのだろう。

まるで悪魔に取り憑かれたような、あの世にでも連れて行かれていたようなまるでこの世界にはないような、妙な空間に取り込まれていた。

あるいはもうここはさっきまでの人間の住んでいた世界とは違うのかもしれない。

さっき書いた原稿が足元に散らばり、まるで何十年も放置されてきた古い写真のように、ふと男が来る前の記憶を蘇らせた。

訝しい表情でじっと、まだギターを抱えたままの、背の高い男を睨みつける。

じとりと汗がしたたる。

なぜか鼻息も荒い。

それはなぜか私だけなのだ。

どこまでも冷静に見える男は少しにこりと笑うような表情になった。

ビートルズが好きなんですよ。

そんなはずはない。

あんな狂気的な音楽の、なにがビートルズか。

……………………………….

こぇぇぇぇえーー!!!

こんな感じの場面で目が覚めた。

なんだこの夢!こえー!!!

もちろん夢の中の文書全部思い起こすことはできんから、見たイメージのまま書いたんやけど、あの夢みてた時の気持ち悪い感じに支配されてくようで、超怖かったー!

なんか意味がありそうやけど、どうせ夢占いとかしてもらっても、またシルクハットの男の夢は性欲の高ぶりの暗示とかって出るだけなんやろな。

前にもそんなことがあってめっちゃ恥ずかしかった。

でも、世にも奇妙な物語っぽくて、この主人公の彼の書く文章と、音楽のセンスが実は似ている部分とか、いろいろ考えてみると自分の中夢ながら面白い。

昔から画家の、サルバトーレ・ダリの絵が好きで、彼がいつも夢からインスピレーションを得て絵を描く、と言うのを聞いて自分でも真似して夢日記なんかつけていた頃があった。

なんか、あとで聞いたけど、夢日記つけ続けてたらどれが現実かわからんくなって精神崩壊するとか、そんな怖い話も聞くけれど、自分の知らない脳の奥の奥が作り出す幻想の世界が自分のイメージの範囲内をぶっ飛んで超えていて、それを後で客観的に見られるから面白いのだ。

イメージの奥を、なんて言ってもおれイスラム国に参加したいなんて微塵も思ってないからね!!戦争反対!!通報とかやめてね!!

ってか、このブログ自体、1年半前に日本をたつとき地元の仲間のそうりょに餞別としてもらった日記を、日本に送ってしまうから代わりにって事で始めたものなんだけれど、元はと言えば

「この日記にこれから何年間かのうちに見る夢をお互い全部書いていって、本当に精神崩壊するか試してみようぜ!」

という話でもらったんだった。

これでまた一つ、精神崩壊に近づいた訳である。

こんなんあほみたいに続けてて、しまいに太宰治みたいにモルヒネ中毒になって入水自殺
とかしてしまったら、人間失格みたいにおれの人生も、生田斗真主演で映画化してもらお。

ん?

誰や今温水洋一で十分だとか言うたやつは?

そんなところです。

え?「何が世界一周だこのサイコパスが!」って?うるせぇおれは貪欲に10位以内を狙ってるんだこの野郎!どうせこんな文書だれもここまで読んでねぇんだから別にいいだろうが!!↓↓

終了

↑↑気分悪いわこいつのブログ!と思った方、お口直しに、ここから他の旅人の素敵な旅を覗きに行こう!