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タンザニア入国と香川県民は関西弁っぽいね!と言われると都会人になった気がして嬉しい話。

2019年8月1日

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ザンビアの首都ルサカから国境を越えるバスに乗り込んだおれ!

まずルサカを出発する時点で2時間遅れ、そして、広い広い高原地帯やサバンナを抜け、朝5時に、マラングとかなんとかいういかにもアフリカ!な名前の国境を越え、13カ国目!タンザニア入国!!!!!パンパカパンパンパーン!!

うぉぉお、タンザニアとか、よく動物奇想天外で出てきてた国やで、、、!!

水曜どうでしょうで大泉洋が発見した「やんのかコラ!」の鳥がおる、ンゴロンゴロ高原があるとこやでー!!!!!

ヤバイな、来るとこまできたな・・!!

ンゴロンゴロとか、ンチャベラとか地名があるからな、、もう地名の時点で、異国情緒とか、そんなレベルちゃうからな・・もう反則!反則技ですわ!

「パンプキ…あっ、いやパンプキンプリン!あっ!」
「はいーまけー!お前負けー!お前のかあちゃんパンプキンー!!」
「まてよ!いくらでもあるだろう?湿原の広がる国立公園で有名なンゴチャとか、世界遺産ザンジバル島の北に位置する無人島、ングウィ島とかさ!」
「あっ!そっか!しまったー…..お前の母ちゃん鈴木ちなみ~!」
「ばかだな。じゃおれ母さんが焼いてくれたストロベリーパイ食べるから、帰るわ。待っててねちなみちゃ…

「マンボ!!!!!!!」

はっ!!!!
こいつおれの妄想を邪魔しやがってここから良いとこだったのにこのやろ

「マンボ!!」

マンボ!!??

おっちゃんがにこやかにおれにそう声をかけてくる。
それは脚の短かくちんちくりんなおれの体型を太平洋一ブサイクな魚として有名な巨大魚マンボウに例えて罵っているのではない。

いや、仮にそうであったとしても、予備知識としてみんなに教えておこう。
ここタンザニアの言葉スワヒリ語では、ハローとか、ハウアーユー?が、マンボ!と言うそうなのだ。

もうギャグやん!

絵に描いたような、アフリカやん!

いよいよやってきたアフリカの代表国、その異国情緒にワクワクして、とにかく金変えよか、と群がってくる両替のおっちゃん達に20ドル渡すと詐欺られた。

タンザニアの紙幣を後で数えると、一般レートより5ドル分少なくわたしやがってた!
寝起きやって計算頭回らんかったけど、クソレートやないか!

マンボウと罵ってくる上に両替詐欺だなんて・・許さん、許さんぞ・・!!!

そしてそこからタンザニアを横断するように、バスはひたすら東へ、東へ、海岸線の街である大都会ダルエスサラームへと進んでいく。

到着は夕方5時とか6時とか聞いていたので、日が暮れるまでには到着するとぼくちゃん嬉しいな~とか思っていたが、甘かった!

やはり余裕で遅れる!

日がくれた7時の時点でも、バスはまだまだ数百キロも離れていやがる。

うわー!!まじか!!

以前ザンビア到着時も経験したのだけれど、バスの到着が深夜になると非常に怖い!

全く知らない、アフリカの街を深夜徘徊してホテルを探すなんぞ、どうぞどうぞ、襲ってくださいと言ってるようなものである。

これで、強盗に合ったって、二人で飲んだ帰り道に、「なんかちょっと、飲み足りないの。ゆうきくんの家、いっていい?」と男の家に上がり込んだ女の子がいざそういう時になると、「いや、そう言うつもりじゃないから!勘違いしないで!」とか怒り出すようなもの、何も言えないのである。
そんな経験ないから知らんけど。

しかも、嫌な話も聞いている。

アフリカの治安悪い都市ランキングをつけるとしたら、これまでは南アフリカのヨハネスブルグと、ケニアのナイロビがツートップだったらしいんだけれど、なにやらダルエスサラーム、最近の治安の悪さは顕著で、いまやこの二都市に次ぐ危険な街として噂されているらしい、、、

いやマジで洒落んならんっ!!!!

結局ザンビアの時は、バスの中でそのまま寝られるサービスがあって、朝まで停車したバスの中で過ごしたおれ!

今回も「そういうことできるの?」と乗務員のにいちゃんに聞くんだけれど、ザンビアと違ってタンザニアの人はあまり英語を話さない。

「イエス」

「お!寝られるの!?朝まで??」

「ノー、ジスバス、ネクスト、ジンバブエ、ネクスト!」

「あぁ、到着後ジンバブエ行くから寝たらダメってことか。」

「ノー。」

「もーどっちやねん!!!しばくどー!!」

「いや、ほんま四国出身のくせに関西人を気どんなや。」

「えっ!?なに!?関西?え、英語、本当は喋れるの?」

「ノー。」

……..

不安だ、不安だ、不安だー!!!!!

おれは胸の中で1分間に3000回ほど不安だとつぶやきながら、たまにファンタとも言いながら、バスはゆっくりとダルエスサラームへと向かっていた。

不安だとひとしきり泣きじゃくって疲れたおれは、しばらく寝っていたようで、目をさますとさっきまでの漆黒の闇が消えて、バスの進行方向に街の明かりが見える。

時刻は午前0時を回りそう。

かれこれ30時間、このバスに乗っていることになる。


iPhoneで現在地を確認すると・・おおおもうすぐだぁぉぉ!!!

街の光はぐんぐんと近くなり、バスは市街地の一角、コンクリ建ての団地に挟まれた怪しいバスストップで止まった!!

ダルエスサラーム、到着である!!!

そして、緊張の瞬間・・!!!

寝れるの!?

寝れないの!?

花占いの少女のように不安な顔で繰り返す。

バスの運転手
「ファイナルだ!全員降りろ!」

ネレナーーーイ!!!!!!

マジかよまじかよ、どうしよー!!

震えながら外に出ると、なんだ??もう深夜も0時を回ってるっていうのにオヤジ達の人だかり、オヤジだかりが出来ている。
みんな興奮した面持ちで一点を見つめている。

なんだなんだ?

見るとその視線の先には、コンクリの建物の二階部分の壁に付けられたテレビがあり、サッカーをやってた。

イングランドプレミアリーグの、岡崎がいるレスターと、リバプールの試合をやってる。

ちょうど、レスターのバーディが強烈なミドルシュートを決めて、岡崎たちと抱き合って喜ぶ。

おれがひとりヨッシャー!と喜んでいるがみんなあんまりリアクションもなくまじまじとモニターを見つめている。

リバプールのファンなのか?

その奥に、利用したバス会社のオフィス(といっても八百屋みたいな大きさやけど)があって、聞いてみた。

「このあたり、朝まで結構賑わってる?」

「あぁ。寝ることはできないだろうが、ここで夜を明かすぐらいはできるよ。このオフィスも24時間空いてるから、よかったら荷物置いとくかい?」

おおおラッキー!!!!!

こうしてなんとか今回も恐怖の都市深夜徘徊は免れたおれ。

たぶん、アフリカではもし深夜にバスが到着しても、それぞれ危険だからこそのなにかしらの対処法が用意されているんだろうな。

とにかく助かった!

しばらくおっちゃん達とサッカーを見て、飽きるとオフィスの前に座って30時間のバスの旅を共にした乗客達と話していると、ウガンダ出身だというにいちゃんが話に割って入ってきた。

彼はここにもう数日間住んでいるらしい。

なんでも、知人を訪ねてダルエスサラームへとやって来たらしんだけど、指定されたタクシーに乗ったら知らない地下室に案内されて、そこで大男達にボコボコにされた上貴重品からなにから全部奪われたらしく、大使館の援助を待っているところなんだという。

こぇぇぇえーー!!!

さっきバスが到着時にタクシーのおっちゃん、たくさん群がってきてたけど、乗らんでよかったー・・

そのあとおれは、オフィスに荷物を置き貴重品だけ身につけて、みんながいる安全そうなベンチで座っていたら、気づけば寝ていた。

目がさめると街は薄青く、夜は開けていて、朝だというのに熱帯性のじっとりとした暑さが絡みつく。

海が近いからか?これまでの乾いた爽やかな気候じゃなく、むせ返るような、熱気。

あれだ。
オーストラリアからマレーシアのクアラルンプールに到着した時も、同じような空気を感じたんだ。

暑苦しいんやけど、好きなんだよな。この感じ。

時刻は午前6時。

さて。安ホテル探しに行こ!

そんなところです。

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タンザニア

Posted by gamoyuki