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【シェムリアップ/カンボジア】アン!アン!アン!とっても大好き!アンコール!の話

2020年5月13日

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日本代表戦の次の日。

いつもの様に二日酔いでうだうだになりながら、ゆかりさんに見送ってもらってプノンペンを離れた。

途中止まったサービスエリア(という名のつったて小屋)で見た夕日は、本当に美しかった。

そしてバスで6時間!!

アンコールワットで有名な、シェムリアップに到着!!

バスで隣の席だった、シェムリアップで事業支援の仕事をしているというはるかちゃんに誘ってもらって、次の日、在留の日本人のみんなとサッカーをした。

なんかカンボジア入ってすげぇ日本人と会えて、いろいろ語れて嬉しい!

しかも、在留の人達も、カンボジアブランドを世界に広めたい!とか野望を持ってここにきてたり、宿で会った学生たちも、カンボジアで学校建設に携わってたり、子供達にアニメを上映するボランティアだったり、面白い活動をしている人達がたくさんいた。

っても、なにかボランティアしてるから面白い人とかってわけじゃなくて、ただ旅できている学生たちも、将来塾を開きたい!だとか、地元の祭りを継承していきたい!とか、目標がしっかりしてて熱いヤツらが多かった。

プノンペンで出会って、俺をこのゲストハウスに誘ってくれたヒサ君も、「ユウキさんギターまじ教えてくださいよー!!」なんて慕ってくれて嬉しかった。

大学生の頃の、何かやってやろうなんて毎日企みながら生きてたあの頃を思い出したりして、彼らと夜話しながらビールを一本飲むのがすごく心地よかった。

と同時に、この心地よさに浸ってしまって動くのが億劫になりそうで、少し怖かった。

おれは回遊魚みたいに止まると腐るタイプだから、まだいても良いかなって思ったけど、3日だけ滞在して、朝一ギリギリのバスに飛び乗った。

またどこかで会おう!!

シェムリアップでは、もちろんアンコールワットは行った。

ほとんど観光をせぬ事で有名な(おれの中で)おれですが、さすがにアンコールワットは行った。

でも入場料が20ドルと聞いて、一瞬行くか迷ったけれど、とても、、良かったです。。

普通はみんなトゥクトゥクやらを友達とチャーターして行くんだけれど、いつものように一緒に行ってくれる友達を見つけられなかった俺は、自転車で30分かけてぼっちで行ってきた。

森を抜けると巨大な遺跡群が現れて、まるでクレヨンしんちゃんのあれの映画の舞台のあれのようだ。






そして、チャリで行って本当に正解。

ふらっと細道に入って、舗装もされていない森の道を進んでいくと、


小さなピラミッドを発見。

このアンコール遺跡群周辺には、まだ観光ガイドブックにも載っていないような小さな遺跡が数多く点在するらしい。

これもそのうちの一つだと思うんだけれど、誰も観光客が居ないその森が突然開け、耳鳴りのような高音の、しかし滝の流れのように滑らかな音で鳴く珍しいセミのその鳴き声に包まれながら、苔のしみたピラミッドは静かに木漏れ日に照らされていた。

うーん、神秘的である。

ここでおれが芭蕉なら、乙な句の一つでも歌うところであるが、あいにく思い浮かぶ言葉といえば、
「森に来て 素敵な場所を 見つけたよ」
ぐらいしか浮かばないので、胸の奥のブラジャーの隙間にでもしまっておこう。

とにかく、アンコールワット。ここまで観光地化されてもなお、未開の古代遺跡の雰囲気残る、素晴らしい場所でした。

そして、2日目、3日目と橋の上で路上ライブ!

大きな橋の方が、通行人は多くて盛り上がっていたんだけれど、物乞いや民族楽器売りのおやじたちが盛大にやっていて難しそうだったので、もう一方の人もまばらな静かな小さな橋の上で。

意外にこれが当たった気がする。

夜が更けるにつれて、ビールを持った旅行者のグループがぽろぽろとやってきて橋の上のベンチに腰掛け、ゆったりと歌を聴いてくれた。

白人のおじさん、ベトナム系アメリカ人の若者、韓国人ツアー団体のおばちゃんたち、日本人の女の子。

じっくりと聴いてくれて、チップを入れてくれる。
嬉しかった。

カンボジアでもさらに物乞いの多い地域であるここシェムリアップ。

そんな現状を知っているからか、地元の人たちにお金を入れてもらう事はほとんどなかったけれど、ボロボロの服を着た母子が、ギターと靴につけたタンバリンが珍しいのか、にこにこした顔で遠巻きにしばらく見てくれていた。

帰り際、チップを入れない事を申し訳なく思ったのか、避けるように去っていくので、歌いながらセンキューと笑いかけると、お母さんが笑い返してくれた。

いいのだ。

自分の音楽を聴いて楽しんでくれたり、心動かされる人がいる、それほど嬉しい事があるか。

お金なんて、その次である。

最後にボブマーリーの No woman No cryを歌った。

I would cook cornmeal porridge which I will share with you

という歌詞があって好きだ。

悲しい事も多いけど、なんとかなるさ、おかゆ作ったけど食べる?
みたいな、ゆるさと諦めと、希望と優しさが入り混じった曲だ。

君と分け合うためのコーラを買って歩くよ
ふざけ合えばわかるはず くだらない事つまらない事。

大好きなandymoriもそんな事を歌ってたな。

こんな優しい気持ちで毎日暮らせたら、多分そんなお金なんて必要ないんだろう。

1日目13ドル、2日目15ドルと60バーツ。
2日で約3000円のチップをいただきました。

歌い終えると、女の子二人が話しかけてきてくれた。

台湾と中国から来たらしい。

「誰かを助けるために路上ライブをしてるなんて、感動したよ。私もいつかあなたのように誰かのためにボランティアをしようって思ったわ!」

と話をしてくれた。

おれはただ路上ライブが好きでやっているだけだから、そんな言うほどでも、、と照れてしまったけれど、なんであれそれがキッカケになって誰かの生き方をプラスに変えられるのなら素敵だ。

この二人と、台湾の女の子の彼氏だという韓国人の彼も加わって、すごく応援してくれて嬉しかった。

ほんとに、好きでやってるだけなのに、なんて嬉しい事だろう。

Every thing is be alright.

今日も音楽は僕らの世界を変えるんだって、信じてやまない。

そんなところです。

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