【シドニー/オーストラリア】最近のマイブーム
金丸文武さんという人の本を読んでいる。
6千円だけもって、ロシアに渡り、そこから路上ライブの稼ぎだけで世界一周していく物語。
路上ライブを、知らない場所で、みんなが敵に見えてくるような見慣れない人々の行き交うど真ん中で、歌う不安と疑心暗鬼とそれを超えた時の喜び、出会い。
すごく共感します。
以前シドニーの夜の路上で日本語の曲をやってた時に、酔ったホームレスのじいさんに、「ここはオーストラリアだ!日本語なんて歌うな!俺たちの場所なんだ!でていけれ」とどなられて、路上ボードを破られた事があって。
それ以来、外国人の僕らが彼らの場所でお金を稼ぐこと自体がなんだか悪い事してる様な気がして、
楽しさと夢だけを見て異国の地で歌う事に対して、かなり自問自答してたけど。
この人の生き方とか見てたら、そんな事考えるだけ無駄なのかなと。
生きたい方向に曲がって、行きたいだけ道を進むべきなんだ。
誰かの視線を気にしてる時間なんてないからね。
そうやっていつも強気でいられないのがシンガーなんだけれども。
弱さもハッタリも全部抱えて、夜はふける。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません