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世界の物価が安い都市を最新ランキングで見てみる話【トルコ/パキスタン/タジキスタン/キルギス】

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ぼっちシンガー
ぼっちシンガー

メルハバ。ぼっちシンガーです。
路上ライブで世界一周の旅を終え、現在は東京で音楽活動中。
好きな事を鼻息荒く語るだけのブログだよ!

さてさて、2022年夏現在、日本は記録的な円安に苦しんでいます。

輸出産業や観光業にとってはうれしい話だが、貧乏旅愛好家にとっては致命的である。

せっかくコロナも落ち着いてきたのに、高すぎて海外行けないやんけっ!!!

世界的な物価上昇に伴って年々高くなる海外旅行、増えない日本人の給料、そして円安…

もはや日本人旅人、終了のお知らせである…。

昔は、日本人が韓国や台湾、東南アジアに行くと何もかもが安くて豪遊できたそうだが、

僕が旅をしてみた感覚上、いまや韓国もバンコクも、東京と変わらない物価水準である。

むしろコロナが始まる前など、アジア各国(主に中国や香港、シンガポール)から、

「日本は物価が安いので豪遊できる!」

と言われて多くの観光客が来日していたほど。

明らかに世界と比較して、日本は安い国になってきている。それに拍車をかける今回の円安。

逆に言うと、日本人にとって海外旅行の金銭的ハードルはどんどん上がってきているというわけである。

何とかならんのかい!!

『2022年世界生計費調査 ‐ 都市ランキング』を見てみよう。

そんなことを考えていると、物価の高い国の世界都市ランキングなるものが発表された、という記事を見つけた。

この記事によると、今世界で最も物価が高い都市は香港で、その後スイスの都市やイスラエルの首都テルアビブが続く結果となっていた。

ちなみに、東京は前年の4位から順位を下げて世界9位の物価水準らしい。

しかし、僕が実際に住んでみた感覚から言うと、一杯300円で牛丼が食べられる東京よりも、

オーストラリア・シドニー(58位)の方が明らかに高かったように思う。

このランキングは「外国人駐在員がその国に滞在した時にかかる生活費」を指標にしているようなので、

僕らのような貧乏旅人にとっての物価感とは多少のズレはあるかもしれない。

ただし、マックでセット頼んだら2000円近くするらしいスイスの都市が上位を占めていたり、

香港やテルアビブの結果には実際訪れた経験から納得の結果であった。(マジで泣けるくらい本当に高かった。)

なるほど、こういうランキングがあるなら、

逆にランキング下位の、物価の低い都市ってどこなの??

と、そんなことをふと思ったのである。

物価の安い都市ランキングベスト5

今回の記事の元になっているデータは、マーサーという調査会社が発表している

『2022年世界生計費調査 ‐ 都市ランキング』

というランキング。

このデータに出ている、ランキング下位の5都市について調べてみた。

5位 カラチ(パキスタン)

パキスタンの経済・金融の中心地であるカラチが第5位。

インド洋に面した海沿いの街で、世界第7位の都市圏人口を抱えるメガシティであり、パキスタン最大の都市でもある。

1960年にイスラマバードに首都が移行するまでは、パキスタンの首都だった場所である。

国民の多くが月収1~2万円で生活している為、その収入額に見合った安さで生活できるようだ。

3位 イスラマバード(パキスタン)

カラチに続いてパキスタンの首都イスラマバードがランクイン。

パキスタン北部の内陸に位置する都市で、夏には最高気温が45℃を超える日もある。

旧市街にはローカルなマーケットが連なり、そういった場所を利用して現地人の生活水準で旅をするなら非常に安く生活できるようだ。

ペットボトルの水1本25円、店屋で食事を取っても一食80円ほどで、一日の生活費は500円もあれば余裕そう。

ただしパキスタンは過激派テロ組織との関係性を疑う声からしばしば入国制限がかかる。

僕も2015年ごろ、インドから入国を試みたが、日本大使館から「タリバンの活動が活発化している」ことを理由にビザを出してもらえなかった。

落ち着いたらいつか行ってみたいなぁ。

3位 ドゥシャンベ (タジキスタン)

タジキスタンの首都ドゥシャンベが同率3位にランクイン。

タジキスタンは旧ソ連構成国のひとつで、1961年まではこのドゥシャンベも「スターリンの街」を意味するスターリナバードという都市名で呼ばれていた。

長引く内戦でソ連崩壊後の発展が遅れ、中央アジアの最貧国とも呼ばれている。

こちらの記事によると、ローカルレストランでの食事が一食150円程度、宿が一泊1000円程度で宿泊できるらしい。

これだけ見るとそんな飛びぬけて安いって感じはしないが、酒類が激高いイメージのあるイスラム教国家であるにもかかわらず、ビール一本150円なのは驚き。

僕がマレーシアや中東諸国(同じくイスラム教国家)を旅した時は500円ぐらいしてたから、

飲んだくれバックパッカーにはお勧めのイスラム教国なのかもしれない。

1位 ビシュケク(キルギス)

タジキスタン北部と国境を接する同じく旧ソ連構成国のキルギス、その首都ビシュケクが一位!!

キルギス人にロシア人、ウイグル人やタタール人などが混同する多民族国家で、近年は誘拐結婚の文化が海外メディアで大きく報道されるなど、独特の文化が(良くも悪くも)特徴的な国である。

しかし首都ビシュケクは発展しており、旧ソ連時代の街並みを残しながらも近代的なショッピングモールなどもあり、ストレスのない旅が出来そうだ。

こちらの記事によると、中国資本の台頭で日本アニメやユニクロの怪しいコピー商品が大量流入してきているみたいだが、そのおかげで物資不足の不便はなさそう 笑)

物価は驚きの安さのようで、こちらの記事によるとローカルレストランでの食事は一食25円程度から、宿は一泊150円程度から利用できるらしい。

日本で一ヵ月働いて移住すれば、キルギスなら一年暮らせるな…!!

1位アンカラ(トルコ)

ビシュケクと同率一位はトルコの首都・アンカラ!!

イスタンブールに次ぐ同国2番目の大きさの都市であり、西アジア・中東地域の要点とも呼ばれる世界都市である。

トルコの物価の安さは有名で、こちらの記事によると水のペットボトル一本が25円程度、先進国の物価を見る上でしばしば指標とされるビックマック一個の価格は175円程度と、日本の390円と比べても格安。

中でもアンカラの物価は、ヨーロッパ資本の影響の強いイスタンブールに比べてさらに安いようだ。

しかしながらトルコはアジアとヨーロッパを繋ぐ立派な経済大国。

生活水準も安定しており、これらの値段でヨーロッパ諸国と同程度の生活が出来るのだから、素晴らしいの一言に尽きる!

まさにコスパの良さ世界一位の国と言えよう!

※そんなトルコであるが、2022年7月現在、記録的なインフレが問題になっている。「安くて豊かな国」トルコも、この世界的な物価上昇で過去のものになってしまうのだろうか。


まとめ

個人的に一番物価が安く感じた国、インド。特に南部の田舎街ハンピは、宿一泊150円という破格の安さだった。

以上!物価の安い国を、ランキングを元に見てみました。

世界一周の旅を終え…などと毎度自己紹介文を書いている僕であるが、ここに書いてある国は一つも訪れたことが無いわ…!!

「このエセ世界一周!消えろ!」

とか言うなっ!!ぐるっと回ったらそれで世界一周なんだよ!!あんまり言うと泣くぞっ!!!

個人的に、僕が旅をしていたなかで物価の安さで一番驚いたのはインドだった。

日本では一食1000円近くするインドカレーセットも100円程度で食べられるし、宿も一泊500円くらいで泊まれる。

1200円出せばオーシャンビューの広々ダブルルームに泊まれて、ほんとに大富豪にでもなった心地だった。

それでも、ここに紹介したように世界にはまだまだ安くて興味深い国が多い様だ。

日本での生活に疲れたら、100万円くらい貯金して、逃げるようにこれらの国に飛ぶのも悪くないのかもしれない。



そんなところです。


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