世界一周の旅で見た絶景!【夕焼けが美しかった場所】世界ベスト5!を語る話
シュクラン!ぼっちシンガーです。
路上ライブで世界一周の旅を終え、現在は東京で音楽活動中。
旅の思い出などを鼻息荒く得意げに語るよ!
夕焼けラバーズの皆さんこんにちわ!
夕焼けって、なんであんなに胸を締め付けるんですかね?
燃えるように赤く染まる太陽、雲の揺らめきから直線的に伸びる光と陰、ゆっくりと空の青が宇宙の黒に染まっていく様、時が止まるトワイライト…
あぁっ!もう抑えられないこの気持ちっ!!
わいは夕焼けたんが好きや!!!君の優しい温度、儚さ、そしてゆっくりと夜になっていく澄んだ匂いが、その全てが好きなんだ!!!はぁっ…はあっ!!!スーハァースーハァー!!
そんなで、夕焼け鑑賞となると全身でその光を受け止めながらクンカクンカと匂いを嗅ぎまわるそのスタイルから、子ども達からも「あのへんしつしゃのおじさん、またいる!」の愛称で親しまれる、プロ・夕焼けウォッチャーのこのおれ。
今回は、世界の旅で偶然出会った最高の夕焼けスポットを、ランキング形式で紹介して行きたいと思う!!
これを読めば、君も変質者の仲間入りだっ!!!ヒヤウィーゴー!!!
もくじ
5位 砂漠の夕焼け /チリ・イキケ(Iquique,Chile )
チリの夕日は良い!
なんか、SFな、スターウォーズに出てきそうな、独特の世界観があるんだ!(スターウォーズ見たことないけど。)
チリって、ワインが有名だから葡萄畑が広がる田園地帯みたいなイメージがあったが。
実際は国土の大半は砂漠で、どこまでも滑らかな砂の平地がひたすらに続いている。
その風景は、ダリの絵にでも出てきそうなクリーミーな色をしていて、そこに沈んでいく太陽は圧巻。
特に路上ライブをしながら数日間滞在したイキケという街では、砂丘がそのまま海になだれ込むような地形になっていて、太平洋に沈む夕陽がその砂丘をピンク色に染めるんだ。
砂丘と海の間に異質にそびえ立つ高層ビルも含めて、なんだか違う星にやって来たような感覚にさせる夕暮れだった!
4位 ”世界の果て”で見た夕陽/スペイン・フィステーラ( Fisterra ,Spain)
「スペイン最西端のエリアに、“世界の果て"を意味するフィステーラという岬がある。」
スペイン南部を旅している時に出会った現地人からこんな話を聞いた。
重度の中二病を患うおれはすぐに、「世界の果て‼??かっけーーー!!いきてぇぇ!!」となった。
それからヒッチハイクと徒歩で、スペインとポルトガルを北上し続けて一ヶ月をかけて目指したんだ。
この頃おれは街に出かけて路上ライブで稼いでは、郊外の誰もいない草原や浜辺にテントを立てて眠る、という極貧生活を続けていた。
なんとか食いつなぎながら、歩き続けて、やっとたどり着いたフィステーラ。
浜辺に到着すると、遠くどこまでも伸びていく水平線に、西日が強烈にさしていた。
数時間後、トロンと溶けていく太陽は、これまでの過酷な旅全てを賭ける価値があった、と感じた。
フィステーラはサンティアゴ・コンポステーラというキリスト教徒の参道(四国お遍路さんみたいなやつだ)の終点としても有名な場所。
同じように旅を続けてたどり着いた各国の若者たちが自然と浜辺に集まっては夕陽を眺め、日が暮れると誰かが焚き火を始めた。
輪になって、名前も国籍も知らぬ人たちと、まるで昔からの旅の仲間のように、語った。
ギターを取り出して、みんなでスタンドバイミーを歌って、そのまま砂浜に寝袋を敷いて、眠る。
夕陽の絶景もさることながら、旅情緒あふれる雰囲気も素敵な場所だ!
3位 絶景の定番は夕陽も美しい。/ボリビア・ウユニ塩湖( Uyuni, Bolivia )
ウユニも良かったなぁぁ!!
真っ白な塩の大地に沈んでいく太陽、そして薄く張った水面にどっちが地上でどっちが空かわからなくなるくらいに綺麗に色を写すトワイライト。
ウユニの夕暮れは、綿密に美を計算された幾何学的絵画のような美しさがある。
よくウユニ塩湖では日本人はみんなトリックアートな写真を撮るのに夢中になるのだが、出来れば一人でその果てのない大地を歩いて、風の音に吹かれてほしい。
きっと天国ってこういう所なんだろうな、なんて考える事ができるし、
(みんなで鏡張りでトリックアート撮ろって言ってんのに!一人で自己陶酔して、まじあいつ何なの!?)
と同じツアーの女子達にいぶかしがられる事だろう!
2位 全裸の親父と見た死海の夕暮れ /イスラエル・死海(Dead sea,Israel)
エルサレムからパレスチナに行き、またイスラエルへと抜ける旅をしていた時の事。
その日は死海の近くの町に滞在した。
せっかく近くまで来たし、死海には行ってみたい。しかし、観光地だと高そう!ローカルな場所のほうが楽しそう!
そんなで、適当に死海方面行きの田舎の路線バスに乗ってみた。
遠くに死海が見えて、ここだ!と適当に降りたバス停、降り立つとそこは…
こんな場所だった。
近くに街でもあるだろうと思っていたが、街どころか砂漠の道。
しかも時刻表をみると、この日のバスは俺が乗ってきたやつが最終便だった…。
早速バスを降りたことを後悔しつつも、死海の方に歩いていくと…
あ!!人だ!!!
よかった!!こんな僻地にも人が住んでたのか!!!近くに宿がないか聞いてみよ…
って!!!
ええぇー!!!!!
なんと。あろうことか死海のほとりを歩いていたおじさんは全裸だった!!
め、目が合ったし、挨拶しなきゃ…
「シャ…シャロン…。(こんにちわ)…」
「シャロン!!やぁどうしたんだい?
そんな変質者に出くわした女子大生みたいな顔をして!こんなところに旅人が来るなんて珍しいね!」
話をしてみて、分かった。
おじさんはいわゆるヒッピー。
あらゆる所有の観念から抜け出すため(?)に、服も着ずにここ死海のほとりにテントを張って暮らしているのだという。
「これから綺麗な夕暮れが見られるよ。よかったらお茶でもどうだい?おれのテントに来なよ。」
おれの熱烈な視線に耐えかねてか、ついにズボンをはき、ガスコンロでお湯を沸かし始めたおじさん。
椅子に腰掛けて、紅茶を一杯いれてもらう。
それを飲みながら、いろいろなことを話した。
まるでホームレスみたいな生活だが、実はおじさん、数年前はテルアビブ(イスラエルの経済都市)で銀行員として働いていたそう。
しかし、自分の人生がお金や物に支配される感覚に疲れてしまい、会社を辞め、ここに一人移り住むことにしたのだと言う。
世界にはいろんな人がいるんだなぁ、などと話を聞いていると、いつのまにか死海に静かな夜が訪れようとしていた。
水彩絵の具でぼかしたような、美しいピンクに染まる大地。
対岸のヨルダンの、その神秘的な大地を水面に写して、空が透明な色に変わっていく。
「わぁぁ!!なんて綺麗なんだ!」
「そうだろ?おれはここのトワイライトが大好きで、ここに移り住むことを決めたのさ。」
誇らしげにおじさんは笑った。
無機質で厳しい砂漠の世界のマジックアワー。
ぼろテントと一杯の紅茶、しかしとても贅沢で満たされた気持ちにさせる絶景であった。
1位 “秒速470mなんだって。夕陽の落ちるスピード。"/宮古島・日本 (Miyako,Japan)
突然だが皆さんは、新海誠作品の最高傑作、「秒速5センチメール」を観たことはあるだろうか?
おれはもう3億回は観た。一人で挿入歌をギターで弾きながら、
「ねぇ知ってる?秒速5センチなんだって。桜の落ちるスピード。」
と一人で回想ごっこをして休日を過ごしたり、舞台となった場所に聖地巡礼してはそのキモオタぶりをいかんなく発揮したりするほど好きだ。
このアニメ映画は三部構成で、その中でもおれは二部の「コスモナウト」が一番好きだ。
種子島を舞台に、主人公・貴樹に想いを寄せる女子高生・花苗の葛藤を描いた作品なんだけど。
二人で歩く夕暮れの田舎道。
花苗ちゃんがその想いをついに伝えようとして、でもできなくて、泣き出してしまう。
(お願いだから、もう私に、優しくしないで…)
そんな花苗の心の声が聞こえた瞬間に、轟音とともに、雲を切り裂いて遠くの空に何かが登っていく。
種子島の宇宙センターから、ロケットが発射されたのだ。
夕陽を浴びた空に光りと影を落としながら、ぐんぐんと登っていくロケット。
その轟音と景色に、あっけにとられる二人…
(世界の夕陽ベスト5の話をしているのに、なにを鼻息荒くアニメの話などしているんだこのキモオタは!)と皆さんお思いかもしれないが!
実は、このシーンそっくりの空を、おれは見たのだ。
沖縄、宮古島の離れ島、下地島で!!
原チャを借りて一日、島を一周した後に、たどり着いた海岸線。
虹色に染まる雲、水平線の向こうの太陽、そしてその光が雲の陰から伸びて、まるで空を切り裂くように陰を落とす。
息を飲む美しさだった。
それが、こちらだ!!
(花苗ちゃん!!君が本当の暗闇の中をただひたむきに、ひとつの水素原子にさえめったに出会うことなく、ただただ深淵にあるはずと信じる貴樹の秘密に近づきたい一心で旅を続けたとしても、僕が君を見つけるよっ!!!!
路地裏の角新聞の隅、こんなところいるはずもないのに!!!!びぃやぁぁぁぁぁん!!!!!)
とか思いながら、口をパクパクしながらワンモアタイムワンモアチャンスして立ち尽くしてしまった!
こんなに心乱された夕焼けは初めてだ。ほんとに美しかったので、一位に認定!!
いつか種子島も、行ってみたいものだ。
まとめ
あぁー!!!発表しちゃったよ!
ベスト5。公表しちゃったー!!あぁーまたやっちまったなー!!
これで、ここに紹介した場所には、世界中から夕陽ラバーズなサンセットボーイズ達が集うことになるだろう。
静かに夕焼けを鑑賞できる隠れスポットだったのに…これで観光客でごった返しちまうな…。
現地の皆さんすみません!お騒がせしますが。
ぜひこの栄誉ある賞を地元の誇りに思っていただいて、町おこしにでも使って下さい。
そんなで、一日の平均pv数が5件ほど、その宣伝による経済効果はゼログラビティと言われるこのブログでの紹介では、そんな心配は全く必要ない事には気づく余地もなく、おれはホクホクした気持ちで筆を置くこととする。
ここに紹介した場所はほんとどれも絶景スポットな場所なので、ぜひ暇な人は行って見てくれ。
そんなところです。
今日の話の過去記事はこちら。
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