【アランボールビーチ/ゴア/インド】アランボルビーチでヒッピー文化に触れる話
モダンヒッピーの聖地と言われるアランボルビーチ。
黄金色に照らされた夕方4時の浜辺のど真ん中に腰を下ろして、路上ライブ!
潮風と風上を誰かが歩くと巻き起こる砂あらしでぐしゃぐしゃになりながら、それでもモモさんショコさんにシュウヘイ氏も見に来てくれて、楽しく歌えた。
やっぱり太陽がトロンと夜に溶けていく様子を眺めながら歌うのは気持ちいい。映画みたいだ。
なんて感傷に浸っていると突然始まる大撮影会。
「言っておくけどおれは全然有名なシンガーではないぞ!」というと、なんでか次はショウコさんを囲んでの大撮影会に変わった。
チャーミングさとウザさは紙一重なのです。
1時間ちょい歌って、300ルピ、約600円。
しっかりネパールまで届けます!
夜、みんなでひたすら続く海岸線を歩いた。
ビーチの端にあるというバーで、クラブのイベントがあると聞いたのだ。
浜辺沿いに続くレストラン通りの、テーブルに置かれたキャンドルの灯りを頼りに素足で砂を踏み締める。
夏の日差しの名残りを感じる生暖かい感触が気持ちいい。
長いビーチの途中では、ヒッピーの爺さん達が一本のランプを囲んでギターやマンドリン、ジャンベなんかで集まって歌ってて、愉快だ。
中でも一番ヨボヨボのおじいちゃんの両手にはピアニカが握られていて、震える手を真剣に動かしながらソロを吹く。
人生の鮮やかさと儚さを伝える優しい音色。
吹き終えた時にはあたりは暖かい拍手に包まれていた。
そんな浜辺の小さな演奏会場をぬけると、そこからは若者ヒッピー達のフリーマーケットが広がっていた。
フリーマーケットと言っても、浜辺に遠足シートを広げただけの小さなスペースに、それぞれ手作りアクセサリや簡単なケーキ、民族楽器なんかを好きに並べて店主がちょこんと座っている、という簡素な感じ。
本当に儲けが出ているのかどうかよくわからないけれど、たしかにヒッピースタイルの自然の素材を活かした小物なんかはハイセンスでかわいらしかった。
自分がいいなと思ったセンスでもの作りをして、それを手に取ってもらえたら、そりゃやっぱ楽しいだろうな。
日本だったら、すぐに営業許可書は!?なんて言われて潰れているだろうカルチャーと生活が、ここではゆるーく、存在しているみたいだ。
こういう感覚の違いというか、日本にいたら、「そんなの無理でしょ」なんて思わされることが意外に簡単に乗り越えられる壁だったりするような、そんな自由な発想をまた一つ与えてもらったような気がする。
旅は自由だ。
自由になってはじめて、縛られてた生活と当たり前だった価値観の心地よさに気づいてしまって萎えちゃうんだけれど、同時に脳内で小さな革命が起こる。
アイディアは偉大だ。
そして旅はアイディアの宝庫だ。
結局、一時間くらい歩いてようやくたどり着いたイベントというのが、なにやらプールで水かけあって酒と音楽で踊ろうみたいなチャラすぎるクラブだって、行かなかったのだけれど。
アランボルののどかな夜の賑わいを感じられた、そんな夜だった。
そんなところです!
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