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”からかい上手の高木さん2”ロストがヤバすぎたおれ氏、東京の高木神社に行く話。

2023年7月27日

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高木さぁぁぁぁぁぁん!!!!!!!

あぁ、何度この言葉を叫んだことだろう。

本当かなぁ〜?と顔をかしげる君の姿、

西方の妄想の中でぎゃふんと言わされる君の泣き顔、

振り向くとチャリで戻ってきていた西方から、あの言葉を聞くまでの静寂、夏の日差し、蝉の声…

全てが花火大会の後の耳鳴りのように、甘いやさしさと切なさを残しながらこだまし続けている。


何を言ってるんださっきからこのキモオタはきめぇよマジきめぇ…



と、いつもこのブログをご愛読いただいている港区女子の皆様のほとんどがブラウザバックしたと思うが、まぁお残りいただいたキモオタ仲間の皆さんならもうお分かりだろう。

「からかい上手の高木さん」 のアニメ二期の話だ。

最終話も終了してしまって、心を掻きむしられたおれ氏。

その心の隙間を少しでも埋めようと今回、東京にある”高木神社”に行ってきたので報告したい。

そしてこのアニメについて分析、解析し、高木さんの魅力について鼻息荒く興奮しながら語る。

そんな記事。

「まずお前のブログに元々港区女子の読者なんていねぇよこの底辺ブロガーが!!」

とか言わずに、まぁとりあえず見てくれ。

なるべくさわやかに、アニメの魅力をお伝えしていくからさ。

からかい上手の高木さんとは?

山本崇一朗 作・中学生の男の子、西方と、西方をからかうのが楽しみな女の子、高木さんの日常を描いた作品である。

the 田舎の中学生な西方を、高木さんはいつもおちょくって遊んでいるのだが、いつしか芽生え始めた感情、二人を取り巻くクラスメート、迫りくる生活指導…
そんな日常を描いた、ほんわかラブストーリーである。

2018年に最初のアニメ放送が始まり、2019年7月から二期がスタート。

今日まで、あの日の青春を取り戻したいキモオタニートなおれたちの童心を弄ぶ人気を博している。

高木さん人気の理由は西方のクソガキ感?

高木さんを見ていると、不思議な気持ちになる。

この物語は中学生の二人を描いた作品である。

恋と部活に悩むイケメンサッカー部男子と、巨大財閥の令嬢美少女との恋愛模様などにはまったく感情移入できない、エース帰宅部であった我々ではあるが。

その点高木さんはどこにでもありそうなゆるーい物語感がいい。

西方の、どこにでもいるただの中学生感、絶妙なクソガキ感が良い。

西方はマジで青二才。

女の子と仲良くしてるのが恥ずかしくなる感じとか、それで女の子に冷たくしてしまって後で落ち込む感じとか。

あぁぁ、

昔俺たち男子ってこうだったよな、
女子とちょっと話しただけで顔を強張らせてカッコつけていたよな

と、素直になれない少年だった頃を思い出させる。

そしてサブキャラとして出てくる木村高尾が素晴らしい(優しいジャイアンとスネ夫みたいなキャラ)。

木村が得意げに、( 人 )と書くとお尻に見える!とか言って高尾がヤベェお前天才かよ!とか言ってるのみてると、マジであの頃の我々そのもので涙が出そうになる。

あぁ、高校時代を思い出すわ…

あの頃は、友達同士話す内容、その、言葉のその一つ一つがすでに面白く、輝いていたな…

あ、でもおれ中学の時はいじめられてたからな…

こういうのすらなかったな…

まず友達とかいなかったしな…

周りの奴ら全員敵だったしな…

おっといかん、危うく暗黒の中学時代を電脳世界に知らしめるところだった!

まぁ、このような思い出したくもない部分も全部含めて、

痛く恥ずかしくて美しかったあの頃を鮮明に映し出す作品であると言えよう。

そしてとにかく高木さんがかわいい。

とにかく高木さんがかわいい。

シンプル美少女の特権、おでこ出しセミロング。

制服の着こなしも良い。

チープな美少女アニメのようにパンツ常時グレイテストショーしてるようなふしだらな感じを与えない適度なスカートの長さも好感度が良い。

貧乳なんて、関係ない。

いや、むしろ好ましい

あれだけ大人っぽくて胸も大きかったら、どうなるんだよ、おれたち。

きっと何もかもが完璧に満たされた世界には、幸せはないのではないかと考える。

きっと、すべてが満たされた世界で、大人たちは欲望におぼれ子供たちはもう空を見上げなくなるのだろう。

ゴッホのヒマワリは、乱雑に飾られた中で凛として咲く一本があるからこそ美しく、遠足のおやつは500円までだからよっちゃんがあそこまで好まれるのだ。

だんだん何言っているかよくわからなくなってきたが、

えぇと、うん、まぁ、そういうことだ。



というか、二期になって、やけに高木さんの体のラインが強調されるような描写が増えた気がするのですが、これは我々としてはいただけませんな!

目を合わすのも勇気がいる、触れるなんてもってのほか、なクラスの女の子。

それが高木さんである。

なまめかしいカメラワークは、逆に物事の品位、希少価値を下げるようなもの。

そのような過剰な表現は不要である。

その点に関しては撮影ロケハンのカメラマン諸君には厳粛に意見を受け止め、改善に努めていただきたい。



おっと、話が逸れたが、まぁ見た目もまず可愛いのだが、やはり彼女の性格に惹かれてしまう。

高木さんのこの落ち着きは一体なんなのだろう。

あの頃、なぜか女子って落ち着いてて、大人びて見えたよな。

男達が黒板におっぱいやお尻描いて爆笑していた頃、彼女たちと来たら、ドラマの人気俳優の浮気の話をしたり、お化粧して大学生の塾の先生と付き合ったりしていたよな。

まぁ今思えば、恋愛至上主義・女の価値は恋愛にあり、みたいな、恋の戦国BASARAみたいな合戦劇が日々教室で繰り広げられていたのだと思うし、その視野の狭さ、幸せの見つけ方には未熟さを感じるが。

高木さんの大人っぽさにはもっとこう、人間の本質的な心の余裕というか、好きなものを自分でちゃんと見つけられて、それを恥ずかしがらず意思表示できる強さ、みたいなのを感じるのだ。



「私と手をつなげたら、西方の勝ちでいいよ」



何度か高木さんが西方にこう伝えるのだが。

こんなの、好きですって言ってるようなもんやん!

しかし、もちろん西片が男らしく手を繋いでくれたら嬉しいけれど、繋げなかったとしても、いつものからかいとしてイジってただけ、という受け取り方も出来てしまう。

だから、そんな直球の好意を西片が慌てふためいてキャッチできなくても、気まずくならずに二人の日常的は続いていく、これは高木さんの大人なやさしさから来るものなのかな、と思う。

結局何度も西方は、


またからかわれた!


と言って、出来るわけないじゃん!と逃げてしまうのだが、そんな未熟で勝手にあたふたする我々の事を

「ヒクわ。」

とか

「男はもっとしっかりと女子をリードしてよね!」

とか突き放さずに、



「おもしろいな〜西方は。」



と言ってくれるその包容力。

隣の優しいお姉さん感。

現代のナイチンゲール。

高熱で学校を休んで急に優しくなる母親。

熱が引いてもまだ頭がぼーっとする、なんて言いながらその時間がもう少し続けばいいとさえ思ってしまう。

「うるせぇよこのキモオタロリコン、そしてマザコンかよ!」などと暴言を吐く暇があったら、まぁとにかく一度見てみてくれ。

舞台は香川県に浮かぶ島・小豆島(しょうどしま)


そんな高木さんと西片が住む町のモデルが、香川県の小豆島(しょうどしま)・土庄町(とのしょうちょう)

作者の出身地であり、何を隠そう、香川は私、ぼっちシンガーの故郷でもある!(誰得情報)

作中何度も登場する景色、神社から見える小さな島々が浮かぶ海、程よい田舎感、オリーブ畑…
なーんか親近感あるアニメだな、と思いながら見ていたのだが、そういう事だったのか!!

おれは本土の(と言っても四国自体島だが)出身なのだが、小豆島はフェリーで1時間かからないくらいで行けるので、たまに遊びに行っていた。

めっちゃ田舎だが、名産であるオリーブ畑が広がり、快晴の多い静かな瀬戸内海の様子は、よく地中海に例えられたりする。

ゆるーい島の時間が流れる、素敵な場所なのだ。

くそう、あの日の俺は、あんなにも高木さんに近かったのか!!!もう一度、もう一度青春を取り戻すんだ…!!くぅぅもう一度、高木さんに会いてぇぇぇぇ!!!!!

東京にある”高木神社”に行ってみた。

そんなで、現在は東京で暮らしている僕。

喪失感に痛む心を少しでも癒すため、東京スカイツリーのお膝元・押上駅に向かった。

この街に ”高木神社” という場所がある。

この神社、名前が一緒ということで ”からかい上手の高木さん” と今コラボしているという、プチ聖地なのだ。


味わい深い下町の風景の中を歩く。


歩くこと5分。あった!!!!


喜ぶアニオタ。

後ろにそびえるタワマンやスカイツリーとの対比が不思議な雰囲気の、小さな神社だ。


各名シーンのイラストに大興奮。
なんだかこの神社の空気感、懐かしい気がするぜ…
と思ったら、作中に出てくるあの神社と雰囲気が似ているんだな。


高木さんの巫女さん姿に興奮し、ボードなのにツーショットにキョどるアニオタ。

声優の皆さんのサインやコメントもあったが、こちらは撮影禁止。

マナーを守って楽しい聖地巡礼を、だ。


少し遅いが短冊に思いをしたためる。「放送」の字を「報送」、と書いてしまっていた事などは、ここだけの内緒だ。


高木神社は「タタカミムスビノカミ」という神様を祀った縁結びの神社であるとのこと。
縁結びとおむすびをかけて、敷地内にはたくさんのおむすびが隠れている。


御朱印もかわいらしい。


続いて、高木神社から歩いて10分、京成曳舟駅へ!!!
今、曳舟駅では高木さんと写真が撮れる専用ブースが設けられているというのだ!!!!

ふぁっ!!!!!
こ、これはっ!!!!!!


そこには、等身大、リアルな高木さんの1/1スケールフィギュアがっ!!!!!!!!!!


大興奮するアニオタ。


目が合った瞬間、時が止まった。
実際こうして隣の席に座って、高木さんと見つめあうと、世界の全てが止まる。
フィギュアといえど、緊張で声が出せない。
高木さんの息遣い、シャンプーの香りが、今にも漂ってきそうだ。
ひ、ひやぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!
西方め、こんな状況で女子と話ができるだなんて、あいつ本当はテンアゲアッパーホストなんじゃねぇのか!!??く、くそうっ!!!!!!


緊張で顔はこわばっているが、とてもとても幸せな時間であった。
出来ることならここから離れたくはなかったが、駅員さんの
「うわーあのキモオタ、マジやべーだろ…」
という冷めた視線に泣く泣く、立ち去る事となった。くっ…!無念である…!!

た、高木さぁぁぁぁぁぁん!!

別れを惜しみながらやってきたのは、高木神社近くのインドカレー屋さん、”インドレストランひまわり"
いや、別に特に高木さんには関係ないよ。


バターチキンカレーセット。うまい。ナンがもっちりとしていて、深みのあるカレーにもちもちのナンが香ばしくもっちりしていて、とにかくナンがもちもちでおいしい。

あ、いや、別に特に高木さんには関係ないけど、ほら、たまには食レポ的なのも大事やん?

神社参拝後の休憩はここで決まり。

まとめ

いかがだっただろうか?
からかわれたい系男子日本代表の僕から、からかい上手の高木さんの魅力を力強く、暑苦しく、なまめかしく書かせていただいた。

東京でのプチ聖地巡礼的なものもお伝えしたが、今回訪れた高木神社とのコラボ展示は9月いっぱいまでだったようで、もうすでに終了してしまったようだ。

未だロストの傷は癒えないが、いつか発表があるであろう3期、もしくは大人になった二人の姿を描いたスピンオフ作品、”からかい上手の元高木さん”のアニメ化にも期待しつつ。

今も小豆島のどこかで、二人がからかい、からかわれている様子を思い浮かべながら、僕は一人眠りにつくこととする。

それまで少しの間、さよなら、高木さん…


そんなところです。




更新情報・ライブ情報などはTwitterより。


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