フィンランド人の釣り目ポーズ問題は日本人が欧米人に「鼻高ッ!」って言ったりするのと同じような気がする話


ナマステ!ぼっちシンガーです。
路上ライブで世界一周や東京での音楽活動を終え、地元の香川にUターン移住。
旅や音楽、香港人妻氏との日常について語るブログだよ!
最近、人種差別問題でSNSが騒がしい。
フィンランド人女性がアジア人を侮辱するジェスチャーの写真が拡散されて問題になっているのだ。
もくじ
フィンランド人の釣り目ポーズ問題:内容をまとめるとこんな感じ。
最近、Xを中心にフィンランド人がアジア人を侮辱する意図で「吊り目ポーズ」をしている画像が拡散され、国際的に問題視されている。
発端となったのは、2025年のミス・フィンランドに選ばれていた女性が、目尻を指で引き上げる、いわゆる“吊り目”を連想させるポーズを取った写真だった。
このポーズは、欧米圏では長年にわたりアジア人の外見を揶揄・嘲笑する差別的ジェスチャーとして認識されてきた経緯があり、
写真が拡散されると同時に「明確なアジア人差別だ」「不快だ」という批判が一気に噴出した。
本人は「差別の意図はなかった」と説明
問題の人物は当初、
「頭痛があり、こめかみを押さえていただけ」
「差別の意図は一切なかった」
と説明したが、
・写真の構図
・添えられていた文言
・過去の差別的ジェスチャーとの類似性
などから、明らかな言い逃れに納得しない人が多く、炎上は収まらなかった。
結果として「ミス・フィンランド」の称号は剥奪
事態を重く見たミス・フィンランド運営側は、「この行動は、尊重・平等・人間の尊厳という理念に反する」として、当該人物のミス・フィンランドの称号を剥奪。
準優勝者が新たにミス・フィンランドとして選ばれるという、かなり異例の対応が取られた。
政治家まで同様のポーズを取り、さらに炎上
さらに問題を大きくしたのが、フィンランドの一部政治家が、当人を擁護する形で同様の吊り目ポーズ写真を投稿したこと。
これにより、
・単なる個人の不祥事
・SNS上の軽率な行動
という枠を超え、「国としての人種差別意識」が問われる事態にまで発展した。
なぜここまで強く批判されるのか
この件が大きな問題になる理由はシンプルで、
- 吊り目ポーズは、歴史的にアジア人差別と結びついてきた
- 「知らなかった」「冗談だった」では済まされない文脈がある
- 国を代表する立場の人物や政治家が関与した
という点にある。
特に欧米では近年、アジア系へのヘイトや差別行為に対する社会的な感度が高まっており、今回の件もその流れの中で強く批判された。
日本のSNSでこの話題が広がっている理由
日本のX(Twitter)でもこの件が注目されているのは、
- 「海外では差別とされる行為」が日本では軽視されがち
- 逆に、日本人が無自覚にやってしまう可能性もある
- 表現・ジェスチャーの文化差を考えるきっかけになる
こうした問題意識を刺激する話題だからだと思われる。

個人的に思うこと
10年ほど前に旅をしていたころ、このような人種差別行為は日常茶飯事だった。
街を歩けば「チーノ!」「チンチャンチョン!!」と子供たちにカンフーのまねごとをされ、
今回の件の釣り目のポーズでバカにしてくるやつらも毎日のように見かけた。
ただし、そのほとんどはまだ善悪の分別がつかない現地の子供たちから受けるもので、
中傷が目的っていうよりは、見慣れないアジア人が来たから興味津々で、注意を引きたくてやってるように思えた。
純粋に外国人と関わりを持ってみたくて、しかし話しかける手段も見つからなくて、かまってほしくてやってる、みたいな感じ。
結構こういうの、日本人でも無意識にやりがちじゃないかな?なんて思う。
街を歩く西洋人に「目青い~!」「鼻高っ!」「顔ちっさ!」とはしゃいでる女子高生とかよく見るし。
昔おれも学生の時、観光地で見かけた外国人に話しかけたいけど恥ずかしくて、仲間同士で「だれが話しかけろよ!ww」「アイムファインセンキューww」とか言ってちょけてた思い出がある。
なんかそういうのも、相手からしたら馬鹿にされていると受け取られても仕方ない行為であったようにも思う。
(欧米では顔が小さい、鼻が大きいことをコンプレックスに感じる人は多い)
だから、未熟なティーンたちが悪意なくそういう行為をしちゃうのはそんなSNSで晒上げてまで批判されるものではないと思うし、
「それ人種差別と思われることもあるからやらんほうがええでww」
って言って流すくらいでちょうどいいと思うんだ。
自分も一人きりで異国を旅していて、子供たちのそういう無邪気さからくるコミュニケーションがきっかけで現地人と仲良くなったりしたこともあったし、
人種差別しているのでは?とコミュニケーションを恐れて誰からも話しかけられないよりは全然うれしい、とさえ個人的には思っていたから。

しかし、今回の件は明らかな大人が、しかも教養もしっかり持っているであろう先進国の、しかもミス・フィンランドの女性がそんなことをやったのだから、批判されてしかるべきかな、とは思う。
たぶん彼女も、大きな悪意を持ってやったことではないのだと思う。
子供の頃からそういう無邪気な無意識化の人種差別に慣れ親しんで生きてきて、
誰もそれを「やってはいけないこと」と教えてはくれない環境であったのだろう。
大事なのは教養だ。
これは我々日本人にも起こりえる事件であり、時代の流れを常に追いながら、「やっていいこと悪いこと」を常にアップデートし常に学んでいく姿勢が、
情報社会を生き抜く上で必須の力であるんだろうな、なんて、今回の件をはたから眺めていて思ったりした。
以上!
人のふりして我が振りなおせ。
今回の件で、「フィンランド人は差別主義者だ!」と声高に批判している人をみると、君がやってることも同じ差別行為ですやん…とか思う。
過度に感情的にならずに、どの国の人も人種も宗教も、フラットな視点で見れて誰とでも平等にコミュニケーションが取れる人に、
自分はなりたいなぁなんて、そんな風に思ったのでした。
そんなところです。
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