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アフリカで連れ込み宿に泊まった時の話【エチオピア・アジスアベバ】

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ぼっちシンガー
ぼっちシンガー

サラーム!ぼっちシンガーです。
路上ライブで世界一周の旅などを経験し、現在は東京で音楽活動中。
好きな事を鼻息荒く語るだけのブログだよ!

「セッ●スする?」

おれは耳を疑い赤面し胸をとぅんくさせた…。

突然、出会ったばっかりの、というかたった今通路で鉢合わせただけの女の子から、

そんなことを言われたからだ…!

「こいつラブコメアニメの見過ぎでついに頭おかしくなったか通報しよ」

と多くの読者の皆様はお感じの事かと思うが、これ、本当におれが経験したことなのだ!

それは、エチオピア、アジスアベバで安宿に泊まったときのこと。

なんと偶然、その宿が連れ込み宿だったことがあってだな・・・

今日は、そこで体験した強烈な夜の思い出を語っていこうと思っているよっ!!

そう、ただのまじめな旅レポなんだっ!!性的コンテンツとかじゃないから!!

だからGoogle警察への通報はやめてねっ!!アカバンされるからっ!

アフリカで連れ込み宿に泊まった時の話

アフリカ、エチオピアの首都・アジスアベバ

空港に到着したおれは、市内に出て気合いを入れてその日の宿を探しはじめた。

標高の高いこの街は、赤道直下の国の割に肌寒く、街にあふれる物乞い達が毛布にくるまっていた。

アフリカの中でも特に貧困が激しいエチオピア。暗くなるまでに寝床を見つけないと危なそうだな…。

そう思って、ネットに出てたオススメ宿を片っ端から当たっていくのだが…

この日は満室だったり論外な値段を吹っ掛けられたりしてなかなか決まらず、かなり苦戦した。

後の旅でも痛感することになるのだが、エチオピア人はとにかく外国人に対する当たりが強いのだ…

それはもう、差別的なほどに!!

宿を探していても、平気で

「君はホワイトだから(彼らから見たらアジア人もホワイトらしい)、ここに書いてある宿代の倍ね。は?無理?じゃぁ出てって!」

とか言われるからな…!!号泣

エチオピアはアフリカで唯一ヨーロッパからの植民地支配をうけなかった国だ。

「ここはおれ達の国だ!」って言う強烈なプライドとアイデンティティを、良くも悪くも旅中はビシビシと感じていた。

とりあえず腹メイキング。

「 シェフの気まぐれでろんでろんパスタ~新人シェフが5分湯がくところを間違えて5時間茹でちゃった!てへぺろ☆の風に乗せて~」
ダウンタウンへ…

地元シェフが腕をふるうレストランで離乳食みたいなパスタを食べたあと、すこしダウンタウンに入ってみた。

少し怪しい雰囲気の裏路地で、外にバーカウンターやビリヤードが併設された一軒の宿を見つける。

荷物用コンテナ並べました、みたいな簡素な平屋の、プレハブ小屋みたいな場所だったのだが、一泊700円とこの辺では破格の安さ。特に吹っ掛けられることも無かった。

それになによりこの値段で個室だし!!よーしここに決めたっ!!!

ってことで、さっそく部屋に案内してもらう。


室内は時限爆破装置のコードみたいなん飛び出した火災必須のコンセントと、 数億匹の南京虫がにぎやかに出迎えてくれるベットが置かれただけの、シンプルで遊び心を感じさせる粋なデザイン。

共同風呂は、紀元前数世紀前から掃除を怠っているのではないかと疑うほどのビンテージレトロな仕様、

共同トイレには小高く茶色いアリ塚が築き上げられ(なんの?などとは聞くな)アフリカの大自然をダイナミックに表現。

いやぁ素晴らしい宿だ。まるでこの世の地獄という地獄をそのまま描き写したようなコンテンポラリーなアート性を感じさせるね。


ふ…エチオピア、話には聞いていたが、アフリカの中でも屈指の強烈な個性を持った国のようだ…!!

そんなで、エチオピア滞在一日目にして早速洗礼を受けたおれ。

まぁ、宿の汚さや南京虫にはこれまでのアフリカ旅である程度免疫はある。

泊れるだけありがたいぜ。どうせ寝るだけだしな。

と暗くなる前に早めに夕食を済ませたおれは、移動疲れもあり、その日は早くに就寝したのだが…

めっちゃ狭いが個室でこの値段はありがたい。





ドゥンドゥン!!ウェイウェイ!!



うるせぇぇぇえぇぇー!!!!!

爆音で流れるコブシのきいたエチオピアンミュージック、ウェイウェイ盛り上がる陽キャな若者達の声で、

夜中にたたき起こされてしまったおれ!

どうやらこの宿、クラブと併設されているようで(なぜんなもん寝床に併設した)、

夜になるとファンキーなDJのMCと割れんばかりの重低音が極薄プレハブの壁を伝って脳を侵食してくる、爆音宿だったのだ!!

しかし、音楽が鳴ってるだけならまだいいのだ。

おれは音楽を聴きながらでも全然寝られるタイプだし、インドやタイでもクラブが併設された宿に泊まった経験はあるし(どいつもこいつも宿に併設すな)。

夜騒がしいだけの環境には慣れっこなはずだったんだが…!

もう一つ、おれの心の平穏を揺るがす大きな問題が発生していたのだ…。


DJの音楽にバイブス上がったのか、隣の部屋から何やら淫猥なリリックが聞こえてくるのだ…


「はぁ…!はぁっ…!!!お”ぉぉぉぉぉ!!!!!」

「あ”んっ!!うっ!!あ”んっ!!お”ぉぉおぉぉいぇえぇぇぇすっっ////!!!」


パンパンパン・・・・!!

や、やめてくれぇぇぇぇっぇ!!!!

なにやら隣のカップルがファックス決め込んでいるようなのだ!!

その甘美な声と腰降る夜の振動が、DJのビートと呼応して0.03mmのオカモト製であろうプレハブ小屋の壁から伝わってくるっ!!!

やめろよっ!!!!隣に彼女無し独り身無職男性が宿泊してんだぞ!?おまけに低身長貯金無しときてるんだ!!

こちとら今日はWi-fiがないんだぞ!!?第一、エチオピア国内はXvid●osには接続できないみたいってのは空港で確認済なんだよ!!

ふざけんなどうしてくれるんだ!!責任とれんのかこらぁぁぁぁ!!!!

などと、錯乱のあまりブログには書けないような謎の調査レポートの内容などうっかり口走ってしまいそうになりながら、おれは目を閉じ耳をふさぎ必死に耐えたのであった。

しかし、「キモ…こいつ空港で何試みてんの…」という読者の皆さんからの冷たい視線が日本から届く頃には、その卑猥なダンスはすっかり止んでいた。

時間にして3分行かないくらいか。

ほーん。エチオピアンって案外早漏なんやなぁ…//

などと、急に強烈な仲間意識を感じたのもつかの間、

「バタン!」

と扉を開けて即出ていく二人。

終わった途端に部屋を後にするなんてなかなかドライだな。普通おせっせの後って、煙草に火をつけながらバスローブ姿で、


「もう…やめにしようぜ。こういう関係。」

「あら、あなたが誘って来たんでしょ?あなたが求めない限り、何も起こらなかったことじゃない。」

「…。夏のせいさ。」

「あなたって、悪い男(ひと)…//」

「君もね…次はいつ会える?」


とか話すもんじゃないのかっ!!(キモオタぼっちが思い描くただれた関係の図)

と思った次の瞬間。「バタン!」と再度、扉が開く音。

もう戻ってきたのかな?と思ったとたん、なんと入室後数秒で2回戦開始ッ…!!!

「 あ”ぁぁぁぁxxっ!!ふぉっ!!あ”んっ!!お”ぉぉおぉぉ!!!」


元気過ぎんだろっぉおぉおぉぉぉぉお!!!何回やるんだよぉぉおぉぉ!!!

ん?でもなんか声がさっきの人と違うような…?

そんな疑問を感じつつ、おれは焦りだした。


やべぇ、めっちゃおしっこしたい…。


いや、別に興奮してアレとかじゃなくて普通に尿意がこみあげてきてだな…え?興奮してアレって何かって?そ、それは今度実家帰った時にお父さんにでも聞いてみなさい!いやいや、ちゃうやん、この時は本当にただシンプルにおしっこしたくなっただけで!!特に深い意味はなくだな…っ!!!

そんなで、椅子に座った時におならみたいな音が出て必死で「あ!椅子がこすれて変な音でた…ほら!」と急に説明口調で椅子を鳴らす小学生のように、誰も聞いていないのに必死の弁明をしつつ

ボコパン(※)が緊急事態なおれは、恐る恐る部屋の外へ。 (※ぼうこうパンパンと言う意味)

そう、なんでトイレ行くだけなのになんでこんなに怯えてるのかと言うと。

この宿のトイレは共同であり、そこに行くためには、無法地帯なクラブパーティーで盛り上がる若者たちがたむろする宿の中庭を抜けていかねばならないからだっ!!!

陰キャぼっちキモオタニートにとって、うぇい系陽キャが盛り上がるパーティ会場を突っ切る行為はまさに、

ライオンパークに放たれる一匹の子ガゼルのごとく…!!

くっ!そんな危険な場所に飛び込んでみろ!きっとパリピ陽キャ達に…


「ヘイ!ガゼルのようにおいしそうなそこのボク!?一緒に踊らない?」

「やめなよジェシカ、怖がってるじゃない。…でも、ガゼル君がいいなら一緒にドリンクでもどうかしら?」


などと声をかけられ、「一杯だけなら…」とその委員長系女子の誘いに釣られてバーカウンターで二人グラスを傾けていたら、


「実は、私もこういう場所ちょっと苦手なのよね。今日初めて来たんだけれど…」


などという話になり、


「良かったら、二人で抜け出しちゃわない?あの丘の向こうに、アジスで一番星が綺麗な場所があるの。」


などと誘われ、警備員の目をかいくぐって夜の街を逃避行…

なんてことになるんじゃないかぁぁぁぁぁ!!!!!!(ワクワク)

そんなで、圧倒的場違い感を全身に受け止めながらあざとくひょろひょろとよろけつつ、たまに「ひひぃ~ん」などと子ガゼルの鳴き声も演出しながら中庭を歩いたおれ。

しかし、中学時代にはどこのグループにも属さずに帰宅していたことから「え?おまえいつからいたの?」の愛称で親しまれ、先生たちからも「ひとり余ったのか。なら先生と組もう。」と一目置かれていたほどの存在感の薄さで特に誰にも話しかけられることなく、何とか戦場のようなパーティ会場を抜ける。

しかし、トイレの前まで到着して、問題発生!!


「…!あのー、ちょっとエクスキューズミー…」


なんと、けばけばしいどぎついお化粧の女性がトイレの扉にもたれかかって立っており、トイレに入れないのだ!



声をかけるも、女性は意図を理解していない様子。「気安く話しかけんな●すぞ?」と言わんばかりの鋭き眼光でおれを見る。


「ひ、ひぃぃぃぃい!!違うナンパとかじゃなくて…おトイレ!バスルーム!サイサウガーン!」


と、うまく伝わらないので(なぜか広東語も交えながら)漏れるんだよ~と股間をポンポンと叩くジェスチャーを見せると…


「おー!!」


何かひらめいたご様子のおねぇさん!

伝わった!さぁその漆黒の闇に彩られた悪魔の扉の前から立ち去るのだっ!!ここは俺に任せてっ!!

…などと思ったら!!!ここで冒頭の言葉を言われるっ!!!


「オーケー!!! want S●X?(セ●クスする?)」


え・・・・・!???

ひ、ひぃぃいぃえぇぇぇん!!!!!!

「の、のぉぉぉ…!!あ、いや君が嫌とかそういう事では無くて君は十分魅力的さ、でも僕には日本で待つ飼い猫と熱帯魚が…!!」

突然の愛の告白にしどろもどろになりながら慌てふためき、彼女の心に傷を残さぬよう紳士的に丁重にお断りを入れたおれっ!!

しかし、彼女の方は「は?お前みたいな渋皮のかぶった厨二芋どんぐりに興味はないわ。」とでも言わんばかりの冷めた表情で、

「は? お前みたいな渋皮のかぶった厨二芋どんぐり最初から興味ねぇわ●ね!家帰ってXvideoでも見てろクソ童貞が!」と言ってあっさりと去っていた。

なんなんだいきなりセック●なんて…ま、まさかこれ、出会って●秒で合体シリーズの撮影現場なのかっ!!? S●Dグループめ、まさかエチオピアで海外ロケか!??「街角の厨二芋どんぐり男を誘惑してみた!inエチオピア!」的なやつかっ!!

などと、困惑で最近見たドМ向けドッキリ企画モノの存在を疑うなど錯乱しつつ、慌てて用を足したおれ。

まるで自分の性癖をブログで全世界に発信された男かのように、なぜかこっちが強烈に恥ずかしくなって、一目散で部屋に飛び戻るっ!!

とぅんくとぅんくする胸の高鳴りを抑えながら眠れずにいると、隣からはまた例の声が…!!


「あ”ぁぁぁん””っ!!お””お”ぉぉぉぉぉんっ!!!!」


こいつら何回するねんっ!!!でもなんだかこの声、さっきのおねぇさんの声に似ているような…???

ん…??

クラブ併設の宿…隣から何度も聞こえる喘ぎ声…芋どんぐりを誘惑する女性…

はっ…まさか…!!

その時、これまでのすべてが点と線でクロス&フュージョン!!!目からうろこドロップス(パリーン!!)!!

そうなのだ!!この宿、なんとクラブで盛り上がったらそのままヤルために隣に併設された、

いわゆるヤリ部屋、連れ込み宿だったわけなのだっ!!!!!!

ここは短時間でレンタルできる個室、まさにエチオピア版ラブホってところか!!

なるほどー!!本来宿泊を目的としてないから、爆音でやかましいクラブのすぐ隣なんだねっ!!!

さっきから隣で聞こえるけしからんあえぎ声も、クラブで客を捕まえた売春婦のおねぇさんが、入れ代わり立ち代わり入室してたからなんだ!!

そうなると、このベッドのいたるところに広がってる黄色いシミにも芳しい匂いにも、納得がいくね…☆

いやー、謎がすべて解けてよかったなぁぁぁぁー!!!!!!!!(号泣)

まとめ

昼間はオーナーの子供が中庭ではしゃぐ、ほのぼのしたいい宿なのだが…。

以上が、エチオピアで経験した連れ込み宿に偶然泊ってしまった時のお話でした!!

結局爆音と淫猥な声にうなされ、この日はほとんど眠れなかったよ★(号泣)

アフリカを旅していると、こういう奇想天外な宿によく当たるから楽しいよね。

今度、アフリカで泊まった楽しい楽しい宿たちのまとめ記事でも今度書こうかな。

水も電気もない安宿だったり、血痕が残されたホテルだったり、床が砂漠だったり、

アフリカにはみんなにオススメの楽しい安宿がたっくさん!!

ぜひ次のアフリカ旅行の際に参考にしてみてねっ!!!


そんなところです。



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