【南房総・館山】低所得男子が房総半島ドライブデートで彼女の誕生日を祝うとこうなるという話 その①
今回の旅は、屋外の観光地に限定して訪れ、基本移動はレンタカー、マスク着用等、
コロナウイルス対策を出来る限り行っての旅行となりました。
ナマステ!ぼっちシンガーです。
路上ライブで世界一周の旅を終え、現在は東京で音楽活動中。
何でもない事どうでもいい事を大げさに語るよ!
こんにちわ、ようちゃんです。
4年前から日本に住んでる、BLと声優をこよなく愛する香港人。
ダメな彼氏を調教するよ!
8月下旬。
連日の猛暑続きの中、俺氏とようちゃん(香港人の彼女)はレンタカーに揺られていた!!
向かう先は千葉県房総半島!!
8月20日はようちゃんの誕生日ということで、俺氏は白馬にまたがり(おんぼろのミラ)、ドライブデートに繰り出した次第である!!
「走れミラよ風より早くっ!!」
もくじ
軽自動車では鋸山を登れない問題
ぶるるるるる…
ようちゃん「遅っ!!!!」
俺たちを乗せたミラは時速20キロでのこのこと坂を上っていた。
「しかたないんです、軽自動車はエアコンを入れるとスピードが出ないから…」
「じゃ普通車にしたらよかったじゃん!」
「そんな贅沢はだめです!ニコニコレンタカーの軽自動車が一番安いんだから!」
「彼女の誕生日までケチくさい男だな。まず、まるでおごりでドライブデートしてるかのようなブログの書き出しだけれど、レンタカー代普通に割り勘じゃん!!」
「ご、ごめんなさい…」
そんなで、実は誕生日の彼女にもしっかりデート代金を払ってもらっていたという、驚愕の底辺ぶりをブログにて赤裸々大公開されながら、俺たちはついに山頂に到着した!
ここが鋸山(ノコギリやま)!
房総半島南部の鋸南町(きょなんちょう)というところにある、切り立った岩が特徴的な観光名所である。
うむ、なんかもののけ姫でサンが住んでる岩のほこらみたいな雰囲気。
その昔、この辺りには村があった。しかし、村の人々は時折山から降りてくる天狗の暴虐ぶりに頭を痛めていた。
ついに立ち上がった村一番の勇者が、何日にも及ぶ死闘の末、天狗を打ち倒した。
勇者はノコギリで天狗の鼻を切り落とし、山の頂上に突き刺して封印した。
その鼻が化石化した姿がこの切り立った岩なのである。
という話は俺が今作ったのだが、なんかそんな逸話が残っていてもおかしくないような独特で神聖な雰囲気がしないでもない、
というか、
あっつ〜!!!!!
標高が高いからか、太陽からの光を一身に浴びて、おれはスプリンクラーのように汗を噴き出していた。
「あつい!!暑すぎてもう動けません!!」
「きたなっ!!まずその噴水のように飛び散る汗を何とかしろ気色悪い近づくな!!」
「ひ、ひぃぃぃん!!!!」
灼熱である。
そんなで、移動式スプリンクラーで道中の緑化活動に貢献しながら、なんとか目的地に到着!
これが、日本一の大仏、日本寺の大仏だ!
大きい…!
何を隠そうこの大仏、31.05メートルの高さは日本最高。そう、日本一大きな大仏なのだ。へぇー!意外!
知らなかった。これは明日さっそくクラスの奴らに自慢できるトリビアだろう。好きな子を落とす最後の口説き文句にも最適だ。
「ねぇ、日本で最も大きな大仏は奈良でも鎌倉でもなく、千葉にあるんだぜ??今晩は帰さない。」
などと会話にうまく織り交ぜれば良いだろう。
ふっ、今回の旅ブログも有益情報の大雨波浪警報だな。
満足したおれは、ようちゃんに「早く歩け!」と家畜のように扱われながら、ようちゃんの背中を追いかけて来た道を引き返す。
帰り道に海を一望できる展望台もあった。
美しい景色と開放的な空気感。きっと夜には街の夜景もみえて、ロマンティックな場所になるはずだ。
もし暗くなってから訪れるのなら、外せないスポットだろう。
おれ氏も「乾いた風を絡ませ、あなたを迎えに行くのさ!」とロマンティックを演出してみる。
海からのさわやかな風が俺の髪の毛をたなびかせる。
「きたなっ!フケが飛んでる!」とようちゃんも感動した様子だった。
昼食は漁協直営食堂『ばんや』へ!
さて、過酷な山登りの後は腹ごしらえだ。
僕たちが訪れたのは、新鮮な魚介が食べられる食事処・ばんや。
なにやらGoogleの評価も高いし、値段もお手頃、ということで向かったのだが…
くっ!!大行列!!!!
お昼時に到着すると、なんと順番を書く紙2枚分、約30組くらい待ってる!!!
くそう!!どいつもこいつもちょっとGoogleの評価が高いくらいで安易に集まってきやがって!しかもこのコロナの時期に混雑する場所に集まるなんて、どんな神経しているんだ!!
と、全てが特大ブーメランな八つ当たりをめらめらと胸に秘めながら、
しかしブログ冒頭で『感染予防をした上での旅』などと書いてしまっている手前、混雑する待合所を避け、炎天下の下外で待ち続けること30分…
しだいにようちゃんがイライラしだす。
そう、せっかちな香港人は“待つ事"が大嫌い。
「だいたい日本人は丁寧に対応しすぎなんだよ!ポンポン客入れて店回さなきゃ入る客もはいらねぇんだよ!第一ここまでして並ぶ必要…」
「はい…ごめんなさい…はい…」
ようちゃんのストレスのはけ口となる事もうさらに10分。
「2名でお待ちのボッチさま!」
や、やっと呼ばれたぜ…
「さ、ようちゃん!ここはおれのおごりだ。好きなの頼みなさい。ドヤ!」
ご機嫌とりに走る俺氏。しかし…
「ラッキー!じゃこれにする。」
「大漁御膳…2600円!!!???
ちょ…ちょーっとようちゃんには量が多いんじゃ無いかな…ハハ…こっちのフライ定食(1000円)とかの方が…」
「やかましい!私はこれと決めたらこれなんだよ!ええいこれだからケチくさい男は気にくわねぇんだ!!」
「ひ、ひぃぃ!!!」
「うるさい!金ならある!自分で払うからグズグズ言うな!!…あ、あと天ぷら盛り合わせ(1100円)も頼も。」
「ひ、ひぃぃ!もう勘弁して下さい!!」
そんなで、やけに豪勢な昼食となった。(結局割り勘)
「うまそー!いただきます!!」
「高いんだから味わって食べてよ!あ!エビの尻尾捨てるなんてもったいない!おれが食べる!」
「恥ずかしいからちょっと黙ってろ!!」
新鮮な魚介ばかりで味は絶品。特に、一緒についてきたあら汁がおいしかった。
後で知ったが、なにやらここでは『イカのかき揚げ』というメニューが名物らしい。
もし行くことがあればトライしてほしい。
港町にはネコがいっぱい。
お腹がいっぱいになった後は、房総半島をさらに南へ。
海の見える小さな港町に寄り道。
近くの浜辺で綺麗な夕日が見れるとのことなので、夕暮れの時間まであたりをぶらぶら。
すると…
「ねこたんだ!!!」
海沿いの小道には、5、6匹の野良猫達がもふもふしていた!!
三度の彼氏よりネコが好きなようちゃん。
「かわいぃぃぃぃぃぃ!!!!」
おれには一度も見せたことのない優しい笑顔でネコ達と戯れる。
近所の人が世話をしているのか、キャットフードが置いてある。
どうやら人にも慣れているみたいだ。
「ふふふ…ネコの写真は載せているだけでPV数稼げるからな…ブログ用に写真撮りまくるで…
ほら、ねこたん、おじさんにもっとお顔を見せてごらん。かわいい。かわいいよ!!」
「ネコたん達を汚らわしい私欲のために使うな!これだから人間は嫌いなんだ!!」
沈みゆく夕日。
そうこうしていると夕方になった。
日が沈んでいく。
一回やってみたかったやつ。
美しい夕焼けに心を洗われ、清らかな気持ちを取り戻したおかげで、桟橋の先頭を譲らずに写真を撮り続けるカップルを海に突き落とさんとする衝動も、なんとか無事我慢することが出来た。ふぅ、ありがとう太陽。ありがとうこの大宇宙よ。
日が暮れた後は本日の宿に到着。
その後は宿に移動。
彼女の誕生日と言えどオーシャンビュー3つ星などではない普通の民宿ではあるが。
なんとここの宿では、部屋にキッチンやホットプレートが常設してあり、お家感覚でお部屋で料理が出来るのだ!!
という事で、近くのスーパーで買ってきた食材で、焼肉!!
「さぁようちゃん!おうちで超豪華焼肉パーティです!!千葉県産高級黒豚もありますよ!!!」
「半額で498円のやつだけどね。でもうまそー!!!」
焼肉通のようちゃんの要望により、タレは使わずに塩のみでいただいたが、なかなか絶品であった。
「お、おぇぇぇぇ!!!!」
「どしたん?」
「お、お風呂の水飲んじゃった!!!」
この宿は温泉の水をリサイクルして生活用水として使っているようで、これを水道水と間違えて飲んでしまったおれ。
「お、おえぇぇぇ!!!なんてこった!!オヤジ達の使った風呂のお湯飲んじまったおぇぇぇ!!!!」
「バカですねぇ…まぁ大丈夫でしょ。お風呂だってもしかしたら女子校の修学旅行生が来てるかもしれないし。」
「…
もう一杯…」
「やめい!そういうことばっかり書くから『低俗最下層キモオタブログ』だとか言われるんだよ!」
「(そ、そんなひどい言われようだったのか…)
大丈夫、今のカットでって言っておくから。」
そんなで、今の部分はブログに載せない旨を未来のおれにしっかり忠告し、安心したおれ達は眠りについた。
明日はさらに南下して房総半島最南端まで行くで!!!!
ということで続く。
そんなところです。
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