【香港のバレンタインは世界一高くつく！？】世界のバレンタインデー事情と香港人の彼女にチョコをねだる話

2020年2月13日

ぼっちシンガー

チャーオ！ぼっちシンガーです。
路上ライブで世界一周の旅を終え、現在は東京で音楽活動中。
ようちゃん（香港人の彼女）との日々を得意げにブログで語っては、あとできつく叱られたりするよ！

さて、２月１４日はバレンタインデー。

日本では女性が男性にチョコレートを渡すというのが一般的で、毎年この日になると学校では

「え？今日バレンタインだったんだ！？あ、すっかり忘れてたわー」

などと白々しい嘘をつきながら、周りにバレないように机の中や靴箱を入念にチェックしては落胆する非モテ男子達が急増するわけだが。(あぁ、あの頃のおれだ。)

実はバレンタインが女性から男性へプレゼントを贈るという文化は日本特有のものであり、世界では男性から女性に花束やプレゼントを送るというのが主流のようなのだ。

今回はそんな世界のバレンタイン事情と、俺氏は無事ようちゃん(香港人の彼女)にチョコをもらえたのかどうかを調査する。

香港のバレンタインは支出世界一！？？

まず、香港のバレンタイン事情について調べていると、驚愕の事実が発覚した！

まず、こちらの記事を見て欲しい！

最も甘いバレンタインデーを過ごす地域は「香港」と判明 - ライブドアニュース

バレンタインデーの花代は、香港が世界最多だという。世界17カ国・地域を対象に調査したところ、香港の ...

https://news.livedoor.com/article/detail/9787806/

要約するとこうだ。

✅香港でもバレンタインは欧米圏と同じく男性から女性にプレゼントをするというのが主流。

✅基本的にはバラの花を送り、そのあと豪華なディナーをご馳走して女性をお姫様のようにもてなす。

✅バレンタインデー花代平均金額のランキングでは、1430香港ドル（約2万1900円）を使う香港が世界一位。

マジかよ！！！

2万円て！！！

しかもこれ、総額じゃなくて花代だけでこれだからな！！！！

ディナーやデートのお金も入れたら、4、5万円は軽くかかるということ…

ひぃぃぃぃ！！！！！そんなのおれの一ヶ月分の生活費じゃねぇか！！香港人の男はなんでそんなに金持ちなんだ！！さては、やつら、みんなして前澤社長のお年玉企画当てたんだろ！？？どうりでおれは当選しないはずだ！！！くそう！！あの野郎はかったな…！！！

そんなで、自らの貧困を棚に上げて一通り妬みそたみを撒き散らしながら驚愕したおれ。

実際、ようちゃんに聞いてみると…

✅この時期になると薔薇を抱える男性がニュースでインタビューされる。

✅中には、二人の愛を周りにアピールするために、彼女の職場に薔薇の花束を送る男もいる。

✅私なら恥ずかしくてすぐ捨てる。

✅まじ無理。花とかもらっても何も嬉しく無い。

✅送るならBL（ボーイズラブ）漫画詰め合わせセットにしてね。

との事であった。

なので香港人男性諸君には、彼女の職場に薔薇を送るその前に、

(本当に彼女は薔薇をもらって喜ぶのか？BLの方がいいんじゃないのか？)

という点を、胸に手を当てて再考してみて欲しい。

各国のバレンタイン事情

そんなで、同じアジアの香港でも、バレンタインの過ごし方はこんなにも違うんだなぁとびっくり。

ついでに、今住んでいるシェアハウスの、各国出身のみんなにもバレンタインデーについて聞いてみた。

ドイツ

ドイツでもバレンタインをやる文化はあるらしいが、そんなに盛り上がらないらしい。日本みたいに恋の始まりのきっかけになるようなドキドキな日ではなく、既婚者の男性が妻への感謝を伝えるような、ささやかなイベントのようだ。日本でいう母の日や父の日みたいな感覚に近いのかな？

イタリア

イタリアではバレンタインは”恋人と過ごす１日”という認識が強いという。プレゼントは男女互いにささやかなものを用意する事が多いらしい。また、一年で一番レストランの予約が取りづらい日とも言われているらしい。日本でいうクリスマスイブみたいな感覚なんかな。

韓国

韓国では、日本と同じく女性が男性にチョコを渡す世界的にみると珍しい文化を持っている。義理チョコも存在するらしい。そして、韓国男子は貰った何倍もの豪華なプレゼントをホワイトデーに返さないと怒られるので、モテ男はモテ男で辛いらしい。まじかよ…おれは韓国には住めないな…

…え！？だれや！お前ならその心配はないとか言うた奴は！！

果たして俺はようちゃんからチョコをもらえるのか…！？

そんなで、

「薔薇なんてまじいらない！買ってきてもすぐ捨てるからやめとけ！金の無駄だ！」

と豪語していたようちゃん。

ここは日本式のバレンタインに従って、チョコを貰えるのかどうか様子を伺ってみよう。

バレンタインデー数日前。

ようちゃんはドラマの鑑賞に忙しそうだが、それとなく、ごく自然に声をかけてみる。

「ようちゃん！いやぁ、今日はチョコっと寒いですねぇ。あ。そういや今年からホークスに加入したあの選手だれだっけ…？あ！バレンティンだ！そしてリーガエスパニョーラのチームはバレンシア…

「あぁうるさい！！バレンタインのチョコが欲しいんだろ！！ほら！そこにあるからそれでも食べてろ！！」

「こ、これは…！！！！」

わぁぁぁぁい！！！！！

俺氏、歓喜。

ついにおれは手に入れる事ができたのだ。女子にチョコをもらうと言うこの上ない名誉を！！！！しかも、クッキーボックスタイプ15枚入り！！これ、バレンタインチョコ15個もらったってことでいいんよね！？？

うわぁぁぁい！！！！

これで今年は

「チョコ何個もらったの？」

と言う質問に、お母さんからの個数を入れて

「1個…」

と震えた声で語らなくても良いと言う事だ！！

世の女子達は、本命チョコは家で何時間もかけて手作りするものだと聞いたが、ようちゃんからのプレゼントはカルディで適当に選ばれたチョコクッキー。

しかし、いいんだ。わざわざおれのためにチョコを作る時間があったら、自らの幸せのために使って欲しい。

(それにようちゃんが作るぞ！とかなったら、「手作りするから材料買ってきて形用意して。」とか言われそうだしな…とか思ったことは怒られそうだからブログには書かないでおこう。)

貰えるだけでありがたいなぁ…！！

うぐっ！！あれ、このチョコ、なんかしょっぱい…！ぐすんっ！！

けどおいしいっ！おいしいよっ！！

そして、

「私も食べるから食べるなら少しだけね！」

と釘を刺され、自分のために買ってきた説などかすかに浮上しつつ、

「食べたら洗濯物早く取り込んで！終わったらダイエーで水汲んできて！はやくやりなさい！」

と指示を受けて急いで駆け出す俺氏。

「はいっ！」

無事チョコをゲットする事ができ、主夫業にも精が出る。