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【カリ/コロンビア】さよならブログ村とカリでギャングに絡まれる話

2020年5月13日

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YouTubeにて楽曲作品公開中!!あと40万日で一億VIEW突破と噂される人気チャンネル、君はもう見たか!??

旅が終わって半年経ってもまだマイペースにブログを書き続けているおれ。

長らく世界一周ブログランキングに参加しておりましたが、日本に帰ってきてやりたい事・やらねばならない事に時間を使う中で、なかなか更新がはかどらず、いつの間にかランキングにこだわりも無くしており、もっと自然体に、この体験談を描き進めていこうという気持ちが強まりました。

そんな中、「早く消えろこの老害が!」「キモオタ氏ね!」などの読者皆様からの温かい応援メッセージも頂き、熟孝した結果(2秒ぐらい)、この度ランキングは一足先に卒業することにしました!

なので、過去のブログのバナーなども押しても関係ありませんので、あしからず!(過去記事多すぎて全部消すのがめんどくさいので…)

ランキングからは抜ける事になりますがしかし、これからものーんびりと、この旅の終わりまでを、そして日本での日常に感じた事考えた事を、文書に残して、変わらずこのブログに上げていこうと考えています。

ランキングからは消えてしまいますが、ホーム画面にリンクを貼るなりブックマークするなりURLを入れ墨で体に掘るなりして、たまに思い出して覗いてもらえると光栄です。

これからも”ぼっちシンガー世界をまわる”を、どうぞよろしくお願いします!

(ブログを更新したら逐一ツイッターで報告しますので、よかったらフォローhttp://twitter.com/gamoyouしてね!)

あっつ!!!!なんじゃこここ!!暑い!!暑いぞ!!!

コロンビアの田舎町、ポパヤンを朝に出発したバスは、中部の街、カリに到着。

この街を経由して、次の目的地、メデジンを目指す予定のおれ。

メデジン行きのバスは夜にならないとないようなので、少しカリを探索することにした。

バスを降りた途端、風呂場みたいな湿度の高い熱気につつまれる。

もわあわあわぁ…!!!

暑っつ!!汗が吹き出る!!!!(ぶしゅうう!!)

こんな暑いのはアフリカ中部を旅していた時ぶりじゃねぇか!??

朝までいたポパヤンの、山あいの町の涼しさから一転、南米らしい暑さに毛根をクァパァしながら豪快に汗を潮吹きしたおれ。

「もうっ!ゆうきくん、汗だくじゃん!」

「うう、ごめんちなみちゃん、おれ、昔からちんちん代謝が良くて、暑いとすぐに汗だくになっちゃうんだ!」

「”新陳”たいしゃでしょ!もう、やだゆうきくん!ほら、おでこ出してごらん。」

ピタッ。

ポケットからハンカチを取り出して、おれのおでこを優しく拭ってくれるちなみ。

「冷たい!何これ?」

「水筒に氷水入れて来たから、ハンカチ湿らせておでこに当ててあげる。どう?ちょっとは汗ひいて来た?」

「う、うん!冷たくて、気持ちいいー!」

ヨーロッパを一緒に旅した時にプレゼントしてあげた、スタバのタンブラーである。

まだちゃんと使ってくれてたなんて、と、嬉しくなるおれ。

「今は日差しが強いから、ゆうきくんが落ち着くまでちょっと向こうのカフェで休もっか。ほら、行こ。」

優しく手をひくちなみ。

「ありがと…でも、手なんて握ったら、お、おれ…ま、また…

ぶしゅー!!!」

「もう!ゆうきくんったら!可笑しいんだから!あはは!」

鳴り止むことのない夏の蝉の騒がしい鳴き声も、この時ばかりは2人の恋を盛り上げるBGMのようだった。

…みたいな淡い夏色カラー旅恋物語イベントが発生するわけもなく、おれは汗まみれで3万ルクスの顔のテカリとひどい悪臭を辺りに漂わせながら、いつものようにひとりぼっちとぼとぼと辺りを歩いた。

うーむ。これぞ南米。

あたりを歩いていて、そんな言葉が頭に浮かぶ。

おれの勝手な固定概念の話になってしまうけれど。

たどり着くまでは、南米というとサッカーシャツにサングラスのにいちゃんが、スケボーしながら肩にラジカセなんか担いで、湘南乃風なんぞ聴いているイメージであった。

しかし実際にペルーから南米をしばらく旅して見てきた現地の人たちは、それとは正反対の、どちらかというと内向的で保守的な、日本人に似たイメージであった。

高地の街が多くて、気温も低く、山岳地帯特有の落ち着きがあったのが理由かもしれない。

しかし、ここカリはまるで違う。

無秩序にズラリ並ぶ屋台には衣料品や食材や本やサッカーボールやがぐちゃぐちゃに盛られていて、喧噪の中を人が行き交う。

道端を歩くだけで刺激が溢れている。

タバコ売りの爺さんは、唾を飛ばして仲間と大声で笑い、子供達がボロボロのシューズでサッカーボールを蹴り、皮むき機の実演販売をする兄さんは爆音のダンスミュージックにノリノリで体を揺らしてマイクを握る。

その人だかりを切り裂くように「どけ!どけ!」とおっさんがバイクを走らせ、できた轍に便乗して二匹の仔犬が、「やれやれ、人間どもめ迷惑だなぁ…」と言った表情で走り去る。

何でもかんでも受け入れてくれそうな底抜けなオープンさと、幸か不幸か、そのユルさが生み出す無秩序の喧騒、どこからともなく流れてくる音楽、キーーンとどこまでも見渡せそうなほどに青い空。

まさに、おれの中での南米そのもの。

そんな街であった。





うむ、いい雰囲気だ。こりゃどこかで一曲歌えないものか。

なんだか無性にボブマーリーでも歌いたい気分になって、歌えそうな場所を探していたのだけれど。

歩いていると賑やかな市街地から川沿いの幹線道路沿いに出てしまって。

人気のない高架下に迷い込んでしまう。

コンクリートは落書きだらけ、地面にはシンナーの袋みたいなゴミが散乱してて、右手にビール瓶を握りしめたままホームレスっぽい若者がゾンビみたいに寝転がっている。

おいおいちょっとヤベェとこまで来てしまったな…

こりゃシンナーでぶっとんだにいちゃんに「ヘイアミーゴ!!」なんで声かけられて逃げようとしたら時すでにお寿司、町のギャング達に囲まれてるとかそんな終了のお知らせイベントが今にも発生しそうなk…

「ヘイヘイアミーゴ!!」

デターーーーーーーーーー!!!!!

完全に予想通りの展開である!!目の前にはネイマールをパンチパーマにしたような、いかついにいちゃんがおれになにか話しかけてきている!

「ははは…!!」

純度120パーセントの作り笑いで、風のように颯爽と去ろうとしたおれであったが!

「まぁ待ちなよ!!!」

と言ったかわからんが、後ろから声が!!!!

振り向くと、似たような風体の男がもう2人…

か、かこまれたぁぁぁばぁばあばあば…!!

「どっから来たんだい?チーナか?ん?」

「ハポン…ハポネー…ごぽぽ…」

焦りでゴポゴポと泡を吹きながら、とりあえずギャング達の機嫌を損ねないように必死にフレンドリーを取り繕うおれ。

すぐさまにでもナイフが出て来て

「金を置いていけよ!」

とか脅されるのかと思ったけれど、ひとまずはそんな手荒な真似はせず、「ギター弾くのか?」「コロンビアの前はどこにいた?」などの単調な質問でおれの緊張をほぐしてくる3人組!(全部スペイン語なので質問は予想だが)

なるほど強引で自己中心的な男はどんなシーンでもはばかれるものだ、強盗バージンのおれの緊張を察して、優しく手ほどきをしてくれているのだな!!

ちくしょうなんていなせなナイスガイ達なんだ!

ほんで事も局面に差し掛かった頃に

「天井のシミを数えてごらん。その間に終わるよ。大丈夫、怖くないよ。」

などと耳元で優しく呟くように

「財布もケータイも全部出してごらん、大丈夫、怖くないよ。」

などとささやいてバージンも全財産も奪っていこうというのだな!!なんてジェントルなの!初めてがあなたでよかったわネイマールさん!

脳内の思考回路がショートし、恍惚とした目でギャング達と、踊るようなジェスチャーで艶やかに会話をしばしした後である。

「ところで、ケータイはないか??アイフォン?アイフォン??」

きたーー!ーーー!!!!ーーー!!!!

わからん!スペイン語だからよくわからんけど、明らかにジェスチャーで、「ケータイはないか??出せよ!」と言ってる!!!ニタニタと笑いながら!!やばい!!ついにだぁぁぁ!!!!

「フォン??ないない!持ってないよ!!!いやぁーおれってば友達いないじゃん!??ケータイなんてもってても使わないんだよね!!え!?なら俺たちがなってやるって!??参ったなー!!アッハッハ!!」

「じゃあこれはなんだ!??」

ギャングの1人が指差す先、おれのリュックのチャックの隙間からは、ケータイの充電器がチョロっと出てて…

「いやぁ、あは、あは」

にやにや…

ジリジリと近寄ってくる3人組…

うぎゃぁぁぁぁ!!!、

もうこれはやばい!!完全にやばい!!うぎゃぁぁぁぁ

と大パニックになった、その時である!!

囲まれてた空き地のそばを通る車道を、大学生??若者達の群れが賑やかな話声をあげながら歩いていく!!!

「それじゃまた!!!アハアハアハ!!!」

シュン!!!!

シャルケとのダービー戦での香川真司のターンのような鋭い身のこなしで3人のディフェンスをかいくぐると、競歩世界記録を非公式に更新したであろう恐ろしいスピードの速歩きで道まで出てたおれ!!

すぐさまその学生グループに金魚のフンのようにくっついた!!

(は、はぁ!はぁ!よ、よかったーー!!!逃げられた!!!)

横目でさっきの若者達を見る。追いかけてくるかと思ったが、ただその場で立ち止まったまま、へらへらと笑いながら、焦点の合ってないその片目で去っていくおれを眺めていた…

ひ、ひぃぃぃ…。。。

うむ。後から思っても、実に危ない体験だったように思う。

もしあの時団体の人達が通り過ぎなかったなら、あの後ナイフや拳銃が出てきても全くおかしくなかっただろう。

まぁ、もしかしたら普通に話し好きの、ただ葉っぱ狂いのにいちゃん達だったのかもしれんが、旅行者としてはああいうローカルな路地には絶対に立ち寄らない方が良さそうだ。

昔からここカリは、麻薬組織がはびこる犯罪都市として有名であったそうだ。

常に心に危機感を持って、最後まで安全に旅を続けなければ、と心に誓った出来事であった。



そんなで、その後すぐさま人通りの多い町に戻り、ビールを一杯だけ飲んでのんびりと行き交う街を眺めた後…

暗くなる前に長距離バスが出る、バスステーションへと急ぐ。

町からバスステーションは二キロほど離れていて、さっきみたいな事にならないように常に大通りを歩きながら、なんとか夕暮れ時にはたどり着いた。

バスステーションの前、会社帰りの車が行列を作る、車通りの多い交差点。

ひとりのおっちゃんがお手製のドラムセットで軽快なリズムを鳴らしながら、サングラスのもう一人のおっちゃんが操り人形を操っている。

リズムに合わせて、人形がコミカルに踊ったり、急に大きくジャンプしたり。

突然パタリと人形を寝そべらせたかと思うと、大きくなっていくビートに合わせてゾンビみたいにむくむくと起き出して、渋滞に捕まった車の運転手に絡むように、人形の手を差し出したりして。

こらえきれないように笑ったドライバーが窓を開けて、コインをハットに投げ入れる。

その空いた窓から子供が目をキラキラさせて身を乗り出しては、はにかみながら人形に手を振っている。

凶悪都市、なんて言われるカリの、なんでもない小さな小さな、幸せな風景。

なんだかくすぐったい気分にさせられて、2000ペソ紙幣(高そうだが80円くらい)をハットに投げて、写真を撮らせてもらった。

「君もギターで歌ってるの?お互いのんびりやろうぜ!」

なんと言ってるのかわからんが、ジェスチャーとそんな風な感じの表情をして、親指を立てて笑ってくれた。

夕方の風が排気ガスと絡まって生暖かく、町の熱気が夕焼けに染まって、ブラックコーヒーにまぜるクリープみたいにまったりとした気持ちにさせる。

蒸し暑くてベトベトするが、なんだか心は清々しかった!

気前よく投げ銭したので(80円やけど)、リンゴをかじって晩御飯!

午後九時、定刻通りにやってきたメデジン行きのバスに乗り込んだ。

明日の朝には、この度最後の滞在地になるメデジンに、到着だ!!!

そんなところです!!

旅の写真を随時アップしてます。→Instagram

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「ムハンマド、何してんの?ってモーゼ、シャイなブッダも呼んで!join us!!」

エルサレム滞在中に書いた曲を、YouTubeにアップしました!

ちなみに、この曲が誕生した時の記事はこちら!