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ポパヤンにやって来て、自問自答する話

2019年8月1日

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今日の旅の一曲!宇多田ヒカルの “忘却”!
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コロンビア国境の町からバスで一晩!

早朝6時、明るみかけた山沿いの道を抜けると、石造りの家々が立ち並ぶ町が見え始めた。

霧がかった幹線道路には自転車に乗って学校に行く学生やバイクのおっさんが眠そうな顔をして、通りを過ぎて行く。

バスステーションをでて、吹き抜けの待合い室のベンチからそんな街の1日の始まりを、ぼーっと1時間くらい眺めていた。

クラクションの音、朝から元気におしゃべりする女子高生、大きな麻袋に空き缶をいっぱいに抱えてバスステーションの周りをうろつくおじいさんは、怪訝な顔をした警官に向こうに行け!と追い払われて恨めしそうにこっちを見つめている。

南国コロンビアといえど山あいの朝はキンと冷える。

薄手のコートの襟を丸めたおばさんが店先に立つ、小さなパン屋さんでドーナツを買って朝ごはんにした。

毒々しい赤いソースがかかってあって危なそうな見た目だったけれど、味は優しい甘さで元気が出た。

白壁の、ヨーロッパの古い街並みのような市街中心部に安いゲストハウスを見つけて、チェックインした。

ギターを持って、どこか路上できる場所はないかと歩いてみた。

洒落た壁画や美しい協会が並ぶ観光地の隣には庶民のマーケットが広がっていて、美味しそうなバーベキューの煙を上げた屋台や、派手な古着をたくさん並べた店が続いてる。


その人たちが行き交う雑踏のど真ん中ではボロボロの服の男が半ケツを出して倒れている。

道行く誰もがそれを見えてないものとして歩く。

なんでこんなとこで?

その意味は何?

と聞かれればそれまでなんだけれど、そこに佇むことだけが唯一、彼が生きていることを表現出来る方法なのかもしれない、なんて考える。

無関心に目をむけられることもなく、しかし一応彼を踏まないように避けて歩くその人の雑踏に出来た空白だけが、それを証明しているかのようだ。

死んだように眠っているのか、もしかしたら眠ったように死んでるのか。

しかし本当に怖かったのは、そんな光景にも、どこかで「よくあること」として片付けられるようになってしまっている自分の心だ。

世界は広い。

その広い世界の全てを見て、感じて、自分の中で咀嚼する時間が欲しいから旅をする。

しかしこんな瞬間、ふと、長く旅をして、俺は一番大切な、純粋な何かを失ってしまってるんじゃないか、なんて考えて怖くなってしまう。

経験を積んで、何もかも知った気になって、結局は赤ちゃんの頃に見たはずの、目の前で起こる全てに対する、純粋な興奮を探しているだけなのだろうか、なんて。

うーーぬ!難しい話は後だ!

路上する場所を探すぞ!

と、黙々と小さな街の、賑やかそうな場所を練り歩いてみるんだけれど…


結局、観光地である教会の広場も、マーケットの周りも、あたりの警官に確認してみると、「路上ライブはダメだ」と言われてしまう。

小さな街なので、それ以外の場所は人通りもまばら。

隠れてやる事も出来たかもしれないけれど、確かに街には他のバスカーどころか物乞いの一人も出ていないから仕方ない。

この街の部外者である以上、現地の人達やルールに対するリスペクトは、常に持っていたいのだ。

日が暮れて、商店が次々とシャッターを閉めはじめた。

そろそろ帰らねば、と思うんだけれど、しかし宿で見かけたパーティ系の欧米人グループとはうまく馴染めそうな気がしなくて、生き場所をなくした気分。

しばらくうろうろしていたけれど、暗い路地に迷い込むと夜は危ないかもしれない。

人気のなくなった教会の前の広場では、たくさんの警察が、なんか訓練みたいなことをしていて、数組のカップルが幸せそうに歩いている。

ここなら危なくはなさそうだ、と思って、広場のベンチに座って、ギターを取り出して、練習。

“きっとこの旅が終わる頃に、君のこと迎えに行くから。

普段着のあのワンピースで、おかえりって言って欲しいんだ。”

スペインで作った、女々しい歌を歌った。

うまく路上も出来ないし、宿で新しい友達を作る気にもなれない、なんだか惨めな気分で、夜空を見上げる。

たまにどうしようもなく、自分という人間が、いかにも不恰好で、この街に、世界に馴染んでないかを叩きつけられる気分になって、悲しくなるのだ。

自分が弱いだけの、くだらないたわごとなのだけれど、3日経てばすぐに忘れるような痛みなのだけれど、今は「3日経てばすぐに忘れられる」なんてさらさら思えない、緊急事態のサイレンがいかめしい音を立てて脳内で鳴っている。

星はキラリと優しい光を落としているけれど、月は出ていないようだ。

さて、どうしようかな…

そう思っていたら。

「ハロー。君はどこから来たの?ギターを弾くの?」

急に声をかけられて視線を向けると、汚れた服を着た中学生くらいの少年。

わずかな英語の単語と、ジェスチャーを織り交ぜながら。

すこしおどおどしながら、しかしギターに興味津々と言った感じで立っている。

「おれもギターを弾いて見たい!かして、かして!」

とジェスチャーで伝えてくる。

やれやれ少年よ、おれは今やりきれない人生の寂寞に胸を痛めておるのだ、そっとしておいてくれ。

正味そんな気分だったが、それを、彼を傷つけずにそれをジェスチャーする方法も浮かばないので

「はい、どうぞ。」

とへらへらと作り笑いでギターをもたせてやる。

すると、

ジャラン

と心地いいGコードがなった。

「ギター弾けるの?」

と聞くと、

「ポコ!(ちょっと)」

と照れながら笑った。

そこから知らないスペイン語の歌を歌ってくれた。

指がFコードを押さえるときだけうまく音が鳴らずに何度もそのフレーズを繰り返すものだから、歌はめちゃくちゃなんだけれど、その四苦八苦する姿がなんだか可愛くて笑った。

そうだった。おれもギターを始めた頃は、Fコードが弾けなくて、簡単なコードだけで弾ける曲を探して、そればっかり弾いていたなぁ。

好きな歌を心を込めて歌って、そのバックで心地いいアコースティックの六本の弦がなってて。

なんかそれだけで世界が変わるくらいの熱が胸の奥から込み上げて来て、六畳のきたねぇ部屋も武道館ライブのステージの様だった。

音楽に出会えて変わったのだ。

全然うまくはないし、有名にもなれない。しかし誰かになにか伝えたい、そんな想いがこの胸の中を今もこうしてぐるぐると渦巻いている。

おれは歌を歌えるのだ。

一生、この音楽という相棒とともに、そんな形の掴めない想いを、四苦八苦しながら伝えてやるんだ!

わけのわからない熱い想いが、目の前で熱中する少年の姿を見ていると込み上げて来た。

「君も何か弾いてみせてよ!」

そんな事を言いながらギターを渡してくる少年。

たった一人の観客の前で、しかしすごく、歌いたい!って熱をまとって、自分の歌を歌った。

へんに暑苦しいテンションで、オーストリアにいた時に作ったまだ名前のない歌を歌う。

日本語の歌で、自分勝手に歌ってしまったけれど、手を多々叩いて少年は喜んでくれた。

あぁ、楽しい、と思った。

歌うことは楽しい。

この胸の内を音に乗せて吐き出すのは、どうしようもなく、俺らしい。

高い車も時計も名声も美女とのセックスもなんもいらん。

おれには正直なところ、それだけで、なんか十分なのだ。

なんだか、小さな出会いだったけれど、すごく心満たされた気持ちになって、グラシアス、と暑苦しく握手して少年と別れた。

いい夜にしてくれて、ありがとう。

ゆらゆらと、しかしいきなり通りから襲われたりしないようビビりながら道の真ん中をわざと歩いて、ひっそりと静まり返った街を歩いて、ゲストハウスに帰る。

案の定、パブリックルームでは昼間の欧米人グループがハイテンションなラテンのビートで賑やかに騒いでる。

うまく打ち解けられる気分でもないので、軽く挨拶だけして部屋に入って、ベッドに潜り込んだ。

さっきの少年とのあったかい時間があったからか、不思議と孤独感はなかった。

イヤホンをして、ケータイに入っていたandymoriを聴いた。

スパイラルという曲の、

“ぼくたちは、「時間がない時間がない、あの頃に戻りたい」なんて言いながら、

もう少し、もう少し。 もう少しだけ君にいてほしいだけ。”

というフレーズが、とても素敵だった。

帰国まで、後5日!

覚悟はいいか?と歯磨きをする洗面所の鏡に、語りかけて見たりする。

そんなところです。

ペルーのクスコでいた時に出来た、”トリップのすすめ”という曲をYouTubeにアップしました!見てみてね!

旅の写真を随時アップしてます。→Instagram

リアルタイムのおれ。どうでもいいことなんでもないことを大げさにつぶやいてます。→Twitter

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