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知らんがな!またおれが誰得一人チャレンジを発表する話

2019年8月1日

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今日の旅の一曲!ふくろうずの “ハイブリッドレインボウ”!
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終了しました

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………………..

サントアントニオ2日目!!

昨日、セビージャからポルトガルについに徒歩でたどり着いた(最後船使ったけど)おれ!

森の中に張ったテントのジッパーを開けると、コクワガタみたいな甲虫がシートにへばりついておれのテントをクンカクンカしていた。

甲虫キモオタのおれは大興奮で捕まえて触覚の先からお尻の穴までを舐め回すように視姦し、飽きたらポイしてテントを片付ける!!

行くぞ!!移動だ!!

昨日。アンダルシアの150キロを歩き終えてたどり着いたポルトガルであったが、ううううあん!!なんだろう?何か自分の中で物足りない何かがあった。

ただただ歩を進める二本の足を眺めながら、グダクダ歩いた結果、なんともあっけなくポルトガルに到着してしまった。

気分的には、おれがポルトガルの地を踏む時にはレッドカーペットが敷かれ、英国パレード隊のトランペットが鳴る中、数え切れない人達の拍手と喝さいに迎えられて入国を果たすというぐらい大げさなことであった。

いくらおれが希望的観測をビックバンしてしまったからとはいえ、なんかあっけない。

ふと、ある話を思い出した。

ドイツから飛行機で到着したマラガという街で、ヒッチハイクをして乗せてもらったお兄さん、セルヒオさん(って名前だったはず)が話していた事。

北スペインの断崖絶壁が続く海岸線の果てに、フィステーラという場所があるという。

スペイン語で、”最果ての地”という意味らしい!

時は大航海時代。

コロンブスがアメリカ大陸を発見するまでは、自分たちが住むヨーロッパの最も西に位置する場所、それこそがこの世の果てと言われていた。

まさしくその場所こそ、このフィニステレというわけだ!!

この話を聞いて、おれはむねが熱くなった!

この世の果て、だと…??なんてカッコいいんだ…!!

セビージャから歩き続ける旅の道中も、ずっとこの場所のことは頭のどこかにあった。

この足で!!この世の果てを踏みしめたい!

そして、この場所で、the pillowsのおれの大好きな曲、”この世の果てまで”を歌ってみたい…!!!

淡い欲求は、歩みを進めポルトガルが近づくほどにリアリテイを増していった!

そして今日!!おれの何十時間にも及ぶ脳内会議の末、新たな”誰得!自分ルール”を、ここに高らかに宣言するのである!!

題して、”この世の果てまで投げ捨てに行こうツアー2016~ガルフの乾いた風に絡ませ~”

パンパカパーンパンパーン!!!(脳内ファンファーレ)

ひやぁぁぁぁぁぁ!!!!!!

内容はこうである!!

これまで通り、公共交通機関は一切使わず!!この世の果てまで行こうじゃないか!!!!
そう、一切バスや電車は使わん!!

しかし、ヒッチハイクは解禁だ!おれのシェンゲン協定の期間は残すところあとひと月。

直線距離でも800キロ近くある北スペインまで抜けるには、徒歩では確実に無理だ!

ヒッチハイクと、己の両足のみ!!

やってやる!!やってやるでぇぇぇぇ!!!いざ行かん!!この世の果てまで!!!

そんなで、特に誰も興味なければ視聴率もない自分ルールを高らかに宣言したおれ。

さっそくヒッチハイクにチャレンジだ!!

スペインとの国境に位置するこの街。

西に50キロほど行ったところに、このエリアの中心都市だという”ファロ”という街がある。

11時を過ぎて、灼熱の太陽照りつける国道をぶらぶらと歩き、ついにはヒッチハイクが出来そうな場所までやってきたおれ!

丁寧にボードに”ファロ”書いて、いざ!!!止まれそこ行く女子達よおぉぉ!!!

ブルルルン!!

「カム!!」

おおぉ!!!

なんと開始1分で止まってくれた!!!

扉を開けると、開口一番、

「君、どこから来たの?」

「ジャパンだよ!」

「やっぱり!!昨日、港でギターで歌ってなかったかい!!??」

「え!!歌ってた!!なんで知ってるんだ??」

「おれの弟が昨日の夜、言ってたんだ!日本人が港で歌ってて、みんなで聴いてたんだってね!」

「うぉぉぉ!!なんて偶然だ!!」

ドレッドヘアの彼の名前は…えーっと、、いつものように忘れてしまった!彼は昨日一緒に歌った若者達の中の一人のお兄さんだと言うのだ!

今日は、フランスからファロの空港に降り立つ彼女を迎えに行くというロマンティックな任務の前に、この薄汚いサルの輸送を引き受けてくれた!

昨日何気なく歌ってた時の出会いに、こんな伏線があったなんて。

いつだって音楽は、おれをいい方向に導いてくれる。

イギリスに出稼ぎに行ってたらしい彼。

上手に英語を話すので、いろんなことを話した。

ポルトガルの経済があまりうまくいってない事、それに伴ってたくさんの若者が、彼のようにイギリスへ出稼ぎに行っている事、だからイギリスのEUの離脱は彼らにはものすごく大きな問題なのだと言う話が興味深かった。

日本でも、世界経済への影響があるとして大きなニュースになったけれど、彼らにはダイレクトに将来の選択に関わる問題なのだ。

2人で一本のたばこを回し吸いながら、ぶっとばした車は1時間ほどでファロ郊外の幹線道脇に止まった!

「街まで送ってあげたいけど、飛行機の時間がもうすぐだから、ここですまない!ポルトガルの滞在、素晴らしいものになる事を願ってるよ!」

「全然問題ないよ!!ほんとにありがとう!!!」

彼は白い歯を見せて笑って、爽やかにかけていった!!

うぉぉぉぉ!!!!まさかこんなに早く到着できるとは思わなかったなぁ…!!と、炎天下でゆらゆらとカゲロウ立つ幹線道のアスファルトを、市街地へ向けて歩き出す…

するわと!!

パカラパカラ!!

車のエンジン音に混じって、何やら小気味いい音が聞こえる…

顔を上げてみると。

えぇぇぇぇ!!!

半分高速みたいな、ビュンビュン車が飛ばしている幹線道を、たてがみにカラフルな髪飾りをつけたロバが、パカラパカラと台車を引きながら走っている…!!

たずなをひくのはまだ10歳くらいの少年!

兄弟なのか、後ろの台車にもう一回りくらい小さな少年も乗って、揺られている!!

なんだか、まだ交通手段として動物が普通に使われてたインドや、アフリカの国々を思い出す!

でも、あたりを走る他の車は、普通にアウディやベンツの高級車ばかりで、浮き具合はハンパない!

こんな日本人の常識では思いもしない風景にヨーロッパで出会えるとはなぁ、なんて感動してたら、おや?さっきのロバを引いてた彼らは、いったん奥のロータリーまで行ったかと思うとくるりとUターンして、おれの横までやってきて…

「へい!乗ってくかい??」

なんと、横にロバをつけた少年がそんな感じに声をかけてくる!

ちょっと興味はあったが、なんだかちょっと怪しい感じして、歩くからいいよ~と行った。

すると、案の定、

「なら、金くれ!マニー!」

なんでそうなるんや!

ないよ!と首を振ると、

「ならシガレット!シガレッド!」

こんな小さな子にあげられるかい!

「無いのか!わかった、じゃぁな!」

彼らはあっさり前を向くと、

ピシッ!!

たずなの音を鳴らして、再びロバに引かれて去っていった。

去っていく姿を見送りながら、思った。

あぁ、そうか、彼らが、”ジプシー”っていう存在か。

ロバを引きながらヨーロッパ各地を転々とし、暮らすひとたち。

その国境や社会にとらわれない生き方は自由の象徴のようにも取れるが、安定した生活を持たない彼らの中には、窃盗なんかの悪さで生活を続ける人たちもいて、”ジプシー”という言葉自体、ヨーロッパでは差別用語として認識されているなんて話も聞いた。

確かに彼らの見た目はみすぼらしく、あんな風に当たり前に金を要求してくる感覚はお世辞にも良い存在とは言えない。

でも、正直なところ、おれは颯爽と馬に惹かれ去っていくその姿を、カッコいいなぁなんて思ってしまった。

何世紀も前からタイムスリップしてきたようなスタイルで、兄弟2人ロバに揺られ、この先進国の慌ただしいアスファルトの上をかけていく彼らの姿に、なんかロマンを感じずにはいられなかったんだ。

そんなで、彼らの去った方向にひたすら歩くこと30分!

おれはファロの街中に到着した!

うぉぉお!!!まじかよ!!

おれの大好きなアウトドアショップ、デカトロンを発見!!

イタリアでテントを買って以来、その安さと質の良さに感動して、いく先々何かあるごとに寄っていた!

お目当は靴っっ!!!!

ずっとずっと、安くて質のいい靴を探し求めていたおれ!

なぜなら、セビージャからの150キロの道のりの中で、ネパールで買ったニセモノのノースフェイスはこんなんに


なんってしまったおれ。

150キロの道のりがいかに厳しいものであったか。この靴を見れば一目同然である。

靴を履いているのに、アスファルトの上を歩くと熱くて熱くてたまらなかったが、お金がないため高いやつは買えない上に、どんどんとすり減っては履き潰していく感じに、

(おぉ!!おれ、超過酷な旅してる!!いいぞ!もっとすり減らして、ブログに写真を載せて、バカにしていたあいつらに自慢してやるんだ!!)

と、もともとニセモノですぐダメになるのをいいことに、それを半分楽しんでいたおれ。

そんなでついに、おれ超過酷な旅してるアピールもし終え、用が済んだらすぐさまゴミ箱に投げ込み、買ってきた新しい靴を履く!!

おおぉ!!!かっこいい!!

デカトロンの自社ブランドのハイキングシューズ、なんと25ユーロ、3000円!!

安い!!これはいいぞ!!

リッチにお買い物した後は、もちろん路上!!

ファロは南部ポルトガルの中心地的な都市で、市内を歩くと他のヨーロッパの国同様、ザラやジェラート屋や、若者向けのお店の入った歩行者天国のストリートがあった!

とは言っても、規模は他の国に比べてかなり小さく、テナント募集の張り紙がされた空き店舗も目立つ。

日本の地方都市もどんどんと中心地の商店街は寂れて、郊外型のショッピングモールで買い物するっていうのが主流になりつつあるけれど、ポルトガルもそんな流れがあるのかな?

すこし寂しい雰囲気の中すこしでも音楽で熱を与えられたらなぁなんて、夢見つつ、空き店舗の前にギターを置いた!

中心都市といっても、小さな街である。最初はなんだこのアジア人は…??という怪しむ視線をきりりと感じていたけれど、曲を重ねておれの中で気持ちが入り込んでいくと、そんな視線も気にならなくなる。

気にならなくなれば、音楽の中に入り込める。

そんな時は、不思議と、みんな見ていってくれるのだ。

ドイツやオーストリアでやってた時と比べて明らかに入れてくれる額は少ないんだけれど、みんな笑顔でステップを踏みながらやって来ては、20セントや50セントを入れてくれる。

一時間ほどやって、15ユーロ。

ありがたいけど、まだまだ!と思うが、とりあえず一旦撤収する事にした。

時刻は午後7時。

ここから日が陰ってきて、10時の日暮れ頃まで人が増えるはずだから、30分くらい休憩して8時前からもう一回だ!

ここファロから北に向かうおれ。

次に、路上ができそうな程度に大きな都市までは300キロほどある。

その街まで何日かかけてヒッチハイクで行く、その道中は路上は出来ないと考えると、ここでいくらか稼いでおかないと食えない。

貪欲に行ってやる!

なんてもんもんと計画を立てていたのだ。

だったんだけれど。

「ギターレ!!カム!カム!」

中心地をすこし離れた通り、カフェの軒先から声がした。

見たら、おっちゃんたちが集まってビール瓶を並べていた。

「そこに座れよ!音楽を聴かせてくれ!」

なんてジェスチャーされる。

人々が当たり前に音楽を愛していて、その興味にただただ忠実な感じ、気取らない陽気さがアフリカやインドを思い出させる。

あの辺りの国を旅していた時、こうやって声をかけられたら、こっちも待ってました!とギターを取り出してた。

そうやって興味を持ってくれるのが嬉しかったし、音楽から始まるそんな出会いを、旅の醍醐味だと感じられていたから。

…でも、この時、声をかけられておれは一瞬迷ってしまった。

これまでのヨーロッパの旅は、全てがスケジュール通りだった。

計画を立てて歌って、歌った分お金が入ってきて、旅が続けられる。

その計画を邪魔されたくない、となんだか一瞬思ってしまう。

そんな気持ちから、

「ごめんね、今から向こうで歌うんだよ。」

英語でそう伝えたけれど、おっちゃんたちは英語なんて理解出来ない様子。

「いいからいいから!座って座って!」

と笑顔を見せて呼びかける。

その熱意に押されるように、席についてしまう。

ここで歌ったら、本番で声が持たないんじゃないか?

もうストリートは人が多くなってるんじゃないか?先に他のバスカーに場所を取られたら…

こんなところで歌ってどうなる?お金にもならないのに。

もんもんとそんな事を考えてしまう。

適当に一曲歌って、さっさと行こう。

そんな風に思いながら、カントリーロードを歌いだすんだけれど。

リズムを刻んで目を閉じて聴いてくれるじいちゃん。

陽気に一緒に歌ってくれるヒゲのおじさん。

あったかい目で見つめながら体を揺らしてくれるおばちゃん。

歌い終える頃には、あたりを歩いていた近所のじいちゃんや、やんちゃそうなヨークシャーテリアを散歩させてたばあちゃんも、

「あら、今日はミュージックをやってるのかい!」

なんて集まってくれてる。

ジャッ!とギターの音を切ると、パチパチ!とみんな拍手をくれた。

あれ。なんかすごくいい空気だぞ。

なんでもない路地端の小さなバー。

港町に流れるポルトガルののんびりとした雰囲気。

音楽がなかったら、言葉も交わす事はなかった、そこに住む生身の人たちの生活の温度。

そんなあれこれに触れて、ハッとさせられる。

おれ、なんのために旅してたんだ?

なんだか、ヨーロッパに入ってから、ずっと焦っていた。

稼がなきゃ!生活のために、歌わなきゃ!

なんて。

それはおれがあり続ける限りいつまでもつきまとう影のように、どこまでもじとりと付いて回っていた。

いつしか、稼ぐために旅をしているような、そんな気持ちを抱いていたのかな。

稼げる場所はいい街、ダメならダメ。

という具合に。

でも、違った。

イタリアに入国する前、イスラエルで、ヨーロッパの旅の目標を掲げた。

「音楽で、ヨーロッパの人たちの、ありふれた日常に触れたい」

って。

おれはこういう、そこに住む人たちの、なんでもない空間に触れるために、旅をしてるんだ。

この一瞬に出会うために、歌って稼いでたんだよな。

なんだか、当たり前のようで、いつしか忘れかけてた、自分の旅の目的を取り戻させてくれた。

ごとんとビール瓶が目の前に置かれる。

「このおじいさんからだよ!」

と店主が説明してくれる。

奥のじいちゃんがにこりと笑う。



それから、開き直ったように古めの歌を何曲か歌って、ギターが弾けるというおっちゃんに地元の歌なんかも歌ってもらった。

まさしく、地中海の港町の気取らないバーでかかってそうなイメージにぴったりの、哀愁溢れるタンゴのリズム。

手拍子の拍が独特で、その土地で生まれ育った人たちだけがもつ感覚に触れられて、おもしろい。

暑さで、とてつもなく美味いビールを飲み干せば、次はわしが!というようにおっちゃん達が順番にビールを頼んでくれる。

港町だからだろうか?みんな外国人にオープンで、英語は通じないけれど、いろんなことを身振り手振りで伝えてくれる。

そんな一つ一つが、おれの旅を、彩っていくような気がした。

ついには日が暮れてしまい、みんなと、ありがとうと握手をして店を出た。

空を見上げると、薄雲が赤く染まっていて綺麗で、素敵な1日のハイライトにちょうどよかった。

音楽で、世界をまわるということ。

おれにとっては、今日みたいな1日にたくさん出会うための旅なんだ。

もちろん旅を続けるために、お金も大切だけれど、今日みたいな瞬間を逃してしまうほど盲目になってはいけないな、と改めて思うのだ。

鼻息荒くオーストラリアを飛び出した時の事なんか、ちょっと思い出しながら、歩くんだ。

そんなところです。

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