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ポルトガル入国と飛び込むオヤジの水しぶきの話

2019年8月1日

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今日の旅の一曲!the pillowsの “Ride on shooting star “!
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………………..

ぽぉぉぉぉ。

呑気なエンジン音を鳴らしながら、ぼろっちい小さなフェリーは、スペイン側の港を出発する!

スペイン最後の港町、アヤモンテについに昨日やってきたおれ。

昨日惨敗したものの、今日の朝も路上で少しばかり歌い、30分で6ユーロほど稼ぐ。

地元のおばあちゃん達の笑顔も見られた。

うむ、アンダルシア!もう思い残すことはない!さらばまた会う日まで!!と、対岸ポルトガルへの渡し船へ飛び乗ったのだある!!!!

料金はたったの1.80ユーロ、200円!

ユーロ圏内の両国には、国境はあってないようなもので、出国審査もなにもなく、船に乗り込む。

波に揺られながら、おれは感傷に浸っていた!

おおあ…ついにおれはやり遂げたのだ!!
スペインはセビージャから、思い立って始めた、この企画、

“ポルトガルまで歩くぜ2016 ~150キロ歩いたぐらいさ!いや、全然たいしたことないよ。え?話聞きたい?じゃ今夜おれのテントくる?~ツアー!!!”

サブタイトルが長くて不快感しか与えないことでお茶の間の話題をかっさらったこの旅も、ついに!!ついに終わりを迎えようとしている!!!

うぉぉぉ、思えばたくさんの困難や、出会いと別れ(主にアリやカタツムリなどの小動物との)があった!!

足を痛めて、八つ当たりに食べ終えたみかんの皮の汁をアリの行列にかけて嫌がらせしたこともあった…!南の都市フェルバでは、蚊達との壮絶なバトルもあった…!そうそう、アンダルシアのひまわり畑のあの突き刺すほどのイエローは一生忘れ…

船のアナウンス「ポルトガル!!ポルトガル!!」

はや!!!!!

おれがこれから儚くも美しかったこの一週間の青春の旅路をFC2ブログ300ページ分に渡って回想し、回線をパンクさせようかというところ、それを阻止するがごとくほんの5分そこらで、船はポルトガルに到着した!!

パスポートチェックも何もなく、桟橋を渡れば……!!!

おおお!!!



これがポルトガル!!!!!

ひ、ひやぁぁ!!!24カ国目…か?23?まぁええわ!入国じゃぁぁ!!!!

…とブログ用に一応驚いてはしゃいでみたものの、先ほどまでのスペインの景色と正味全く違いなどない。

ここも白壁の街が強烈な太陽光を跳ね返して、乾いた風が吹く。

あぁ、そうか。そうだよな。もともとここに住んでた人たちがいて、それぞれに文化を持ってて、後で国境なんてものが勝手に引かれただけだもんな。

島国の日本では感じられなかっただろう、国と暮らしのあり方についてなんて、考えさせられる。

白壁の家々を通り過ぎると、急に歩行者専用の、お土産屋や服屋がたくさん入ったショップ街の続くメインストリートが現れる!

ポツポツ人も歩いてて、でもオフィス街があるわけじゃなく、民家もない。

む!悪くないな!!!あの銀行の前なんて入るんじゃないか!?

街の景観どうこうではなく、すぐに路上スポットを探してしまう…完全に職業病である…

まぁとりあえず、どっちにしろ時刻は灼熱の午後1時。強烈で突き刺すような太陽光が降り注いでて、歌えたもんじゃない。おれは街の雰囲気を感じられるようにゆっくりと歩き、街の外れの小さな港の前までやってきた。

爽やかな潮風が吹いて、漁村なんだろうか?時々網を持ったにいちゃんや、釣竿を握ったじいさんなんかがポツポツと歩いてる。

木の影にギターを取り出して、テロテロと弾いてみた。

波がギターの音に絡んで、素敵な伴奏を一緒に演奏してくれる。

気持ちよくなって、周りの目も気にせずなめらかな歌声で歌ってみる。

午後の穏やかな雰囲気がくすぐったい気分にさせて、目を閉じてひとり浸りきってみる。

「聴いて行っていいかい?」

ふと目を開けると、サングラスにピチピチウェアの、よくいる自転車旅系の格好のおにいさんが、おれの脇に自転車を止めてた。

スペイン北部からずっとキャンピングカーで旅してきているという彼。

気に入った場所を見つけては、こうして自転車で散策するんだという。

日本語の曲を聴きたいと言ってくれて、アンディモリやアドリブのワルツなんかで歌ってみる。

目を閉じて、深呼吸しながらじっくり聴いてくれて、おれもすごく心地よくなる。

彼もギターを弾くようで、しばらくお互いに好きな曲など弾きながら、まったり過ごす。

「素敵だね!今夜泊まるとこはある?おれのキャンピングカーで寝てってもいいよ?」

「おお、ありがとう、でも、今夜どこにいるかわからないし、テント持ってるから大丈夫さ!」

「そうか。素敵な時間をありがとう!」

彼は、そう言って放り投げてたおれのギターバッグの隙間に何か差し込んで、爽やかな笑顔でまた自転車に乗って、去っていった。

彼の背中を見送って、バッグを見てみると、なんと5ユーロ札が。

す、素敵!

感動していると、次は地元のにいちゃんがやってくる。

この辺りに住んでる人たちなんかな、おれがさっきチャリのにいちゃんに歌ってた、聴きなれない日本語のうたを遠くから聴いてたんだろうか。

興味津々といった感じで、一人のにいちゃんがやってきて、封を切ったように次々と団地の方から人がやってくる。

「プレイプレイ!」

アップテンポな曲なんか歌ってみると、若者はちょっと照れながらもダンスしてみたり、おじちゃんは家から孫娘を連れてきて、わざわざ見せようとしてくれる。

その女の子が可愛すぎておれデレデレになる。

「見てみろ!ロリコンキモオタのお兄さんがギターを弾いてるぞ!」

「ほんとだぁ通報しなきゃ!!楽しいねっ!きゃっきゃ!」

おれの弾くカントリーロードなんかで、きゃっきゃとはしゃいでは踊ってくれる。

「お嬢ちゃんも弾いてみるかい!?楽しいぞ!よし、おにいさんが優しく丁寧に教えてあげるよ!」

「いいの!?やったぁぁ!あ、でも気安く触れて来ないでね!」

「この指をこうして…この指はここで…よし、鳴らしてごらん!」

ジャラァーン!!

「うわぁすごぉい!すごく自然に指に触れてきてるっ!お巡りさんロリコンでーすっ!!」

おじいちゃんも孫娘にデレデレで、おれが不純な気持ちなど一切なく撮った彼女の写真を入念にチェックして、

「うーん、目が半目になっちゃってる!もう一回!」

なんてやり直しが入る。

途中、他の子供達もやって来て、みんなで騒がしくダンスを踊ったりして、それを大人達はタバコをふかしながら、優しい目で見てる。

なんだか、地域の人達の抱擁感というか、一つの大きな家族のような一体感があって素敵だ。

そんなで、みんなでなんでもない午後の灼熱の時間を、のんびり音楽を共有しながら過ごした。

ほとんど英語は通じないんだけれど、胸に手を当てて、感動したよ!みたいな仕草で彼らも、一ユーロとか、コインをバックにそっと入れてくれるんだ。

いいよいいよ!ただおれは好きで歌ってるだけなんだから!

なんてジェスチャーで言うんだけれど、

いいんだいいんだ!俺たちはもうアミーゴだから、君を助けたいのさ!

なんてポルトガル語とジェスチャーで伝えてくれる。

返すのも無礼な気がして、オブリガード、と言って受け取った。

「困ってることはない?アグア?アグア?」

おれの空のペットボトルを指差して尋ねてくる。

アグアはウォーターの意味。水なくなってるけど、ついでいくか?と聞いてくれてるんだ。

あぁ、確かに欲しいかも!と思って、

「カム!」

と言われるままに、すぐそこの、彼らが住んでいるらしい共同団地に案内される。

共同団地、といっても、日本のマンションみたいな立派なやつじゃなくて、ボロボロに崩れ切った石塀の中に、エチオピアやスーダンでよく見たような、平屋の石造りのの小さな住宅が続いてるような簡素なもの。

ポルトガルはEUの中ではかなり経済的に発展途上国にあたるとは聞いてたけど、ほんとにヨーロッパとは思えない粗末な生活スタイルに、ちょっとカルチャーショック。

でも、この、いい意味でプライバシーもなんもないラフな生活スタイルが、助け合いや地域の一体感を生むんだろうな。

軽蔑とかじゃなく、こんな生活スタイルで暮らす人達が、一ユーロも投げて入れてくれたということに、後々になって深くありがたく感じた。

敷地の真ん中に、共同の水汲み場みたいなのがあった。

ポルトガルも水道水は飲めると聞いてたので、そこから水をつがせてもらった。

「オブリガード!!」

と笑うと、にいちゃん達は照れたような、誇らしいような笑顔で返してくれた。

旅人に対して何かしてあげたい、せっかく自分たちの街に来てくれたのだから助けてあげたい、なんて思ってくれてたんだろう。

ポルトガル、その飾らないやさしさと、真の心の豊かさに触れて、もうすでに好きになる。

にいちゃん達と別れて、ギターを片付けて港沿いを歩いた。

トボン!!と音がする。

ビーチでもなんでもない堤防から、海パンのおじいちゃんが飛び込んだ。

日々の日課の水浴びだろうか。顔をゴシゴシ!と洗って、そのでっぷり出た腹を浮かしながら、ゆっくりと背泳ぎをはじめた。

向こうではおしゃれなハットをかぶったおじいさんが釣竿の前にたたずんで、ぼんやりタバコをふかしてる。

突き刺すほどにまっすぐな太陽を全身に浴びながら、ただ釣り糸が張るのを待っている。

堤防の端でルアーを投げていたにいさんは、片手に大きなスズキを、クーラーボックスにも入れず豪快に鷲掴みして、満足げに歩いていく。

なんでもないポルトガル、港町の午後、その等身大の時間軸に触れる。

海に暮らす人たちの、素朴な、しかしとても心豊かな優雅な時間感覚が、なんだかおれには新鮮に感じた。

午後6時を過ぎてようやく日差しが少しはましになってきて、昼間見たメインストリートまで行った!

営業を終えた銀行の前で歌ってみる!

さっき、のんびりとしたこの街の空気をたっぷりと吸い込んだせいか。なんだか心おおらかに歌えた!

ここもすごく小さな街なので、あまり長々と歌うことはできず、空気を読んで1時間くらいでやめたけれど、10ユーロ近く入っていた。

ありがたい!!!二日分の生活費だ!!

街から5キロほど歩いて、日が暮れる頃たどり着いた、誰もいない海沿いの松の木の林にテントを張る。

海は見えなかったけれど、砂は海の砂浜のように柔らかく、いいクッションなった。

ついに到着したポルトガル。

ここまで歩き続けてた一週間を思い返してみても、なんだか長かったようであっというま、すごくあっけなくたどり着いた気がしてる。

道が繋がってる以上、案外どこにだっていけるし、不可能に見えてたこの世の大概のことは、案外、不可能だと思い込んでるだけでやりゃ何でもないことなんだろうな。

昔の偉い哲学者か誰かの、

“やると決めた時点で、君は50パーセントそれをもうやり終えてる”

みたいな言葉があったのを思い出した。

この感覚、大切に持って帰らなきゃな。

とにかくポルトガル、入国すぐからすごくいい空気感を感じられて、いい滞在になりそう。

よろしくだぜ!!!

そんなところです。

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