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キモオタニートの語る「ハローサマー、グッドバイ」の話

2019年8月1日

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今日の旅の一曲!ゆらゆら帝国の “ズックにロック”!
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昨日、大西洋の見渡せるひたすらの海岸線のど真ん中で優雅に野宿したおれ。

朝、砂浜を照りつける強烈な朝日に、テントの中は蒸し風呂状態であった。

シート越しの砂浜の柔らかな感触も手伝ってか、アイドル満員電車に紛れ込んでしまって、

いや!うれしい!胸が!胸が当たってる!き、きゃぁぁ!!で、でもちょっと暑い!ち、ちょっと暑くて僕ちゃん頭がクラクラしてきちゃったよ!!!え!?なんで!!?よく見たら周りの女の子全然アイドルじゃない…というかエアロビに勤しむおばちゃんたちやん!!え!いや!!出して!!出してくださいいいい!!!!!

というようわからん夢とともに目覚めたおれ。

慌ててテントを飛び出し、片付けをして国道まで歩いた!


地図を眺めると、ここからスペイン国境はたった30キロほどしか離れてないようだ!

おれは今日さっさとスペインまで行ってヴィーゴという名前の、そこそこの都市まで行ってしまいたいなぁ!なんて思った。

とりあえず国境沿いの町、カミーニャをボードに書き込み、ヒッチハイク開始!!!

30分後、一台の車が止まってくれた!

これからカミーニャのビーチに行くというにいちゃん!

陽気な音楽とともに車は海岸線をかける!!

かなりのビーチ好き(というかビーチでナンパ大好き)なにいちゃんだって、道中いちいち

「ここのビーチは南米のセクシーな女の子が多いぜ!!」

「ここのあたりは高級別荘地だからね!このビーチの女の子は高くつくぜ…気をつけろ!」

などなど、ナンパ経験ゼロの海藻系男子のおれにはまったく用のない情報をたくさんくれた!

30分くらい走って、到着!!!

「ありがとう!良いホリディを!」

「ウェルカムさ!ステイクール!」

きらり!と笑って、去っていった!

海の男って感じでワイルドなめっちゃ良い人だった!ありがとう!!!

カミーニャに到着したものの、どうやらここからスペインへの橋はなくて、船に乗らないといけないよう。

まぁ1ユーロぐらい、五分そこらの渡し船なんだけれど、ふと思う。

うむむ、これに乗ってしまうと、もうポルトガルとはおさらばになるんだな…

そんなことが頭をよぎる。

たくさんの明るく、オープンマインドで、親切な人たちとの出会い、熱狂したサッカー、田舎くさい街並み…

いやぁポルトガル、ほんと好きな国になったなぁ。

…うーぬ、あと一泊くらいしていくか。

シェンゲン協定もあるので、時間に縛りのある滞在である。そうのんびりもしてはいられないんだけれど、なんとなくもう少しだけ、このポルトガルの優しい時間の中に浸っていたくなって、ぶらぶら街を歩いた。

小さな港町だ。


地元の人達が集まって、小さなフリーマーケットなんかやってた。

そんなのを眺めながら、カフェに入る。

ケータイ充電させてもらえませんか!?なんて言うと、「もちろんいいわよ!」とおばちゃんが笑顔でコンセントを使わせてくれる。

優しいなぁ。

カフェで、ポルトで買ってた絵葉書にメッセージを書いた。

ばあちゃん達、そして両親宛に。

素直に”いつもありがとう!”なんて恥ずかしくて言えんので、”なんやかんやどうもー”なんてちょけて書いてしまうおれだ。

まぁ言いたいことは伝わるだろう、なんて勝手に確信してみる。

そのあと、海沿いの遊歩道のベンチに座って、ケータイで日記を書いたりぼんやりと魚が跳ねるのを眺めたりする。

ケータイで本を読んでいると、隣の木陰におばちゃん二人とおじいちゃんが集まって、井戸端会議が始まる。

そのおばちゃんズの声が馬鹿でかくて、最初は、やかましなー!とか思うんだけれど、聞いてるうちにだんだんと懐かしい気分になってくる。

言葉こそ違えど、香川の地元の、田んぼのあぜ道で近所のばあちゃん達が話してるのと、話す雰囲気や口調がそっくりなのだ。

おばちゃん「ちょっとあんた聞いたんな!?吉田さんところから回ってきた回覧板!集会所の掃除当番変更になるそうやないんな!えぇーもうほんまに困るわぁウチや旦那が体壊しとってからに私やて関節が痛とぅてかなわんていうのに…」

おばちゃん2「ほんまじゃわなぁ!ウチやって稲刈りの人もおらんのにそんな掃除や行っとられんわぁ!そんな時に見てみな!ガモウさんとこの息子さん!こんな忙し時にポルトガルや行って遊んどるそうやで!?ほんまにどないしよか思うわぁ神社の草刈りやって顔出さんでからにこの前やって…」

じいちゃん「まぁまぁ、若いうちはやりたい事やるんはええこと…

おばちゃん「それよりあんた!知っとんな!?今度新しく来た田村病院の先生!私昨日関節の薬もらいに行ったんやけどなぁあれは男前やで!前の中年の先生よりなんぼかあれじゃわな!えぇ!?」

おばちゃん2「みたみた!みたでぇ!私も腰いわしてあれやがな!あの薬もらいに行ったけれどほんまによう見てくれて感心したわぁ!若いのにしっかりしとるでぇなぁ!あんたそれに比べて見てみな!ガモウさんとこの息子さんや27歳にもなって仕事もせんとからに海外やほっつき歩いとるそうやがな!?ほんまにどないしよか思うわな!」

おじいちゃん「そうかそうか、でもそう言いますな彼やって…

おばちゃん「あぁぁ!!!!そや!!!今日はあれやがな!スーパー行かないかんで!!マルナカの卵!!今日安いんで!?知っとんな!?12時からのタイムセールや言うとったわ!あんた朝のチラシに入っとったがな!見たんな!?」

おばちゃん2「みたでみたでぇぇ!!わたしも行かないかん思とったんじゃわな!!マルナカはえぇねぇ!安いし助かるわぁ!それに比べて見てみな!こないだ綾川に出来たあの、何ゆうんかな!あれやがな!イ…イアンモーゆうんかな!?あんなんほんまに大きいだけでどこに何があるんかひとっちゃ分からせんがな!こないだ孫が行きたい言うて連れて行ったけどほんまにあんた!あれやがな!」

おじいちゃん「田中さんそれはたぶんイオンモール…

おばちゃん「あぁこうはしてられんで!!もう11時になるわ!!田中さん行こ行こ!!!」

おばちゃん2「行こか!!ぁぁ!腰が!腰が痛いわぁ!あんたガモウさんとこの息子さん、クルマも家に置いてぷらぷらしてからに、いらんのやったら貸してもらいたいぐらいやわなぁ!?まぁ私免許持ってないけど!!

二人「アーーーーッハッハッ!!!!!!」

…大笑いで嵐のように去っていくおばちゃんズ。

ポツリ取り残されるおじいちゃん。

なんか、田舎のおばちゃんの井戸端会議は世界共通なんやなぁと思った…!

昔は、

大声であれやこれや言うてはしたないなぁ…

何て思っていたけれど、あぁやって言いたいこと大声で言い合える空気感は都会にはないし、まずそんな濃い近所付き合いなんてない気がする。

今思えばあれも暖かい人間模様の一つやったんかなぁ。

まぁそんな風情を感じながら、この日はだらだらと本をひたすら読んで過ごした。

“ハローサマー、グッドバイ”っていう本。

タイトルだけ見たら、可愛い女子高生がたくさん出てきて、モテないキモオタ主人公がなぜかその夏は彼女らに大人気で翻弄されるラノベ発学園ラブストーリー的なイメージがしそうだけれど、断じて違うんだ。

まったく、僕のような上品で高貴な読書家が、そんな下世話な内容の薄い本を読むはずがないよね。

これは1970年代にイギリスのマイケルコーニィという人に書かれたSF小説、近代文学の名著なのである!

決して買った後で、

(えぇーこれSF小説やん!「授業に遅れるー!」って廊下走ってて可愛い女の子と出会い頭にぶつかって、倒れた拍子に胸もんじゃったりしちゃうやつじゃねーのかよ!うわーショック。読むのやめよ。)

何て思ったりなどしていない!

そんなで、買った後に謎のブレイク期間を設けたおれは、最近また読むものがなくなったので渋々読み出していたのだが…

最初は古めの海外小説にありがちな複雑な言い回しや表現方法に、頭の中がベイトリールで軽めのワームを投げた一投目のバックラッシュ状態(釣り好きにしかわからないあるある)であったが、読み進めていくほどに、やばい!!やばいほどのめり込んでしまった!!

とにかく!!出てくる女の子がもう!!かわいい!!かわいすぎる!!!

ブラウンアイズっていう、控えめの女の子と主人公が恋をするんだけれど、女の子の微妙な心情とか、行動とか、それに振り回される主人公の男の子のキモオタあるあるな心情とかに、きやぁぁぁぁ!!って思わされるのだ。

特にお気に入りのシーンがある。

主人公とブラウンアイズが初めて、部屋にふたりだけで、向かい合って話をしてるシーン。

首にかけたネックレスの話をしていたブラウンアイズが、ネックレスを整えるためにさりげなく胸をなでおろすの。

それで強調された胸の膨らみに、主人公は釘付けになってしまうの。

んで、言葉が詰まって、不自然な沈黙が生まれるの。

…繊細!!

もうおれ、読んでて口から大腸飛び出しそうなほどドキドキしたもん!!

うそやん!そんなんめっちゃあるあるやん!!キモオタあるある!!感情移入しまくりやん!!!!

キヤァァ好き!!好きです!!

あぁ、ブラウンアイズと結婚したい…

すごいよな。おれ、よく小説読んでて、登場してくる女の子をたいがい好きになるんやけど(みんなもそうよな?)、よくよく考えると、文章だけで恋心を抱かせるってすごいなぁ…

まだ、アニメに出てくる女の子がかわいい!とかテレビに出てる女優さんかわいい!とかなら分かるけど、

写真も絵も無ければ、声も聞いてない、というか実際存在すらしない女の子を、ここまで恋しく思わせる、その文章力、表現力…

いや。小説家ってすごいわ。

もしおれが小説家になったら、ほんま自分が主人公の恋愛小説書きまくって、それで一生ときめいて暮らすわ。

お金も地位も名誉もいらん。

もし完全にのめりこめるような素晴らしい小説の中で、自分がものすごい輝く人生を生きてたら、その仮想現実でも余裕で満足出来そう。

うん、たとえば…

20××年。度重なる戦争の末、女性国連総長ジョシコは決断するんよな。

「この世界に、男がいるから、戦争が無くならないんだわ。男を排除するのよ!この世界の平和のために!」

そして、全国各地に罠が仕掛けられる。

道端にエロ本が置いてあって。

のこのこと釣られてエロ本に群がる男達の上から、巨大なおりが落ちてきて、一網打尽で連れ去られていくの。

全国各地に仕掛けられたそれで、急激に人口を減らされていく男達。

それで、ついには男が世界にたった一人になってしまう。

そう、おれだ。

国連の男性捕獲集団に狙われるも、もちろんそんな乱暴な政策に反対する女性もいるわけで、一人の女性がおれをかくまってくれるのだ!

ちなみちゃんである。

身を隠すという名目のもと二人のドキドキ同棲生活が始まってしばらく経ったころ、でも追っ手にいよいよ場所を特定されそうになって、おれは決断するんだ!

「ちなみちゃん!君まで危険な目に合わせることはできない!おれは出て行くよ!」

「いいの!たとえ何が起ころうとも、あなたのそばにいるわ!」

瞳いっぱいに涙をため、おれの手を引き止めて見つめるちなみ。

「…すまない。」

決死の思いで絡みつく彼女の腕を解き、立ち去ろうとするおれ。

しかし!!!

「動くな!!!」

扉を開けると、数十人の武装した女兵士達がすでに待ち構えていて…!

おれは振り返って、涙をためた瞳でにっこりと、ちなみちゃんに微笑むんだ。

「素敵な夏をありがとう。来世で待ってるぜ。」

そして…

…はぁ!!!はぁぁあ!!!!!

そんな事をもくもくと妄想しながら飛び出した大腸を丁寧に畳んでしまい込んだおれは、とぼとぼと歩き出した。

海に流れ込む小さな川ぞいに、どこまでも続くような一面の湿地があって、そのすみ、乾いた部分にテントを張った。

自然そのままの湿地帯って感じで、ふさふさした優しい緑色の草が茂ってる。

ほんとに、ヨーロッパはこういう自然の残し方がうまい、というか、都市部を除いて、海辺や川やがほとんど舗装されず、そのままの姿で残されているのがいいなぁと思う。

まぁ日本は、雨も多いし津波もあるしで、災害の多い国だから仕方ないんだけど、やっぱりこういう、自然そのままの姿って美しいな、と思う。

うちの親が、結構そういう自然そのままの景観を守りたがる人だった。

おれが子供の頃、家の目の前の小川が、農業用水を確保しやすくするためにってコンクリ舗装されることが決まったんだ。

その川は、おれや弟がよくメダカとかカニとか獲って遊んでた川だって、舗装工事なんてしたら、生き物がみんないなくなる!って親が怒ってて。

んで、市の職員さんや土建屋さんが来ていろいろ工事の計画を立ててる時、どうか部分的にでも、自然のままの状態を残してくれないか!って訴えてて。

結局、うちの前だけ、自然の石を積みあげて川砂が敷かれただけの、昔ながらのスタイルで残してもらったんだ。

川魚や、カニも、隠れ場があるからそこだけ生き残ることが出来た。

まぁ子供の頃は、今までと変わらず魚が採れるだけで、特にありがたみを感じることも何にも思ってなかった気がするけれど。

いま思えば、田舎の周りの目もあったろうし、すごく労力も使うことだろうけど、やってくれてよかったなぁと思う。

その自然から、たくさんのことを学んだ気もするし。

そうやって自然と触れ合う場所を残してくれたことをありがたいと思うし、次に自分が親になった時、子ども達を大自然の中で思いっきり遊ばせたいなぁと思う。

午後8時の西日に照らされて、オレンジに光る草木が風に揺れる。

ゆるやかな、トロリと溶け出すような、この時間が好きだ。

買っておいたワインを飲んで、気持ちよくなってiPhoneの曲を聴きながら一緒に歌って、暗くなって眠る。

自然のど真ん中にいだかれて、虫の声を聞きながら、目を閉じる。

たまらなく心地いい時間なんだ。

そんなところです。

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