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【ヴェネツィア-クラーゲンフルト】ベニスを去る日と、チキンのバトンの話

2020年2月21日

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今日の旅の一曲!サンボマスターの “ロックンロールイズノットデッド”!
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昨日、4日ぶりの宿でプディングイエローの綺麗な体を取り戻し、十分な睡眠で気分も快調のおれ!

昨日ベニスを1日歩き回って、路上ライブもしたが、警察官に止められた。

絵画の世界に迷い込んだような、美しい街だったけれど、路上ができないなら長居はできん!

朝、7時に目覚め、荷物をまとめて、支度をする!!

次の行き先は!イタリアを離れて、オーストリアだ!

そう!オーケストラの街、ウィーンがあるところである!!

いやぁぁ洒落てる!!貴婦人おれ!!

やはりな、一端の歌うたいとしては、一応こういうところで本場は感じとかんとな!

社会人となって、敏腕ビジネスマンになったときに、高貴なカフェとかで言っちゃうもん!

「おや?このBGM、素敵なオーケストラだね。トランペットのオクターブの音階がバイオリンのハ長調の休止符と相まって、壮大なコントラバスをデクレッシェンドしてるね。マスター、これ、ショパンだよね?」

「おや、ご主人、お分りいただけますか?このBGMは娘のリコーダーの演奏会を収録したものなんですけど、上手でしょう?ご主人、オーケストラお好きなんですか?」

「いやぁ、昔、オーストリアのウィーンに少し滞在していてね。教養程度に、聴くようになっただけさ。マスター、ミロのおかわり。」

「かしこまりました。」

なんてー!!!!!なんて言っちゃったりしてぇぇぇ!!!!!

うむ、ヨーロッパ、本当にどこに行くにもなにかしら、シャれた肩書きのある国が多くて、なんだかテンション上がっちゃう!

ってか、そんな事をGoogleMAP見ながら、もくもくと妄想してたんですが、

あれ?

と思ったんです。

“ウィーン”って街が無いぞ?地図上に。

かわりに、”vienna”ヴィエナという町が首都になっている…

おかしいな、と思って調べると、おもしろい事に気付いた!

なんと、日本人は基本、英語読みで町の名前も言うくせに、”ウィーン”という地名、なぜかドイツ語の”ヴィン”から来てるらしい!

英語読みだと、ヴィエナ。

わけわかんねぇよ!

確かに、中国の北京のことも、国際社会上は”ベイジン”っていうけど、日本人はペキンって言うよな…

なぞ!

マジなぞやわ。

日本人の感覚で、ウィーンどこですか?とかって聞いても通じんのかな?

それどころか、土地の名前も知らないで旅するなんて!と、現地の人に対して失礼にあたるかもしれんしな…

やっぱり日本人の教科書に載っている事なんて世界のほんの一握りやな。

そこら辺、こうやって事前にその国の事に対して調べて、知識を深めてからオーストリアマジリスペクト!な気持ちで、旅をチェケするおれは、まぁ言うたら旅のお手本っていうか?歩く地球の歩き方っていうか?歩かない地球の歩き方ってむしろなにっていうか?

そんなで、いつものようにGoogleMAP上の適当なネームバリューだけで目的地を決めた、内容の無い男アジア選抜のおれは、

よっしゃぁぁぁ待ってろオーストリア!!カンガルーにコアラぁぁぁ!!!

と気合十分に宿を飛び出した!

うぎゃぁぁ、雨だ!!!

うむ、しかし雨のベニスも趣があってまたよろしい。

観光地としてのベニスは、小さな小島のような場所である。

国際線の電車やバスは、陸側の街中にある、メストーレ駅から出るようなので、おちんちん電車に乗って街まで。

……ベニスのおちんちん電車てもはや…

とか言いいかけて、また嫌われたくないので、のどちんこの先まででかかった下衆な言葉をごっくん少女し、到着した路面電車の駅からメストーレを目指して雨に濡れ濡れしながら歩いていた時の事。

「おや?それはギターかい?」

む?よぼよぼのおじいちゃんが話しかけてくる。

「そうだよ。おれは旅をしながらギターを弾いている、スナフキン系シンガーなのさ!」

「え?なんじゃ?ぞうきん系?そうか、旅をしているのか!次はどこへ向かうんだい?」

「今日、オーストリアへ行こうと思って、駅まで行ってるんだ!」

「おおそうか!君はまだ若いからね!旅をするのはいい事だ!」

おじいちゃんは、おれがギター弾きながら世界をまわってる、というとパッと明るい笑顔を見せて、話す。

「どこから来たんだい?」

「ジャパンだよ!」

「おおお、そうかい!日本人か!わしは今からスーパーでお昼ご飯のチキンを買いに行くんじゃ。君も食べるかい?」

「えっ!!チキン?じゅるり…そんな、突然出会ったばかりの…じゅるり、人にチキンをご馳走になるなんて…じゅるり…」

「気にするでない。ついて来なさい!」

そして、近くのスーパーで、ハーフのグリルチキンをおれに買ってくれるおじいちゃん。

いつもスーパーで「うわ~うまそー」とよだれを3リッターぐらいたらして見てたやつだ!

あ、ありがとう!

「グラッツェー!!!」と何度もいうと、おじいちゃんは孫を見るかのような優しい笑顔をくれた。

おじいちゃんの家までの道を歩きながら、少し話す。

なにやら、おじいちゃんも昔は世界をよく旅していたらしい。

その頃、中国を旅していて出会った日本人に良くしてもらって、日本人が好きになったそうだ。

「ミス・マツムラ…だったかな?彼女はその時、キョートの大学で働いていると言ってた。旅での出会いは良いものだ。色々思い出すよ。」

おじいちゃんは優しい瞳で、思い出を噛みしめるように笑った。

じいちゃんと握手をして別れて、軒先のベンチで、余ってたパンに挟んでチキンを食べた。

ヤベェェェ泣けるくらいうめぇぇぇえ!!!

こんな肉の塊を食べられるなんて、あぁ、イスラエルでゲイカップルにバーベキューご馳走になった時以来だよ!

感動だ!

感謝を噛みしめるように、味わって軟骨のかけらまで食べきった!

ほんとに感謝だわ。

おじいちゃんに、そして京都のマツムラさんに。

旅をしてると、たまに日本人ってだけで、優しくされたり、好意を持ってくれたりする事がある。

それは、これまで世界中を旅してきた人たちや、日本で外国人を迎え入れた人たちの優しさが巡り巡って、日本人であるだけのおれに回ってきたって事にすぎない。

このバトンに厚かましくしがみついて、いつまでも握っているわけにはいかない。

できる事からやっていこうと思う。

今、おれはお金はない。

でも、電車やバスで、率先して席を譲ろう。

ベビーカーが階段を登るのを、手伝ってあげよう。

横断歩道を渡るおばあちゃんの、手を取ってあげよう。

気付いても、旅行者だし、とか、言葉が通じなくて恥ずかしい、とか、そんな優柔不断がからまって動き出せない時もある。

でも、街の人たちの優しさに支えられて旅させてもらってるおれには、それを返す義務があるんだよな。

本当は、こんな事とうとうと自分に言い聞かせる前に、動き出せるような人でありたい。

こうやって、文章にして頭に残しておかないと、すぐ忘れてしまうようなマヌケなんだ。

出来ればなんの気取りもなく、未来のおれみたいなやつのために、残せるなにかを、この旅の中で作っていきたいものだ。

そんなで、ありがたくチキンをいただいたおれ!大満足で駅に向かう。

電車のチケットを買った!

29ユーロで、国境の町まで行けるんだが、そこからさらに20キロ先の、クラーゲンフルトといういかにもドイツ語っぽい町までも、同じ値段で買えるらしい。

ちょっとでも遠くまでいけたら得じゃねぇか!!という適当な理由で、その町までの片道チケットを!

出発は午前1時という、エロ深夜番組を見ようと親にそれとない顔をして夜更かしする高校生ぐらいしか起きていないであろう時間だ…

時刻は午後4時!


うーん…路上、してみるか…??

正味、美しく活気のある観光地だったベネチア島内にくらべて、この本土の方は、人通りも少なく、閑散とした感じである。

それに加えて今日は雨降り、おくびを垂れたような、けだるい雰囲気が町に漂ってる。

あんまり期待はせずとも、電車代を払ったことでいよいよお金がピンチなおれ。

今夜の夕食分くらい儲かればええかな、と、アーケード下のバス停前でギターを取り出す!

うむ、意外に、なかなか良かった!

アーケード内の壁に声が響いて、自分の中で、歌にうまく浸りきって歌えた気がする。

不思議なんだ。バスを待つお姉さんのそのクールな後ろ姿も、おれが心の底から歌に入り込むと、ハイヒールで自然とリズムをとってくれる。

さっきまで、ぶっきらぼうのクールな姿を見せていたのに、いいな、と思ってくれると、くるりと振り返ってちょっと恥ずかしそうに1ユーロを置いていってくれる!

ベニスだけかな?人々は凄くシャイで、遠くで関係ない素振りでそれとなく聴いてくれて、でもいいなと思ったらわざわざ近寄ってきて、コインを入れてくれるんだ。

嬉しい!

雨の降り止まない町。

アーケードで雨宿りする人、バスを待つ退屈な時間…

ねとりとした湿気のからむ、平日の夕方に、カラフルな傘をパッと広げるように、少しでも心華やかにできたのなら嬉しい!

人通りは少なかったんだけれど、たくさんのチップをいれてもらった!結果は32ユーロ、約4000円!!

ありがたい!!チケット代浮いた!!

最後に、稼いだお金で特大のマルガリータ、4ユーロを食って、イタリアは終了!!

うむ、イタリア、初めてのヨーロッパで、しかし個人的にはいい意味でもイメージを壊された感がある。

格差と貧困、移民問題について、この2週間のなかでもたくさん思うところがあった。

ヨーロッパのリアルを見られて嬉しい。

ギターを盗られた。

でも、盗られたぶん、得たものも大きい気がする。

何度だって立ち上がる強さを持つことができた。順調で楽しいだけの旅では見えてこなかった事だろう。

今思えばあれもこれも、すべて今のおれにつながってんだ。

無駄な事なんてないさ!

駅のホームで凍えながら電車を待った。

午前一時、予定通り電車がやって来る。

いくぜオーストリア!!!

そんなところです。

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