スポンサーリンク

【ボローニャ/イタリア】キモオタぼっちがイタリア女子大生のお家にお呼ばれするとこうなるという話

2020年2月21日

スポンサーリンク

今日の旅の一曲!The Collectersの “世界を止めて”!
↓↓↓

終了しました

↑↑↑
貪欲に上位狙うぜ!ブログランキングクリックよろしく!

………………..

明日、おれはボローニャを去る事にした。

なのでボローニャ最後の日も路上に出る!!

町を歩いていると、突然若いにいちゃん達が大声でなんか言いだしたかと思うと、ホコテンのど真ん中でもくもくと発煙筒を炊き出した!

うげげ!!なんだこれは!?

なんかのデモっぽかったけれど、もくもくと上がる煙の中で全く中の様子は分からず。

イタリア、なんかヨーロッパのわりにまじでいたるところで殺伐としてるんよな…

おれはスリルあって好きやけど、短期旅行でスイーツとファッション雑貨のOL旅行!みたいな感じで来たら確実に夢崩れる!笑

まぁ、イメージを崩すのが旅なのだとおれは思うから、そういう意味では面白い国。

イタリア、いろいろ深くて、好きだなぁ。

そんなで、昨日もやった、飲み屋街で、盛り上がってた通りのど真ん中!!!

緊張で心臓半分ぐらい飛び出しながら、ギターを置いて、歌ってみた!

たまに小雨がぱらついたりしてたけれど、近くでバスを待つ人たちや近くの商店の休憩中のおねぇさん、飲み屋へ向かう人たちがパタパタと立ち止まり、見ていってくれる!

うむ、おれは下手くそなので、いつもなら歌ってても犬や猫やヒョウモントカゲモドキぐらいしか立ち止まってくれ無いんだが、今日はみんなやけに見ていってくれて嬉しい!

おれの音楽のリズムに合わせて、おねぇさんがバレエのようなキレのあるダンスを披露してくれたり、おばちゃん達が満面の笑みで大きく拍手をくれたりする。

そんなで、いい感じだったんだけれど、小雨が強くなってきて、一時間くらいで撤収!

チップは31ユーロ、約4000円!ありがたい!!

路上終了後、周りに捨てられてたタバコの吸殻や酒のカップを拾って、ゴミ箱に捨てに行く。

大学時代、おれに路上ライブのいろはを教えてくれた軽音学部の大先輩がいて、

「おれたちは公共の場を使って歌わせてもらっとるけんな、せめてこれくらいはせないかんで」

と、いつも路上終わりにゴミ拾いをしてて、やべぇ超かっこいいっす!!とミーハーな気持ちでおれもやり始めたのだ。

それを、周りで缶ビールを飲んでたカップルが、え!こいつなにしてんの!?みたいな、地獄を見るような顔で見てくる…

おれが、このゴミを持って帰って何かに使うとでも思ったのか!?

うるせぇ!!これが日本人の心なんだ!そんな目で見るな!!!!泣いてやる!!泣いてやるぞ!!!

と、おれが涙袋を野球ボール大に膨らませて、今か今かと泣く準備をしていた時であった!

「こんにちわ!ちょっといいかしら?」

赤毛の、ちゃきちゃきな雰囲気の女の子が話しかけてきた!!

「あなたは旅をしているの?」

「あぁ。風に舞う木の葉のごとくさすらう旅の途中さ。砂のようになめらかに、時に海のように深い心でこの世界を感じている最中さ。」

「あら!自分に酔う態度が鼻に付くけれど、素敵だわ!!あの、ご飯もう食べたかしら!?」

「いや、食べてないです…あの…その…」

「よかったらうちで食べていかない??何か作るわよ!!」

えぇぇぇぇぇ!!!

超うれしい!!

あ…けど今日は明日の朝発つ準備があるし、もうパンとか買っちゃってるし…

とか!!とかまた自分よがりというか、突然のお誘いに自分のペースを崩されたく無いみたいな思いが出てくる!

ダメだダメだ!!!

こんなありがたい事って無いんだぞ!

イスラエルで決めたんだ!旅の出会いを大切にするってな!

と自分をしばきあげ、「もちろん!」と彼女に付いていった。

大学生だという彼女の名前はジーンと言った。

え!なんか名前からしてかわいい!自己紹介の時点でおれの妄想は宇宙生誕時のビッグバンを彷彿させるものであった。

ドキドキしながら到着した石造りの古いビルディング。

「この中のアパートなの!オーナーと私のお父さんが友達だから、シェアルーム月150ユーロ(2万円)なの。」

「わ!やすいね!オーストラリアじゃシェアルームでも月6万円してたよ!なら、シェアメイト達と一緒にご飯食べるの?」

「ううん!今日はシェアメイトたちはホームタウンに帰ってるから!ひとりきりなの!」

………………!!!!!!!

静かなるトキメキが、おれの胸の奥を渦巻く。

え!シェアメイトいないの!?

て!て!てことは僕ちゃんとジーンちゃんと…二人きり…!!

「到着よ!この部屋!」

豪快なドラミングを響かせる胸の奥を押さえつけながら、クールを装って部屋に入る!

分厚い年季の入った木製の扉を開けると、大きなテレビやソファが置かれたリビングに出た。

フローリングも年季入ってて、渋い。

「す、素敵なへやだねぇ!!」

「でしょ!?でも、今日は誰もいないからひとりでご飯食べるのもさみしいなぁなんて思ってたの!!パスタでいい?作るから待ってて!」

と、ソファに座らされる。

可愛らしい小物やアンティークな時計が飾られた部屋を見渡してみる。

おれはこれでもかとドギマギしていた。

え?なに?

なにこの夢のようなシチュエーション!!??

あっ!!

もしかしてこれ妄想!?いつものやつ!!?

くそが!!未来のおれが妄想してんだ!いつもややこしいんだよクソ野郎!!

おい!目を覚ませ!目を覚ませおれ!

しかし、ふと見つめた壁に掛けられた鏡には、ドブ川に捨てられたサルの人形のような男が写っている。

あっち(妄想)なら、生田斗真のはず…

……げ、現実だ!!!!!!

おれは震える手でみんなに助けを求めたい気分であった!!

“キモオタニートだけど今イタリア美女の部屋で二人きりなんだがなにか何か質問ある?”

“状況詳しく”

“町で歌ってたら声かけられた!とりあえず今彼女キッチンでパスタ作ってる!おれこんな経験ないからわかんねぇよ!!どうすりゃいいんだよ!!助けてくれおまいらうわぁぁん!!!”

“とりあえず後ろからぎゅっと抱き締めろ!”

えっ…!?

後ろから…

ヒェェェァァムリ!!!!!!!ぎゅっと!!???イヤァァァそんなの絶対!!!!
無理ですそんな!!

いつも、生田斗真が演じているおれの妄想日記をお読みの皆さまにはとてもイメージつかないかもしれないが、正味おれは女の子経験が多い方ではない!彼女でもない女の子の部屋に入るのなんて、これで3回目くらいなのだ(お母さんの化粧室含む)!!

突然さっき会ったばっかりの女の子にそんな!そんなハグだなんて!何かこう最初は近くの公園を散歩とかぐらいから始まって、10回目のデートで水族館行った帰りの電車で「じゃあまたね!」て先に降りてく彼女を衝動で追って一緒に降りちゃって、「やっぱり、まだもうちょっと君といたい!」とか言って、ぎゅっと初めて抱きしめて、少し背の低い彼女はおれの右肩に顔を埋めながら「もう…!」なんて照れながらちいさくつぶやく…!みたいな!!みたいな順序がないとそんな突然唐突に恋のルーレットが回りだしましてモォォァ!!!!!、!

と、興奮のキモオタ思考フル回転でとんでもない妄想ばかりを繰り返していたら、ついにパスタが完成した!

「わぁおぉ!!おぉ、お、おいしそう!!この緑色のソースはなにかしら!緑茶かしら!」

「これはペストっていうソースよ!この間実家に帰った時に、お母さんの手作りのソースを瓶に詰めて持たせてもらってたの!」

「そ、そうなんだ!よっしゃぁぁいただきます!」

「”イタダキマス”?なにそれ?」

「日本では食事の前に言うんだ!センキューフォーフード!みたいな感じだよ!わ!!これ!!うまっ!!美味しい!!めっちゃ美味しいわジーンちゃん!!!」

「よかった!パスタはイタリアの家庭の味が一番よ!あなたが見てきた世界のいろんな話を聞かせてくれない!?すごく興味があるわ!」

「え!?も、もちろんさ!!」

そう!彼女がこの薄汚れたニホンザルに声をかけてくれたのは、一人眠れない夜に腕枕をしてくれる生田斗真を探していたわけではもちろんなく、世界を路上ライブで旅するという事に対して単純に興味を持ってくれていたからのようだ。

話すと、彼女も大学を卒業後世界を旅したいらしく、今仲間と、キャンピングカーを買ってイタリアからユーラシア大陸を横断してタイを目指す旅を計画中なんだとか!

と、とんでもねぇ!

「す、すごい計画だね!!中東とか危ないんじゃないの!!?」

「あのエリアはロシアの方へ迂回する事になると思うわ!私たちのグループはとっても仲良しなの。仲間と一緒なら怖くないわ!」

彼女がケータイの写真をたくさん見せてくれる。

大学の友達と、芝生の上でこれでもかと笑ってたり、海ではしゃいでたり、サングラスをかけてトラックの荷台で風に吹かれた金髪がなびいてたり、日本のどこぞの服屋の広告写真に使われてそうな素敵な写真ばかり詰まっていた。

きっと、仲間と過ごす大学時代が楽しくて楽しくて仕方ないんだろうなぁ。

素敵だ。

学生時代の友達はほんとに、一生なんだ。

自分の学生時代も思い出してみる。

おれも、今も付き合ってる友達なんて多くはないが、その数少ない親友たちとの最後の卒業旅行の屋久島や、軽音楽部の卒業ライブで響いた最後のマーシャルの音なんか、忘れられない。

やってよかったなって事ばっかだ。

「素敵だよ!きっと、いざ旅をしようと思うといろいろと諦める理由が出てくると思う。でも、それでもやりたいなら、絶対にやった方がいいよ!どう過ごそうと時間は返ってこないし、自分の人生は自分で決められるから!」

「うん。その通りよね!今、イタリアは経済があまり良い状態じゃないの。だからみんな就職をするのに必死だわ。旅どころじゃないって焦らされる事もある。でも、今しかできない事は、どうしてもチャレンジしたいの!」

素敵な出会いを改めて実感し、興奮気味に鼻息荒く語り出したおれだが、彼女も熱を持ってそれを返してくれて、話してて面白い。

なにやら、イタリア経済はギリシャやスペインとならんでかなり落ち込んでいるらしい。

アフリカやインドからの移民が多く流れてきているイタリアだけれど、逆に元々いた白人達はドイツやイギリス、オーストラリアなんかに仕事を探して移住するのが、一種トレンドのようなんだとか。

日本も経済不振、就職難と言われてもう長いけれど、”よし、なら経済が良好な国に移住しよう!”とはならない。

そのワールドワイドな感覚が面白いなぁと思う。

彼女はアジアの文化、特にネパール、インド、タイに魅力を感じているらしく、おれが話すネパールの山岳地帯の人たちの暮らしや、インドのバラナシの話に興味津々だった。

「ハルキムラカミの”ノルウェイジャンフォレスト”を読んで日本人のスピリットにも興味を持つようになったわ!」

「あぁ、ノルウェーの森の事か!ごめん、おれ読んだ事ない…」

「えぇ!!日本で最も有名な小説じゃないの!信じられないわ!」

「ご、ごめんなさい…」

「あと、ハヤオミヤザキ!彼の映画を見て、日本人は自然に対してスピリチャルなものを見てるように感じたわ。」

「おおぉ!もののけ姫はおれのフェイバリットだよ!そうだね。日本人は宗教はあまり信じないんだけれど、森の木や、川や、大地のそれぞれに神様がいると信じてるんだ。だからむやみに自然破壊はできないし、食べ物も大切にするよ。」

「素敵だと思うわ。神様がたくさんいるという感覚はかなり難しいけれど。」

「うん、一神教の人から見たらクレイジーだろうけどね。ってかよくそんな本や映画の事、知ってるね。おれでも読んだ事ないのに」

「わたしは本を読んだりアートを感じたりするのが好きなのよ。ちょっと待って」

そう言って、彼女はカバンから一冊のボロボロのスケッチノートを取り出した。

ペラペラとページをめくる。

なにやら洒落たイラストからサイケな感じの絵、友達からのメッセージやら、いろいろなものがたくさん書かれている。

「ふふ!ちょっと恥ずかしいけど、これはわたしの子供の頃から使ってるとっても大切なノートなの。よく、友達と一緒に絵を描くの。まず、なにもしゃべらないってルールを決めて、お互いに一筆ずつ何か線を書いていくの。すると、それがだんだん何かの形になっていって、一人では思い浮かぶはずもなかった不思議な絵が描けるの!おもしろいわよ。」

「へぇぇ、君の友達もアーティスティックな感覚を持ってるんだね!確かに不思議な絵だ!」

「絵って、無意識に描いていくと、自分の内面を知ることができるわ。だから、わたしは落ち込んだ時や、自分の考えがまとまらない時なんか絵を描いたりするの。あとで見てみると、そこに自分の深層心理が表れてるのよ。」

目がたくさんあって、いい意味で気持ち悪い絵を見つけた。

「ははは!じゃあこれを書いた時なんか、かなり心が病んでた時じゃないの??」

「あはは!恥ずかしいわ!これはたしか友達とウィードをしながら描いた時かな!知ってる?オランダに行くとウィードは合法なのよ!」

おもしろい!

おれも昔、落ち込んだ時とかよく無意味にキモい絵とか描いてたな。誰にも見せられんようなやつ。

ジーンとは、人間のタイプというか、根本的な部分が似てる気がして、ずっと話してて飽きなかった。

そんなで、ずっと話してられるくらいだったけれど、時間を見るともう11時半。

「君は明日も朝から学校なんだよね!おれもそろそろ帰ることにするよ!」

「そう。出会えてよかったわ!あ!よかったらこのノートになにかメッセージを書いてくれない?」

世界のどこかでまた会おう!と書いて、ありがとう!と言ってロボットのようにぎこちなくハグして別れた。

すっかり静かになった夜の街をとことこ歩く。

不思議だ。会ったことも無い、普通にしてたら出会うはずもなかった人と、音楽で、繋がれる。

何て素敵なんだ。

郊外の、人気のない幹線道近くの森までやって来て、テントを広げて潜り込む。

野宿するなんて言ったら、泊まっていきなさいなんて言ってくれたかもしれんけど、なんかさすがにルームメイトの人にも悪いから宿をとってあるって言ったんだ。

うん。これくらいが丁度いいんだ。

大きな荷物を背負って歩いてきた汗がゆっくりとひいていく。

ものすごいスピードで飛ばす車の音だけが聞こえて、うとうとと眠くなってくる。

明日には電車で東の街、ベニスへ向かう!

ボローニャ、最後の日にも素敵な出会いをくれた。

いい街だった!

ありがとう!

そんなところです。

ランキング5位入賞を目指してブログランキングに参加しています。下のバナーをクリックして、女の子と出会うとすぐに妄想の中で彼女にしてしまうキモオタニートを吊るし上げよう!↓↓

終了しました

↑↑クリックが増えると、現実世界で女の子が目も合わせてくれなくなります。