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綺麗なだけの旅なんて楽しいか?とおれが長ったらしく自分語りする話

2019年8月1日

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今日の旅の一曲!向井秀徳の “自問自答”!
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終了

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………………..

最悪だ!!!

iPod無くした!!!!!!

びやぁぁぁぁぁぁぁあ!!!!!!

ついにイタリア、ローマに到着したおれ。

そうそうに、おれは発狂していた!

到着し、ゲストハウスにチェックイン後、カバンの中にいつもしまってある、iPodが!!iPodがないいいいいい!!!!

おれの好きな音楽が、詰め込まれた160ギガのやつ…データの入ったパソコンは日本なので、この旅中にもう聴くことが出来ない…

昨日、テルアビブの空港までを歩き、不毛な時間を過ごしたおれ。

早朝の便に乗り込み、約一カ月滞在したイスラエルに手を振った!

飛行機はほんの数分でアジアを抜け、エーゲ海を超える!!

……お、おおお!!

エーゲ海を越えるってワードだけでなんかおしゃれやな!

「え、もしもし?おれ、今エーゲ海越えてる。
うん、エーゲ海を越えてるよ。」

とか言いたくなる。

「….お客様!機内での通話はご遠慮ください!」

「ん?あぁ大丈夫大丈夫、エーゲ海を越えてるから!おれ今。ほら、やっぱエーゲ海だからさ!」

「お客様!困ります!電源をお切りください!」

「あ、ちょ、ちょっとやめ!今エーゲ海を越えてんだ!邪魔しないでくれっ!!」

「おい運行妨害だ!とりおさえろ!」

「は、はなせっ!!はなせよ!!とにかくちなみちゃん!いま!おれエーゲ海越えてるカラァァァォァ!!!!!」

……!!!

…っは!!!

目をさますと飛行機はもうすでにギリシャ上空、島々が点在する海上を飛んでいた!

空もすっかり明るくなっている。

なんだか、青い海に点々と島が浮かび上がっている風景が、地元の瀬戸内海の風景にそっくりで、寝ぼけ眼に、

あれ?ここどこだ?

ってなって、

あぁ、ヨーロッパだ!

と、なる。

不思議な、くすぐったい気分。

…あ!てかおれ機内食のがした!!

目をさますと隣のおばちゃんが、満足そうに食事を済ませたところだった!

えー!!久々にまともなものが食べられると思っとったのに!ショック!

そんなで、空腹で前の座席の親父のスキンヘッドがゆで卵に見えるおれは、よだれを垂らしたり塩をかけたりして、今にもかぶりつきそうというところでアテネの空港に到着した!

命拾いしたおやじに、「次の冬、セブンのおでんコーナーで会おうぜ…」とつぶやき、アテネ国際空港のロビーに出る!

そこから素早く、手慣れた仕草で乗り換え口を超え、ローマ行きの飛行機へ!!

スムーズな身のこなし、スマートな選択。
やはりノマド系玄人旅人は初めての空港でも戸惑いはない。

と自分に酔いながら、乾いた風を絡ませ待っていると、このゲートだとモスクワへ行くことに近々で気づいて、ヒヤァォ待ってくれぇぇぇと大慌ててで移動し、機内へ!

寝ちゃダメだ寝ちゃダメだ!と呪文のように唱えていたおかげで、機内食を無事ゲットでき、「さっきから怪しいアジア人がぶつぶつつぶやいてるわ…」と周りの乗客からひかれたおれは、

おお!!

ついにおれはイタリア半島の、ブーツの、かかと部分にいるぞ!!!!!

いやぁ!!お姉様!!かかとで!かかとでぐりぐりとわたくしめぉぉぉ!!

などと1人盛り上がっていると、アテネからほんの一時間程度でローマに到着!!!

入国ゲートをくぐれば!!!

俺氏、初のヨーロッパ進出!!!

そして、20カ国目!!!イタリア入国じゃぁぁぁぉぁ!!!!!

と、ひとしきり盛り上がって、市バスにのって、市内まで繰り出したおれ!!

のんきにピザなどたしなみ、

事前に予約しておいた”two dacks hotel”という宿にチェックインして、

うひょぉぉ快調!!!俺の旅快調!!超スマートだぜぇぇぇ!!

と調子に乗りながら、

さて、ちょっとiPodでも聴きながらおしゃれなローマの市街地を散歩でもしよか

…え?…あれ?

…おかしいな、確かこの辺に…

えっ…マジで?

↑今ここ

という感じである…

マジ泣ける…

音楽なんてケータイで取ればいいじゃん!とお思いかもしれんが、好きな音楽全部を手元に置いときたいおれには、全然足らん!容量が。お金めっちゃかかるし。

んで、聴きたい時に聴きたい音楽を聞けない、しかも素晴らしい景色の連続の、旅の最中に好きな音楽が流れないなんて、俺にとっては牛肉の入ってない牛丼、秘密道具を出さないドラえもん、女子アナがお休みで大塚さんだけでお送りするめざましテレビの様なものなのだ!

誠に無機質、地味毛量!

そんなで、ひどく落ち込みながら、

(落ち込んでて適当にリズムだけで”地味毛量”って使ってみたけど、どういう意味なんやろ?まぁええわ、どうせ誰も見てないやろ)

などと考えながら、相棒を無くした悲しみもバックにつめて、街へ飛び出す。

おお!

なんと!

あそれ!

ふっつーの雑居ビルの時点で、歴史建造物レベル!


このホテルが入っているビルも、エレベーターこんなんやからな!

あの、千と千尋の神隠しで、イモリの薫製出てくるシーンの、あのエレベーターレベル!
まじシンドラー社製とか比にならんぐらい怖いんですけど!

街を歩く!




ほんま、いたるところに世界史の教科書で出てきそうな遺産が、点々としている!

たくさんの裸の人間が集まって出来てる塔!
なんやったっけこれ?社会の教科書で見たことある!
知ってる人がいたらコメントください!

“マニアックな知識をひけらかしてくれてありがとう”

とコメント返します。

これはトレビの泉。

知識の泉として有名な遺跡。
だが近年、この建築様式が、日本で大昔に放送されていた”トレビアの泉”という番組を模倣して作られたのではないかと、ユネスコから指摘されている。

ってか人おりすぎな!

この泉、なかやまきんに君みたいな隆々の男達が水浴びをしとる彫刻が施されているんだが。

なにが嬉しくてみんな、男の裸を嬉々バシャバシャと写真に収めるのか気が知れんわ。

ミーハーな旅行者はこれだから困るね。

とか思いながら一人バシャバシャ写真を撮って満足したおれ。

うむ。遺跡巡りとかは正直あんまりおれは興味ないのだけど、街を歩いてその街の空気感や、そこに住む人々のリアルを感じるのが好きなのだ。

そこで思った。

素晴らしい遺産の写真ばっか上げてみたけど、実際に歩く街は、写真には残らない独特の空間がある。

なんか、ローマ、人々の雰囲気は、かなりダークな気がする…

みんな何か悩みを抱えたように寡黙な表情で歩くストリート。

白人社会で目が合えば、オーストラリアやイスラエルではニコリと表情で挨拶を交わすもんだったが、ここではサッと逸らされる。

イタリア人と聞いて思い浮かぶのは、日本のテレビの印象だけだと底抜けに明るくて、ピザ食ってて、ナンパばっかりの陽気なイメージがあるけど、歩くだけだと、ほんと正反対だわ。

そして、街には想像以上に物乞いや浮浪者が多くて、出稼ぎ労働者なのかな、店を持たないおもちゃ売り、セルフィ売りのインド系、アフリカ系の人達も観光客に執拗につきまとって必死に商売してる。

道端はゴミだらけだし、駅前で昼間から酒飲みがぶっ倒れてて、交通ルールもタバコも、マナーはヨーロッパとは思えない無規則さ。

な、なんか意外だ。こりゃまだエジプトとかの方が街も綺麗だぞ…?

“イタリア”、”ローマ”なんて言うと、おしゃれで洗練されてて、ローマの休日のような、明るい印象を持ってたけど。

やっぱり実際見てみないとわからんなぁ。

長期休暇で来るおしゃれOLさんや、短期の新婚旅行者だと、かなり幻滅するレベル…だと思うけど、

おれはこういう、リアルを感じられる事は大好きだ。

それがいい方向だろうと、その逆だろうと、イメージを外されれば外されるほど、旅は面白い。

気付いたのは、想像以上の移民国家だなぁということ。

首都ローマだからかもしれんが、街の中心、ターミニ駅のあたりに、中国人街とアフリカ系移民街があるようで、駅前を歩くと、ここは中国か!?エチオピアか!?とか思わされる。

オーストラリアのシドニーでもこんな感じだった。

これも、イメージとはかけ離れてて幻滅する人もいるかもしれんが、おれは、このいろんな民族がそれぞれのスタイルを持ちながらも街で混沌と混ざり合う感じ、好きだ。

シドニーで暮らしている時、日本人からよく聞いた話。

「この街、ほんと中国人ばっかり!旅行者も中国人ばかりでオーストラリアのイメージ壊れる!」

みたいな。

おれは、それは違うと思ってる。

彼らもおれらと同じで、出稼ぎで、ワーホリで、旅行者として、それぞれの人生を生きているだけだ。

“中国人”というくくりで、マナーが悪い!爆買い!とか揶揄するのは、ナンセンスな気がするし、彼らがいる事で街のイメージが!なんて、少し差別的じゃないか?

何人だからなんだ!とかじゃなくて、個人の人間性をみるべきだ。それでマナーが悪いなら、その個人を非難すべきだとおれは思う。

そして、今の現状こそがこの街の全てなのだから、ありのままを受け入れ、それを楽しんだ方がいい。

イメージを守るための旅なんて、家で旅行会社のPR動画でも見てりゃいい。

第一、今中国人が旅をしなくなったら、世界中の観光地みんな潰れるし、アジアの外で日本人が韓国人や中国人を批判するのも、「正味おれら同じ顔やん!」と笑ってしまう。

まぁ、おれが今まで出会った中国人や韓国人に嫌な奴がおらんから、こういう価値観で居られるだけかもしれんけどね。

うむ!!街も歩き回った!早速路上だ!!歌おう!とか思うんだけれど…

この時、すでに異変には気づいていた。

どういう事だ!?あんなに歩き回って、バスカーを一人も見ていない!

普通こういう大きな街だと、有名な観光地の周りやショッピングストリートにはたいがい音楽を奏でている人がいる。

しかし、どんなに人通りの多いベストスポットでも、誰一人やってない!!

嫌な予感を感じながら、入ったカフェで「busking roma」で調べてみたら、知恵袋的なので、イギリス人か誰かが、「外国人だけどローマでバスキングできますか?」と聞いてた。

解答を見ると、やっぱり…

“ここ最近、ローマではバスキングはストリクトに禁止されるようになってきました。パーミッションを取得した人がわずかな時間だけ演奏が許されますが、本当にわずかで、あなたのようなツーリストには発行は難しいでしょう。違反者には即座に1000ユーロの罰金が申し立てられます。悲しいことに今、ローマのストリートカルチャーは監禁され、音楽は埋没してしまっています。”

マジかよ…

いや、ほんまに誰一人、やってないからな。本気で12万円取られるんかな…それはシャレにならん…

超重い気持ちで街を歩く。

スプレーアートみたいなのをやってる人はたくさんいる。騒音が出ないから許されるんかな?

む!パントマイムのバスカーも出て…ん?

長年路上で歌い続け、この手のバスカーも何度もみてきたおれには分かる。これは人形だ!!!

こいつ!人形のパントマイムをした人間のパントマイムをする人形…あ、新しいじゃねぇか…!!

そんなで、結局ほんまのほんまに音楽をやってる奴が一人もいない状態で歩いていると、たどり着いた橋の上!

うむ、ナチュラルに考えて、騒音がなかったらいいんでしょ?橋の上なら誰の家もないし、問題ないでしょ?と自分の中でたくさん理屈をこねながら、恐る恐るギターを置いてみた!

うむ、ほとんど人通りはないし、たまに通り行く人もなんか反応ドライだ…

警察に見つからんかと怯えながら1時間ほど歌って、日が暮れて真っ暗になったのでやめた。

結果は3ユーロ、360円…

き、きちぃ…

iPodはなくすわ、路上は出来なさそうだわ…

ヨーロッパの旅の始まり、ローマでの初日は、まるで波乱の幕開けのようであった。

そんなところです。

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