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【ヴェネツィア/イタリア】誰にも見つけられない星になりたい話

2020年2月21日

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今日の旅の一曲!七尾旅人の “戦闘機”!
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………………..

え、ぇぇぇぇぇ!!!!

なに、ここ!!!!

か、かわいすぎるこの街!!!!

前回のブログで”ベニスベニス”と、まるで”走れメロス”の話を先生がするとへらへら笑いだす中学生のように低俗な笑みを浮かべて楽しんでいたおれ。

ついに今日はその世界遺産となっている水路の街を歩いたのだが!!

う、美しすぎる!!!!

築100年とか、それ以上とかのレンガ造りの建物は、それでも赤や黄色や緑色の可愛らしい色で塗られていて全く古臭さを感じさない!

ベランダにかけられた植木鉢の赤い花の奥、小さなガラス窓を開け放してリボンの少女が顔を出して、不思議そうな目でこっちを見てくる!

家々の間を縫うように無数の水路が張り巡らされていて、時々ボート乗りが手漕ぎの船に荷物や家族や、はたまた観光客を乗せて、石橋を頭を低くして潜りながらゆっくりと進む!

観光用のボートにはたまにオペラ歌手やアコーディオン弾きが乗っていて、路地の奥から美しい音楽が聞こえてきては流れていく。

なんて美しい街なんだろう…!!

おれ、正直この街は、THE 観光地!!って感じのイメージがあって、どうせ見せ物用に造り込まれた街なんだろうとか期待してなかったんだが、違った!!

街が生きている気がする!

ゆっくりと流れる水路のように、街にゆったりとした生活のリズムがあって、呼吸があるんだ!

おとぎ話の世界のような家々にも、おばあちゃんの代から暮らす人たちや移住してきた人たち、いろんな生活がある。

家と家の間に通されたロープに掛けられて、揺れる洗濯物の生活感がそれを教えてくれる。



石畳の細道を歩けば、地図なしには到底理解できない迷路に迷い込む!

迷子になっても、訳の分からんアートグッズや雑貨、変なマスクとか売られてて、歩くだけで面白い!


適当に店屋を冷やかし、「深夜特急厨乙www」などとアンチコメントを書かれながら(店屋を冷やかしたり使わないカメラをザックの底で遊ばせていたりするとそう言われるのだ)、やみくもに歩き続けると、魚を売る市場に出た!

でかいアンコウの頭やカジキがディスプレイされていて、まるで魚の博物館のようで迫力満点、たくさんの人で賑わっている。

そんな通りの端っこ、水上バスの駅前に開けた場所を発見!

ギターを置いてみた!

かなりたくさんの人通りの中、街の雰囲気に合うようなのんびりとしたリズムで、Bm7を響かせる。

素敵なメロディよ!と上品なハットをかぶったおばあちゃんが2ユーロを入れてくれた!

いけるぞ!

…と思ったんだけれど…

「ユー!ヒア!ノー!アイランド!ノー!」

ウギヤァァ二人組の警官登場!

なにやら、観光地であるこの島のエリア内はプレイ出来ないよ、みたいなことを言ってる。

えぇぇ、全部ですかぁぁぁ…

がっくりである。

小さい路地ばかりだから、弾き語りでちろちろ歌う分にはぴったりの雰囲気だったんだけれどなぁ…

二回目は罰金だから気をつけてね!と念を押され、ソーリー…とトボトボその場を去った。

30分くらいしかできんかったけれど、12ユーロ入ってた。イタリアの中ではかなりいいペースなんだけれどなぁ。

まぁ街のルールなら仕方ない。

水路沿いの階段に腰掛けて少し練習した後、せっかく宿もとってるし!と気持ちを切り替えて、街を歩いてみることにした。

ほんとに、一度歩いた道には二度と戻ってこれないというくらい入り組んだ路地!

グーグルマップなしにはイオンモール倉敷ぐらいでも迷子になって店内放送でお母さんを呼ばれるおれは、いちいちケータイを睨みつけながら徐々に島の奥へと進んでいくと、大きな教会?かなんかがあった。

その奥は海。おお、ここがベニスの端か。

ベンチに座って、ぼんやり海を眺める。

海沿いには洒落たレストランがずらりと並んでいて、それぞれが店先にテーブルクロスの敷かれた小さなテーブルが置かれている。

欧米人達は外で食事をするのが好きだ。

みんな外の席が空いているならそっちを選んで座ってる。

時刻は午後6時。

夕食を取るお店を探す人たちがたくさん歩いてる。

一つのレストランの前に、白い、気取らない程度のドレス姿の女の子が立ち止まる。

やばばかわいい!!と、おれの瞳は獲物を狙う鷹のように、はたまたバイブを取り出す時の加藤鷹のように、鋭くその姿を捉えた!

普段はメガネがないと帰国後の自らの未来も見えないおれであるが、かわいい女の子を発見すると1200広角レンズのオートフォーカスがルーカス・ポドルスキなのだ!

そんなで、彼女の柔らかなブラウンの巻き毛を潮風が揺らし、腕枕した時に、

「ん?なんか潮の香りがするよ!」

「さっき海歩いたから…ねぇ、それよりもう一度ぎゅと抱きしめて。」

「もう、しかたないなぁー!」

とか話す食事後など妄想していたが!

ちくしゃう!!!隣に男がいやがる!!

隣にこなれた着こなしのスーツ姿の、トマス・ミュラーみたいなイケメン男がいやがる!

どうやら2人はその店に決めたらしく、例にならって店先のテーブルに腰掛ける。

ミュラーが、彼女の羽織っていた薄いジャケットをそっと受け取って、優しくたたんで自分のカバンにしまってあげる。

テーブルクロスの上の一輪のバラの茎を摘んでくるくるさせながら、彼女はどうしようもなく幸せそうな笑顔を向ける。

かわいい。

けど、ウルトラファッキン当たり前だけどその笑顔はおれではなく目の前のトマス・ミュラーに向けられている。

はぁ。なんと幸せそうなのだ。

辺りを見渡すと、あたりのレストランのテーブルには上品なおじいさんおばあさん、学生のグループ、OL旅っぽいアジアンの女の子グループなどなど。

みんなそれぞれに好きな人たちと美味しそうな海鮮パスタやピザを囲んで、ワインのグラスを傾けている。

なんだよ。一人ぼっちなのはおれだけじゃないかよ。

どきりとしてしまう。

底知れぬ孤独感が、襲いかかってくる。

海を眺める。

大きな貨物船が、遠くの海を一隻だけ、ゆっくりゆっくりと進んでいた。

あんな風に、なにもない大海原に一人だけなら、その絶対的な存在感にさみしいなんて感じないだろうに。

なんて変なコトを考える。

たくさんの人たちの中で羨んだり、比べたりするから惨めなのかな。

それなら、おれは誰もいないところに行きたい。

曇り空の向こうの太陽は沈みかけているらしく、薄雲がほんのり赤くなっている。

夜がやってこようとしてる。

誰にも見つけられない星になれたら。

この雲の向こうの。

コーラの瓶は残されて一人だけで夏を気取ってる。

ちょっと冷えてきて、吸ってたタバコの火が消えたら、宿に戻ろう、と思った。

ドミに、気の合う奴でもいると、いいな。

暗くなった街を、ケータイの地図をいちいち確認しながら1時間近く歩いて、やっと宿まで帰ってきた!

日か暮れて街頭の灯されたベニスの街は、また格別に雰囲気があった。


ほとんど人も歩いてない通りはまるでシャーロック・ホームズの物語にでも出てきそうな、古ぼけた怪しい雰囲気があったし、水路に浮かぶように建つ家々が街頭に照らされてる様子なんか、エッシェンの絵のように不思議な世界観がある。

街を歩くだけでこんなにいろいろ感じさせてくれる場所もなかなかない。

ベニス、噂通り素敵な街だ。

路地の迷路に迷い込むように、暗い孤独に落ちていってしまうが、それもまた、ヨーロッパなんだろう。

宿では、短期旅行者の日本人の男の子が泊まってて、いろいろ話せてうれしい。

毎日こうして宿に泊まれたら、友達もたくさんできるだろうし、そんなに閉塞感を感じる事もないんだろうけどなぁ。

とにかく、路上できる場所を探さないかん。

明日には、移動かなぁ、なんて思った。

そんなところです。

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