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委員長とバオイリンガールの間で揺れる恋心の話

2019年8月1日

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今日の旅の一曲!ふくろうずの “優しい人”!
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終了

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………………..

この日は金曜日!!

ユダヤ教では、金曜の日没から土曜の日没までは、休息日として設けられていて、働いちゃいけないという決まりになってるらしい。

だから、日没を前に、商店から大型デパートに路面電車やバスまで、クローズするんだとか!

あぁ、だからイスラエル入った直後、両替屋がどこも閉まってたんやな…!!

おそろしい!みなさん、イスラエルにご旅行の際は金曜日と土曜日にはお気をつけください!

んで、そんなことは知らず街に出たおれ。

場所を転々と変えながら歌い続けて、だいぶ日が傾いてきた頃。

あら?金曜の夕方だというのになんかやけに店がはやく閉まっていくぞ?

と思ってたら、そういう事だったらしい!

午後四時を過ぎると、人通りが多くて一級ポイントだったトラム沿いのパン屋の前でも、店もほとんど閉まって、人通りがなくなっちゃったのでやめた。

結果は171シュケル、約5000円。

ありがたい!明日も暮らしていけるぜぇ!

帰り道、広場の前を通ると、バイオリン弾きの女の子がライブしてた!

む!おれこの子知ってる!

実は一昨日歌っている時、この彼女が立ち止まって見てくれて、2シュケル入れてくれたのを覚えているのだ!

別に彼女が小柄でかわいかったから覚えているとかいうふしだらな理由からでは断じてない!

その時もバイオリンの入った小さな楽器ケースを持っていたので、

(あ、バスカーさんなのかな?えっ!てかちょーかわいいやばい好き!)

と思って覚えていただけだ!

俺が足を止めると、彼女はちょっと顔を上げて、ウインクして微笑んでくれた。

(やばい、覚えていてくれてるっっっ!!!はぁ!!はぁっ!!)

テンションぶち上がりのおれは、そのまま聴いていくことにした。

おれと違って彼女は人気バスカーさんらしく、何人もの暇人達が隣のベンチに腰掛けて彼女の奏でる旋律に耳を傾けていた。(ちなみにおれも、みんなに聴いてもらおうとずうずうしくベンチの前で歌ったりするが、猫しか座らない。)

うむ!たしかに美しいバイオリンの音だ。

そして、表現力がすごい。

音に、体が持ってかれてるような、全身で音楽の世界を表現している。そしてかわいい。やばい好き。

そしておれは今日稼いだ分のコインケースから2シュケルを取り出し、おいしくなーれ!と愛をたくさん込めてハグし、キスし、ちょっと舐めたのちに、キモオタがかわいい女の子にプレゼント渡す時ってこんな感じなんやろな~って言うのを絵に描いたようなぎこちない足取りで彼女のチップケースに入れる。

終始うつむき気味であるが、チップを入れた後、勇気を持って彼女の顔を、顎は引いたままで上目遣いにちらりと見上げると、彼女も、

(ありがとう、キモオタぼっちさん!その2シュケル、とんでもなく気持ち悪いから後で捨てるね☆)

というような天使の表情でパチリとウインクをくれる!

おれは天にも昇る心地であった。まじアイドル。心臓破裂するかと思った。

あの時。目が合った瞬間。

たしかにおれと彼女の間には、二人だけの時間が流れたのよ。

そうか。

これを人は「とわ」って呼ぶんやな。「永遠」とかいて「とわ」と呼ぶやつや。秒針では計れない、無限の世界が、確かにそこにあったもん。

と、女の子と目が合えば大概の確率で恋に落ちるおれは、心臓ばくばくで口からたまに臓器を飛び出しながら、トボトボ帰った。

んで、宿に帰った後!

なにやら今夜、ユダヤ教徒の正統派の人たちがアゲアゲパーリナイするという情報を聞きつけたおれ。

一週間お疲れー!!と言う意味で、毎週金曜日、日がくれた頃に嘆きの壁の前に集合して、歌って踊ってどんちゃん騒ぎするらしい。

…うむ。嘆きの壁なのにどんちゃん騒ぎである。

「ここは嘆きの壁よ!?静かにしてください!まじめにちゃんと嘆いてよっ!」

と先生に言いつけに行った女子生徒会長系読者のみなさんも多いところだろうが、そう気負ってはいけない!

彼らは一週間のうち実に6日間も嘆きに嘆いているわけである。

いくら天下の嘆きの壁さんやと言いましても、そんなにストイックに嘆かれまくっていたらさすがに飽きてくるというか、こう、ドカンと楽しいことしたくなるんちゃうかな?

想像したら大変やもん。

言うたら数十人の野々村議員と、シェアルームで生活しとるような、そんな感じやわな。

さすがに気も萎える。

やから、たまにはいいんだよな。

みんなでワイワイやって、ストレス吹き飛ばすような、息抜きが必要なんだ!

「だから朝倉もさ、今日は委員長って肩書きなんて置いといてさ、盛り上がろうぜ!ほら、こいよ!」

「ちょ、ちょっとやめなさ・・

と委員長の手をちょっぴり強引に引いてパーリーに参加するおれ。

んで、DJの鳴らす甘いメロディと陽気なビートに、無邪気に踊り出す委員長に、

「なんだよ、あんなに怒ってたのに案外乗り気じゃん!」

「う、うるさいわね!あんたこそはしゃいじって、ばっかみたい!」

とか言いいながらも楽しそうな彼女の姿に、あれ、ちょっとかわいいとこあるな。

とか思って、

「一緒に踊ろうか。」

と彼女の手を取った瞬間!

人ごみの中から、見覚えのある顔がちらりと覗いた気がして振り返る!

き、今日のバイオリンガール・・!

あの時のように、優しい笑みで、言葉もなくニコリとウインクをくれる彼女・・

だけれど、今のその表情にはどこか、寂しさの影が落ちていて・・!!

「なに、なに止まってんの!?踊ろ、とか自分から誘っといて、ちゃんとしてよね!」

「えっ・・あ、あぁごめん!」

もう一度振り向くと、そこには彼女の姿はもうなくて・・

とかなったらどうしよおぉぉぉぉぉ!!!!!

チャラい!!!

チャラいよ僕ちゃぁぉん!!!!!

そんなで、まず委員長も存在しなければバイオリンガールがパーティにやって来てたところで照れて声などかけられるはずもないおれではあるが、来る日没に備え、四日ぶりに新しいパンツに履き替えて仮眠をとる事にした。

そして。

寝過ごした・・!

ひやぁぉちょっと、うたた寝のつもりが!

もう夜10時半じゃねぇかっっ!!!
ヤバい、ごめん朝倉、ごめんバイオリンガールー!!!

と急いで宿を出て、会場である”クラブ嘆き”へ向かってみたが、もの寂しくライトアップされた壁の周りには、パーティーを終えたのであろうほくほくとした表情の男たちが数人、家路へ歩を進めている以外に、人影はなく。

ポツリと取り残された俺をあざ笑うかのように、あたりでは小さなコウモリ達がハタハタと音を立てて空を舞っているだけであった。

なんか、行った人の話によると、太鼓隊を囲んでみんなでコーヒー飲んだり踊ったりして、健在なパーティだったらしい。

ううう…いいなぁ。おれ、酒飲んでギャーギャーに発狂するようなやつより、そういう学生委員会の先生同伴のパーティみたいな健全なやつのほうが好き…

仕方なくおれは夜の旧市街へと繰り出す。

ユダヤ教徒エリアは静まり返っているんだけれど、イスラム教徒街は、ここぞとばかりに遅くまで営業してる店も多くて、観光客など訪れてきてる。

イスラム教も金曜は休日になるんだけれど、ここではユダヤ教徒の隙間を縫うようにでもして、生きてかないかんのかもしれんなぁ。

地図上は、エルサレムも半分くらいパレスチナの領土となってるんだけれど、なんかようわからんがこの街を超え、10分くらい車で走った郊外に、パレスチナ自治区とイスラエルとを隔てるアパルトヘイトの壁があるらしい。

そこを越えると、本格的なパレスチナ人の土地に入るわけだ。

明日もう一日路上にでたら、貯めたお金をつかって、そのパレスチナにも繰り出す予定だ。

案外普通にバスで訪れる事ができるらしい。

何が待ってるっていうんだ!

この国のいろんな視点からの世界を、覗きに行ってやるんだ!

…バスで寝過ごして、キルギスタンあたりまで運ばれんように気をつけよ…

そんなところです。

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