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カイロ最後の路上ライブとダハブへ向かう話

2019年8月1日

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今日の旅の一曲!Radio head の “creep”!
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終了

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カイロを離れる日!!!

朝8時のバスに乗り込み、向かう先はイスラエルと接する中東への玄関口!
シナイ半島はダハブだ!!!

なにやらこのダハブ、出会う旅人みんなが楽園だ!とお勧めする美しいビーチと洒落た建物のバカンス地らしい。

おれも、インドのハンピで出会った旅人、ひろこさんにオススメされて以来、ずっと気になってたところ!

アフリカをひたすら北上してきて、やっとの思いでたどり着いたカイロの街を見たとき、その先進的で洗練された都会におれは

「うぉぉぉなんて綺麗で楽しい街なんだ!楽園だ!」

とテンション上がっていたのだが、そんなときにこのダハブからやって来た旅人さんに出会った。

彼は開口一番おれにこう言う。

「カイロ、めっちゃ汚いっすね・・住みにくそう・・」

彼はイスラエルからダハブに入って、次にここカイロに来ていたので、ここまではダハブしかエジプトを見ていなかった事になる。

そのダハブの美しさに、

「えっ!エジプトこんなに良いところなんだ!」

と思ってからのカイロ上陸だったので、そのギャップからそう感じたのだと言う。

うむむ、そうなると、逆におれの場合は、ヤバイな。

カイロの時点でおれは失禁しそうなほど感動していたのだ。

そのカイロが住みにくいと感じるなんて・・ダハブってやつは一体・・!!!

お、多い日も安心のやつにしとかなきゃ・・

とにかく、そんなカイロでの日々は、おれにとっては申し分ないものであった!

どこでもWi-Fiは見つけられるし、ご飯も美味しく、うざい客引きも街を歩くだけならそんなにいない。

短い時間だけれど、三日間毎日路上で歌った。

最後の夜は、マックとかある外資系のお店の並ぶ、ハイカラな通りにギターを置いてみた。

イスラムの休日である金曜日の夜と言うだけあって、割と盛り上がった。

でも、若者はすごく興味津々にヤレヤレー!とはしゃいでくれるんだが、やっぱりある程度歳の入った人達は本当に音楽に無関心だ。

目の前で盛り上がる若者たちの奥を、冷たい視線でじとりと、眺めながら過ぎ去っていく。

気にせず歌ってるんだせれど、途中でおばあちゃんが割って入ってきて、

「やめろ!何やってんだこんなとこで!」

みたいなことを怒鳴り散らしてきて、胸をドンと押される。

辛くなって、止めた。

音楽で誰からにも愛されたいなんてことは思わないけれど、誰かに嫌われるのはいやだ。

これで稼いでいくってなったら、多少強引にでも歌って、理解してもらわないといけない場面も多いんだろうけど、まだおれにはそこまでできない、って言うかおれの性格上、そうやって張り詰めた空気の中ではビビってしまって全然うまく歌えない。

あぁ、ほんまヘタレだおれは。

そんなで落ち込みながらギターをしまっていると、

「なんだもう止めるのか!?あんなやつ気にせず向こうでやれよ!移動手伝うよ!」

と、聴いてくれていたにいちゃん達が言ってくれる。

言葉に甘えて、おばあちゃんが見えなくなるところまで移動して、もう少し歌った。


チップは20ポンド、約240円。

超寂しいけど、エジプトでは最高記録だ。

ありがとう!

うむ。イスラムの世界は音楽の面に関して、少し難しかった。

人々は、普段はとても優しくフレンドリーなのに、そこにしっかりと芯があるというか、自分を持ってる。

よく言うとぶれない気持ちを持っているっていうか、誤解を恐れず言うと、マイペースというかあんまり、信念的な部分で寛容じゃないというか。

ここは彼らの土地であり、彼らの文化を尊重するするというのは旅行者にとって当たり前。

だからアザーンが流れたら演奏を止める、モスクの近くや、商店の邪魔になりそうな場所ではやらない、などは守っていたつもり。

だけどどうしても、おれの歌だぁ!聞いてくれよ~!!なんて、気軽に言えない独特の観念が、街のどこか見えない部分に沈んでて、潜り込んでいくうちにふとその何かに指先が触れて、ひやりとさせられる。

おれがビビりだから気にしすぎなだけかもしれんが、音楽と言う面で、この地域の文化と触れ合うことは少し難しかった。

まぁ、そりゃそうだよな。全部が全部、うまくいってたら何も楽しくなんてないもんな。

と、希望的に捉えられたりもするし、

信じていたものが通用しなかった事が、すごく悔しく感じてしまったりもする。

うーぬ、まぁ大切な事は、腐らずにやり続けていく事だ。

行動すれば、先は見える。

うまくいかなかった、ということが、分かったんだって、胸を張れるように考えていきたい。

そして、これは単に音楽的な面であって、単に旅行者として旅をする分には、本当にフレンドリーで親切な人が多かった。

それは間違いない。

カイロは、本当に住んでもいいやって思えるくらい、好きな街になったのだから。

カイロを出発したバスは、一時間ほどでシナイ半島のアフリカ側の付け根、スエズ運河までやって来る!

古くからヨーロッパと中東、インド、そして東アジアを繋いできた海のシルクロード(って言うんかどうか知らんけど)を眺められるぞ!と思っていたけれど、バスはゆっくりと地下トンネルへと潜り込んでいく!

あら!橋を渡ったりするのかと期待してた!なんも見えねぇじゃねぇか!!見せろ!!その袋とじの中身を見せろ!!!

と喚きながら長いトンネルを抜ければ、そこはシナイ半島!

ユーラシアでも、アフリカでも無い、エリア、そのど真ん中に今おれはいる。

ここから、20分に一回くらいバスを停められ、警察や軍人にパスポートチェックをされる。

荷物検査も一度。

なにやらシナイ半島は、しばらく前からISISの潜伏地として噂されるエリアになっていて、何年か前、このようなツーリストバスが自爆テロの被害に合い、乗客の地元民と、韓国人観光客が亡くなったらしい。

こ、こぇぇ。

シナイ半島の中程まで進んできたバス。

さっきまでは一面の砂漠の世界だったけれど、今は右手に青く澄んだ海、右手に”突き立てた墓標”なんて表現がぴったりな、切り立った山々が見える。

モーゼの伝説で有名な、シナイ山があるエリアだ。

この土地で、モーゼが神から十戒をさずかったらしい。

モーゼの言葉を信じなかったエジプト王を懲らしめるために、神はナイル川で災害を起こした。

偶像崇拝をしてはいけない、という神の言葉を守らなかったものは殺された。

らしい。

ストーリーをちょっと調べてみたけど、他方の正義感の押し付けが一方的すぎて、おれはあまり好きじゃ無かったな。

カイロを出て10時間、太陽が山の向こうに沈んでしまったころ、ついにダハブに到着!!!

乗り合いタクシーのにいちゃんらが駆け寄ってくる。

車酔いで頭痛がひどかったおれは、ちょっと風にあたりながら歩きたかったので、断った。

ただっぴろい道路を、海の方に向かって歩いていく。

海沿いに、ディープブルーっていう格安でいい感じの宿があるって聞いたので目指してみる。

太陽が見えなくなると、あたりは一気に暗くなってきた。

リゾート地には似つかわしく無い、冷たい風が吹きつけてくる。

歩けど、歩けど、街は近くならない。

通り過ぎる人も、車も無い。

ただただ薄暗い一本道に、街灯の明かりだけがチラチラと揺れてる。

ケータイの地図で眺めてみると、全部で4キロあった。

うーぬ、荷物重いし、乗りゃよかったかな?まぁいいや。

こうやって、自分の足で進むのが好きだ。

暗くなってきて、誰もいなくて、1人途方にくれたように歩いて、冷えた風が肌に絡んできて…

ちょっとそんな空気が胸を締め付ける感じも、嫌いじゃない。

ネパールで買ったニセモノのノースフェイスの靴は、時々靴紐を踏んでしまってこけそうになるけれど、それも気にせず軽快に、砂を踏んで歩くその音が、なんか愛らしい。

休みながら、1時間近く歩いて、風の音に紛れて、波の音が聞こえてきた。

洒落た通りを抜けると、漆黒の海が見えた。

その向こうに、ポツポツと明かりが見える。

紅海の対岸、サウジアラビアの明かりか。

なんか背中がゾクゾクするのは、意外に冷える気温になのか、まだ見ぬ世界の入り口に立ったからなのか。

なんか…来るとこまできたなぁなんて、しみじみ思った。

ヤシの葉が揺れる音が、優しい。

そんなところです。

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