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【スーダン-エジプト陸路入国】エジプト入国と船上ライブでエジプトポンドを稼げ!な話

2020年2月28日

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今日の旅の一曲!高田渡の “生活の柄”!
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終了

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予想外の出国税などで手持ちのお金をすべて失いながら、なんとかエジプトには入国をはたしたおれ!

バスはエジプトに入国後も相変わらずの100パーセント砂漠を見せている!!

バスの中でおれはもんもんと考えていた。。

(先に両替しておいたお金も全部国境で取られちまった。アメリカドルを両替したいけど、アスワンに着く頃は深夜。両替屋なんて閉まってるだろうし、街まで行くバスにものれねぇよ、ってか水も買えない・・!!え、明日の朝まで飲まず食わずかよ!マジかよ!

貧しい、なんて貧しいんだ・・)

エジプト入国早々、悲愴感たっぷりの、死後3ヶ月みたいな顔をしたおれを乗せて、バスは砂漠の荒野をどこまでも進む・・

と、突然!ほんま突然、ひたすらに続いてた金色の砂の世界が、ぱあっっと開けて、キラキラと光る真っ青な湖が見えてきた!

もしおれが砂漠の旅人でここをラクダかなんかでひたすらに歩いていたのなら、感動で泣いてたろう、それくらい美しい光景。

まるで神様がこの砂漠の大地に、一粒のブルーダイヤを落としたような、そんな圧倒的存在感だ!

ん?

ちょっとかっこええなそれ。

これ、プロポーズの時とかに

「ちょっと見せたいものがあるんだ。」

って、

「えっ、なになに!?」

と聞く彼女の目に手を当てて彼女を砂漠に連れ出して、

「神様のブルーダイヤを、君に送りたい。君のオアシスになりたいんだ。」

とぱっと目隠しを開くと、そこには一面のオアシス。

「き、きれい。。」

とため息をつく彼女のあしもとにひざまづき、

「結婚しよう。」

と、サボテンの花を一輪、栗色の彼女の髪にさすおれ・・

….ありやな。

いや、でもこの場合彼女を目隠ししたまま最寄りの街から約30キロを歩いて進まねばならんからな。

もし未来の彼女がマサイ系ファイター少女やって体力バリバリならいけるけど・・完全におれの中で女の子ちなみちゃんの設定やしな・・

あれか、ならラクダチャーターするか!

ラクダにニケツして、行くことにしよう!

それならええわ、

ツーシートでオープンルーフのフタコブラクダに揺られて、一杯の水を分け合って砂漠の荒野を進む俺たち、時に砂を掛け合って笑い合い、夕暮れ時には水平線の向こうに沈む太陽に照らされながら、二人だけの世界で手をつなぐんだ。

指で太陽をつまんで、オレンジのアメ玉~とか言ってはしゃぐおれに、

「おいしそう!ねぇ、食べさせてよ。」

と目をつむり、唇をちょっと浮つかせるちなみちゃん。

一番星がキラリと輝いて、冷たい風が二人の間を吹き抜ける。

ゆっくりと、照明を落とすように沈んでいくロマンチストな太陽に急かされて、おれはそっと、彼女に口づけする。

「んんっ!キャンディじゃないじゃん。」

と照れて笑う彼女の肩を抱きながら、もう一度深くキスをする俺たち。

透明な砂漠の夜がやって来て、冷えないように身を寄せ合って星空を眺める俺たちを、フタコブラクダだけが、やれやれ、と眺めている。

みたいな、砂漠デートもありやな・・!!

うーん、やっぱおれ彼女にするなら三日ぐらいシャワーなくても全然平気だよ、みたいな、でも常に体からはシャンプーの香りがしてるような、砂漠耐久型美少女がいいなぁ。

んで、おれがそのへんのサボテンや砂漠トカゲ捕まえてきたら、

「調味料あんまり無いし、残り物で作っちゃうよ。ごめんね。」

なんて言って、砂漠の岩場をフライパン代わりに、どこの高級レストランなみたいな美味しい料理をパパッと作ってくれるような、そんな彼女おらんかな?

おるやろ!鳥取砂丘の周りとかそんな子ばっかりやろ!?

我こそは砂漠系女子よ!というちなみちゃんがおられましたら、ラインのアカウントと一緒にメッセージくださいね。

そんなで、ワクテカしながらメッセージ欄をチェックし、「汚物が理想語ってんじゃねぇ死ね!」という応援のお便りに一つ一つ愛のポエムを返していると、

ん!!!!??????

湖のそばまでやって来たバスは、あろうことか水辺まで下っていくでは無いか!!

おいおいこのままいくと湖に突っ込んじまう!!

運転手!!まさか俺たちを道ずれに入水自殺を!!??太宰治か!!やめろー!!!

とか思ってたら、前方には、フェ、フェリー!!!???

ずっと砂漠をかけていくもんだと思っていたおれには、思いもよらぬ事態だ、バスはそのままでっかいフェリーに収納された!!

30分後、船は出発した!!

なにやら、ここから先に道は無いらしく、船で反対側まで突っ切って、そこから出ている別の道路を走ら無いとアスワンには行けないらしい!

西日に照らされて、風を切って進むフェリー!!

ぽこぽこと石鹸みたいな形の白い岩が何個も湖から生えていて、遠く水平線には一面の砂漠!

素敵な風景と心地よい空気にタバコの一本でも吸いたくなるが、おれには買う金も無い。。

甲板では裕福そうなスーダン人やエジプト人が売店で買ったコーヒーやお菓子でにこにことティタイムの談笑をしてる。

指くわえて見てるしか無いおれ。

あぁ。お金があったらなぁ。

しゃぶしゃぶ指をしゃぶりすぎて腕がよだれだらけになった頃、横からにいちゃんに話しかけられた。

「ヘイにいちゃん!昨日ワディファルファでギター弾いてたよね!?ハウアーユ!おれのこと覚えてる?」

「(誰だよこいつ!帰ってママのおっぱいでもしゃぶってな!)おおきみは!!ヘーイ偶然だね、君もバスに乗ってたのかい!ミラクルだゼーイェーイ!」

「あぁ!ミラクルさ!ママのおっぱいが恋しくておしゃぶりもいいけど、みんな船の上で暇なんだ!よかったらそのきたねぇ腕でギターを弾いてくれよ!」

む!そうか!お、おれにはギターがあるじゃねぇか!!こいつぁもしかすると・・!!

案の定ギターを持ってくると暇してたおやじたちがわらわらと向こうから集まってくる。

「おい、ジャパニの子猿がギタールを弾くらしいぜ!?」

「お!なんだ蒙古斑も消えてねぇアジアンの猿が!?やれやれ!」

よし、いけるぞ!?

集まってきたおやじたちに、

「おれはエジプトのお金が全然なくて困ってます!音楽をエンジョイしてくれたらスモールチップを!」

なんて挨拶して歌い出す!

人生初、甲板路上ライブ!!!

うぎゃぁぁぁあ!!!!

音楽の力はすごい。さっきまでの無一文が、船が到着するまでの20分ほど歌って、10ポンド、約130円!

いや、しょぼwwwと笑うそこのキモオタ!

これはすごいんだぞ!?日本円に換算したら3千万円くらいの価値だ!!!

明日まで水も買え無いって思ってたけど、これだけあればなんとかなりそうだ!た、助かったぁ。。


この坊主が気に入ってくれて、ずっと隣に座ってきててかわいい。

そんなで、歌い終えた頃フェリーは対岸に再上陸!

その港町、有名な神殿があり、「遊戯王マニアが選ぶ夏休みの旅行先ランキング」で毎度一位を獲得していることでも有名なアブ・シンベルという街で、バスは食事休憩で止まった。

10ポンドあるならなんか食べれるんちゃうかと店を覗くおれ。

・・が、ここはツーリストプレイス。

おいしそうな魚やトマトや、豆の煮込みが盛られたプレートは、

おやじ「一食20ポンドだ!」

か、買えない・・

全然三千万円じゃねぇぇぇぇ!!!!!

みんながわいわいと楽しく食事をしているのを、1人少し離れた丘の上に座って眺める。

あぁ、どいつもこいつもおいしそうに食事しやがって。。

そういや、朝にスーダンで、ゴミクズみたいな揚げパン食べただけで、何も食べてねぇや。

おなかすいたな。。ぐぎゅうう

沈みゆく太陽がドロップキャンディみたいだ。。オレンジ味かな?それとも干し柿味かな?

あぁ、食べたいなぁ。。ぐぎゅぅぅう

と、しわしわになった指をまたチュパチュパしていると、遠くから声がかかる!

「おーいギターマン!こっちこっち!!こいよ!」

さっき甲板ライブを聴いてくれてたにいちゃんらが呼んでる。

(なんだよもう、おれは空腹であんまり無駄に動きたくねぇんだよ・・)

と、もしこれで沈みゆく太陽を手でつまんで、

「腹減ってんだろ?ほら、キャンディやるよ!」ヒャハハハー!!!

とかだったらブチ切れてその指にかじりついて食ってやる!

とか思いながら苛立ちながら丘を下りていくと、

「いい音楽だったぜ!お前も食えよ!ウェルカムウェルカム!」

と豪華な料理が並べられたテーブルに誘ってくれる!!

ま、マジで!!!???

うま、うまっうまっ!!!!!うまいぃぃぃぃ!!!!

「どんどん食え!腹減ってんだろ?」

と、なんか焼き魚や、玉子焼きやの皿がたくさん運ばれてくる!
それをアルージェだかアルーシュだかなんとかいうパンでつまんで、みんなでシェアしながら食べる!

極限の空腹と、にいちゃんらの優しさでとんでもなくおいしい、、

「うぐっ!うぐっ!おいしいです!ありがどう」

「エジプトの飯はうまいだろ!?俺たちは食べる時はみんなクレイジーになるんだ!余るくらいに頼んで食って、みんなでシェアして愉快にやる!これがエジプシャンスタイルさ!」

いや、普段おれは、旅先で現地の人に「一緒に食おうぜ!おごってやるよ!」なんてレストランで誘われても、(おれは1人でおとなしく、食べたいものを食べたいんだよ!)なんて思う協調性のNASAアポロ3000号な現代っ子なのだが、

今、わかった。

食べ物を恵んでくれる、そのありがたみを身にしみて感じた!

うぐぐっ!食べられるって、普通じゃないんだな・・優しさに満ちた行動だったんだ。ありがたい。。。

おれは小学校のころ、親が共働きやったので学校から帰るといつも近所のばあちゃんちに預けられていたんだが、
ばあちゃんはいつも帰ってくるおれに、

「おなかすいてないんな?魚焼いたんあるで!かぼちゃも煮たんあるで?ご飯は食べるんな?」

なんて聞いてた。

おれは、そうやって何でもかんでも与えられる感じが嫌で、

「ええわ!お腹空いたら自分でなんか買って食べるきんいらん!」

なんて言って、意地でも食べようとしなかったんだが、なんかあの時のばあちゃんの気持ち、今やっとわかった気がするなぁ。

知らんかったわ。お腹が空くことってこんなにつらいだなんて。

知らんかった。おいしそうにご飯を食べられる人を見ながらお腹を鳴らすことが、こんなに惨めな気持ちだったなんて。

あぁやって、声をかけてくれるのは、戦争があって、どん底のような生活の中で、芋のひとかけら米の一粒を争って食べてたばあちゃんらの時代の人やからこそ知る、最高の優しさやったんや。

だんだんと豊かになって、なんも不自由ない生活が保障された平成に生まれてきて、おれたちは忘れてしまってたんやろな、ご飯を恵んで貰えるっていうことのありがたみを。

今一度、その思いを心に止めることができた貴重な体験だった。

結局誘ってもらったのに最後まで席に残ってみんなが残したパンや野菜の切れ端をむさぼり食ったおれ。

ふかく息をふいて1人、

ごちそうさまでした。

と手を合わせた。

見ず知らずのおれみたいなようわからんギター弾きを、お腹へっとんちゃうかな?なんて気にかけてくれて誘ってくれる人の優しさに、心からの感謝も込めて。

前にゾロさんの日記で、「旅人やからしてもらって当たり前、になったら終わり」っていう話があって、ずっと心に残っている。

その通りだと思った。

こんな心からの優しさを貰っといて、それを普通に感じた瞬間に、自分を強くぶん殴らないといけない。

当たり前は、当たり前じゃない。こうやって旅できてるんは、大勢の人からの愛があってこそ、なんやろな。

そんなこと考え出したら、やっぱ人生一秒も無駄に出来んなぁ。なんて思う。

そのあと満腹でバスに揺られること5時間、
深夜12時過ぎにバスはアスワンのバスステーションに到着した!

もう遅いので今からホテルを探して歩く気にはなれず、ちょっと怖いけどバス停に寝袋広げて野宿。

明日がイスラムの休日である金曜日なので、”花木”で盛り上がる隣のクラブのユーロビートに揺られながら。

エジプト、どんな滞在になるのか!

素敵な経験を、この手でつかんでやるんだ!

そんなところです。

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