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【アスワン/エジプト】アスワンで乗車拒否をくらって書く女子ラクロス部の話

2020年2月28日

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今日の旅の一曲!ハンバートハンバートの “夜明け”!
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終了

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アスワン4日目!!

朝!

のこのこと起き出したおれは、部屋一面に散らかした汚部屋をきれいに片付け、荷物をまとめて宿を出る!

さよならアスワン!

朝の乗り合いバンで次の目的地ルクソールへ出発だ!!

初日に食べてうまさに感動して、毎朝食べてたサンドイッチ!

中にトマトやキュウリのマリネと、ナスの唐揚げと、カマキリ捕まえてきて潰して揚げた、みたいな緑色のカリカリのボールが入っている!

この手のサンドイッチはいろんなとこで売ってるんだが、ここは特に安い!

そして、創業以来ずっと使いまわしてきたみたいな真っ黒な秘伝の油で揚げるカマキリが、いつも揚げたてサックサクで美味しいのだ!!!

二つで4ポンド、50円!

ううう、別れがさみしいぜ・・!!

「おう、3年洗ってない犬みたいな匂いのするにいちゃん!そんなに大きな荷物持って、今日出るのかい?」

「おうおやじ!おれはルクソールへ行くぜ!いつも、おいしいサンドイッチをありがとよ!あんたの店、おれのブログで紹介しといてやるぜ!」

「おう、とんだ営業妨害だ!頼むからやめてくれよ!カマキリつぶしたボールだとか変なこと書くんじゃねぇぞ!」

気になるお店の場所は、このへん!!

食虫マニアの彼女が出来たらぜひ行ってみてね!

そしておやじとがっつりと握手する代わりに揚げものの油をかけられて盛大に見送ってもらったおれは、バス停まで。

用意周到出木杉くんタイプの旅人のおれは、昨日のうちにルクソールへ向かうバンの場所を下調べしておいたんだ!

迷いもなくさっそうと乗り込む乗り合いバン!

うむ、やはりこの辺りが行き当たりばったりのイノシシ系旅人とは違うとこやわな。

想定外、なんて言葉おれにはないからな。
旅は方程式。数式を解くようにパズルを当てはめていくと、すてきな旅に出会えるもん。

と、3桁の掛け算を解くのに3分かかるおれは、珍しく順調な滑り出しの移動に喜びながら、乗客が集まったら発車するタイプのバンの中で待っていると、

「おい!ジャパ二!降りろ!」

とおやじに声をかけられる。

「なんで?」

「お前はチェンジバスだ!」

しかし、他の乗客はバンに乗ったまま。

なぜかおれだけ降ろされる。

チェンジだと言われて別のバンを案内されたんだが、

「このバンで行くなら400ポンド(5000円)だ。レンタルになるからね!」

は?

はじめに乗ってたバンは25ポンド(300円)で行けるんだ!そんなん無理に決まってんだろ!

わけわかんねぇよ!と元いたバンの方に帰っていくと、

「ルクソール!ルクソール!ルクソール行きだよー!!」

とさっきおれを降ろさせたおやじはまだ客呼びをしてる!おれの目的地、ルクソールに行くと!

「まて!!やっぱりルクソールに行くんじゃないか!なんでおれは降ろされたんだ!おれはここの乗客で一番最初に乗ってただろうが!!」

しかし、バンのおやじは英語なんか理解できないってかんじで、おれを無視して声をあげる。

「ルクソールルクソール!!」

くそが!おかしいだろうが!!!イラついてしまったおれは、

「へい!ストップ!なんでおれだけ乗れねぇんだよ!!!おかしいだろうが!!!聞けや!!!」

とおやじの腕を掴んだが、

めんどくせぇなぁ!離せ!

という表情を見せるおやじ。

騒ぎを見て、周りの乗客達が出てきて、なんか説明してくれるやけど、もうみんな英語全然で、

「ユー、ノー!ポリス、ゴー!」

とか言うてる。

は?

最初は警察に言いつけに行こうぜって味方してくれてるんかと思ったが、バンのおやじも一緒になって

「ポリスポリス!」

と投げやりに言うてくるあたり、なんか違う。

しばらく話を聞くと、ポリスがいるから君を乗せられないんだ、みたいなことを言うてる気がする。

わけわかんねぇよ!おれはポリスに捕まるようなことはなにもしてねぇよ!

とか言うがもちろんわかってもらえず。

結局おれを置いてバスは行ってしまった。

わけわからん。

なに?

外国人乗せてて警察のチェックがあったらなんか不都合でもあるの?

税金払わないかんとか?そんなん聞いたことねぇよ。

あー、やっぱアラビア語圏は、本当にアラビア語以外必要ないんだろうな、ほんま驚くほど英語通じんくてびびる。

エジプトに来といてアラビア語を喋れないおれがいかんのだけど、観光大国ならもうちょっと通じると思ったんやけどな・・

なかなかキツイな・・

と、イライラしてしまった。

そんなで、バス停にポツリ残されたおれ。

どうやらルクソールまでは電車でも行けるみたいなんだが、もう、町の外れのバスステーションまで来てしまってるし、他のルクソール行きはないかと探すんやけど、見つからん。

ちくしょう、でも今日中にアスワンは出たいしな・・

何て思っていると、係員のにいちゃんに声をかけられた。

「へい!バス!?バス!?」

「ルクソールまで行きたいんだけど、バスはある??」

「ノールクソール!カイロ?カイロ!?」

む!カイロか。。

ルクソールの次におれが目指そうとしている、エジプトの首都だ。

正味ルクソールへ行く理由なんて特になく、カイロへ行くまでの息継ぎとして、なんかみんな行くらしいし行ってみようかなくらいの感じであった。

もう行っちゃおうかな・・

「値段は?」

「100ポンドだ!(1200円)」

む!思ってたより安い!

深夜バスだから一泊分浮くしな・・!!

もう行っちまおう、カイローー!!!!!!

おれは、今夜8時発のエジプト縦断カイロ行きチケットをゲットした!!!

旅は迷いと決断の連続だ!

どう道を進めようが全てはおれの自由であり、それでなにが起ころうが全ては自分の責任だ!

間違えないようにってたびたび慎重になるけど、間違えるか間違えないかが問題じゃないんだ。

要は選んだ自由をどれだけ愛せるか、失敗を楽しめるかなんだと思う。

そんなで、ルクソール行きを逃したもののすっぱりと自分に納得できる道を選べた気がしてスッキリしたおれは、夜のバスまで街で時間つぶしだ!

うむ、路上しかねぇ!一秒も無駄にしないぞ!

ということで、今日はちっちゃなショッピングモールみたいになってる通りで、車椅子のお菓子売りのおやじに声をかけて、隣でやらせてもらった。

うぬ、全くうまくいかん!

ただでさえ人通りはど平日で少ないし、通り過ぎる人たちも、遠くで眺めるだけで、しばらくしたら通り過ぎていく。

ストリートチルドレン達が興味津々に、ギター弾いてるおれの手を触ってきたり、足で鳴らすタンバリンを素足で抑えて音を止めて、遊んでくる。

声を張り上げて歌う横で、あれこれとアラビア語で話しかけてくる。

うん、路上ミュージシャンなんて見たことないんだよな、歌ってる時邪魔しちゃダメだってこと知らないんだろうな。

と頭では理解するんだけれど、

くそが!おれが今歌ってんだろうが!触んな!

と、またイラついてしまう。

歌ってる時は相手できないんだよ~というのを示すために、話しかけられても気にせず歌い続けていると、

「なんだよ無視するぜムカつく野郎だ!」

みたいなことを愚痴を言うような口調で話しているのにも、またイラつくんだ。

まったく音楽に気持ちが込められん。

…うーん、なんか最近だめだな、大したことでもないのにすぐイライラしてしまう。

イスラムの文化圏に入ってから、路上が上手くいってないというのもあるんだろうけど、小さなことですぐ「おらぁなめんなよ!」なんて思っちゃう。

おれは昔から全然、人に対して怒ったり、意見を言ったりできないタイプだった。

サラリーマンのときも部下を叱れなかったり、ミーティングで自分を主張できない自分がいつもいて、嫌だった。

だから、怒りという感情が、旅を続けるにつれて自然に表現できるようになったという面ではうれしいんだけれど、ただそれで嫌な思いをしてしまうだけなのが悲しい。

上手くコントロールして、意見として、伝えられるようにならんとな。。

誰かを愛を持って否定できる人の言葉というのは、怒りの中に在るんじゃなく、優しさの中に在るのだと思うから。

結局、たいしたレスポンスを得ることなく、怪獣と化した子供達が路上ボードをごちゃごちゃにいじくりはじめたのでやめた。

結果はたった0.5ポンド、6円・・

くそう、やっぱ言葉が全然通じんし、音楽も、日本はもちろん英語の曲も全然伝わらんのが痛いな・・どうしたら入るようになるんや?
というか、楽しんでもらえるんや・・

とか、もんもんと考えながら歩いていた時。

公園の横を歩いてたんだ。

すると、奥の芝生の上で、ヨーロピアンのカッブルが座ってるのが見えた。

なんか、見た目めっちゃ自然派ファッションというか浮浪者ファッションな感じで、

ヒッピー?なにあの人ら?

とちょっと気になって見ながら歩いてたら、男の方もこっちを見てくる。

ひゃ!目が合ってしまった!といつものように即座に目をそらす、風早くんに恋する爽子風おれ。

しかし、そのまま歩いていると、なんか視界の外でぼんやりと、男が立ち上がって、おれを追いかけてきているのが見える気がする・・

たかたかたか!!!

「なに見てたんだコラァア!!!」

「ひぇぇぇえごめんなさい、ゴミ箱ひっくり返したのを縫い合わせたみたいな素敵なファッションだったんでつい見入っちゃって!」

「なんだとこらぁあ!!お前も穴だらけのTシャツで偉そうなこと言うんじゃねぇぶん殴るぞ!」

ひ、ひぇぇぇえ!!!!!

と、一発やられるかと思ったが、

「ヘイ!」

「ひぇぇぇ!!!ごめんなさぁぁあい!!」

「ん?どうしたんだい?大学のときに借りたAVを友達に返し忘れて借りパクしてしまったことなら、僕に謝っても仕方ないよ!ちゃんと借りた人に言って!僕たち、向こうでのんびりしてんだけど、よかったらおいでよ!」

「ひぃぇぇぇだいちゃん、あのAV引越しのときに出てきて返すの忘れてるの気づいたよごめんなさぁいい!!!!

….え?のんびり?オッケーレッツトゥギャザー!!」

そして、借りたのが女子大ラクロス部の部員が、OBの先輩の命令で小さなタオルで男湯に突撃するというコアな企画物だったという事などは決してブログには書けない正統派ブロガーのおれは、

(え、やばいな・・いま、つい普通にAV借りてた事言っちゃったよ・・未来のおれにブログかかれたらどうしよ、くそう!絶対やめろよ!?未来のおれ、たのむぞ!?)

などと考えて青ざめながら彼に続いて広場へ向かった。

広場では彼女が待ってて、あらためて自己紹介。

「私はロージィ、よろしくね!」

「僕はマルサロ!スペインから来たよ。」

「おれは向井理。ニックネームは生田斗真だったり、ジョージクルーニーだったりするけど、呼びにくかったらユウキでいいよ。」

「そうね、ちょっと長いから、汚物って呼ぶわ。」

あぁあ、なんかひっさびさに、普通に人と話する・・

いつもなら、外国人と話す時はみんな英語早すぎて日本語で話したいよう、なんて泣くんだが、ここいらではみんなアラビア語しか話さないので、まずちゃんと会話ができるという事自体が幸せであった。

一本のタバコを回しあいながら、いろんな話をした。

バルセロナ出身のマルサロはトルコの大学に通っていて、そこで出会った旅人に影響を受けて、アフリカへの旅を決めた。

そんな時、ウェールズからトルコまで旅をしてきたロージィと出会い、一緒にアフリカへ向かったそう。

彼らのすごいところは、トルコからエジプトに飛んだ飛行機代以外、全くお金を使っていないと言うところ。

移動は全部ヒッチハイク、毎日公園で眠り、水や食料は出会った人たちが与えてくれて生きてこれてるんだという。

まぁ、冷めた目で見たら、先進国の不自由ない若者が、そんなこと途上国でやってどうなん?って話だが、

しかし、何日もまともにごはんを食べられないような日々も二人で乗り越えていく中で、出会える人の優しさは心の底から感動するだろうし、一生の宝物だろう。

そして、たくさん話をしていくうちに、その朗らかでオープンマインドな空気感から、彼らがそうやって人の優しさに助けられて暮らしてきた、と言うのがよくわかる。

さっきまで荒んでた心が、こっちまであったかくなってくる。

おれたちが座るための影を芝生に落としてくれている、公園のなんでもない木にさえ、なんか、ありがとう、とか言いたくなってくる。

朝からバンを逃して、路上もうまくいかんでとぼとぼ歩いてきたけれど、それも全部、彼らとの出会いにコネクトされてたんだな。


そんなまったりした午後4時のまどろみのなかで、3人でいろいろ歌を歌った。

それぞれ故郷は違えど、遠く故郷を離れ旅をするおれたちへ、カントリーロードを歌って、いい感じだった。

country road take me home to the place I belong.

おれたちはそれなりに等身大に旅をして、でもそれは、どっか自分の人生に沿った答えへ、続いてる気がしてるんだよな。

そのあと、ロージィが拙いギターだったけど、カントリーチックな曲を歌ってくれて、風にのってどこまでもいきそうな伸びやかな声と、木漏れ日が彼女の髪を照らして、素敵だった。

ワーゲンミールっていう歌らしいんやけど、有名なんかな?聴いてみたいな。

素敵な雰囲気に誘われて、近くのおっちゃんが、紅茶を入れて持ってきてくれた。

ありがたい!!

うん、なんか優しい気持ちをちょっと取り戻せたような、そんな出会い。

どう生きても人生の時間は変わらないし、みんないつか終わるんだ。

できたら毎日、こうやって穏やかな心で生きられたなら幸せだ。

しばらくなめらかな時間を過ごして、時計を見てそろそろ行くねと手を振った。

また会いたいな、と思えるひとがどんどん増えていく感じ、素敵だ。

そんなところです!!

ランキング9位入賞を目指してブログランキングに参加しています。彼らに出会い、優しい気持ちでブログを書くことができ、AVのこと…まぁそんな気取ることもないや。と思い、書くことができました。↓↓

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