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恐怖!殺戮の街を市内観光する話その1

2019年8月1日

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ヨハネスブルグ三日目か四日目(適当)。

行くぞ・・・!!

行ってやるぞ!!!!!

そう、この日、おれはある決意を持って目覚めたのであった!

今日こそ!!!!

ヨハネスブルグの中心地(シティ)を観光してみたいと思うっ!!!!!

……….。

なぜただの市内観光でこんなに気合いが必要なのか。

それは決しておれが香川出身の田舎者たがら都会が怖いと言うわけではない。
ハタチの時に大阪の天王寺の地下鉄で迷子になって泣いたことさえあれど、おれは男だ。
係員さんにあやされて、すぐに泣き止むことができた。

しかし、そんな屈強な男の代表のようなおれでも、さすがにここはビビってしまう。

ヨハネスブルグシティ観光。

それは世界で最も危険な、市内観光かもしれない。

なぜなら、ネットで、「ヨハネスブルグ・危険・都市伝説」などと調べてみてほしい。

出るわ出るわ、最恐都市たる伝説の数々。

✳︎街を10分歩けば、強盗にやられる確率150パーセント!なぜ150パーセントか。一回は必ずやられて、二回目合うかどうかは半々だから。

✳︎ダウンタウンではタクシーも乗用車も、パトカーでさえも赤信号は絶対に止まらない。なぜなら停車してしまうと、窓を割られて強盗に合うから。

✳︎街のシンボルタワーはギャングに占拠され、そのまま奪われっぱなし状態である。

✳︎とにかくおまいら、死にたいならヨハネスブルグに行けwww

✳︎お尻の穴ではない。

あぁ。
ちびってしまう。
こんな重い気持ちになるのならこんな言葉検索しなけりゃよかった。

おとなしくいつものようにXビデ…「南アフリカ・自然・歴史」などと博識な記事を見ておけばよかった。

日本でそんな記事を見ていたのなら、
「ひぇぇ、世界には恐ろしい場所もあるものだなぁ。さて飯でも食べよ」
ぐらいで流せるのだろうけれど。

想像できるだろうか。

今からおれは、そこに行くのである。

びゃぁぁぁあ!!!!!

今にも泣き出しそうではあるが、実はこの日は日曜日。

宿のオーナー、イアン曰く、日曜日は市内観光用バス、通称レッドバスの乗り放題券が、通常価格180ランド(1400円)が、日曜割引で130ランド(900円)だという!

キャッシュカードを失って、日本からの送金待ちという貧乏旅行日本代表のおれは、
この日を逃せばおれは一生ヨハネスブルグ童貞を捨てられねぇぞ!
と、コンドームを初めて薬局で買う前の高校生のごとく勇んで勇敢に立ち向かうことと決めたのだ!

コンドームを買うことに関しては、特に必要のないシャンプーや歯ブラシなどを一緒にレジに持って行き、
買い物ついでにコンドームも買っとくか。えっ?普通でしょコンドームぐらい。
などとなれた大人を演じる方法がしばしば若い男性の間で用いられ、各大手ドラッグストアの重要な収入源の一つとなっている。

しかし、どうだ?

ヨハネスブルグ市内に向かうおれにとって、その方法は使えない。

むしろ、
ちょっと駅近かったから、財布ケータイ貴重品全部持って寄ってみたわヨハネス。いやまじチョリスチョリス!みんな元気してた?
などと馴れ馴れしくダウンタウンを歩いたりすれば、ヨハネス中の強盗の注目を浴びて、通りを抜ける頃には一糸まとわぬ姿になっていることであろう。

ここは、財布やパスポート、どんぐりのコレクションなど、盗まれて困るものは全て宿のセイフティBOXに預けておくべきだ!

ケータイは写真撮りたいから持っていくのだが、パンツの中に隠せる薄々0.3ミリポシェットに忍ばせて、移動中などは絶対に出さない様にしよう。

もし強盗に襲われた時は、これで許してくださいー!と差し出すためのニセ財布を持って行こう。

などなど、丹念に準備を済ませたおれは、みんなに「これで最後かもしれない。もし僕が帰ってこなかっても、みんなで喧嘩せず仲良くやるんだぞ!!いいな?」「は?だれおまえ?」と涙の別れの言葉を交わして、バスに飛び乗った!

宿があるランドバークというエリアはシティから少し離れた郊外の住宅街である。

REA VAYAという、富裕層向けの安全なバスを使って150ランド(120円)で、ヨハネスブルグのセントラルステーション、park stationに到着する。


ちなみにこのリアバヤバス、チケットを先に購入しておかないと乗車後買うことは出来ないので、宿などで事前に手配してもらおう!

そして、バスは各20分毎ぐらいのペースでバス停にやって来るのだけれど、バスがやって来るのが見えたら、大きく手を振って運転手に気づかせなければ止まってくれないので注意が必要だ。

なお、バスの車体(正面)は青なので、小学校の答え消しクリアボードの青を目に当てて、うわぁ世界は青いなぁぁ!などとやっていると一生かかってもバスを止めることは出来ない。この点も忘れてはならない。

ん?なんでいきなりこんなに親切な情報を載せるのかって?

それには理由がある。

おれはヨハネスブルグに到着する前に色々と、この街での過ごし方についてネットで調べていたのだけれど、こんな危険だと言われる都市なのに、安全なエリアや移動手段についての記事があまりにも少ないのだ。

そこでヨハネスブルグで、どのような手段を使えば日本人がいかに安全に、観光を楽しめるかを身をもって実験してネット上に情報を残しておきたいと思う所存だ。

けっしてこのブログの好感度を上げてアフィリエイトで稼ぎたいと思っていたりするわけでは決してない。

とにかく、なんとかバスに飛び乗った俺。20分ほど揺られると、ヨハネスブルグの中央部、パークステーションの建物が見えてきた!!!

しかし、、

やべぇよ!バスから出たくねぇ。。

建物自体は綺麗なんだけれど、周りの道の雰囲気がなんかへんだ。

駅前にはへらへらと不気味に笑いながら金をせびっている物乞いたちや、
ゴロツキという言葉がぴったりないかつい男がカラのビール瓶を握りながら歩いている。

到着したバスに吐き出され、バス停をでた俺は、時速3000マキロンの高速早歩きで迫り来るものごいたちをかわしつつ、なんとか駅のビル内に滑り込む!!

はぁ、はぁ、

こえええええええええ!!!

南アフリカ人は駅前に行くだけでいつもこんなハラハラドキドキをアドベンジャーしているのか!!?

建物の中はとてもしっかりしていて、セントラルステーションにふさわしい先進的な雰囲気ではあるが、気を抜いてはならない。

外務省の注意のあれによると、こんな建物の中でもすりや強盗が頻発していて、最近も日本人が、背後から大男に首を絞められ、持っていたバックを落としたところを奪われたらしい。

はぁ、とりあえず、トイレいこ。

フードコートの奥にトイレを見つけ、つかつか歩いていくおれ。

えっ??

ツカツカ。

ツカツカ。

(後ろに大男が付いてきているー!!!!!!!)

シャっ!!!!
鋭い身のこなしでトイレへの通路へ曲がる!!!

ツカツカ!

ツカツカ!!!

(男も付いてくるー!!!!!)

ヤバイ!!!

トイレへの通路はひと気のない不気味な薄暗さ、、、!!!!

や、やられる!!!!!!!!

首絞められるやつやでー!!!!!!!!!

忍び寄る大男の影、そこに潜む大都会の光と闇!それはこれから始まる大冒険への序章にすら過ぎなかった!!?

次回!!
おてんばガモさん世界をまわる!~自意識過剰!普通にバスに乗って市内観光へ!~

疲れてきたのでつづく。

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