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ランカウイで初路上と思った事あれこれ

2019年8月1日

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ここのゲストハウス、本当に素敵な場所だ。
森の中のベンチみたいな場所で腰掛けて、午後の木漏れ日の中ポロンとギターを弾けば、どこからともなく猫ちゃんがやってきて、図々しくテーブルの上でゴロンと昼寝をする。


jason mrazの93 million miles という曲を練習した。

このアーティストは旅人の心情を歌ったような歌が多くて好きだ。

この歌も父親や母親が、旅をする息子にどれだけ遠くに行ってもいつでも帰る場所があるよと説く、優しい歌だ。

最近、ゆったりとした雰囲気の優しい曲も好きでよく聴く。波に揺られながら聴ききたいようなやつ。

昔は歌詞が攻撃的で卑屈なバンドばかり好きで、優しい歌というかそういうのは受け入れられなかったというか、歌手が心の底からの言葉で歌詞を書いてないような気がして信じられなかったけど、最近は変な偏りなしに気持ちいい音楽は気持ちいいで受け入れられるようになった。

優しくなれたのか、丸くなっちゃったのか。

まぁ、今いいと思うものを選んでこそ今の自分なんだろう。

昔、岡山のペパーランドというライブハウスに出た時、そのころtheピーズというバンドの、日が暮れても彼女と歩いていた という歌にはまってて、コピーして歌った。

でも、このバンドの歌は基本的に40歳すぎの酒飲みのおっちゃんが、結婚もしてなければ金もないような自分の現状を半ば諦めるように歌う歌詞が多くて、当時大学生だった僕は、尊敬するアーティストでもあるブッキングマネージャーのケイコさんに、「今の僕はまだまだ若くてやりたい事もたくさんあるはずなのに、なぜかこういう人生諦めたような歌がしっくりするんですが、僕大丈夫でしょうか?」と真剣に相談したことがあった。笑

でもその時にケイコさんは、「今君が本当に歌いたい歌を歌うべきだよ。どうせ君が本当に40歳になったら、その時に歌いたい歌が別にあるはずだから。」と言ってくれて、それ以来、自分がいいと思ったものはなるべく信じるようにしている。

それがたとえネットで叩かれているような若手バンドやへたくそな曲だったとしても。

なんか、歌うことと人生って、似ているな。

夜は、アフェンディとオーストラリア人のソフィア、オランダ人ガイの、、、いつものように名前忘れた、その彼とビール片手にビーチへ。
夕日は雲でよく見えなかったけれど、なんかそれぞれの国の政治の話とかして以外に真面目な夜になったな。

おれはそういう話好きなので楽しかった。
けど、みんな英語が本当にネイティヴレベル(ソフィアは当たり前だけれど)でびっくりする。
なんとか話に入っていこうとするんだけれど、すぐ置いていかれる。

例えば、この事についてみんなの国ではどう??みたいな話になっても、みんな「おれの国では~」てガツガツ話しだして、日本ではどうかな、、、とか何話すか考えているうちにもう次の話題に、みたいな。

昔なら「アァもうだめだ、なんでおれは英語が話せないんだ、もう逃げたい。。」とか思っているんだけれど、オーストラリア滞在中に「おれは日本人でネイティヴじゃないんだから英語がきれいに喋れないのはなにも不思議じゃない。伝わりゃいいのだ。」と開き直ってからは、堂々と英語を話せるようになった。

でも、今まで日本の政治の事について英語で話す事なんてなかったから、勉強せんとなー!

そのあと、僕は1人ギターを背負って夜の街へ。

ビーチ沿いのメイン通りを歩くんだけれど、人通りはまばら。なにせ本当に小さな観光地の街なので、路上は厳しいのかな、、とかんがえながら歩いていると、道に横付けしたキャンピングカーの前でアクセサリーを売ってるお兄さんに、「ヘイ!」と声をかけられる。

ついでなので、「この辺で路上ライブできるところある??」と聞くと、「どこでも出来るぜ、このセブンの前なんてどうだ?」と案内してくれた。

相変わらずそのセブン前も人通りは少なかったけれど、せっかくやしやってみるか、とギターを取り出す。



弾き始めてすぐは、誰もいない路上で1人歌ってて、「なんだ、おれはなにをやっているんだ?」とむなしさで異次元空間に心が持っていかれそうになっていた。

だけどセブンでビールを買ったにいちゃん達がそのまま、目の前の段差で腰掛けて見てくれだすと、セブンの二階のカフェベランダからも体を乗り出して聴いてくれたり、中国人の旅行者のおっちゃん達がやってきて、スキヤキは歌えるか?とリクエストしてくれて、歌詞あやふやながら上を向いてーあるこーよー、と夜空に向かって一緒に歌ったりした。

様子を見ていたセブンの店員が、こっち見ながら話し合いをしていたので、多分、ここでやらせていいんですか店長??みたいな話になってたんだろうけど、アクセサリー屋のにいちゃんが「ちょっとだからやらせてやってくれよ。」みたいな感じでなんか話に行ってくれてた。
ありがとう。

結局、盛り上がり出したらチップは入る入る、2時間ちょっとで72リンギ。約2000円。

帰りしに、ちょっとどうしても確認したい事があった。

ペナンで出会ったアクセサリー売りの旅人、アジャジが、「ランカウイにもオレみたいなアクセサリー売りがいて、すげぇいいやつだから会ったら教えてよ」と言ってた。

もしかして、

と思ってさっきのアクセサリー売りのにいちゃん達に尋ねてみたら、やっぱり知ってた!!


なんの連絡もして無いのに、路上から路上へ、仲間の輪が増えていくとは、面白いなぁと。

そんなこんなで、ゲストハウスに帰って、お金のカウントをしていると、タイ人のサムという名前の彼が話しかけてきた。


彼自身もバスキングでピアノを弾きながら世界を回っているらしくて、彼のバスキングもチャリティ、タイのガン患者への募金活動なのだそう。

素敵だ。

似たような事やっている人がいて嬉しい。
しばらくギターを弾いてもらって、また明日ね、とベッドに向かった。

ランカウイでの初めての路上の夜となったけれど、いい夜になってよかった。

そんなところです。