なんでも!
昨日はどこで路上ライブしても警官に止められて、全然できなかったーとブログをカフェで書て、家に帰ろうとしたんだけれど、稼ぎどきの土曜日の夜をみすみす見逃すなんて、、と悔しくなり、帰り道の高級ブランド街に抜ける歩道が気になって、試しにやってみた。
そこは大きな幹線道路、近くの店からのけたたましいダンスミュージックなど、騒々しさマックスの場所だったんだけど、人通りだけは多いので、とにかく声を思い切りはりあげて歌ってみた。
そして!
ぶっ倒れそうになるまで歌って、54リンギ!!(約1800円) これは今のホテルに2泊してかつ、一食飯も食べられるくらいの額だから、結構入ったと思う!
こんな騒がしいところでクールなはずの日本人が汗まみれになりながら歌ってるのが珍しかったのか?綺麗なブルカを被ったマレーシア貴婦人達が写真を撮ってくれて、横にいる旦那さんが、2、3リンギと置いていってくれる。
ボロボロの服を着たおじいちゃんも、ネパールのためだから、とポッケから50セン(1リンギの半分)を入れてくれる。
ムスリムの人達は、本来、アラビア地方の厳しい自然環境のなかで、助け合いの精神で生きているという話を聞いたことがある。
宗教、性別を問わず、自分より困っている人達がいたら手を差し伸べる。
一夫多妻制も強い物が弱い存在を助けると言う根本概念から出来た考え方だそう。
今世界中で起きている一部のムスリム過激派の行動が、これらとは真反対の宗教差別や女性差別を引き起こしていることは、あまりに残念だ。
少なくともムスリム国家であるここマレーシアでは、本来のムスリムの姿である優しさが常に感じられて、ムハンマドはこういう世界、国を作りたかったのかなとかと思わされる。
そしてちょっと悲しかったのが、一大観光地であるツインタワーも近いことあって、僕の目の前をたくさんの日本人が通り過ぎて行ったんだけども、みんな路上のサインボードを見るなり、「えっ!日本人じゃん!」と小声で話しながら、僕が目を合わそうとするとサッと目をそらして早足で避けていく。
まるで無関係を装いたいみたいに、、
まぁ僕の音楽がまだまだ人を惹きつけるにいたってないのかなぁと言うのもあるけど、みんながみんなでそんな避けなくてもいいのになぁあ
と悲しくなってしまって、Oasisのwhateverという曲を歌った。
Always seems to me you always see what people what to see
how long it gonna be you get on the bus ??
というパートが好きだ。
君はいっつも誰かの目ばかり気にして生きてるみたいだけど、一体いつになったら自由のバスに飛び乗れるんだ?
君は自由なんだ。何を歌おうと、正しかろうが間違っていようが構わない。
おれは自由なんだ。その気になればブルースだって歌えるぜ?
だいぶ前に大学時代の後輩に曲の意味を教えてもらって、この曲のように生きたい、と思って大好きになった曲だ。
歌い終えたら、街のヤンチャ集団みたいなやつらが通り際に陽気に拍手をくれた。
間違っていないはず!
そんなところです。
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